今更ながら戦隊レビュー:超獣戦隊ライブマン(88)
今回述べる『超獣戦隊ライブマン』は敵味方に分かれた若い科学者たちの苦闘の物語である。
主役のライブマンは若き科学者のタマゴで、己の科学力を駆使して戦う。ことにレッドファルコン役には嶋大輔氏が演じたことで有名である。
始めの頃はかつてのサンバルカンよろしく3人メンバーで、中期ごろに後述の巨大ロボット計画にて後輩にあたる2人が加わって5人メンバーに落ち着いた。ちなみに追加の2人とともに2号機ロボットも登場し、合体して巨大ロボ戦を戦うことになった。
対して敵組織は科学者とアンドロイド、ミュータントを率いた頭脳武装軍ボルト。
主な計画の内容は主力のミュータント兵器たる頭脳獣をはじめ、直接の破壊計画の巨大ロボット計画。部下の奮起を狙ったアンドロイド計画。そして今まで集めた部下の優秀な頭脳を使ってのマインドコントロール作戦と結構バラエティーに富んでいるけど、反面一貫性がないともいえる。それで地球征服ということでは最後まで貫いていることも述べたい。
首領の大教授ビアスは当時アクション俳優で、先のフラッシュマンにてもサー・カウラーを演じた中田譲治氏が演じたことで有名。しかしキャラとしては、はじめ紳士然とした出で立ちも話を進めるごとにいわゆる下衆な本性が現れてしまう。しかしもともとずば抜けた自らの頭脳を頼りに世界を征服せんとするも、自らの限界を悟り後、優秀な科学者たる部下の頭脳のみを目的としたのだから。
結局部下たちが次々と倒され、あるいは離反し、頼みの綱の今まで集めた頭脳たちまでも自ら機能を停止してしまい、あと側近のアンドロイド・ガッシュまでも倒され、孤独な最期を迎えていくのだった。
とまあひとまず述べるにこんなものでしょうか。
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