今更ながらクロノクロスについて語る
さてみなさん、今回は旧スクウェアの名作クロノクロスについて語ることにしましょう。それでは、ごゆっくり。
クロノクロスは旧スクウェアが開発した、先のクロノトリガーの流れを継承したRPGである。
ストーリーは時空の裂け目に陥った主人公が、いわゆるパラレルワールドを行き来し、世界の命運と自分の存在価値を変えて戦うといったものである。
キャラクター主人公セルジュ、平凡な海辺の村の少年だが、ある日もう一つの世界に陥り、自分が存在する世界が夢の世界で、現実の世界ではすでに自らが亡きものと知り、その真実を探るために冒険を繰り広げる。
また作品の世界は前作の世界の南方にある孤島で、前作の世界が滅んだあとで前作の世界の生き残りが南方の世界に介入していくが、彼らも前作に連なる世界の因縁に巻き込まれていく。
次はヒロインたるキッド、いわゆるボーイッシュなキャラながらも面倒見がいいパートナーといったところでセルジュを日に影にと助けていく。最後彼女も前作の重要キャラに連なると述べておきたい。
そして宿敵ともいえるヤマネコとツクヨミ、彼らも単なる悪役にとどまらずセルジュたちと大いなる関わりを持っているといえ、その最たる事象が彼らの視点でプレイする場面が描かれている。
その他数多くのキャラクターが登場し物語の花を添えているが、実際プレイして操作できるキャラクターが多く、多彩なプレイができる反面ある程度使い出が煩雑になる恐れもあるかもしれない。それでもこれもやりこみの価値もあるということで。
そして世界の因縁は、それにとらわれた前作の主人公たちの魂を解放することでひとまず終結し、セルジュもまた今までの冒険を忘れ、ひと夏の思い出とともに平凡な日常へと戻っていく。
たしかに心に響いたストーリーながら少し心に引っ掛かるところもある。さらに言えば続編やリメイクの噂も耳にしたのだが、これもある程度のうやむやになって心残りになったといえばそうなのだけれど。
ともかくこのクロノクロスも旧スクウェアの名作の一つといえるだろう、つまりはあの時期のスクウェアの最盛期の一作品ということで。
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