« 2023年1月 | トップページ | 2023年3月 »

2023年2月

3月のおしらせ

さてみなさん、ようやく3月、編者もここ1、2月の体調の悪さからなかなかキーが叩けない日々を過ごすことになりましたが、ようやく暖かくなりつつある今日この頃、これから訪れるであろう花粉症の季節を乗り越えつつ、体の不調を徐々に直しつつため込んだ記事を書きあげたく思います。
あと今月の予定として初頭の予定のオンリーユーを今月中に書き上げ、他の記事も随時書き上げたく思います。
ともあれ今月はこんなところですので、それでは、3月もごゆっくり。

| | | コメント (0)

今週の神様23年度13号:ひとまずお膳立てはいいけれどの巻

さて今週のジャンプレビューは、

<ONE PIECE>
なし崩し的に共闘することとなったルフィとゾロ、そしてルッチとカク。お互い悪態をつきながらいつ裏切るか分からない危うい均衡の中よくよくセラフィムを抑えていく。一方CP要員と同じくなぜか本体もが囚われているのはどういうことか。一方で巨人の国エルハブにてキッドを待ち構えるのはシャンクス。やはり狙いはロードポーネグリフというのだが。

<あかね噺>
不遇の幼少期から這い出ることができた魁正、師匠の一生から冷厳なる噺の業を受け継いだ彼があかねに伝えるものはやはり。

<WITCH WATCH>
ひとまずデートをすることとなったニコとモイ。ぎこちないがながらも過ごす二人のひと時、やっぱりいつもの二人の調子を取り戻し日日に戻っていくか。

とまあこんなわけでまた来週といきたいけれど。

| | | コメント (0)

今更ながらギンガイザーについてひとまず語る

さてみなさん、今回はなつかしのテレビアニメから『超合体魔術ロボギンガイザー』のレビューを軽めながらお送りいたします。

その超合体魔術ロボギンガイザーは、70年代のロボットアニメブームの中で制作された作品で、永い眠りから覚めた宇宙からの侵略者から、選ばれた若者たちが数体のスーパーロボットを駆って立ち向かうのが大まかなストーリーであった。
そのスーパーロボットのギンガイザーは、いわゆる魔法の力を駆使してのロボット工学にて制作された機体で、後述の敵組織が繰り出す蘇生獣なるいわゆる魔道ロボット怪獣と戦うのだ。
しかしこのギンガイザー、まず味方のギンガイザーチームは敵に当たるにチーム一丸となって立ち向かうといった形態を取っていた。これは後にガンダムに描かれた戦記ものにも通じるものだろうけれど、やはりヒーロー色が強かったスーパーロボットアニメにおいて珍しい、といってもこれは『マシーンブラスター』にも見受けられるシチュエーションでもある。
続いて敵側も今にして思えば、どこか『勇者ライディーン』の敵大幹部たちのイメージを受け継いているかなといった感もある。これは先述の蘇生獣の生成プロセスからそれを倒すギンガイザーの必殺技にも当てはまる事項でもあった。
そんなこんなでストーリーは進められた中、やはり先述の事情が影響してか、放映はおよそ半年2クールの進行で、最後敵側の退却で終了した。
こんなギンガイザーも作品的にはマイナーな印象を与えたけれど、後年の作品にも影響を与えるなど日本のロボットアニメにも小さからぬ1ページを刻んだことはやはり間違いない。

| | | コメント (0)

草薙条対風雲、武力、その他系キャラ<バトルコロシアムD.A.S>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアムD.A.Sより草薙条対風雲、武力、その他系キャラのシナリオをお送りいたします。
いずれもSNK勢にて隠れた強者ともいえる彼ら、どんな相手でもドンと来いといった意気込みでかかってくる彼の様をお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアムD.A.S>草薙条>SNK・各種ゲーム系キャラ
となっております。

| | | コメント (0)

各誌レビュー23年度2月号(その4)

さて今週の各誌レビューは、

<MAO(サンデー)>
姉妹の溝は収まらすに、結局己の居場所とばかりにかがりは白眉一党のもとに逃げ帰り、事件は一旦終息した。一方で不知火のもと、己らの村を滅ぼしてくれと頼みこむ一人の男、それは人身御供と関係がありというのだが。

<君は008(サンデー)>
実はレディに気が合ったらしいアイスマン。果敢に敵を攻めるも結局逃がしてしまう。これもまた己の喜びの為というが、これには期待をかけた野原ももどかしく思うのは当然か。

<浦筋(チャンピオン)>
謎のジジイと穴山との浣腸合戦。これに野球と勇子が絡むのだからたまったものじゃないのは当然か。

<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
トイレの最中にもゴキブリが、これにたまたま居合わせた大祐に対処を求めんとするのだが、大祐自身は少しもどかしいか。

そして<ルパン三世>
多くの人の助けを借り、渾身の次元の一撃が召喚士ラムカンを撃ち取ったか。

といったところでまた来週。

| | | コメント (0)

クリエイターの執念とは:松本零士先生編

さてみなさん、今回はこの場を借りて先日亡くなられた松本零士先生の作品群を中心にその世界観とその憧憬等を述べたいと思います。それでは、ごゆっくり。

もはや編者がとやかく述べるまでもなく、松本零士先生といえば『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』などの宇宙を舞台としたSF作品がテレビ放映を経て劇場版が公開され、当時のアニメファンをはじめとして日本に浪漫あふれるスペースオペラを根付かせたことでしょう。ことに999については当時SLを見立てて再現し、はたして現在に通じる観光用SLへの礎ともなり得たことで。
その一方ヤマトについては劇場作品を中心として展開し、一旦は完結したものの、後の派生作品もあれ最近ではリブート作品もリリースされた。
そんな2作品を中心としたSF作品群はもとより松本先生の世界観に外せないものが『男おいどん』
下宿宿に寝泊まりする男の群像を描いたもので、まさに下積み時代の先生をモデルにしたものなのはいうまでもなく、まさにかつて先生が暮らした4畳一間から大宇宙への憧れをふくらませ、それらSF作品が作られたという感慨さえ感じられる。
そして今、まさに大宇宙へとその魂を昇華させただろう松本零士先生に想いを馳せ、先生が描いた大宇宙への憧れを今度は我々が膨らませようではないかと述べておいて。
松本零士先生、本当にお疲れさまでした。
本当にありがとうございます。

| | | コメント (0)

服部半蔵~闇を生き抜く陰のニンジャ(前編)

さてみなさん、今回の侍魂剛は、公儀隠密の伊賀忍者、服部半蔵の前編パートをお送りいたします。
抜け荷の一件を陰から調査せんとする中、ご多分に漏れず凶事に巻き込まれつつ立ち向かう様をお送りできるかとは思いますが、それでは、ごゆっくり。

ちなみにグランドオープニングはこちら

ベースストーリー・オープニング
伊賀忍軍の頭領として幕府に仇なす者たちを日々討ち取ってきた彼、服部半蔵。
前々から巷を騒がす抜け荷の一件を調査していた彼も、はるか西方“ぺるしあ”の凶事に関連ありと受けてそれらをまとめて鎮めんと乗り込んでいく。

第一~第三・第五・第六回戦(抜粋)
・対ガルフォード
半蔵「やはり参ったかガルフォードよ、ぬしにも使命があろうが、ここは公儀の務め、その妨げとなるならば退かせてもらうぞ」
ガルフォード「こういうところは容赦ないなあ半蔵さん、たが俺も忍者の端くれとして見事食らいついてみせるぜ」
「見事なりガルフォードよ、たが忍の路は常に険しきもの、いずれまみえん刻まで精進いたせ」

・対火月
半蔵「火術の精進も遠からずと感じられるが、この半蔵相手でもその冴えを見せてもらおうか」
火月「おうよ、半蔵の旦那直々の特訓だ、全力で闘わなきゃ預かってる葉月にもあわせる顔もねえぜ」
「熱き仕合ならばぬしらしいが、忍たるもの常に冷静に構えることが肝心ぞ」

・対蒼月
半蔵「ぬしも相変わらす任務をこなしておるが、あえてこの半蔵に挑まんとはようやくその気になったか」
蒼月「やはり火月たちも心配でしてね、半蔵殿とはそのついでながらも手合わせ願いましょう」
「たしかに忍の任は過酷にして非情、その上で刃を立てた心の意をも忘れてはならぬぞ」

・対葉月
半蔵「よもやここまでに己を高めたとはこの半蔵見違えたぞ、なればこの場でその精進確かめてみんかな」
葉月「はい半蔵さま、本来なら忍の任務にあたるは好きではありませんが、これも宿命なら致し方ありません」
「やはりお主も自らが思うているほど弱くはない、これからも業はもとより体と心を磨くがいい」

・対柳生
半蔵「事件の核心に到らば柳生どのとまみえるは必定、なればあえて仕合うのもよろしかろう」
柳生「任務はもとよりこうして腕を確めんはまた楽しみなことだからのう、なれは存分にかかってくるがいい」
「これも公儀の範疇なればまずはこれで一本と致しましょう、これよりは拙者が預かりましょうぞ」

第四回戦(対アースクエイク)
・仕合前
半蔵「狼藉はそこまでに致せアースクエイクよ、凶事に紛れての盗人三昧とは不届き至極」
アース「グビッ、なんだおめえは、この俺様のお仕事の邪魔立てするならだだじゃおかねえぜえ」
半蔵「幾度か会うたはずを今再び忘れんとは戯けが、いずれにせよお主の悪行もここまでだ」
アース「顔をろくに見てねえのにいちいち覚えていられるかってんだ、俺様の忍術でぶっ飛ばしてやるぜ」

仕合後
半蔵「意外とてこずらせたがお主ももはやこれまで、神妙に闇へと滅するがよい」
アース「グヒィ、流石は半蔵の旦那だぜ、だがこんなところでくたばるわけにゃいかねえぜえ」
アースクエイク、放った屁とともに辺り一面を焼き尽くして姿を消す。
半蔵「これほどの術を繰り出さんとはこの半蔵不覚を取ったわ。しかし今一度のしくじりはない、覚えておくがいい」

第四回戦終了後
(ここまでストレート勝ち、もしくは武器破壊技もしくは秘奥義でフィニッシュ3回以上で特別戦に移行可能)
半蔵のもとに1枚の大型じゅうたんが舞い降りる
半蔵「舞い降りた絨毯とは面妖なり、これは何を物語らんか」
半蔵、じゅうたんに乗り、そのまま空を飛ぶ。
半蔵「むう、空を飛ばんとは、一体どこまで送らんというか」

(条件未達成時:そのまま共通パターンに移行)
半蔵「うむ、拙者のほかに絨毯に乗りし者が、いずれ対せねばならぬか」

(条件達成時)
突然、天空から何者かが落ちてくる。
「うわああああ!」
それは頭からじゅうたんにめり込み、それから起き上がる。
「いたたたた、もうリスキーったら、有無を言わさずぶっ飛ばすんだから」
半蔵「うむ、お主は一体何者ぞ」
「あれ、ええと、私はシャンティ。歌って踊れるガーディアンジニーでーす」
半蔵「なればお主も精霊の類か、これも何かの縁、お手合せ仕ろう」
シャンティ「う、やっぱりやらなきゃいけないのね、たしかにニンジャの闘いは理解してるつもりだけど」

特別戦(対シャンティ)
・仕合後
半蔵「これほどまでの業運びは見事、いずれ再びまみえる時もあろうか」

(共通パターン)

魔法のじゅうたんはやがてペルシャにたどり着く。
半蔵「ここが“ぺるしあ”の地か、何が待ち受けるか、すべて斬り拓いてみせようぞ」

つづく!

| | | コメント (0)

テイク・オフ<ガンダム・閃光のハサウェイレビュー>

女パイロットのエメラルダとともに輸送艇にて出動するハサウェイ。連邦のケネス部隊もそれを察知し待ち構える。一方拘留中のあのパイロット、ガウマンの口からハサウェイがマフティーそのものだと判明する。しかしそれ以上は口を割らないか。後にペーネロペーに人質として乗せられるのだが。
海上から一機のシャトルが浮上しそのまま飛び立った後にMSを展開、ハサウェイの叱咤を受けつつ操縦に慣れないままにコンテナに取り付かんとするエメラルダ。
そもそもこの計画は、手始めに始末すべき閣僚の顔を確かめんとしたことで発動のきっかけとするハサウェイの発案でなされたことで、今回の決起のため、コンテナに取り付きその中に格納した機体を起動せんとしたのだ。
あらためてマフティーを待ち構えるケネス。一連の出来事もすべてはマフティーの計画と踏んで複雑な想いを巡らせるが。
レーンもまたあの飛翔体を迎え撃たんと急行、一方のハサウェイも今までの想いを巡らせつつ大気圏で燃え尽きようとするコンテナとともに、脳裏をよぎるアムロの言葉に促されてか、その機体の起動を続ける。
レーンたちの砲撃を受ける中、なんとかそのMS、Ξガンダムの軌道に成功する。
敵の砲撃を交わしつつ応戦するマフティー、一方でレーンも敵の助言を受けつつひとまず交わしていく。まあガウマンとしても生き延びるため必死な想いなのだが。
接近する敵機を退けつつレーンと対せんとするハサウェイ、ここにきて人質を取られていることを知り、一瞬戸惑ったかと思えばレーンに揺さぶりをかける。それに乗せられたかレーンもひとまず退きつつ人質を解放。その潔さに感じ入りつつレーンを待ち構えんとするが。
あらためて攻勢に移るレーンを切り抜けつつ、反撃するハサウェイ、新型ミサイルによって落ち落とされたレーン、ひとまずペーネロペーから降りてハサウェイを待ち構えるもすでに退却した後だった。
再びギギのもとを訪れたケネス。おそらくはハサウェイ:マフティーの関係者ということで再び拘留されたか、それをよそに彼女に関わったことで幸運を得たとうそぶくケネスだが、相変わらず彼女もいまだ本心を語りきっていないきらいがあるか。
ひとまず作戦は成功し、帰還の途に、というか別の拠点に転ずるハサウェイたち。いまだクスィーの性能を引き出せてはいないことを承知の上でこれからの作戦に当たらんとするハサウェイ。彼の戦いはまだ始まったばかりである。
軍から解放され、いまだ監視の中でこれからの情勢を見極めんとするギギ、そしてマフティー:ハサウェイとのケリをつけんとするケネス、三者三様の想いが巡り、物語が、そして歴史の1ページが幕を上げるのだった。

こうして閃光のハサウェイの物語はひとまずの幕を下ろすのだが。これからの物語の展開は知る人なら衝撃を持って迎えると述べておきたいけれど。
やはりこれも、前に述べた通り今となっては物語から歴史となり、ハサウェイをはじめ多くのキャラたちもいわゆる歴史の仇っ花となったといったところ。これは一部を除く歴代の主人公にも当てはまるだろうけれど。
ともかくもハサウェイのレビューはこんなところで。

| | | コメント (0)

今週の神様23年度12号:伏線は数多ありの巻

さて今週のジャンプレビューは、

<ONE PIECE>
ベガパンク本体を探しに研究棟を散策する一行のもと、あのセラフィムが襲いかかりかなりの被害を出す。指令を出しているのは誰かが気になるが。それより気になるのがなんと共闘を持ち掛けるルッチたち。はたしてどのような展開に。

<あかね噺>
なんやかんやでその実力を認められ本格的に教えを受けることとなったあかね。一方かつて可楽杯にて競ったひかるもなんと阿良川の門下に。はたしてあかねとの再戦なるか。

<WITCH WATCH>
奇しくも前回先輩に話を譲ったニコたち。ハロウィンに興じようとするもモイたちが乗り気でないのでニコもひと騒動。でも落ち着くところは落ち着いたか。

そして今回最終回の<高校生家族>
月日がたち卒業生の望んだ家永一家。そこに謎の存在に導かれたのか、謎の少女とサイボーグ。はたして次回作の布石たりえるか。まあそれはともかくひとまずの人気だったのでお疲れさまでした。

といったところでまた来週。

| | | コメント (0)

第17話:未来への疾走(その1)<機動戦士ガンダム・クレイドルエンド>

さてみなさん、今回のGCEは、いよいよ世紀の会談に向けて準備も着々と進められる中、ささやかな脱出行に取り掛かることになりました。はたして敵が待ち伏せる帰途を、無事切り抜けられることができるのか乞うご期待といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみに前回までのストーリーはひとまずここに(都合により一部割愛)。

イントロダクション

第1話:ホワイトベース最後の勇者(その1)

第2話:生きるということ(その1)

第3話:継ぐものたち(その1)

第4話:月で待つもの(その1)

第5話:ガンダム、行きます!(その1)

第6話:忘れられた地で(その1)

第7話:古き友来たる(その1)

第8話:老兵は語らず(その1)

第9話:リッド奮戦(その1)

第10話:宿敵の刃(その1)

第11話:望まれし子

(その1)

(その2)

(その3)

第12話:アルセス・リターンズ

(その1)

(その2)

(その3)

第13話:蠢くものたち

(その1)

(その2)

(その3)

第14話:父と娘と

(その1)

(その2)

(その3)

第15話:姫君と騎士たち(前編)

(その1)

(その2)

(その3)

第16話:姫君と騎士たち(後編)

(その1)

(その2)

(その3)

それでは本編をば、あらためてごゆっくり。


月のアナハイム本社
そこでアナハイム会長ウォンとビスト財団当主アルベルトが、技術部長カミーユとフロンティア社社長アルフレッドを挟んでとある重大な会談を行うのだ。
「すると、コロニー建造に関しては少し遅れ気味だが順調に進んでいるのだね」
「左様です、リー会長」
ここ20年来の戦乱で文字通り宇宙は荒れ果て、宙域に漂うデブリの汚染被害に対し、一般並びに軍用航路を中心にその宙域浄化のために莫大な費用と永い時間を要することは内外の調査で試算済みだった。
すでにそれに関する事業を中心に、ブッホ社が率先して執り行っているが、それでもその浄化に手間取っているのもまた事実である。ひとまずの想定内での事項と受け、早速次の事項に話題を移す。
「そういえば圏外圏への居住計画に先立つ技術的移住もめどが立ったと聞くが、問題はその要員を選ぶといったところか」
アステロイド、木星区域以降のいわゆる圏外圏の人類の居住を求めるべく、その居住地を建造する計画の先鞭をつけるために、調査のため派遣されたかつてのシャリア=ブルやシロッコ、そしてジュドーが赴いたこともあるが、この度居住区域の調査と居住区域、いわゆるコロニー建造のための技術者を本格的に移住させるのだ。もっとも本格的な移住そのものも、宇宙世紀初期の棄民政策関連なのも変わりはないのだが。
そこでカミーユ、そしてアルフレッドの二人が発言する。
「それに関してはわたしたちフロンティア社が先頭に立ちましょう。すでに社員にも話を付けておりますので、さしあたりは希望者のリストをここに」
と、前もって希望者を記したリストをウォンに手渡す。
「うむ、さしあたりは受け取ろう」
続いてカミーユも、
「個人的に自分がその移住に参加してもいいですが」
「おい、お前も木星に行くのか」
カミーユの提案にさしものウォンも驚いた。
「ええ、この地球圏で僕がやることもありませんから、すでにファたちも了承してますよ」
「うむ、それなら当社の希望者も任せてもらおうか」
「ええ、引き受けましょう」
ふとウォンも一つの事柄を思い出す。
「そういえばご当主、君の息がかかった、というべきか、リンダ一党とやらも何かと役に立っているようだね」
「あ、ええ、まあ、彼女も傭兵として身を起こしてからいろいろと活躍をしていたようですし」
幾分苦手意識を持ちながらもアルベルトも応える。もはや内外に彼が党首であると認められていたのだが。
少し繰り返しながらも曾祖母シャーラはサイアムの立場を考えて疎遠になり、祖母のイレーヌと先代カーディアスは軽めながらの付き合いと援助を受け、リンダとはひとまずの商用の形での援助を行っていた。皮肉なことに先のトリントンの件で協力しなかったことで名を落とさず、いずれ彼女自身も人類の未来をかけた戦いができるかとアルベルト自身も期待はしているのだが。
「ともかくも、彼女も今後の計画のために協力できればと思えば」
「まあいずれ、俺の最後の仕事としては上出来かもしれない。これも余計かもしれぬが、皆くれぐれも油断なきように」
一同が深くうなずき、会長室を後にする。そして後に残ったウォンも会長卓に腰を下ろし、深く息をしつつ独語する。
「俺も、永く生きすぎたかな、テム、カーディアス。しかしそちらに行くのはまだ先かもしれぬがな」
ウォンもまた天井を、そして上空の宇宙を見透かすかのごとく見上げるのだった。

走路は比較的交通量が少ない道、小型の軍用バギーを走らせる帰還中のミヒロと護衛役のクム。
約小一時間の走行は何事もなかったが、それがきたる争乱を予感せずにはいられない。
しかし「もうそろそろ」といった予感はお互いに感じていた。しかしミヒロはともかくクムの方も実弾銃とテーザーの両方を懐に備えていた。
「でもミダス艦長の方も近況はどうですか」
思わずクムが尋ねる、少しの不安を和らげるためもあったが、やはり半ば親しい仲でもあったのでおもむろに話しかけたのだ。
「そうですね、守りは難いのは変わりないですが、そうそうピリピリとはしていませんよ。むしろ不安でビクビクしてるよりはあくまで自然体でいこうというのが艦長の意見でしたので」
たしかに、あの時の争乱よりは今回はただの小競り合いでもある。しかし、否だからこそ防備も固めなければならなかったのだ。
「まあなんにせよ、基地まで無事でいければいいんですが・・・・・」
突然、前方に砲火の音が響き、直前が爆発する。しかしミヒロは巧みにそれをかわし、そのままバギーを進めていく。
「やっぱり、待ち伏せしていたのね」
「これって対人用バズーカってところね、こいつは本格的な戦闘ね」
「でもかといって本隊を動かすわけにはいかないから、そのためにあなたを寄越したのね」
「そう、ですね、きゃっ!」
何度かの砲撃のうちバギー近くに砲火が当たり、直撃こそが外れたがバギーは横転の勢い余り一回転の末近くの土手に転がっていく。バギー自体がフレームで固められ。横転しても運転手も脱出が容易になるような機能になっていた。それが幸いしクムもミヒロもほぼ無傷でいられたのだ。
「あいたたた・・・・・」
「これってシャレにならないな、焼きが回ったとはこのことね」
「幸いバギーはまだ動けるわ、クム少尉、早く体勢を整えて」
「はい・・・・・!」
まず二人して横転したバギーの大勢を直す。しかし小型のバギーにしてはやけに重い。そのうちに“ほろ”がかかった後部からハンドキャノンが一つ零れ落ちる。
「あの、ミヒロ少尉」
「ええ、これを使う時が来たとはね、ちょっと面倒だけどクム少尉、運転をお願いします」
「ええ、私でよければ」
一瞬ミヒロの周りに“意志”を感じた。
「私も、もう頭に来たわ」
「はい、行きます!」
こうしてバギーは再び走行する。ここに後世ささやかながら伝えられる“豆戦車の戦い”の幕が上がるのだ。

| | | コメント (0)

鷲塚慶一郎<月華の剣士・あかり陰陽記>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、月華の剣士・あかり陰陽記から新撰組の志士、鷲塚慶一郎の記事をお送りいたします。先の嘉神の乱より時を改め、新たなる任務に就く鷲塚、はたしてこの騒動にていかなる活躍を見せてくれるか、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>月華の剣士・あかり陰陽記>一条あかり
となっております。

| | | コメント (0)

各誌レビュー23年度2月号(その3)

さて今週の各誌レビューは、

<MAO(サンデー)>
本気度ならかがり優勢の呪い合戦も真緒、そして綾女の介入で鎮められた。そこに芽生も介入しかがりは逃げんとするのだが。

<君は008(サンデー)>
純情のままに果敢に攻め続ける野原。やがてはティディアの感情の壁にひびを入れるも力尽きる野原のもと、アイスマンが現れる。

<浦筋(チャンピオン)>
仁母子の風邪に小鉄たちも親身になって見舞うが、結局ヤブヘビになっちゃった。

<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
何かに感化された旭先生、部員たちをきたえようとするも結局元に戻っちゃった。ただ割を食ったのは大祐のみか。

そして<ルパン三世>
周囲の援護もあって次元、五エ門の渾身の一撃が強大な魔物に放たれるが。

といったところでまた来週。

| | | コメント (0)

ディズニーアニメ新作、ですか2023

さてみなさん、世界中で親しまれているディズニーのアニメ。その新作が次々リリースされると聞き受けました。
そのラインナップとして『トイストーリー』『ズートピア』そして『アナと雪の女王』の3本。それらがいつ公開されるかはともかく、ことにアナ雪に関してはあの事件も相まってもし新作が公開されるならどのような形となるのかが一番の問題でもあるのはいうまでもないけれど。もちろん他の二本も同様にどのような形に、そしてストーリーとなるのか。これもまた一ファンとして期待を込めて見守っていきたいと思う。

| | | コメント (0)

FINAL EPISODE:無限の彼方へ(その11)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは、いよいよ天界へと至る路の上層部へと差し掛かり、敵の陣容もかなり極まっていきます。それでも臆せず立ち向かう様をここにお送りできればということでキーを何とか走らせた次第です。今回はカプコンが誇るファミコンアクションゲームの名作からの強敵をお送りいたします。それでは、ごゆっくり。

MAP:天界に至る路・機械の荒野

ロック「これは、どこかで感じたような」
トロン「まるで、物質界の街の、遺跡みたいなものですわね」
1P「となれば、今度の敵はメカやロボットの類じゃないのか」
2P「機械兵器相手なら、俺たちの出番だな、あと傭兵さんのご登場もあれば楽になるがな」

・プレイヤー選択後、リーバード群が出現する。
ロック「やっぱりリーバードか、でも見たことがない機体もあるかな」
1P「ああ、これもぶっ倒せればいいかな」
レオ「待たれよ、あのロボットは何やら属性を感じる。攻撃によっては得手不得手もあるから、逆に癒えればそこをつければ優位に立てる」
2P「属性といえば炎や冷気や電気だな、なんとか当たってみるさ」

・リーバードのリーダー的なロボットは、いわゆるロックマン系の敵ロボットで構成され、それぞれの属性攻撃を得意とし、逆に特定の属性攻撃が弱点となる。

・第一陣の敵を一定以上撃破後、第二陣が出現する。
トロン「おいでなさりましたわね、数は多いですけれど着実に当たるのみですわ。さあどこからでもかかっていらして、ロックたちが退けて差し上げますわよ」
1P「おいおい、お前さんもがんばってくれよ」

・続いて第三陣が出現する。
ロール「たしかに属性ごとの敵が出現するのは非常に楽だけど、この手のロボットって、様々な兵器でかかってくるからだんだんと手強くなってくるわね」
2P「ああ、どんな奴らでもドンと来いだ、俺の力でぶっ飛ばしてやるぜ」

・さらに第四陣が出現する。
トロン「案の定各種兵器を駆使したものたちがご登場ですわ、いよいよ本格的な構成の始まりですわね」
レオ「しかしそれで済めればいいがね、そのロボットとやらが物質界由来のもの、されど通常天界へは滅多に干渉し得ないものがこのように顕現し得るならば」
1P「他の兵器もご登場ってことか。まあその時はその時だな、たとえどんなバケモノでももう後戻りできねえってことだ」
トロン「そ、そうですわね、こうなったらやってやりますわよ」

・第五陣、三島の戦闘ロボットも出現してきた。
ロック「うっ、これは三島のナンシーって奴なのか」
ロール「まったく悪趣味なことね、ここまでくれば気持ちのいいくらいに」
レオ「たしかに脅威だが、今までのやり方で全力を尽くせればいけるかもしれぬ」
1P「こうなりゃ俺たちも本気出さなきゃな」

・第六陣はモーデン軍の兵器を中心に出現する。
2P「こいつはモーデン軍の機動兵器だな、それだけに油断もできないぜ」
1P「確かに戦いがいがあると言いたいが、こう厚い陣容だとさすがに疲れるな」
ロック「でも、もうすぐ本陣につくかもしれない。そんな気がするんだ」
レオ「うむ、機械ならではの火力をもとにした気迫とやらか」
トロン「するとあの方々ですわね。まったく面倒なことですわ」
ロール「そんなこと言ってる暇もないわよ。さっさと片付けてからあたろう」
トロン「もう、分かっていますわよ」

・第七陣、数体の戦闘ロボット群が登場するが、
トロン「何なんですの、これは、私たち・・・・・」
ロール「まさか、私たちに似せたもの」
ロック「こういうのができるのは、まさか・・・・・?」
そこにロックマン・ジュノが登場する。
「ジュノ!?」
ジュノ「久しぶりですね、みなさん、わたしからの贈り物、気に入っていただけましたか」
ロック「これはまさか、お前が・・・・・」
ジュノ「いえいえ、これらはあるお方のご協力を仰ぎ実用化されたものです。ではドクター」
ジュノのわきに現れたのは少し実体化しかけた老人だった。
老人「ふふふ、お初にお目にかかる、我が名はDr.ワイリー」
1P「なんだと、Dr.ワイリーだと」
トロン「Dr.ワイリーといえば、Dr.ライトと同じくロボット工学の権威としてその名が知られましたが、世界征服の野心に取り付かれて学会から追放されたとか」
ワイリー「世界がわしの科学力を認めぬゆえな、こうして我が科学を世界に知らしめようとしただけだ。そのうちに異界にはまり彷徨っているうちにある御仁に救われてな」
2P「まさか、ザサラメールか」
ワイリー「ともかくもお主らもわしの科学にひれ伏すがいい」
ジュノ「それでは任せましたよ、ドクター。わたしはこれよりさらに奥に待っております」
ロック「くっ、待てっ、ジュノ」
1P「今はこいつらを片付けていこう」

・そして第八陣、巨大ロボット群が出現する。
トロン「ああ、なんて大きなロボットたちですの、しかもどれも強そうですわね」
ロール「感心してる場合じゃないでしょ、どのみちみんなやっつけなきゃいけないから」
ロック「それだけに苦戦も免れなさそうだね、みんな油断しないで」

・敵巨大ロボを数機撃破後、巨大戦艦ロボが出現する。
「Dr.ワイリー」
ワイリー「ふはははは、これこそが我が最高傑作、制圧要塞型巨大ロボ“グレートワイリー”だ。これで貴様らなぞ一網打尽よ」
1P「そううまくいくかな、俺たちの炎を甘く見ないことだ」
2P「いかに鉄壁な要塞でも弱点をつければもろいものだ」
トロン「それが分かれば苦労はしませんが、今更弱音はなしですわね」

・グレートワイリー撃破後
ワイリー「ふぬう、このわしが敗れ去るとは」
地に付したワイリー、そのまま姿を消す。
トロン「とうとうやりましたわね、少し震えが止まりませんわね」
ロール「でもまだ次があるからね、あのジュノがいるから」
ロック「でも、それだけじゃないかもしれない」
レオ「うむ、この地も不安定になっていくか、急いで奥へ向かうとしよう」
「はい!」

MAPクリア

TO BE CONTINUED

| | | コメント (0)

ランナウェイ<ガンダム・閃光のハサウェイレビュー>

市街の被害を顧みず攻勢を進める軍にたじろきつつも応戦するマフティーのMS、実際被害をこうむり逃げ惑う人々の中に何かの手際の悪さを苦々しく想う一人の女性がいた。やがてMSは撃ち落され、追撃の中逃げ惑うハサウェイとギギ。先の女性とも合流する中、今度はMSとの乱戦にも巻き込まれる。
安全な場所に避難するも、ただ泣き叫ぶだけのギギを持て余しつつ事態を憂慮するハサウェイ。しかし戦火は広がるばかり。ただ茫然と立ち作るしかないが、やがては騒乱は鎮圧され事なきを得る。
事後処理のために駆け付けたケネスに駆け寄るギギ。その光景をかつての少女の姿を重ね合わせる。
ギギをケネスに任せつつ、件のMSを撃破した機体ペーネロペーという、これもガンダムだというのだが、やはり実力は未知数でいまだ引き出せてはいないというが。MSのパイロットを連行し、ペーネロペーのパイロットの手際の悪さを嗜めるケネス。彼の姿も昔の自分とうそぶくハサウェイ。やはり昔とは心境も違うのはうかがえるが。
輸送艇でたたずむギギとハサウェイ。ねぎらう士官もやはりどこか他人事っぽい。たしかに先の住民に対する対応も影響しているのか。

昼食時、ケネスを交え、彼が指揮する部隊の名について語られ、その際にギギの能力:魅力ともいうがともかくその力にも言及したりもするが。ついでにギギも口説き落とさんしつつハサウェイにも言い寄る。さらには部下にも指示を与えんとするなど何かと忙しい男でもある。
冷淡なハサウェイに、マフティーも今まで連邦の閣僚を多く手にかけたことを踏まえ、ケネスもマフティーの自滅を予見する物言いをしつつ彼の態度を嗜めるが。いまだ戦火が収まらぬ空の下、ギギは何を想うのだろうか。
今後の対策について議論が重ねられ、ハサウェイも取り調べの末にケネスとの別れもそこそこに基地を後にせんとする。その際ギギの動向にも気になるのだが。
港湾にて手荷物を預け、そこでマフティーの放送が流れ、市民らも先の事件で不快をあらわにする。
行く当てもないままに下町から浜辺でたたずむ中、ある小舟に誘われてから海上にて船と合流。件の女と男と港で預けた荷物のキーを渡す。
船に乗り換え指定された場所に移動するハサウェイ。彼にとってはケネスもギギも本来の目的から離れたハプニングに過ぎなかったのだ。しかしハサウェイはあのケネスがハサウェイ本人の秘密をやがて気が付くだろうと踏んでいた。
そんなケネス、ギギに対しては先の対応とは打って変わって取り調べにて、ホンコンにてとある伯爵の保護に入るとのことだが、やはりそれだけではないとこれも踏んでいるだろうが。部屋を後にするギギ、引き留める際に去り際の言葉にようやく何かを気が付いたきらいがあるが。
今度は飛行機に乗り換えたハサウェイ。かのコロニーが落ちた跡地だろうか、隠された施設につき、そこで何やらの救出作戦を実行する旨を聞き入れる。後にその作戦の実行とともに施設に近づく潜水艇にも気付き、対応に追われる。
連邦の基地内でもケネスがある船舶に調べを上げんとしていた。そして配下の部隊を待機させ、新たな作戦に当たろうとしていた。そしてハサウェイ。否もはや彼こそがマフティーのリーダーであることは周知のこと。彼はそのマフティーの名と組織で何をもくろんでいるのか。

| | | コメント (0)

今週の神様23年度11号:絡み合う糸と糸の巻

さて今週のジャンプレビューは、

<ONE PIECE>
深手を負った戦桃丸は虎の子のパシフィスタマークⅢを差し向け海軍を食い止める。一方でベガパンク本体不在の中ボニーはくまの記憶を手繰って悪戦苦闘。さらにモルガンズにかくまわれたビビとワポルそのモルガンズも今回の件で何やら陰謀を巡らせるというのか。

<あかね噺>
お茶くみの噺も最高潮に盛り上がり、盛況のうちに幕を閉じる。あかねなりにうららの期待に応え話を作っての大成功といったところか。

<WITCH WATCH>
SKETチーム久しぶりの大活躍。暗号に秘められた生徒の悩みをも解決、というか彼らの活躍だけだったな結局。

<高校生家族>
記憶をなくした一郎を家族や仲間一丸で取り戻そうとして、治ったとたんに腰の不調でまた元の木阿弥か。

というわけでまた来週。

| | | コメント (0)

おためし紀行・西尾城おしろマルシェとプロジェクションマッピング

さてみなさん、2月12日西尾歴史公園、すなわち西尾城にてイベントに参加する運びとなりました。
Photo_20230225055801
まず昼中に公園駐車場にておしろマルシェが開催され。そこでのメニューに舌鼓を打ちつつ、時間をおいて夜のプロジェクションマッピングのイベントに赴きました。
Photo_20230225055802
西尾城、そして正門裏にて映し出されたマッピングが夜空に映える幻想的な映像を映し出したことでしょう。
Photo_20230225055804 Photo_20230225055803
この冬の夜空は寒さがこたえましたが、まさに優雅なひと時を過ごし、心とおなかを満たしました。

| | | コメント (0)

ベラボーマン対月華、風雲、武力系キャラ<CAPCOM VS SNK・namco>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、CSNからベラボーマン対月華、風雲、武力系キャラのシナリオをお送りいたします。
ヒーローに対する幕末の志士、そして新時代の戦士たちとの熱い闘いを思い起こすストーリーをここにお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>CAPCOM VS SNK・namco>ベラボーマン>SNK・侍魂、月華その他ゲーム系キャラ
となっております。

| | | コメント (0)

各誌レビュー23年度2月号(その2)

さて今週の各誌レビューは、

<MAO(サンデー)>
かがり相手に果敢に攻め続ける菜花だったが、非常に徹しきれない心の隙を突かれ呪いの針を打ち込まれそうになる。一方真緒は綾女の呪いを解かんとするがここでかがりの呪いの攻略がなるのか。

<君は008(サンデー)>
レディに己の想いを打ち明けた野原もティディアの果敢に攻め続ける。とはいえ相手が相手、やはり追い込まれてしまうがここで底力を見せてくれるか野原。

<バキ道(チャンピオン)>
やはり力比べではオリバに分があり、そんなオリバも球体の防御で誘うも、やはりスクネも一筋縄ではいかなかったか。

<浦筋(チャンピオン)>
タケシ因縁のバレンタイン。凛がサポートに回るもやはり生きた蛇では分が悪かったな。

<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
やなり何のかんの言ってもみんな大祐が好きだったんだな。

そして<ルパン三世>
次元のサポートに回ったスムンナ。そんな彼女も腕利きの職人である前に腕利きの戦士でもあったか。

といったところでまた来週。

| | | コメント (0)

BLACK TIGER反省会

さてみなさん、今回はこの場を借りて秋本先生気鋭の名作『BLACK TIGER』についてのレビューの総括を行いたいと思います。それでは、ごゆっくり。
Bティガーはこち亀の連載が終了し、かねてより先生が描きたかった西部劇を舞台に、孤高の女賞金稼ぎティガーがクールでハードボイルドかつセクシーに西部の荒野を駆けまわり悪漢どもを撃ちのめす痛快娯楽大作でもあった。
その活躍は西部にとどまらず、中南米や欧州、果ては幕末日本にも及び、歴史上の大事件の陰に暗躍する悪漢、そして影で糸を引く黒幕と大立ち周りの末勝利をおさめついには仲間たちと平穏な暮らしを迎えた大団円を迎える。
ともあれそんなティガーだけれど、編者としても悪漢たちを次々と倒すティガーに対し、やはりこち亀の両津を次々やっつけまくる婦警たちのイメージがついていくのではないかと心配はしたけれど、前期のお話で悪漢を倒すため自らの命を投げ出した同業の賞金稼ぎが重なったので一安心したことも述べておきたい。
さておき最後にこのまま終わるのも何なので編者から一言述べてシメとしたい。待望の新作だっただけあって購読促進の一環としてこち亀のコラボ漫画も掲載されたいきさつもあり、今一度のこち亀とティガーのコラボ作品を書いていただきたいのが正直なところ。そんな気になるあらすじはこんなところで。
NY市警の敏腕刑事ティナ。彼女こそかのティガーの子孫であり、以前両津が世話になった署長の勧めによって日本の両津を頼って日米を巻き込む大事件を解決すべく派遣された。はたしてどんな騒動が待ち受けるのか。
ともかくそんなこんなで秋本先生も本当にお疲れさまでした。

| | | コメント (0)

クシャミ一発大崩壊<本当は怖いドラえもん>

さてドラえもんのお話の中で突然クシャミをしてズッコケるといったシチュエーションがある。これはドリフターズのカトちゃんこと加藤茶氏のコントにおいてクシャミを合図に舞台のセット等が崩壊してオチとなるところを藤子F先生がマンガのギャグにできないかといって取り入れたかもしれない。
たしかにクシャミによるズッコケもいくらか唐突なことだとは思うけれど、もともとクシャミについては突然起きることもあるのでそう無理なこととも言い切れないことも言えるだろうが。

さてこのクシャミについてのシチュエーションは挙げるならば多いので、代表的なお話としてこのお話をば、

『ばくはつこしょう』
この日も遅刻しそうで途方に暮れるのび太くん、何とかしてくれとドラえもんに頼み込むも、はじめはくせになると取り合わないが、やがては折れて“ばくはつこしょう”なる道具を出し、クシャミの威力で学校まで飛んでいくことができた。
その後いろいろと飛んで遊んでいたが、やがてはジャイアンに取り上げられる。しかしその後で母ちゃんに取り上げられ、晩ごはんに使った際にその晩ごはんが空に飛んでいったそうな。

この“ばくはつこしょう”のお話にては、クシャミで吹っ飛ぶシチュエーションを組み込んだものである。
ちなみにお話の内容にて、のび太くんが何か問題を起こして、あるいは巻き込まれて何とかしてほしいと頼むもドラえもんが道具を出ししぶるシチュエーションが見受けられた。そしてこのお話から『空飛ぶコエカタマリン』のお話に連なっていくとも読めるけれど。
さておきこのお話においても後半ジャイアンにこしょうを取り上げられ、そのジャイアンがそのこしょうによってしっぺ返しを喰らうといったオチも中期あたりのシチュエーションでもある。まあこれも後期になってそのままのび太くんがこらしめられるというシチュエーションになってしまうのだが。

あと『エスパー魔美』においてもクシャミからの爆発ネタというのもシチュエーションとして多用されたのだ。
これはテレキネシス等で物体を持ち上げた際に、クシャミをした後に対象の物体が爆発するというものである。その一方マミが空を飛ぶ際にクシャミで衣服が飛び散るというのもその派生となった。まあ敗れたのは上着で下着だけが残ったのは先生の良心だと思うけれど。たしかに下着当たりは衣服とは違って身体に密着しているので爆発から免れるといったところか。しかしそれもさておき。
そんなこんなでクシャミのシチュエーションも結局はそうそう無理に進めずともギャグにつながっているのも無理はないと思うのだが。

| | | コメント (0)

引き立て両さんのラストスパート<平成こち亀25年下半期>

中川「実は今まで没収した先輩の儲けの使い道を、先輩はすべてお見通しでして、各地の児童施設で面倒を見てもらえるようにしたんです」
部長「これじゃあただのたかりじゃないか」

まあこのやり取りはさておき、今回の平成こち亀は、その当時「ウルトラセブンよろしく血を吐く不毛なマラソン」と揶揄しましたが、12、3年までの低迷期をようやく切り抜けられた感さえありました。もっともそれから小康状態で進行していったとも思いますが。
そういえば部長署長との張り合いも、基本相手の優位は変わりないものの結構切り抜けられている感さえある。
そんな両津のもと、彼を頼る人たちも数多く、それもそれなりに面倒も見ていたかなといった感もあり、これもまた両津のあるべき姿と見た人もいると思います。やっぱりズッコケばかりじゃつまらなく、痛快話や人情話も必要かなと思いますから。

| | | コメント (0)

今週の神様23年度10号:取り仕切る人たちの巻

さて今週はワンピが一休みということで、他の作品をば。

<WITCH WATCH>
謎の女性教諭の来訪から始まり、学園内にかかれた謎の暗号。そこに問題ありと見たのがかのSKET DANCEの面々。はたしてリコ一行とどう折り合いをつけるのか。

<あかね噺>
勧められるお茶汲みの噺。あかねなりにいかに取り仕切るかをと問われ、自身が噺とともだちになるというのが答えだった。そうこうと噺は佳境に差し掛かるのだが。

<高校生家族>
家出の透流を何とか説き伏せ、部に戻していく。ここは一郎の年季がモノをいったか。

といったところでまた来週。

| | | コメント (0)

月刊ストロングワーズ新世界編(創作):23年度2月号

さてみなさん、今回のストロングワーズは、新たなるファクターたるつくられた人間についての感慨を、これからの展開への懸念を込めてお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

・智慧の言葉
「たとえ世界が認めなくても彼女はこの世に生を受けた。紛れもない「人間」なのである!!成功したのだ。
私は確信してる。これは世界にとって、平和への大いなる一歩である!!
「平和研究所MADS所長Dr.ベガパンク」」
第1072話:記憶の重さ
かつて平和研究所なる施設の所長を務めたベガパンクが創造したものに対する感慨でもあるこの一分。これが世界の平和につながるだろうという彼自身の期待と願いが込められたことはあらためて述べるまでもない。
しかし想像された“彼女”が現在どのような行動をしているかは後々に分かるものだろう。それが新たなる争乱と災いをもたらすものであろうとも。

| | | コメント (0)

ノベルズレビュー:無責任艦長タイラー

さてみなさん、今回のホームページ更新は、先日亡くなられた吉岡平さんの追悼企画としてノベルズレビューから無責任艦長タイラーのレビューをお送りいたします。
平成のはじめにライトノベルとして世に出たこのタイラー。宇宙を舞台にマイペースで活躍する様は、同じくアニメ化された銀英伝に押されつつも現実でもマイペースにシリーズ刊行され一時代を築いたことは記憶に残られた方もおられることでしょう。そんな作品を偲びつつキーを叩いた次第です、それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>マンガ・ノベルズ>マ行
となっております。

| | | コメント (0)

各誌レビュー23年度2月号(その1)

さて今週の各誌レビューは、

<MAO(サンデー)>
綾女とかがりの骨肉の呪い合戦、それを阻止せんと真緒たちが乗り込んできたが、そんなかがりには菜花があたることに、今なお強敵の彼女にどう立ち向かうか。

<君は008(サンデー)>
シックボーイも畏怖する楽のティディア。それに立ち向かうは手負いのレディ。逃げるよう言われた野原も結局逃げられないと悟り踏み止まることになるのだが。

<浦筋(チャンピオン)>
今回30周年の企画ということで、バキの最強死刑囚となし崩しに対峙することに。とはいえ10年後はちょっときついのでせめて1年後にお願いします。

<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
旭先生の寒さに耐えられるツボを試されるも、結局イケない状況に陥ったか。

そして<ルパン三世>
ドラゴンに立ち向かう五エ門だったがいかんせん相手が強すぎる。そこで頼もしき援軍が到来したのだが。

さらに今回完結を迎える<BLACK TIGER(グラジャン)>
最後の特攻を仕掛け、見事ダガーを討ち果たしたティガー。故郷に帰りアリスと百合展開でハッピーエンド。この際細かいことは置いて、
こち亀以降秋本先生の渾身の大作たる当作品、無事完結したことで感慨も深い事でしょう。本当にお疲れさまでした。
とはいえ彼女たちはどこか別の形でお目にかかるかもしれませんね。

といったところでまた来週。

| | | コメント (0)

セーラームーンCosmos、ですか

さてみなさん、今やアニメ界にその名をとどろかせる、セーラームーン・リブートシリーズの最終作『セーラームーンCosmos』が今夏6月に上映される運びとなりました。
これまで世界をそして地球を守り通したセーラームーンをはじめとするセーラー戦士たち。今まさに銀河を支配せんとするセーラーギャラクティカ率いるシャドウ・ギャラクティカが襲来し、仲間が次々と倒れていく中、己の愛と勇気をもって今まさに最凶の敵に立ち向かう。これもまた原作やかつてのアニメ版をご覧になった方もおられるところですが、ここはあらためて新たなスタッフと作画、そしてキャストとあの時の興奮と感動を呼び起こせられたら。そしてこれもひょっとして親子でも楽しめる作品となれたらと期待をしていいと思います。

| | | コメント (0)

うる星やつら・オンリーユー2022(その4)

さてみなさん、このオンリーユー2022もいよいよ佳境に入り、女王エルが待ち受けるバラ星に舞台を移し、あたるもそのままエルとの逢瀬を過ごすかと思いきや、とんでもないハプニングに巻き込まれる様をお送りいたします。あと今回のヒロインたるエルの声は桑島法子女史にてお楽しみください。それでは、ごゆっくり。

ちなみに今までのお話はこちら。

その1

その2

その3

ということになっております。それではあらためてごゆっくり。

「戯け者、余計な者たちまでも連れてきおって」
バラ族軍の母艦に帰還したロゼを待ち受けたのはババラの叱責だった。実はロゼが乗っ取ったシャトルはしのぶたちが居合わせた別室をスペースの関係で輸送庫に急きょ増設したもので、図らずもしのぶや面堂たちも一緒に連れられた形となったわけである。
「あ、これはその成り行きでしたので」
「まあよい、これはこれで使い道もあろう。とりあえず連れていくがいい」
こうして数人の兵士たちに捕まったまま、しのぶや面堂たちはこの場を後にする。
「さてムコ殿、いささかむさ苦しかろうが、我らが母星までしばらくはかかろう。控えの間でゆっくりとしていくがいい」
ババラの言に頷くあたるは、ロゼの案内で艦橋を後にする。
「さて話は前後するが、先に連れていった奴ら、まず白いのは王宮に、学ランとオカッパの娘、そして長い髪の娘は洗脳して我が兵士にするがよかろう。その他はそのまま冷蔵庫じゃ」
傍らの兵士に指示を与え、亜空間からワープアウトした先、バラ族の母星が映ったメインモニターに目をやるババラだった。

そのバラ族の母星、惑星規模のまさにバラ型の巨大なコロニーの花びらが開き、そこに母艦が入っていく。収容された母艦から折り鶴型のシャトルが飛び立ち、一路中枢へと飛んでいくのだった。

星の中枢、巨大な宮殿にて、沐浴を済ませ、侍女たちとともに着替えていく一人の女性がいた。
「エル様、間もなくババラ様がムコ殿をお連れするとのことです」
「・・・ええ、この日をどれだけ待ち望んだことか、まるで雲の上を歩いているみたいに・・・・・」
エルと呼ばれた女性は、そのまま中央謁見の間に歩を進め、謁見の間にてババラ、ロゼを両脇に引き連れられたあたると対面するのであった。
「・・・あたる様・・・・・」
自分を呼んだ声に、あたるも形式的なのか条件反射なのか分からぬが、言葉を返す。たしかにエルの美貌はこの世のものとは思えないところもあるのだが、どこか心を奪われるまでもない感もしたのだ。
「・・・や、やあ、久しぶり、だね・・・・・」
こうして二人の対面は、そのまま外の庭園にての逢瀬と移るのであった。

「いやぁ、まさか君がこの星の女王様だったなんておれも驚きだよ」
まずあたるがそっけなく声を掛ける。
「そうかしら、私にはそれが当たり前だったの。ほしいものはすぐに手に入り、誰もが私の命令に従ったわ。でもハニーは違う」
あたるの手を握りエルも返す。
「あなた自身の意思で私を選んでくれたのだから」
そうこうとあたるとエルの逢瀬は進められていく。しかし一人の兵士が二人に近付いてきた。
「エル様」
「何か」
先とは打って変わって少し冷ややかな口調でエルが問う。
「冷蔵庫にて件の荷の引見をとババラ様が」
「そう・・・・・」
兵士の報告を受けた後、やや甘えた口調であたるに告げる。
「それじゃあハニー、私はお仕事があるからまた後で」
兵士に軽く頷いた後、庭園を後にするエル。
「あのムコ殿、これより別室にご案内いたします。そこにてお休みのほどを」
「はーい」
やはり考えなしに兵士についていくあたるだった。

しかしその夜、あたるはこっそりと自室から抜け出して先の庭園から奥の間へと足を運ぶ。
「しかし何だな、この星でエルと結婚して、この星でハーレムを造るってのも悪くはないよなあ」
よこしまな妄想とともに足取りは軽い。あわよくばエルの部屋に夜這いを掛けようとしたりとも考えたりもしたが。
「おい、コラ、あたる」
背後の怒声に気付き、それがテンちゃんだと気づいたあたる。
「なんだ、ジャリテンじゃないか、お前どうしてこんなところに」
「わいもしのぶ姉ちゃんと一緒にこの星に連れてこられて、隙見て逃げてきたんや」
しかしその実、まだ子供だったので放っておかれただけなのだが。
「今姉ちゃんたちはどこかへ連れ去られて、面堂たちはいま冷蔵庫に閉じ込められとるんや」
「ううむ、面堂はもとよりしのぶたちは大変だな。まあ、あとでまとめて面倒を見て」
「何呑気なこと言うとるんや、お前ほんとにエルってのと結婚するんか、ラムちゃんというのがいながらほんまに、ええか、ラムちゃんはお前のことほんとに思っとるんやで、それがお前は来る日も来る日も他の女の人にちょっかいを出して、そのたんびにラムちゃんも心痛めてたんやで。それが今回も、どれだけラムちゃんが苦しんでるんか・・・・」
言い募テンちゃんをよそに、あたるは奥の間へと足を進めるのだが。
「人の話を聞かんかい、このどアホーっ!」
火を吹いてあたるを追い回すテンちゃん。しかしその様を兵士の一人が目撃する。
「まさかムコ殿、それにあれは鬼族の子供、しかし後日の式の手前、事を荒立てるのはどうか」
「これはあたしに任せてもらおうか」
そこにすかさずロゼが現れる。
「ああ、ロゼ様」
「明日の非番までのひと仕事だ、まあ、面倒は起こさないさ」
と、あたるたちの後をついていく。

その奥の間の一室、巨大な冷蔵庫の中の数本の氷の柱。その中には容姿端麗な男子が封じ込められていて、その中には先ほど冷凍された面堂の姿もあった。しかしその傍ら、まとめて氷の塊に閉じ込められたコースケ、サトシ、錯乱坊に温泉マーク、オヤジらは別室に運ばれていく。
ちなみにしのぶとサクラ、竜之介はあらかじめ眠らされ、軍の兵士へと調整された。
はじめ着替えマシーンでいつもの服から兵士の服へと着せ替えられ、あとは洗脳を待つのみだった。
「これでよし、あとは解凍してからの洗脳だな」
「さてと、私らも休むとしよう」
といったところで兵士たちの去り際、自然解凍を待つため室内の照明を落とす。
さておき冷蔵庫、新たに氷の柱となった面堂に、なんとエルが近寄っていくではないか。
「地球にも、なかなかの美形(イケメン)がおるようじゃの」
この時のエルは兵士の連絡を受けた時の冷ややかな口調と眼差しだった。
「愛は移ろいやすきもの、昨日の恋も興にも色あせていく。今まで私に言い寄るものはみな私を満たすに至らなんだ。ゆえにこの愛の冷蔵庫を造り、そなたらの愛とともにその美しさを保つのじゃ。ちょうどそなたで千人目、しかしハニーに比べれば、今のそなたらももはや月と鼈」
そこにババラが現れる。
「エル様・・・・・」
「なんじゃ婆や、お説教などは今は聞かぬぞ」
「はあ、なれば一言、何ゆえにあの男に執着なさるのですか」
「婆には分からぬ」
と、そっけなく応え、ババラもひとまずは引き下がる。
「今日はひとまず寝ることにする、朝まで起こしてはならぬぞ」
と、エルは冷蔵庫を後に、自室へと戻るのだった。
「む、ロゼか、うむ・・・・・」
ふとババラもロゼから連絡を受ける。

そして一方のあたる。テンちゃんとの悶着もあれ、奥の冷蔵庫までたどり着いたはいいが、先のエルのやり取りを目撃してしまい今驚愕の表情でこの場を後にしようとする。
「だ、ダメだ、こいつはハーレムどころじゃない。ともすればおれも冷蔵庫で、冗談じゃない。早くここから離れて・・・・・」
しかしすかさず背後に回り込んだロゼに鎮静ハンマーで肩にくっついていたテンちゃんともども眠らされる。
そこにすかさずババラが近付いてきた。
「わしらの一族はな、遺伝学上男が産まれぬ血筋でな、こうして他の星から男を集めるのが習わしじゃった。かつての来訪もその一環じゃ。エル様が初めてご自分の意思で選んだ男、お主には何としても明日の結婚式、受けてもらうぞ」
と、気を失ったあたるをロゼに部屋へと運ばせるババラだった。

つづく

| | | コメント (0)

« 2023年1月 | トップページ | 2023年3月 »