月刊ストロングワーズ新世界編（創作）：２５年度１０月号

さてみなさん、今月のストロングワーズは、今でこそ伝説とうたわれた若き頃の海賊たちがひしめく中、それにかかわる陰謀、そして後の伝説に連なる争乱にも関わっていく様をここにお送りいたします。それでは、ごゆっくり。

・戦う言葉
「諸君!!おれは諦めねェぞ!!!
“略奪”こそ海賊の本懐!!!欲しいものは奪い取るまで!!!そうだろ野郎共!!!（ゴール・Ｄ・ロジャー）」
第１１５８話：ロックスｖｓハラルド
九蛇海賊団皇帝シャクヤクが退位した報せは多くの海賊たちを震撼させた。その中でロジャー海賊団も彼女をものにしようと奔走しただけにその失望は計り知れないものだった。しかしあらためて彼女を奪い取らんと鼻息荒く乗り込んでいくのだが。

・覚悟の言葉
「考えるな!!“軍隊の意思”に個人の考えなど邪魔だ!!作戦の完遂に集中しろ!!!（海軍小隊長）」
第１１５９話：運命の島
ゴッドバレーの島にて島民の確保の任務を命ぜられた当時海兵だったモンキー・Ｄ・ドラゴン。ともすれば島民を傷つけ、結果命をも奪う作戦に疑問を呈するも、直属の上司たる小隊長は考えずに任務の遂行を命じ叱咤する。傍から見れば非常に見えるが、政府の末端たる海軍としてはただ任務を遂行する道具に過ぎない上での覚悟と受け止められる。対するドラゴンもはじめ粛々とその任務に従事するのだが。

・覚悟の言葉
「ヴァ～カ!!全員死ぬんだよ!!この船がどこへ行くか知ろうともせず!!生きようともしねェ奴が運良く助かるなんて思うなよ!?奇跡ナメんじゃねェぞ!!!（エンブリオ・イワンコフ）」
第１１５９話：運命の島
奴隷を輸送ぅる海軍の監獄船において自分たちの境遇を通信するジニーとそれを待ち構えたイワンコフ、彼らの行動に絶望とともに巻き込まれることを懸念する他の奴隷に対し、現在の状況に甘んずることの愚かさを咎めつつ、自分たちが助かる道を模索していると暗に示唆している。後に奇跡についても言及しているが、生きる可能性がある限りは何らかの行動を立て、それが奇跡につながるとも言うべきか。

・覚悟の言葉
「見ず知らずのあんたの子供達を、おれは助けたい!!でなきゃおれはここに立っていられない!!!（モンキー・Ｄ・ドラゴン）」
第１１６０話：ゴッドバレー事件
常軌を逸した過酷な任務の傍ら、海兵ドラゴンは一人の手負いの夫人と出会う。その夫人は先にガーリング聖の手にかけられ、自身の双子の赤子を託してこと切れる。ここにきてこの島の常軌を逸した事態をつかみかけ、自らもその殺戮劇に加担した罪の意識を感じたたドラゴンは、その双子の赤子を抱えつつこの異常な殺戮の島から脱出せんとするのだが。