新・海底鬼岩城についての解説(その2)
『海底人の王国』
さて当ブログにおいて現在連載されている新鬼岩城においても海底人の国に舞台を移したドラえもんたち。
その海底人について、原作ではかつて地上に住んでいて海中に移住していったというくだり、まずこれに関しては今作も同じだけど、問題は原作のムー連邦も水の中だったようこと。それならそれなりに進化をしてもいいのだけれど、外見上のび太くんたち地上人と変わりはない。結局F先生も、世界観やストーリーボードは整えたけど、こういった細かい設定は考えていなかったかもしれない。
そこで今作はあえて地上人と同じく大気中で生活をするといった設定を立てました。そもそもお話のベースとなった『竜宮城の7日間』の海底人の国もそうだったから。
次に今作に登場する海底人の人々について。原作の駆け込みで掘り下げられなかった部分も活かそうと、ストーリーの補完のために、ひととおりのオリジナルキャラを考えていきましたが。なお未登場のキャラは次回以降に登場の予定です。
エル(声:入野自由(希望)):海底人の国、ムー連邦軍の兵士で、後述のイカのシルビイの捕獲の際にドラえもんたちと出くわし、そのまま彼らも捕らえる。その後の紆余曲折の末に復活したアトランチスの鬼岩城に立ち向かう。年齢的には高畑くんやぼんと同じくらいか。
ルウ:エルの弟、エルの留守を母とともに守っているも、いずれは兄と同じ兵士になりたいと望んでいる。年齢的にはのび太くんたちと同じが1、2歳下か。
首相:ムー連邦の統治者ではじめ捕らえられたドラえもんたちを密入国者と見なして当面幽閉を決める。立場上冷徹な威厳を保っているが、本当は情に熱い人柄でもある。
リム:首相の娘でイカのシルビィを飼っている。彼女もまた兵士になりたく思い、今まで密かに訓練を積んでいた、年齢的にはルウと同じ。
シルビィ:リムが飼っている大イカ。本当は人懐っこい性格で、たまたま外に出ていったところドラえもんたちと出くわし、遊ぼうとして捕まえたのだが。
長官:ムー連邦軍の長官でエル、ルウの父アルとは同僚だった。首相同様捕らえられたドラえもんたちを穏便に扱いたいと思っていたが。
大法官:次々回以降登場予定のムー連邦の司法を司る高官で白いローブをまとった老人。ひとまず公正な人物でもあるが。強硬派の高官たちに悩まされている。
ロド:ムー連邦軍の兵士でエルの同僚にして親友。そこそこ有能で温和な人柄ながら小心な性格である。
303号:大西洋の動向を調査していた調査兵で、アトランチス鬼岩城の復活を告げる。エル、ロドからは先輩と呼ばれている。
母:エル、ルウの母親。夫のゼル亡きあと女手一つで二人の息子を育て上げた。
ゼル:エル、ルウの父親でかつての連邦軍の有能な兵士だったが、アトランチス領の調査の際に命を落とす。
それらの人々がドラえもんたちとどんな関わりを持つのか、こうご期待といったところで。
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