こち亀

昔気質両さんの新東京紀行<こち亀ナイス!なチョイス>

さて今回のナイス!なチョイスは、両津と派出所、亀有署の愉快な面々を交えての東京の魅力をあらためて紹介しようという企画で厳選したお話をお送りする運びでした。大小さまざまな事件を経てこの東京特に下町に生きる人々の生活力が生き生きと描かれた作品ばかりでしたね、と手前勝手な紹介はここまでで。
特筆すべきは80年代の読み切り『東京深川三代目』の大工家族の奮戦記とこち亀両津とのコラボ企画、深川本編で常にイジられ役だった墨つぼ父さん、このお話でも両津にいじられっぱなしだったけれど、それが時を経て今度は両津がイジられっぱなしな展開になったことも時代の流れとも言いたいけれど、これはドラえもんの藤子先生も通った路だと言えればいくらかは納得いける話だとも思うけれども。

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あらためてパートナー両さんのヒロイン談義<こち亀ナイス!なチョイス>

さて今回のナイス!なチョイスは、両津の活躍を彩るヒロインたちに焦点を当てようと、するけれど。まあ結論から言って誰しもに終始振り回された感もぬぐい切れなかった。
一番手の麗子は初代のヒロインとしてはじめ両津もしのぐ行動力で、次第に両津の行動を掣肘する突っ込み役として派出所のレギュラーを張ってきた。
その後府警たちとの抗争で何か通され気味の中、新たなパートナー候補としても早矢が登場したが、これも父親に引きずられ気味にの状況に陥ってしまった。
続いて纏は擬宝珠家の面々とともに新たな両津の生活の礎となった、これが良い悪いの影響を及ぼしたかも述べるまでもないけれど、ちなみに妹の檸檬が両津のマスコット的キャラとして人気を博したのも先にも述べたところで。
しかし問題なのはやはりナニワの婦警御堂春、まさに両津を喰うためだけに登場したといってもよく、彼女だけでも一本の作品が出来るとも思ったけれど、やはり付かず離れずと両津を翻弄していく様がある程度の反感も買ったとか。それでも彼女が今後のヒロインの先駆けとなり、その後の作品の礎ともなったこともこれまた先にも述べたことだけれども。
ともかくも他にもヒロイン的な女性キャラもいるけれど、さしあたりの紹介でこち亀の華を添え得られたことも言うまでもないけれど。

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駆け抜け両さんの昭和回顧録<こち亀ナイス!なチョイス>

さて今回のナイス!なチョイスは、この月にかのこち亀記念館が開館したことにちなみ、東京下町の名所めぐりにちなんで子供時代の両津を中心としたお話をチョイスした一冊となりました。
冒頭の新作にての大暴れはもとより過去の思い出話をはじめ、その思い出話から(お話における)現在での思い出の帰結に結ぶというシチュエーションで流すというのがもっぱらで、それがいつも悪びれつつも悪戦苦闘の両津の、人情家というもう一つの側面をあらためて確認できる一冊と読めることでしょう。

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今週の神様25年度17号:語られるべき伝説の巻

さて今週のジャンプレビューは、

まずお久しぶり本誌登場の<こち亀>
記念館開館を記念して葛飾署も記念館化、調子に乗ってつい欲を出してズッコケるのもまたご愛敬といったところか。

<ONE PIECE>
子供たちを操り着々と計画(ゲーム)を進める騎士団の面々、しかしこのままエルバフの民は彼らの術中にはまってしまうのか。一方でロキを鎮めたハイルディンたち、ロキ自身の口から父王を手にかけた真実が語られるというのだが。

<魔男のイチ>
バクガミを襲うゴクラク、このまま一気に罪人と堕し、その罪もまたイチ、そして自身にも及ぶことを案ずるデスカラス。バクガミ内でもただならぬたくらみが、そしてそれを崇めるリチアがそのゴクラクの姉だというのだが。

<あかね噺>
あかねに隔意を、そして自身とのつながりを抱いてる正明、彼の噺もまた場を盛り上げ、そして己に巻き込まんとする。果たして何を語るというのか。

<シド・クラフト>
エリオのもう一つの顔たる人気作家として、シドには見せられなかったが、危うくばれそうになるもある程度の機転で隠しおおせ、ついでに襲撃した犯人も捕まえ、さらにはシドとも交際が持ち掛けられるのだが。

<WITCH WATCH>
カンシの誕生日に贈られた怪しげな人形、カンシ自身の言葉足らずか人形の認識不足か、ある意味呪いの人形に堕したか。

<願いのアストロ>
父を手にかけたのはやはり天道だったが、それを秘めあえて罪をかぶってヒバルに挑むシカバ。はたしてヒバルはこの勝負に勝つことができるのか。

といったところでまた来週。

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街おこし両さんの浮き沈み大作戦<こち亀ナイス!なチョイス>

さて今回のナイス!なチョイスは、我らが両津が亀有の街おこしのために八面六臂に悪戦苦闘する様をお送りする運びとなりますが、
まあやはり街おこしというだけあり、はじめは街の人々の依頼で多少の下心もあり貢献することと相成り、時には悪知恵、時には腕っぷしで地域を盛り上げていきます。そしてその結果がズッコケが専らながら、ひとまずの大成功やお決まりの人情話などでシメることと相成りましたが。
やはり基本ピカレスクが専らの両津もここぞとばかりの奮戦も味となっておりますが。

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滑りっぱなし両さんのスノーライフ<こち亀ナイス!なチョイス>

さて今回のナイス!なチョイスは冬にちなんでスキーでの大活躍を描いたものを集めた回となったけど、かつての擬宝珠家スキーの巻の伝説のオープニングはもとより、それとは負けない悪戦苦闘が描かれたものでした。
ことにホンダラ拳の合宿は終始親父に振り回された感もあるけど、白鳥が間に入ったことで中和され両津も活躍しやすかった感もした。
さておき後半のお話もどこか部長署長もどこか気力もなえ果てた感もするけど、ひとまず悪戦苦闘を繰り広げられた感もあった。
いずれにしても語り尽くされた感もするかなと思いきやこういったお話の集まりで吟味すればまた違う味もするかもしれない。

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年忘れ両さんの年末大作戦2024<こち亀ナイス!なチョイス>

「署あげての禁酒だってな」
「勘吉には悪いことしたな」
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両津家親戚一同(飲酒運転はダメ、ゼッタイの巻より(ちょっと自信なし))

さて今回のナイス!なチョイスは年末年始のご時世に相応しく、この時期を備えての動きを中心とした両津たちの活躍を描いたものですが、やはりこの巻もご多分に漏れず大活躍はともかくやはり悪戦苦闘とズッコケも交えて、というかそれがほとんどの感も強いかもしれない。やはりナンセンスさも今に始まったことでもないことは繰り返しながら述べるまでもない。
今年も滞りなくこち亀も細々と進められたことですが、かの作品は主役の人あってのことですので、今までの作品のアーカイブをお送りするしかないけれど、こち亀の場合はこれからも新しい活躍が見られるかといった思いもしないでもないので、来年も期待はしたいと思います。それでは、よいお年を。

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転がされ両さんの湯けむり旅情24<こち亀ナイス!なチョイス>

さて今回のナイス!なチョイスは、冬ならではの温泉旅情を描いたお話をお贈りしたけれど、温泉はともかく結局は両津の悪だくみの末のズッコケオチが専らだった。しかしかつての読み切り『いい湯だな』のコラボは両津の悪態はともかく麗子やマリアのセクシーなシーンがひとまずの華となり得たことが救いかもしれない。
後半戦はいつも通り、七転八倒の両津の大活躍と言いたいところ、たしかに後期の作品が目立つだけにこれも悪戦苦闘というべきか。まあこれも今となっては面白いといえば面白いけれど。

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爆食両さんの裏グルメ配信<こち亀ナイス!なチョイス>

さて今回のナイス!なチョイスは、食にまつわるお話を中心にお送りする運びとなっておりますが、しかしほとんどのお話が両津の食欲を満たすだけのお話となっており、それが高じて盛大なるズッコケオチに帰結したというのもいつものことだということで。
それにしても犬の生活の遭難オチやら、すでに述べたヤケの大食いのお話はともかく、今回のオリジナル新作たる駄菓子生活のお話はたしかに1か月の生活自体が無謀だけれど、両津の場合、必要な栄養を多く摂取することで取り入れるといった特異体質と読めれば理解はできるけれど。ともかくも食欲そのものも人の欲望の一つととらえればこのようなお話も成立し得ることだろうけれど。

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激走両さんのマニアックプレイ<こち亀ナイス!なチョイス>

さて今回のナイス!なチョイスは、主にいわゆるモータースポーツを中心に繰り広げられる、やはり両津の悪戦苦闘を描かれていました。たしかに転がるものは思いっきり走り転げる、体重計やら風呂桶やらと走り出したら止まらない面白さを今更ながらも感じられました。
後半戦では晩夏というより初秋の時期にぴったりのマニアックのネタ揃い。これまた両津の悪戦苦闘を中心に描かれたストーリーの盛り合わせ、といったところでしょうか。やはり時期の違いにギャップを感じられますが、そのギャップすらも楽しめるかもしれない。

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