KOFヒドゥンストーリー:山崎竜二編01
さてみなさん、今回は山崎の01のシナリオをお送いたします。
山崎といえばはじめ餓狼3の中ボスとしてその存在感はラストボスの秦兄弟を凌ぐほどで、後の97のファン投票に選ばれ、ストーリーの根幹までも担うようにもなったりと、結構な活躍をしたとは思いますが。
今回オロチ編とは別ということで、原作では出場を見合わされたものでしたが、後々のラインナップを鑑みて今回の掲載に相成りました。
ひとまずこんなところですので、それでは、ごゆっくり。
オープニング
オロチ一族の一傑として暗躍をするつもりが、己の本能の赴くまま暴れ回っていた彼。当然己の本能の標的として、ネスツ主催の今回のKOFに乱入。
果たして彼の暴走の赴く先やいかに。
ゼロ戦
「優勝者チームが予定通りエアシップに搭乗しました」
山崎「ケッ、こんなところに押し込めやがってよ」
離陸する飛行船。やがてバルーン部分から1機の飛行艇が飛び立っていく。
山崎「おう、どこへ飛んでいくんだ、ええ」
部屋の一部から数人の人影が現れる。
「ふふ、やはり貴様が勝ち残って来たか」
山崎「な、何だあ、てめえは」
ゼロ「やはり草薙の力に引き付けられたか、オロチ八傑衆が一人、山崎よ」
山崎「ケッ、つまらねえこと覚えてるじゃねえか」
ゼロ「そうあわてるな、草薙の力をもって完成されたゼロドライブの力、お前のその身で思う存分味わってみるがいい」
イグニス戦
・仕合前
飛行艇は上空の基地らしき施設へと着艦する。が、その直後、機体が爆発する。
ゼロ「流石たな、これがお前たちの存在価値か、しかと確かめさせてもらった」
山崎「ヘッヘッ、やっぱもの足りねえなあ」
ゼロ「少し暴れすぎたか、さあ、行くがいい。ここで朽ちれば俺の存在価値はここまでのこと。だがお前たちは彼に会う運命だ。行って乗り越えていくのだな」
ゼロ、プレイヤーを先に急がせ、隔壁を閉める。プレイヤーは基地の回廊をひた走る。やがて大広間にたどり着き。壁の一部がせりあがり、そこには一人の男が立っていた。
イグニス「ようこそ、選ばれしモルモットよ。我が名はネスツ総指揮ユニット、イグニス」
山崎「てめえが最後の相手なのかあ、結構強そうじゃねえか」
イグニス「やはり分かっているな、事の次第はすべて拝見させてもらったよ。我がネスツが誇る戦闘ユニットK’、いやさオリジナルのクリザリッドというべきか。それにアンチK’のクーラ。すべてはわたしの手駒として働いてもらったのだよ」
山崎「ともかくてめえをブチ殺しゃいいってことかあ」
イグニス「もはやネスツなど無用、君たちを倒し、わたしが新世界の神として君臨するのだ。さあ、今こそ真のセレモニーだ」
・仕合後
イグニス「わ、わたしが敗れたというのか・・・・・」
山崎「へへ、もう終わりかよ」
イグニス「何故だ、何故だ、世界が新たなる神を望まぬというのか。世界が神を望まぬとなれば、その世界を破壊し、今度こそその神となってくれよう」
イグニス、基地内のゼロキャノンのスイッチを押すも、力の逆流に呑みこまれ消滅する。
山崎「チッ、くだらねえ」
「こっちだ、急げ・・・・・!」
基地は崩壊し、落着した海中深く沈んでいく。そしていち早く脱出したプレイヤーは近くの岸壁にたたずんでいた。
エンディング
荒野にたたずむ山崎。
山崎「ケッ、物足りねえなあ、おっ、あいつらは・・・・・」
山崎の目の前に対峙する庵とビリーがいた。
山崎「面白えことになってるじゃねえか、へっへっへ」
山崎、そのまま割って入ろうとする。その背後で、マチュアとバイスが見守っていた。
バイス「どうやら、うまくいったみたいだねえ」
マチュア「・・・うん、どうやらあなたも、かしら・・・・・」
マチュアに通信を送った別の場所、氷漬けになっているゲーニッツがいた。
ゲーニッツ「・・・ふふ、すべては我が主復活のためにはなくてはならぬもの、山崎しかり、八神しかり、そしていずれ動くであろうあの若者しかり」
そのまま画面は暗転していく。
ゲーニッツ「今回、ネスツとやらが倒れても今一つの邪魔者があるでしょうが、案ずるには及びません。ふふ、せいぜい踊って頂きますよ、みなさん・・・・・」
(スタッフロールへ)
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