今更ながら超人機メタルダーについて語る
さてみなさん、今回はなつかしの日本の特撮番組『超人機メタルダー』について軽く述べたいと思います。それでは、ごゆっくり。
メタルダーといえば宇宙刑事シリーズから連なる東映ヒーローシリーズの一作として放映された作品である。
大戦に開発された人型戦闘兵器として開発されたメタルダーは、同じく大戦中の科学技術を悪用して日本征服を企む犯罪組織に立ち向かうべく現代によみがえった。
普段は人間の姿で生活しているが、ひとたび事件が起きれば感情の高ぶりとともにメタルダーへと瞬転する。そして悪の犯罪組織ネロス帝国の兵器怪人たちに敢然と戦いをいどむのだ。
さてメタルダーと敵対する犯罪組織ネロス帝国は、日本のヒーロー物作品の組織の中でも特異な存在でもある。その最たるものが主力の兵器怪人が初回からある程度勢揃いといったことか。敵怪人の勢揃いは中盤から終盤あたりでのシチュエーションだったが、その勢揃いは以降どの作品の敵組織でも見受けられない。これもまた現実のバブル経済のあおりで制作予算が潤沢なことが背景にあったのかと勘繰ったりもするが。
ついで言ってしまえば敵怪人もそれぞれ階級というものがあって、上にいくほど強いのはともかく、メタルダーと対戦する順番もこれで推し量れたと子供心に思えたわけで。
こうして人々を守るため、昔の遺産たる兵器たちを倒しつつ、最後自らも遺産の一つとして散っていく様も人々の哀愁をさそったことだろう。
こうしてメタルダーも日本のヒーロー物の名作として人々に語り継がれることになった。
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