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ダーリィ=ダガー~泣く子も黙る海賊女大工さん(後編)<サムライスピリッツ剛!>

さてみなさん、今回の侍魂剛は、海賊船大工の女傑ダーリィ=ダガーの後編パートをお送りいたします。
いよいよペルシャに乗り込んだ我らがダーリィ姐さん、ペルシャに巣食う凶事を無事解決することができるか乞うご期待、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみにベースストーリーはこちら

また前編パートはこちら

といったところです、それでは、あらためてごゆっくり。

第八回戦(対ガロス)

・仕合前
ダーリィ「あんたがお噂のガロス船長かい、あんたとは一勝負したいと思ったところだったよ、ここはお付き合いしてくれるかい」
ガロス「そういうことなら吝かではないな、ましてあの女海賊に挑まれるならば望外の喜びというところだな」
ダーリィ「あたしも今から胸が高鳴ってきたよ、こいつは派手に立ち回らないとね」
ガロス「うむ、ワシも全力で対するとしよう、なればどこからでもかかってくるがいい」

・仕合後
ダーリィ「もう終わりかい、でも結構楽しかったよ、これから本当の宴が始まるからねえ」
ガロス「うむ、実はかどわかされた子供の中にはワシの娘も含まれている、心苦しいながらもお主に任せねばならぬが」
ダーリィ「そいつも任せておくれよ、結構背負っちまったけどこうなりゃみんなまとめて面倒見てやるさ」
ガロス「おお、期待しておるぞ」

第九回戦

・仕合前
領主の城内にて子供たちが働かされている。
「オラァ、働け働け、手を抜いたら今夜のメシは抜きだぞ!」
ダーリィ「こいつが抜け荷の大本ってところかい、そのために子供をかどわかして」
すかさずただなかに入っていくダーリィ
ダーリィ「おっとそこまでだよ、今すぐ子供たちを返してもらおうか」
「な、なんだ貴様は、いずれこれを見たからには生かしては帰さんぞ」
そこに巨漢の大男が現れる。
「待てい、こやつはお前たちがかなう相手ではない」
「ああ、ハッサム様」
ダーリィ「あんたがこいつらの頭目ってところか、なかなか手応えありそうだねえ」
ハッサム「うむ、俺様がここを預かるハッサムという者だ。奴隷の子供たちを相手にしていたから久しく腕がなまるばかりよ」
ダーリィ「そいつは面白いねえ、たしかにこいつらより腕が立ちそうだ、あたしが勝ったら子供たちは返してもらうよ」
ハッサム「うむ、言っておくが俺も強いぞ、女のお前に俺が勝てるか、そいつも楽しみだ」

・仕合後
ダーリィ「何とか勝てたねえ、ちょうど取り巻きの子分たちも逃げたようだ」
女の子「この子たちのことはあたしに任せて、お姉さんは先に行ってよ」
ダーリィ「あんたがガロスの娘さんかい、それじゃあ、あとは任せたよ」

第九回戦

・仕合前
玉座の間に踏み入ったダーリィ。そこには領主と日の本の商人がいた。
領主「な、なんだ貴様は」
商人「おやおや、ここまで参るとは流石ですね」
ダーリィ「あんたが抜け荷の張本人かい、このあたしが来たからにはもう好き勝手はさせないよ」
商人「あいにくそういうわけにもいきませんが、しかしあなたの実力を見込んでこの方々と闘っていただきます」
部屋の脇の柱から、商人が雇った用心棒が現れる(以下2組の中から選択で登場)
三九六「久しぶりだな海賊の姐ちゃん、ここでうまい汁をすするため、おめえには引っ込んでもらうぜえ」
ドラコ「久しぶりだな女海賊、すでに前金ももらっていくからな、これからの血と戦のためお前には消えてもらうぞ」
(ペルシャへの移動時にシャンティと対戦後、以後の仕合後メッセージを飛ばして特別戦その2に移行可能)

・仕合後
ダーリィ「ちょっとは手応えがあったと思ったけどこんなものだねえ、おっとこうしちゃいられない、あの商人を負わないとね」

特別戦その2(対リスキー=ブーツ)

・仕合前
勝ち残ったダーリィのもとに青白い女が舞い降りる。
女「おおっと、派手にやってくれるじゃないか」
ダーリィ「ああ、魔族の海賊ってところか、あんたが次の用心棒ってところかい」
女「ハッ、冗談じゃないね、このリスキー=ブーツ様が、あんなチンケな下風に立つわけないだろう。このペルシャの地にたいそうなお宝があるって聞きつけてわざわざ参上したってわけさ」
ダーリィ「するとあんたが精霊のお嬢ちゃんが言ってた奴かい」
リスキー「そこまで知ってりゃ話が早い、いずれにせよここで邪魔されちゃ元も子もないね、ここは片付けさせてもらうさ。
右手に銘刀“クイーン・オブ・パイレーツ”
左手に銘銃“クイーン・オブ・セブンシーズ”
これさえありゃ怖いものなしだ、さあ始めようか」

・仕合後
ダーリィ「あの子以上に手応えがあったねえ、おっとそんなことよりあいつらを負わないとねえ」

第十回戦

・仕合前
地下の神殿にたどり着いたダーリィ。しかし倒れ伏した領主とそれを足元に立つ商人がいた。
ダーリィ「やっと追いついたけど、こいつはどういうことだい」
領主「き、貴様、裏切るのか・・・・・」
商人「ふふ、貴方には随分と働いていただきました。しかし貴方のお役目はここまでです」
ダーリィ「案外あっけないもんだねえ、でもやはりあんたが一番の黒幕ってことかい」
商人「ふふ、これも面白き事ですね。しかし貴方がお相手とは光栄なることでしょうが」
商人が顔に手を当て、別の男の姿に代わる。
男「いずれにせよこの俺が直々に相手をせねばならぬ。我が名は由比正雪、貴様と刃を交えるは望外の悦び、さあくたばれや女海賊!」

最終戦

・仕合前
ダーリィ「ここまで手こずったのは久しぶりだねえ、でもあんたもここまでだよ」
正雪「くくく、もうすぐ来る、この神殿の主にしてかの“ばびろにあ”の神の王が」
ダーリィ「神の王、こいつがあんたの真の狙いってところか」
正雪「いかにお主とて神が相手ではどうかな。せいぜい闘い抜くがいいて」
と、正雪は去っていく。
ダーリィ「くっ、取り逃がしたか、でもこの気の高まりはただ事じゃなさそうだな」
空間が歪み、そこに一人の人物が現れる。それは禍々しさよりも神々しさを感じられる姿だった。
ダーリィ「どうやらあんたが神の王ってやつか、なるほどあんたは魔物の主とは違うようだねえ」
男「我を魔物と同様に呼ぶ非礼は目を瞑ろう。我は王の中の王“ギルガメッシュ”今この地より再び世界を席巻すべく顕現したるもの」
ダーリィ「あんたが蘇ればどうなるかが分からないけど、ここでまた面倒ごとを起こされちゃたまんないんでね」
ギルガメッシュ「うむ、汝がごときもののふと仕合えるとは、このギルガメッシュ、歓びに打ち震えているわ」

・仕合後
ギルガメッシュ「これほどとはな人の子よ、だがこれで勝ったとは思わぬことだ」
ギルガメッシュ、剣を床に突き刺し、地響きを起こす。
ダーリィ「おおっと、こいつはただ事じゃなさそうだ」
ギルガメッシュ「我、再び眠りにつかん。縁があったらまた会おうぞ」
ダーリィ「ここは立ち去るしかないようだねえ」
ダーリィが去っていくとともに神殿も崩壊していく。

エンディング

後に日の本に戻る船上子供たちとともにあるダーリィの姿があった。
「こうして、ペルシャ及びバビロニアの争乱を収めたダーリィは、子供たちを故郷に帰した後で、故郷の島に帰っていった。その後も無法者の海賊や戦士の挑戦を受けつつ、工房にて多くの船を造る稼業にいそしんだ。
彼女の作った舟も彼女自身の勇名とともにその名を刻むことだろう。それはまた別の物語となるのだが」

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