ONE PIECE反省会:エルバフ決戦編その2
突如現れたネロナ・イム聖、一旦倒したソマーズ、ギリンガム両聖を蘇らせ、再び子供の拉致を企てる。その際ギリンガムは雨の魔物を生み出し再びの脅威を呼び起こす。一方でイム聖に立ち向かうのがルフィとロキであった。しかしイム聖の圧倒的な能力と何より実力に、まずロキが圧倒され、やがてルフィも呼び起こされた凶刃に討ち倒される。
一方で氷塊に封じられた軍子をめぐり、ブルックの過去も語られる。そこで彼が仕えたエスペリア王国にて王家、ことにシュリ姫とのふれあい、世界政府の侵攻における王家の崩壊が語られる。
また一方でゾロとサンジがそれぞれソマーズ聖、ギリンガム聖と対峙する。
こうしてエルバフの攻防は今度こそ終局に至らんとしていた。
こうしてエルバフでの戦いも最高潮を迎え、それぞれの戦いと突然語られたブルックの過去についてひとまず述べたいと思う。でもその前にこの問題から述べなければならない。
・ジャンプ33号にての転売問題
今回の掲載分にて少年ジャンプの33号について、その日の朝もいざ購入するも、どこもかしこも完売されるといった問題が起こった。これは同誌に同梱されたワンピース39年トレカがあって、それを目当てに転売目的での買い占めが起こされたものだろう。買占めだけならよかったけれど、付録のトレカを手に入れた後でジャンプ本誌が大量に廃棄されたことは多くのファンの失望と憤りを呼んだことだろう。それに対してはいくらかの対策も成されたことで事なきを得たけれど。それについての詳細もいずれ述べなければならない。さておき気を取り直し本編に戻ることとして、
・雨の神ザザ
イム聖により復活したソマーズ、ギリンガム両聖、再侵攻に当たって自らが一番怖いものとして雨の神ザザを召喚し巨人たちに対抗する。たしかに雨を降らせる強大な魔物なのだが、ギリンガムが言うには雲をも突き抜ける高地にある彼らの本拠たる聖地マリージョア。そこで住まう彼にとっては雨が降ること自体が恐怖そのものだという。しかしながら雨そのものの存在たるザザも厄介な敵であることには変わりはない。それを攻略し得るものは一体誰かが今後の攻略のカギとなるのだが。
・ブルックの過去
軍子をめぐってブルックが彼女を助けんとする真意を質さんとする一味の面々。今まで過去を語らなかったブルックも、意を決して過去を、ルンバ―海賊団の頃よりも昔。エスペリア王国にて王家との出会い、国の貧民ながらも音楽家を目指して自作のバイオリンでさしてうまくない歌を奏で続ける。やがてある事件を機に王子時代の王と出会い、そのまま彼に使えることとなり、ことに娘たるシュリ姫とも懇意になっていく。
ところがシュリ姫と同じく国民に慕われた王妃が病を経て亡くなったのを機に、世界政府の法外な天上金の要求を突っぱねてそのまま神の騎士団の侵攻を受ける。その危機を受け王宮に上がった先は魔物化した王とそれを討ち取ったシュリそして神の騎士一人だった。ほどなくシュリに脳天を刺し貫かれ、あわや一巻の終わりと相成ったものの、脱出した船にて目が覚めるのだった。
ここで判明した事実として世界政府、ひいては神の騎士団の侵攻において王とシュリ姫の変貌の原因が、神の騎士グロウ聖を通じ、おそらくは“イム様”であること、そして貫かれたブルックもおそらくは何らかの手段で悪魔の実を食べたことでもある。それらの伏線も明かされた後で軍子の攻略、ひいてはシュリ姫の救出にもつながるのだろう。
・イム聖と聖地の隠された刃たち。
実体化したイム聖に対するロキとルフィ。まずイム聖にロキが圧倒され、ルフィも何とか底力を出そうとするも、突如聖地より呼び寄せられた刃、聖地に据えられた虚の玉座に建てられた20本の刃が悪魔の力をまとって実体化したものをルフィに突き立てられる。同じくソマーズ、ギリンガムにももともとの王家伝来の刃にてゾロとサンジに立ち向かう。たしかにイム聖や神の騎士団は強敵、しかもいまだ一部を出していないので、まして秘められた武器もまた厄介なのでその攻略についてが今秋の課題ともいえる。
・ゾロとサンジの覚醒
先に述べた攻略について、ルフィはまとめで述べることとして、さしあたりソマーズ、ギリンガムと対するゾロとサンジは、やはり彼らなりの“覇王色の覇気”に目覚めることが重要なファクターとなっている。
ゾロについては純粋に技術的精神的な問題だろうし、サンジについては彼の過去、出来損ないと蔑まれたヴィンスモークの末弟としての不遇な日々から現在に至り肉体的な覚醒に至ったことについていまだ葛藤がある。それをいかに克服するか。それが一番の課題だが。しかし何よりも次にあげるまとめに述べたい。
・まとめ:勝利の方程式、というより次回への懸念。
イム聖と対峙するルフィも己の能力を駆使して対峙するも、繰り出した凶刃をもって圧倒されていく。それを救ったのは海賊王のクルーだったギャバンだった。しかしその後海賊王としての覚悟を説きつつ厳しく突き放す。これも新たな海賊王の片鱗を認めんとしたルフィを守らんがためはもちろん、その覚悟を促さんとするために彼もまたイム聖に立ち向かうのだ。果たしてルフィもその覚悟をどう受け止めるかが今後の展開によるのだが。
今回の対戦を通じて、おそらく今回の決着はインペルダウン、ホールケーキアイランドと同じく敵側有利の内に脱出し、おそらく最後の目的地へと到る路、あるいはサカズキかティーチら宿敵との決戦を迎えるかもしれない。いずれいえることは先にも述べたが、今回負けるとしてもそれほど凶事にはつながらないということで。これらの淡い期待を秘めつつ冬の反省会を待ちたい。


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