第10話:巡る思い<機動戦士ガンダム・水星の魔女レビュー>
評議会にてエアリアルの審議はひとまず見送りとなり、あらためてサリウスも異議を唱えるもこれも受け入れられずひとまず引き下がらずを得なくなった。その上でヴィムがまた陰謀を張り巡らさんと持ち掛けるのだが。
そんな事とはつゆ知らず、鼻歌交じりでトマトの手入れをするスレッタにあらためてシャディクが訪れる。およそ半月ぶりにミオリネがエアリアルの修復に離れていたこともあり。その帰還を心待ちにしているということだ。
その一方で会社では経営に余念がなく、ことにスレッタの不在に苛立つチュチュに呼び戻されることになり、早速GUNDの義足の起動実験に取り掛かる。その義足ユニット、はじめぎこちないながらも順調にこなし、このまま実用化まで遠からぬかに見えるが。
続いてそのPRのための下準備にも取り掛からねばならないか。その際のジョークが受けたのに続き、何やらのキーホルダーのマスコットをミオリネに贈ろうというのだが。
そのミオリネはデリングのもとで会社の経営状況を報告することとなる。未だ詰めが甘いことも指摘しつつも進行そのものは評価しているみたいだが。後に学園への帰還につかんとするミオリネも用意された輸送船と操船のスタッフ、かつて亡命を手助けせんとしたあの女性とまた顔を合わせることになるが。
いろいろと事業の報告やらの激務に辟易する中で彼女の素性を聞き出さんとし、彼女自身宇宙議会連合の者と応えるが、その連合も狙いはガンダムそのものというが、その上でミオリネもその連合を引き入れんと持ち掛けるのだが。
また一方シャディクもサリウスからデリング暗殺の報を知らされる。サリウスもヴィムごときで計画実行は難しいと踏んでいるがシャディクは協力を持ち掛けていく。これも会社の持ち株とからんで裏から掌握せんとのシャディクの思惑も絡んでいることだろうが。
これもまたつゆ知らずか新たなPVの場所確保に手間取る中、なんと決闘に使うラウンジの使用をスレッタが持ち掛けるが。そんなスレッタにラウダも未だ恨みを抱きつつも先に行方不明となったグエルを案じていた。そのグエル、何故か偽名を使って船の整備に従事しているが、このまま家に戻るのも彼のプライドが許さないゆえか。しかしこういった労働も彼のプライドを押し殺しているのもうかがえるのだが。
ところ変わって地球、街の所々に草が生い茂る半ば廃墟となっていて、どこかの廃校を利用した片隅の居住区で人々は細々と暮らしていた。その中でスレッタのPVの歌を耳にした一人の少女、その一方で畑で収穫にいそしんでいる男、なんとシャディクが交渉を持ち掛けるのだ。もちろんデリング暗殺のために。その一方でやはりニカも同席していたのだが。
テレビのインタビューに応じるミオリネとともに決闘委員会のラウンジに乗り込んだ地球寮メンバー。遠い存在となるミオリネを憂う一方で、外部スタッフとして協力するベルメリアにも感謝の意を伝えつつ、ふたたび実験に取り組む中、別の要件で場を離れるスレッタ。その途上エランが顔を出す。スレッタに寄り添わんとするがお目当てはもちろん彼女の持つものであり、かつての彼とは変わって積極的というか馴れ馴れしい態度でスレッタに迫るエランだがすんでのところで逃げてしまう。たしかにミオリネとの関係もあくまで形式上のことだとは思うのだが。ところで彼もまた先の彼と同じ強化人士だというが、たしかに本物に近いといえばそうだけれど。
ミオリネの家に着いたスレッタ、しかし家には何者かが入りこむ、誰何するスレッタにミオリネはMS関連の運送業者だと説明する。更に先に会ったエランとも協力を取り付けたとも告げ、先のこともありミオリネのそっけない態度にさしものスレッタも心が揺れ動く。しかしこれはいつものことだろうと思うのだが。今度ばかりはスレッタも心穏やかではいられないといったところか。
そして件のプラント・クエタにてデリングとプロスペラとの会談が行われんとしていた。
さらにはあのグエルが働いている輸送船もなんと襲撃されるではないか。しかも襲撃したのはガンダムタイプ。そしてそれを駆るのは地球のあの少女たちだというではないか。ここにきて物語も急展開を迎えんとするか。
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