ナムカプ

FINAL EPISODE:無限の彼方へ(その4)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは、いよいよ序盤のクライマックスということでプレイヤーにとってはザコ的のオンパレード。この熱き陣容に、これから迎えるであろう激闘を予感させずにはいられないことでしょう。それでは、ごゆっくり。

MAP:天界へと到る路:灼熱の関門

ギルガメス「ここはどちらかというと、ドルアーガの塔かドラクマーの塔みたいだ」
レイス「勝手知ったると言いたいところですが、いかなる敵が待ち構えているか気を付けて」
アーサー「なんの、敵の多様さは今までの闘いで織り込み済み、その都度構えていればいいさ」
ワルキューレ「それだけに油断はできません。みなさんくれぐれもお気をつけて」
クロノア「うん、四人の騎士さんの揃い踏みだね、それだけに頼もしいけど」
レオ「左様、先陣はお任せするが着実なる進軍、それに尽きるかな」
「はっ!」

トロン「しかし何ですの、この熱さは」
コブン「この層のいたるところにマグマの川、というかマグマのプールがあります」
カロル「うわー、それじゃ進むにも気を付けなきゃね」
ジュディス「大丈夫よ、いざとなったらユーリがついてるから」
カロル「ぼ、僕だってやる時はやるんだい」
ユーリ「うん、どうやら来たようだ」
カロル「わっ、ど、どこにいるの」
リタ「まったく、いざという時役に立たないんだから」

・まずはリーバード系の敵が出現する。
ロック「まずはリーバードか、ある程度高温に耐えられる敵だからこちらも注意が必要だね」
ロール「逐一こちらが対処すればいいけれどね」
トロン「こっちも戦力を総動員すればいいだけのことですわ」
ハイデルン「これも頼もしいが、メンテナンスは大丈夫かね」
コブン「はい、毎日のチェックは欠かせませんから」

・続いてレアリエン群も登場する。
シオン「やはりレアリエンね、あの人はどれだけの命を弄べば気が済むというの」
ジュニア「まあこいつは俺たちが一番弄んでいたからな。奴がそれを活用しただけのことだから」
ケイオス「それに、あれと関わりもあるから、いずれは僕たちが」
ジュニア「ああ、分かってるさ」

・さらにはグノーシス、オクティ群も現れる。
ススム「わっ、グノーシス」
あかり「でもおあつらえ向きに実体化しとるよ」
タイゾウ「それにオクティまでも出てきやがったか」
マスヨ「いずれも雑魚ぞろいだけど、ここまでそろわれちゃ骨が折れるわね」
ひろみ「ここはいつも通りかかりましょう。詳しい戦術はその都度立ててもいいかもしれませんから」
ススム、アタル「コ、了解(コピー)」
マスヨ「あらあら・・・・・」

・そしてこの階層を取り仕切るボス、サンダードラゴンが現れる。
クロノア「またまた出てきたよ、バカでかい竜が」
カロル「でもどこかレイスのドラゴンに似てるね」
リタ(カロル!)
イリス「いえ、竜といってもいろいろな種類と属性がありますから、こういった事象もあるかとしれません」
レイス「ともかくすみやかに退けないといけません」

・敵キャラクター紹介
サンダードラゴン:外見はレイスのドラゴンに似ているが、主に口や前脚の翼から発する雷で攻撃する。

覇王丸「しかし、奴さん空を飛んでいるだけあって少し厄介だな」
御剣「空を飛ぶなら対空の業で対すればいいだけのことではないか」
タキ「それだけでは心もとなかろう」
マルコ「なに、我々の飛び道具があればなんとかなるだろうが」
レオ「いずれにしても速やかにかつ着実にだな。これでもまだ序の口だから」

・敵全滅後
クロノア、何とかやっつけられたけど、なんなのかな、この胸騒ぎは」
ガンツ「そういやレオリナがザサラメールのもとにいるのは、哀しみの王って奴を呼び起こすのが目的なんだな」
パコ「それじゃあ、その哀しみの王ってのが近付いているんだね」
クロノア「そうかも、しれない」
ルーティ「胸騒ぎといえば、あなたたちも何か感じているのね」
ジューダス「大したことはない、といいたいが、僕たちの運命を握っている者が待ち構えているかもしれない。かのバルバトスやエルレインもそれの駒に過ぎない」
カイル「でも、それにも対しなければならない。それは俺の、いや多くの人の、未来がかかっているんだから」
スタン「そうだな、すべてはこれからなんだ。どんな奴でもドンとこいだ」
リッド「それだったら俺たちも力になろう」
ロイド「こうなったら乗り掛かった舟だからな」
ユーリ「すべての事象がそこにあるから、みんなでそれに対するとしよう」
レオ「さて話はまとまったところで、次の階層へと進むとしようか」
「おう!」

TO BE CONTINUED

| | | コメント (0)

FINAL EPISODE:無限の彼方へ(その3)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは天界へと到る路の第三層。魔界村の魔物とキャリバー系の刺客等との激闘をお送りする運びです。これらつわものにどう立ち回るか乞うご期待といったところで、それでは、ごゆっくり。

MAP:天界へと到る路・天地の楼閣

アーサー「この趣は我が王国に巣食う魔界村に近いな。これも勝手知ったるかな」
レイス「速やかに倒せればいいのですが、その陣容もバカにはできません」
レオ「まずはこちらから出るのをできるだけ避け、敵を引き付けてから叩くのが手かな」
・チーム選択後に戦闘開始

・手始めにゾンビや死神群が攻めてくる

アーサー「まずは小手調べってところだ。こちらも戦力の温存もかねて一つずつ着実に当たろう」
ワルキューレ「はい、魔界に迷いし魂よ、速やかに鎮まり給え」

・続いてゴブリン、オークらが攻めてくる
アーサー「今度は中堅の敵たちか。少し手強くなるががんばってくれ」
クロノア「わかってるけどちょっときついなあ」
ガンツ「そうも言ってられねえからな、なんとか切り抜けてみせるさ」

・そしてアリーマーを中心とした一団が攻めてきた
アーサー「おいでなすったな、たしかに一番厄介な相手が」
テリー「ヒットアンドアウェイってのは初歩の戦法だからな、そこを逆手にとれればいいんだけど」
アーサー「その通りだ、こちらもできるだけやってみよう」

・ひと通りの激闘の後、数人の剣士が出現する。
御剣「うむ、やはりおいでなすったか」
タキ「“いびるすばうむ”に魅入られしものか。たしかに分かりやすいな」
覇王丸「いずれにしても斬り拓くのみだ」
アスタロス「なめるなよ、こちらもイヴィルの気をふんだんに取り込ませた者達でかかるのだ」
ヴォルド(我らの悲願のため、お前たちにはここで大人しくしてもらう)
アイヴィー「そう易々いくかな、そなた等こそ逃げた方がいいのではないか」
ソフィー「これ以上あなた方の好きにはさせません」
ナコルル「私たちも大自然のカムイに誓って、勝たせていただきます」
アスタロス「図に乗るなと言ったはずだ、こちらも切り札は備えている」
・アスタロスの号令で、インフェルノの他に数体の傀儡の剣士も現れる。

覇王丸「こいつはユガの傀儡どもか」
色「・・・彼の、呪縛は、感じない、おそらくは、別の者、なのね・・・・・」
御剣「するってえと、これも“ざさらめいる”の仕業だな」
タキ「するとでもなく、そうであろうが、これも厄介そうだが」
ナコルル「それなら、まだまだ増援もありそうです」
レオ「ともかく、こちらも着実に斬り進むのみだ」

・敵を数体撃破ごと、巨大な傀儡が出現する。
フェリシア「なんだかビクトルそっくりだな、でもこっちのほうに意志のかけらも感じられないよね」
モリガン「つくづく悪趣味よね、ユガといいザサラメールといい」
デミトリ「たしかに忌々しいほどに頑丈だ、だがこれしきの敵に斃れるのは許さぬぞ。お前たちにもいずれ来る宴に加わってもらうからな」
モリガン「はいはい、なんとかあたってみましょう」

・一定以上の敵を撃破後、第三層の守護者が出現する。
アーサー「おお、これは勝手知ったる魔界村のドラゴン、いやそれよりの熱い気を放っているな」
レオ「うむアーサー殿、あの長い胴の竜に心当たりがあるなら、戦い方もおのずと知れようが」
ギルガメス「差し出がましいのですがここも深入りを避けて着実にかかりましょう」
「・・・うむ!」

・敵キャラクター紹介
サラマンダー:外見は東洋の“龍”に似ているが、口から吐くブレスに加え、手足から繰り出す炎の魔法を武器に襲い掛かる。

・ボスのサラマンダーは、戦闘画面では胴体各部分に攻撃可能場所があり、それを一つずつ撃破していき、最後に残った頭部を撃破すれば勝利となる。

・ヴォルド撃破
ヴォルド(主よ、このヴォルド未だ使命を果たせず、申し訳ありません)

・アスタロス撃破
アスタロス「くそっ、またしてもお前たちにしてやられるとは」

・敵全滅後
アーサー「うむ、ようやくかたが付いたか」
御剣「ああ、今度ばかりは手応えありすぎたぜ」
覇王丸「まったくだ、面倒なものばかり蘇らせやがって」
アイヴィー「それだけそちらも本気でかかるとものであろうが、これ以上は不愉快だ」
ソフィー「一刻も早く止めなければなりません、天界に到り彼の暴挙を止めるために」
レオ「ところで次の階層に到る塔は見つかったかね」
コブン「はい、ここから10時の方向にあります」
ガンツ「そいつは見りゃ分かるが、はたしてお次はどんな地獄が待ち構えているやらだな」
クロノア「おどかさないでよガンツ、でも僕らはもう後戻りはできないからね」
レオ「そなたたちも戦わねばならぬが、いざとなればわたしが先陣を切ろう。ともかくも参ろう、次の階層へ」

TO BE CONTINUED

| | | コメント (0)

FINAL EPISODE:無限の彼方へ(その2)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは、幻想界の世界をも引きこんだ天界へと到る路。その第2層の攻防をお送りする運びです。今回テイルズ系の魔物をメインにプレイヤーたちを待ち受けることでしょう。はたしてどう切り抜けられることか、といったところで、それでは、ごゆっくり。

MAP:天界へと到る路:虚空の回廊

塔の出口、そこは一面の野原だった。
リッド「しかしこの大地はまるでうちのインファリアだな、いやロイドのシンフォニア、ユーリのテリカかな」
ユーリ「いずれにしても、幻想界の要素も取り入れているな」
ロイド「しかし物騒なことだな、そんな大仰な魔力、どう取り入れていったんだ」
ヴァルドール「原理としてはそう複雑なものではない。元来魔力とは自然の力を制御する力、それを行使するにまずは人の力とそれを補助する道具器具があればな」
レオ「繰り返すがここも速やかに攻略せねばならぬな」
スタン「まあ、やるだけやってみるさ」
・テイルズ系のチームを中心にプレイヤー選択後、戦闘開始

・まずはテイルズ系の魔物を中心に攻めてくる。
ルーティ「やっぱりうちにゆかりの魔物たちも取り入れているのね」
ファラ「数が多いから、すべてにあたるのは骨が折れるけれどね」
ハロルド「まとめて倒すに越したことはないけれどね」
コレット「それでも、先に行かなきゃいけませんので、一つずつ当たっていきましょう」
エステル「まずは私たちが先陣をお任せできれば」
ルーティ「まあまあ、ここはみんなで当たっていきましょう」

・一定数の敵を撃破後、リーバード系の敵の群れが出現する。
トロン「何ですの、どうしてこんなところにリーバードが」
ロール「おそらくあのセラが寄越したものじゃないの、ほら、あのジュノをよみがえらせたのも彼女だろうし」
ロック「いずれにしてもここを切り抜けて先に行かなきゃいけない。僕自身の真実のために」
ロール、トロン「・・・・・うん」
・続いてドルアーガ系の魔物とそれらを率いるナイトや魔術師が登場する。
ガンツ「これは勝手知ったるドルアーガの魔物たちだな。それからまた見かけない奴もちらほらいるな」
タバサ「ふむ、物体浮遊移動は魔道の初歩ですが、これほど高度に使いこなすとは」
カイ「あとその周りにいるのは、やはり死霊の類ですか。それもかなり厄介な」
イリス「気を付けて下さい、彼らも近付くものの精気を吸い取る魔物です」
景清「早々に斬り伏せればよい」
ギルガメス「ともかくすみやかに、そして着実に片づけなければならないな」

・さらにはレアリエン、グノーシスの一群までも現れる。
シオン「なにこれ、まさかレアリエンやグノーシスまでも」
ジュニア「しかも実体化してやがるな。MOMOやあかりの力を借りるまでもなかったな」
あかり「今さらあのおっちゃんの手回しがいいのは分かりきってるから、ここはすみやかにやっつけよ」
・そして巨大な岩人形が形成され現れる。
楓「な、なんだ・・・・・」
「大地に眠る精霊たちよ、これなる土くれに宿りて姿を現したまえ」
やがて岩が集まり人型に形成される。
「命、授けよ・・・・・!」
嘉神「これは、まさに土人形だな、これほどの巨体に物々しき武装、ここまで来れば油断ならざる敵には間違いないな」
レオ「強大なる敵ほどその守りの隙を突くべきだな。ひとまず掴めればよいのだが」
タバサ「いっそのことかかってみせましょう。どうやらこの回想の奥が揺らぎ始めておりますから」
ヴァルドール「そういえばそうだな、下手をすればこの地もなくなるやもしれぬ。その前に敵を殲滅せねばならぬな」
クロノア「う、うん、なんとかがんばってみる」

・敵キャラクター紹介
ストーンゴーレム:土くれから形成された土人形。その強力と機動力、両手を飛ばしての攻撃を得意とする。

・敵全滅後
ガンツ「何とかやっつけられたな」
ギルガメス「ところで奥の鳴動が徐々に大きくなってくるな」
パコ「わっ、なんか地面が揺れている」
レオ「うむ、どうやらこの層が崩壊を始めたかな」
リッド「こいつはまずいんじゃないのか」
ロイド「早く塔を上った方がいいんじゃないか。もちろん慌てずに」
ユーリ「地面の崩壊そのものはそんなに早くないと思うから、ゆっくりと入っていこう」
トロン「大丈夫ですわ、もし崩壊が早ければ船が拾って差し上げますわ」
クロノア「これも少し不安なんだけどね」
レオ「うむ、ここはわたしが殿を務めよう」
プレイヤー、一組ずつ塔内に入り上層に昇っていく。やがて誰もいない台地は崩壊をはじめ、あとは上層に宙づりとなっていた塔が残ったが、これもやがて崩壊を始めていくのだった。

TO BE CONTINUED

| | | コメント (0)

FINAL EPISODE:無限の彼方へ(その1)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、このナムカプケイもいよいよ終章。本当の意味での“神”を生み出すため最後の暗躍を行うザサラメール一党との決戦に向かうプレイヤーの様をここにお送りする運びです。はたして彼らが見たものはいかに、といったところで、それでは、ごゆっくり。

インターミッション
コブン「トロン様あ、前方に何層かの地面がありますう」
ロンベルト「なんだと、先に見た時はこんなものなかったぜ」
ヴァルドール「うむ、おそらく天へと至らんがため何層かの地面と塔を築いたというわけだな」
レオ「これも1層ずつ攻略すればいいな、たしかに骨が折れるが」
トロン「いっそひとっ飛びといきたいですが、敵の陣容の厚さを考えればままならぬところもありますわ」
ハイデルン「それに補給の関係もあるからこの船を失うわけにはいかない。我らが攻略するごとに進めてくれたまえ」
コブン「了解しましたあ」

MAP:天界へと至る路・底辺の入口

天空への塔
延々と続く荒野、そこには魔物や魔獣やら悪霊、死霊がひしめいている。
ロイド「流石に下層とはいえ、この陣容は伊逹じゃないな」
ユーリ「うん、魔物たちも一見無秩序な併存に見えるが、各界の要素が集められてそれなり共存しているってことか」
レオ「そういえば逢魔の乱の終盤において物質界にてそれと同じ事象があったと聞くが」
零児「ああ、沙夜を通じて九十九や一(はじめ)、ひいてはDEUSを復活させるための要素が集ったんだ」
小牟「それをワシらが一旦は阻止したんじゃが、ものの数日後にアヌ神の神罰を受けてしもうてのう」
ガンツ「しかしDEUSはともかく今じゃディアボロスやらアイオーンやらともっと物騒な奴らがひしめいてるっていうぜ」
イングリ「そやつらもひとまず片付けねばのう、じゃが幸いにもこの塔が物語っているようにほとんどの魔物が集っているから」
覇王丸「それらすべてを倒せばいいんだな、腕が鳴るぜ」
ハイデルン「うむ、ようやくこちらに気付き“敵”が集ってくるな。各員戦闘準備を忘れずに」
「おう!」

・敵の主な構成は、ドルアーガ系の魔物(スライム、ローパー等)をメインに、隊長格ユニットとしてナイト、クオックス系竜族が登場する。

・第一陣との対峙
ロイド「まず魔物のほかにどこか見たようなユニットぞろいだな」
リッド「勝手知ったるといいたいが、いつも通り着実にかかるほうがいいかな」
ユーリ「そうだな、戦いはまだ始まったばかりだ」

・第二陣との対峙
たろすけ「お次は死霊やゾンビの類だね、ここはオイラたちの出番そうだけど」
景清「頼朝亡き後これほどの軍勢とは、その“ぞんびい”どもの頭もなかなかのつわものなりや」
リック「・・・ジェニファー・・・・・」
あかり「ともかく片付けることに専念しよ」

・第三陣との対峙
ガンツ「お次は幻獣どもか、まったくうざってえな。どこかであいつらが待ち構えているかもしれねえ」
ロロ「リオ姉さん・・・・・」
クロノア「でも、まだまだ序の口だからね・・・・・」
ガンツ「ああ、そう焦っても仕方がねえ、ここは少しずつ片付けようぜ」

・一連の敵を倒した後、強大な魔物が現れる。
レオ「おお、あの塔を守りし魔物が現れたか」
ギルガメス「あれはクオックス等に近い竜族の類か」
ヴァルドール「うむ、ミザリーたちと同じドラゴンの類だ。いずれ手強い相手に変わりはないゆえ、俺も含めてだが全力でかかるしかない」
パコ「やはりやるしかないね」

・敵全滅後
クロノア「ふう、ようやくやっつけたね」
パコ「残る敵はなさそうだし、ここでの抵抗はなくなったかな」
レオ「なればすみやかに、ゆっくりと塔へと入ろう」
・インターミッション
ガンツ「なんだこりゃ、中に階段がねえじゃないか」
ヴァルドール「うむ、これは物質界でいうエレベーターの類だな。たとえば中央のホールだ。あれに進むならば」
ヴァルドール、中央に進み、光に包まれ上空に昇っていく」
レオ「うむ、我らも続くとしよう」
何人かもヴァルドールに続き、塔内の中央から上層へと昇っていく。
トロン「とりあえず私たちも上層に昇っていきますから、あなたたちもそこに向かいなさい」
コブン(通信)「はーい」
トロンがしんがりとなり、全員が塔の上層へと昇っていく。

TO BE CONTINUED

| | | コメント (0)

エピソード19:力の滓(その28)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイ、ついにエピソード19のエピローグパートをお送りする運びとなりました。かつての強敵ながら今や大いなる協力者たる男がもたらした情報により、世界の乱の根源と戦う決意を新たにしたものたちの様をしかとご覧あれ、といったとろで、それでは、ごゆっくり。

インターミッション:ゲゼルシャフト号ブリッジ
コブン「トロン様ぁ、3羽の鳥が近付いてきますぅ」
トロン「なんなんですの、これは」
レオ「おおヴァルドールよ、ようやく戻ったか。なれば直ちに収容されよ」
コブン「はーい」
ゲゼルシャフト号に案内されるまま3羽の鳥が船に近付き、代表の青白い男がレオと対面する。
ヴァルドール「レオ王よ、ようやくそなたのもとにたどり着けた」
レオ「それで、今回の凶事について何か知り得たことがあるのかね」
ヴァルドール「うむ、まずは神界へと連なる塔に、多数の魔物が集っていると聞き受けた」
ヴァルドールのうなずきによりロンベルトが前に出て説明を始める。
ロンベルト「俺が調べたのは塔の下なんすけど、まずそこは小さな街のようで、そのドラクマーの塔みたいでして、あと上は上でまさに天高く建っていてまさにあのドルアーガの・・・・・」
ヴァルドール「そこまで述べれば分かるだろう。ドラクマー、ドルアーガの塔がそれぞれ幻想界、魔界より展開へと至らんとすると同じように・・・・・」
ワルキューレ「やはり、神界へと至らんとしているのですか」
ヴァルドール「そういうことだ」
レオ「やはりザサラメールの目的が神界なら、我らも一刻も早くたどり着かねばならぬ」
ヴァルドール「いや、真の目的があれなら、我らをおびき寄せるも目的でもあろうが。いずれにせよここは俺たちも力となろう」
レオ「うむこれは有難い。それはそうと、物質界のお歴々はいかがする。ここまで来れば後戻りもままならぬゆえ」
ハイデルン「いや、ここまで来ればこそ我らの任務なり使命なりを完遂せねばならぬからな」
京「まあ、俺としてもまだまだ燃え足りねえからな」
テリー「まあ乗りかかった舟ってわけだからな」
リョウ「力を振るって大いなる敵と戦うのも俺たち極限流、そして武道家の本懐って奴だ」
覇王丸「未だ凶事のもともあるっていうから、片っ端から斬り拓いてみせるぜ」
ナコルル「大自然のために私たちができることなら」
フェリシア「みんなあたしたちに任せなさいってことね」
デミトリ「勝手に取り仕切るな、しかしあのジェダが未だ沈黙を守っているのも気にかかる」
モリガン「あの人のことだからいろいろ便宜を図っている一方何やらを企んでいるみたいだからね」
春麗「ねえリュウ、私たちも力を振るわなきゃいけないみたいね」
リュウ「そうだな、この先の大いなる戦いを経て真の格闘家への路があるならば」
ケン「相変わらず真面目だな、しかし俺たちも最後まで付き合うぜ」
レオ「話はまとまったな。なれば彼の地へと船を進められよ」
トロン「はーい」

シオン「ところでどしたの、ジュニア君」
ジュニア「ああ、かつてU-TICの奴らと戦った際に、どこか引っ掛かったものがあるんだ」
ジギー「うむ、かつて俺も感じた、大いなる闇に蠢く“何か”の存在、だな」
シオン「おそらく、それがすべての糸を引くもの、なのね」
ケイオス「・・・・・」

一方その時、神界近くの一室にて
ザサラメール「そうか、ユンナが逝ったか・・・・・」
ティラ「まあ、今まで好き放題やってたから、あいつも満足だろうよ」
ザサラメール「所詮“うつろわざるもの”は単なる幻想にすぎぬか。いやそれに近き“存在”ならば・・・・・」
レオリナ「ああ、そのためのお膳立ては整っているだろう」
ザサラメール「無論だ、そのための舞台は整っている」
ティラ「そのための下準備に手間取っちまったがね」
そこに武装化装備を整えたサッカバスが現れる。
サッカバス「いずれにせよ、こちらの準備も万端さ、そちらの方も抜かりはないようだな」
静かに頷くザサラメール、その手には武器の代わりにワインがなみなみと注がれたグラスを持っていた。
ザサラメール「そう、大いなる“存在”のための盛大なる宴、存分に催そうではないか、諸君」
他の三人もまたグラスを持っていて、ザサラメールがワインを口に含むと、三人もそれに倣う。そしてそのグラスを床中央に投げ捨てる。光彩を放ち砕けるワイングラス。

NEXT EPISODE FINAL:Far Away

| | | コメント (0)

エピソード19:力の滓(その27)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイはついに侍魂の宿敵アンブロジアとその眷属たちとの決戦に臨む様をお送りいたします。これにて一応のケリも着くかもしれないけれど、はたしてどうなることやら、といったところで、それでは、ごゆっくり。

MAP:無限屋敷中枢

・中枢のコアを中心に、腐れ外道以下魔物たちがひしめいている。
覇王丸「ようやくここまで来たな」
ナコルル「はい、自然の声とはまるで正反対の禍々しい声が聞こえるのみです」
柳生「このようなる異界に流れる気、何としても払わねばならぬな」
覇王丸「ああ、まだ先はあるがこれが俺たちにとっての最後の戦いだ」
・プレイヤーを数チーム選出後、戦闘開始
覇王丸「まずは外道の群れか、とっとと祓って楽にしてやろうぜ」

・一定数の敵を撃破後、傀儡の剣士の群れが現れる。
覇王丸「おいでなすったな傀儡ども、しかし思えばこいつらも戦うのみのため創られた哀れな奴らだ。ここはさっぱり倒して祓ってやろうぜ」
色「・・・怖く、ないのよ、あなたたちも、己の魂を、解き放って」

・続いて数匹の犬が現れる。
ガルフォード「おおっと、こんなところに結構いい犬が現れたな、ってこいつは魔界の魔物だな」
半蔵「このただならぬ妖気、気をつけよ、これこそ暗黒神の眷属ぞ」

・更には巌堕羅の群れも現れる。
覇王丸「まったく次から次へとせわしねえなあ。こうなったら最後まで付き合ってやるぜ」

・その後で1ターンごとに歴代ボスが現れる。
天草「忌まわしき封印は消え去った。今こそ汝らに死と恐怖の罰を与えん」
半蔵「笑止千万なり、罪は己を律するものなれど、罰は他人を制する優越感が故のもの。ぬしの優越のための贄となるわけにはいかぬ」

・続いて壬無月斬紅郎が出現する。
斬紅郎「我は鬼、我は鬼、今こそうぬらの血と魂で、我が剣を極めん」
柳生「やはり来たか壬無月よ、剣を極めんがために災いと成すか。なればこそお主の剣、我が新陰流にて鎮めてしんぜよう」
・続いて魔界の瘴気を取り込んだゴルバも現れる。
ゴルバ「我が剣も地に伏すこともはや一たびならず。なればこそ我が剣、我が覇道、そして我が生、もはや退かぬ、媚びぬ、そして容赦はせぬ」
覇王丸「いかに魔の力を得て無限の強さを得ようとも、結局は雲を、そして天をつかむこともままならぬものさ」
・さらには魔界の瘴気をまとった我旺も現れる。

我旺「これほどの戦いの気が高まり、我が心も歓びで打ち震えておるわ。そして今こそ人の心捨てる覚悟もでき、この魔界の瘴気をすべて取り込んでくれたわ。汝らの侍魂、今こそ示してもらおう」
覇王丸「とうとう魔物にもなり果てたか、だがあんたの心意気もひしひしと感じられるぜ。ここは最後まで付き合ってやろか」

・そして羅将神ミヅキがさらに多くの魔獣を従えて現れる。
ミヅキ「ラキ、ラキキキキ、これほどの妖気を吸い取りこれらも強大化した。あとはそなたらの血を取り入れさらなる力、そしてアンブロジア様の復活をならしめるのだ」
ナコルル「ああ、こうまで魔の瘴気が渦巻いているのですね。こうなれば私たちのできうる限りの力を合わせて」
リムルル「うん、姉さまだけを戦わせたりしないよ、あたしだってアイヌの戦士にして水の巫女だから」
ミナ「もとよりその覚悟、私も妖滅士、そして風の巫女として、世を騒がすあやかしよ、我が弓にてかくり世に帰せ」
チャムチャム「チャムチャムも炎の巫女だよ、ぶつけて燃やして鎮めてあげるんだから」
葉月「皆さんも意気上がっているのですね。それなら私も風間の忍、そして大地の巫女として最後まで戦います」
ガルフォード「彼女たちだけを戦わせるわけにはいかない。せめて彼女を護るため、俺は戦おう」
火月「おうよ、葉月はともかく他のお嬢ちゃんもまとめて護ってやるぜ」
蒼月「ふふふ、彼女たちだけではなくそなたも守らねばならぬようですね。しかしそれはそれで楽しいものです」
タムタム「ウム、ナラバ話決マッタ、露祓イナラたむたむ任セル。皆モソレゾレ力合ワセル」
覇王丸「みんな覚悟は決まったな、それじゃああらためて全力でいこうぜ」

・数ターン後
覇王丸「やはりあのばかでかい珠がやけに響きやがるな。もうそろそろいいだろう、とっとと姿を現しな暗黒神の」
奥の妖珠の共鳴から、ひとつの人影が現れる。
色「やはり、貴方なのね、アンブロジアの陰で、蠢いていた、魔の眷属を、統べしもの、壊帝・・・ユガ・・・・・!」
ユガ「正と負の気のぶつありあいより我が糧なる神魔の気、今ここに高まった。今こそ我が復活の刻(とき)。我が名は、壊帝ユガ。今、人の世は終焉を迎えん。我が意によって・・・・・」
覇王丸「ああ、今こそ思い出したぜ、和狆師匠の言葉を。大日の陰に魔界の力の源ありってな」
ガルフォード「それじゃあ、それがアンブロジアか」
半蔵「その言葉通りならば“あんぶろじあ”は魔界そのものであり、それを糧に蘇りしもの、そしてあれなる壊帝ユガとやらも」
柳生「うむ、彼奴等こそが“あんぶろじあ”であり“あんぶろじあ”こそが彼奴等であるか」
覇王丸「いずれにしてもすべて鎮めるまでだな」

・闇天草撃破
天草「まさか、我が、滅びるのか、いや、そんなはずは、ない、いずれ、蘇り、汝等に、災いを、成さん・・・・・!」
半蔵「なればこそ、蘇るたび鎮めてみせよう。それこそが、この半蔵のそして影に生きるものの、定めなり」
葉月「私も及ばすながら、魔を鎮める光となりましょう」

・鬼斬紅郎撃破
斬紅郎「災いを退けしものたちよ、真の敵は己の中にあり、一点の曇りなく、我が路歩むこと何と難しいものか、よくぞ、我を、討った・・・・・」
柳生「たしかに心致さねばならぬか、されど己を律してこそ、魔を祓うべきことだな」
リムルル「何かを護るために、業だけじゃなく心も強くしなきゃいけないね」

・真ゴルバ撃破
ゴルバ「やはり滅びの運命は避け得られぬか、なれど我は魔界に鎮むのみ、その上で其方等の滅ぶさまを見届けてみせよう」
タムタム「たむたむ、死ヲ怖レナイ、コノ世ヲ滅ボサセヌタメ、コレカラモ戦ウ」
チャムチャム「ボクももっと強くならなきゃ、あと心も高めないとね」

・魔界我旺撃破
我旺「世の哭き声は、未だ止まず、なればこそうぬらは、それらを鎮めることが、できるのか・・・・・」
狂死郎「そういうならば鎮めてくれよう、今更ながらにそれこそが、我が狂死郎歌舞伎、そして退魔の舞の使命なりぃ」
ミナ「これからのことは分からないけれど、私も、この弓にかけて、世を護ってみせるわ」

・羅将神ミヅキ撃破
ミヅキ「ラ、ラキキ、アンブロジア様がいる限り、我は、決して、滅びぬ・・・・・」
覇王丸「それならば俺たち人間も滅びることはないさ」
ナコルル「自然の力を、人々が受け入れ続ける限りには」

・壊帝ユガ撃破
ユガ「おお、我が身に、光が、差し込んでいく」
色「大日の、影たる、貴方も、大日そのものに、取り込まれて、いくのね・・・・・」
覇王丸「これですべてが終わった、ともいえないが、魔界も鎮まれば、まず大丈夫だろう」

・敵全滅後
覇王丸「これですべてが終わった、かな」
ガルフォード「Oh、この部屋そのものが揺れているな、まさかここも崩れ去るってところか」
半蔵「アンブロジアの沈黙ゆえ魔界そのものも鎮まり、この部屋も魔界の淵に沈むもまた時間の問題か」
チャムチャム「ここも崩れちゃうってことは、ボクらも危ないってこと。どうしよう」
タムタム「ウム、ココハ巫女ノ力デナントカナルカモ、シレナイ」
リムルル「ええっ、でもどうやって」
ナコルル「たしかに自然の力を借りようとも、これはままなりません、でも、できる限りは」
ミナ「そんな悠長なことはできないわ。せめて崩れるがれきを退けられれば」
天井が崩れ、そこからゲゼルシャフト号が現れる。
コブンの声「みなさーん、ここも崩れちゃいそうなので、回収に来ましたぁ。すみやかに乗ってくださーい」
覇王丸「おお、これぞ渡りに船か、それじゃあみんなゆっくりと乗り込んでいこうぜ。しんがりは俺でいいだろう」
プレイヤーが次々と乗り込んでいき、最後に覇王丸が乗り込んでいく。
コブン「これで全員乗り込みましたぁ」
覇王丸「そうか、これでこの地ともおさらばだな」
ゲゼルシャフト号が飛び立つと同時に、魔界の無限城も大地ごと崩れ去っていく。

MAPクリア

TO BE CONINUED

| | | コメント (0)

エピソード19:力の滓(その26)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは、常世の使者とキャリバーの刺客を交えての攻防をお送りいたします。いずれ劣らぬ強敵と、編者が予想した月華の宿敵を交えてお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

MAP:無限屋敷・胎動の間
覇王丸「奴らの中枢にしては何もなさそうだな、いや天井にある冥いう渦らしきものが気になるな」
楓「あれはまさか“地獄門”現世と常世をつなぐ入口だ、しかしどうしてこんな処に」
嘉神「おそらく、ここが我らがいう常世に近き処だろうが」
守矢「おそらくは、ここに雪も」
「さあ、どうかねえ」
・まずはティラがシャレードたちを引き連れて現れる。
アイヴィー「やはりそなたらか、常世、魍魎界の力まで借りて、今度は何を企むことやら」
ソフィー「ここで決着をつける時です。まずはあなたたちから」
タキ「うむ、ここは彼女らをたしなめつつ進まなければならぬな、もちろん四神の歴々も」
あかり「まあ、力合わせりゃ大丈夫やで」
・プレイヤー選択後、戦闘開始

・まずはシャレード及びインフェルノ、コロッサス群が攻めてくる。

・一定以上の敵を撃破後、まずはヴォルドが増援に現れる。
ヴォルド(我が主の悲願のため、お前たちを、倒す)
アイヴィー「そうたやすく我らに敵うかな、もはやそなたの動きもひとまずは見きれているが」
ヴォルド(甘く見るな、我が力前よりも疾くなった)

・次はアスタロスが姿を現す
アスタロス「今度こそお前たちの血肉をもって俺の力と成してくれよう」
ソフィー「ここであなたたちの思惑に乗るわけにはいきません」
アスタロス「忘れたか、ここは魍魎界、俺たち闇の眷属にとっては力の礎たらん処だということを」

・続いてラファエルとエイミが現れる
ラファエル「我らの行く手を阻むものはやはりお前たち、なればここでケリをつけるも悪くはない」
エイミ「・・・すべては、私たちの仕合わせのため・・・・・」
御剣「お前たちの望みがなんであるかは分からんが、こちらにも退けぬ理由があるからな」
ラファエル「やはり、立ちはだかるか、我が命をかけても」

・さらに漆黒の騎士が現れる
御剣「なんだと、お主“内藤”か」
ソフィー「・・・ジーク・・・・・」
アイヴィー「ふふ、其方も来たか、ナイトメア」
ナイトメア「奴らの煩わしい気が入り続けていく、この場を収めねばならない。その、ためには・・・・・」
タキ「“内藤”いやさ“じーく”よ、お主も苦しんでいようが、ここで一思いに斬り捨てれば・・・・・」
ソフィー「待ってタキ、彼の苦しみなら貴女も分かってるはず。もしも斬ってしまえば彼の怨念のみが残るのみ。それでは何も解決はしない」
アイヴィー「斬らずに救うことができるかな、それがいかに難き事かは分かるはずだが、やってみる価値はあるかもしれないが」
御剣「いずれにしても面倒くさいが、ここは付き合ってやろう」

・そして刹那も増援として乱入。
楓「やはり来たか、刹那」
刹那「そうだ、今こそ貴様たちの最後の刻、すべては世のあるべき姿に帰するだけ」
あかり「早々あんたの思惑に乗ってたまるかいな」
刹那「ふふ、そう言っていられるのも今のうち。いずれ本当の恐怖と絶望を覚えよう」
楓「何、一体どういうことだ」
・刹那の懐から数枚の人形(ひとかた)を取り出し、それが数体の黄龍に姿を変える。
楓「あれは、まさか、お師さん」
あかり「これって、人形の術やない」
刹那「その通りだ一条の娘、お前たちの陰陽道と同じ、我が呪力で創り出した最強の四神、黄龍だ。いかに貴様らとてこれら相手にどうする」
嘉神「・・・これも我が罪の成せる業ということか。なればこそ」
楓「お師さん・・・・・」
守矢「ためらうな、楓、これは師匠の姿をした単なる傀儡に過ぎぬ」
楓「ああ、分かっているよ。いくよ、お師さん」

・さらに数体の敵を撃破後、漆黒の衣の女が現れた。
楓「・・・なに、まさか・・・・・」
守矢「これは、まさか」
刹那「そう、そのまさかだ。常世の思念が集い生み出されたもの、その名は“黄泉”」
嘉神「そういえば老師に聞いたことがある、あの刹那が常世の意思を阻むものを狩るいわば“イノチヲカルモノ”ならば、彼の女(もの)は常世の負の思念が集い、おそらくは門の巫女たる雪の身に憑りついたもの。この世を混沌に帰すのみのために」
楓「それでは、雪姉さんは」
刹那「そうだ、地獄門をひととき封じるために命を落とした雪の肉体に宿った我らの意思、それがこの黄泉だ」
嘉神「ううむ、老師が一番懸念したことが顕現してしまったか」
黄泉「我は、常世の意思、我が名は、黄泉。今こそ、この世の生きとし生けるもの、すべてを在るべき処に帰さん」
守矢「雪・・・・・」
楓「姉さん・・・・・」
刹那「ふふ、貴様らにこの黄泉を斬れるか。もっともこの黄泉は、常世そのものの力を得、もはや俺ですら及びもつかぬがな」
あかり「ここは、うちが、やってみる・・・・・」
嘉神「うむ、やはりそなたが出るか。心もとないが我らもできうる限りの力を尽くそう」

・ソフィーティア、ナイトメアに接近する
ナイトメア「何だ、お前は・・・・・」
ソフィー「ジーク、私の声を聞いて。かつてあなたはお父様を手にかけ、その苦しみで剣を振り続けた」
ナイトメア「・・・・・」
ソフィー「あなたが求める力の果て、かつてセルバンテスが手にしたソウルエッジが破壊され、その一部があなたの手にうちに渡り、今のあなたが顕現した」
ナイトメア「・・・ぐう」
ソフィー「その影響で各地のイヴィルズバームが吹き上がり、あなたをはじめ魔の眷属が幅を利かせている。くしくもその中心にいたのは常にあなただった。それをあのザサラメールが利用して今に至っているわ」
ナイトメア「・・・お、俺は・・・・・」
ソフィージーク、あなたは自分が思っているほど弱くはないはずよ。どうか自分を信じて内なる弱さに打ち勝って」
ナイトメア「俺は・・・と、父さん・・・・・」
・そこにシャレードの一人が近付き、一人の騎士の姿を形どる。
騎士「ジークよ、お前の苦しみはよく知っている。あの時の出来事はひとえにわたしの身勝手が引き起こしたること。これも当然の報いであろう。だがその苦しみが故にお前が人々に災いを引き起こすなら、わたしがすべて受け入れよう。そしてお前は、己の行いを省みこれより正道を歩むのだ」
ナイトメア、騎士と対戦した後に騎士を貫く。騎士は姿を消し、そこには一本の大剣が突き刺さっていた。
ナイトメア「とうさん、父さん・・・・・」
ナイトメア、己をまとう鎧が外れ、もとのジークの姿に戻る。
ジーク、突き刺さっていた大剣を手に取る。
ジーク「俺は、永い夢にうなされていた。父さんを手にかけ、ぞの幻を振り払うためにずっと剣を振り、今に至ったんだ」
タキ「ふふ、やっと目が覚めたようだな“じーく”よ、されど今のお主は手負い、足手まといにならぬうち今はさがるがいいさ」
ジーク「ああ、そうさせてもらう」
ジーク、一時撤退する。

・あかり、黄泉に接近する
黄泉「何者ぞ、よもや、汝は・・・・・」
あかり、後ろ髪の束ねがほどかれ、髪が青白く光る。
あかり「雪姉ちゃん、どうかうちの声を聞いて・・・・・」
嘉神「なんと一条の娘よ、そなたがそうであったか」
楓「どういうことだ」
嘉神「先に老師が“門の巫女”を探し求めると言ったが、陰陽の理からすれば、巫女はふたり。なればもう一人の巫女こそが一条の娘であったのだ」
あかり「先に姉ちゃんが地獄門を封じる巫女だとうちも玄武のじいちゃんの話で知ったけど、うちも四神の束ねと知ってから、もしかしたらと思ったんよ」
楓「あかり・・・・・」
あかり「うちもそのことが怖くないわけやなかったけど、ずっとそのことをうちなりに考えてたんよ」
黄泉「・・・・・」
あかり「先の闘いで姉ちゃんが地獄門封印したけど、その後で姉ちゃんが今の姿になって分かったんよ、嘉神の兄ちゃんが言うように、封印は完全じゃなかったって」
黄泉「・・・私は・・・・・」
あかり「うちの覚醒もまだ完全やない。どこまで持つか分からんけど、せめて姉ちゃんを抑えてもとの姉ちゃんに戻す手助けができれば」
黄泉「あかりさん、私は・・・・・」
刹那「そうはいくか、小娘よ、貴様さえいなければ」
刹那、あかりに襲い掛かるも、あかりから発する気ではじき返される。
刹那「くっ、なん、だと・・・・・」
刹那、このまま後方に飛ばされる。
楓「あかり!」
あかり「うん、うちも大丈夫。でも力は少し小さくなってきたわ」
黄泉「・・・ええ、私も、大丈夫。今は、常世の闇を、抑えるだけで、精一杯だけど。いずれは、本当の意味での、封印の儀が、成されるわ」
黄泉、姿を消していく。
雪「その時まで、自分の力と心を、高めていって。そして、楓を、よろしくね・・・・・」
あかり「姉ちゃん・・・・・」
あかりも元の姿に戻っていき、そのまま気を失う。
楓「姉さん・・・・・」
守矢「雪・・・・・」
嘉神「案ずることはない。彼女の心が確かならば、いかに黄泉が再び顕現しようとも、必ずや雪の心を取り戻そう」
楓「ああ、分かっている」
楓、あかりとともに一時撤退していく。

・ヴォルド撃破
ヴォルド(主よ、申し訳ありませぬ)

・アスタロス撃破
アスタロス「この俺が、また貴様らごときに」

・ラファエル撃破
ラファエル「わたしも、これで終わったわけではない」

・エイミ撃破
エイミ「私も、まだ負けていない」

・ティラ撃破
ティラ「あいも変わらずおまえたち、ことごとくあたしの邪魔をしてくれるね」
ソフィー「もうあなたの、あなたたちに邪魔はさせない」
ティラ「これであたしがあきらめたと思ったら大間違いだ、いつの日か、あたしも・・・・・」

・刹那撃破
楓「そこまでだ、これ以上はお前の好きにはさせない」
刹那「ふっ、してやられたわ、しかし俺と、そして黄泉を退けても、常世の闇は着実にこの世を覆い尽くそう。その時にいかに貴様らとて」
刹那、そのまま姿を消す。
嘉神「常世の闇か、何としても封じなければならぬ。今更ではあるが、これが四神の勤めなれば」

・敵全滅後
嘉神「終わったな・・・・・」
御剣「こっちはうまくいったが、そっちはそうもいっていられんな」
楓「いや、姉さんの心はまだ生きている。そしてあかりと僕たちの力が確かならば」
ソフィー「そうです、人の心こそ力の源、私たちはそう信じます」
アイヴィー「ここの敵も一掃できたゆえ、次に参ろうか」

MAPクリア

・インターミッション
御剣「おうお嬢さん“じーく”の容体はどうだ」
イリス「はい、傷は思ったよりも浅く、適切な治療で今は寝入っております」
御剣「そいつはよかったな」

ソフィー「体の方はもういいのですか」
ジーク「ああ、少し経てば満足に戦える。その時はいくらか力になろう。しかし・・・・・」
タキ「まだ何かあるのか」
ジーク「うむ、あの時ソウルエッジとともに俺の体にまとわりついたあの鎧、前にも言ったがイヴィルを取り込み続けることで己をより強大化したというのは前にも言ったが」
ソフィー「いまだ強くなり続けていると」
ジーク「おそらくそうだろう。こればかりは俺自身もあらためてケリをつけなければならない。今までの件もあるが、俺に償い切れるかも分からない。だがやらねばならない」
ソフィー「ジーク・・・・・」
ジーク「もちろん、俺を救ったあんたたちの力にもなりたい」
ソフィー「ええ、ありがとう」
御剣「どうやらこちらも大丈夫みたいだな」

TO BE CONTINUED

| | | コメント (0)

エピソード19:力の滓(その25)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは遅ればせながらも侍魂のボスたちと月華における常世の支配者がプレイヤーたちの前に立ちはだかることでしょう。はたしてその勝負の帰趨、そしてその奥底にとらわれた一人の少女の運命やいかに、といったところで、それでは、ごゆっくり。
 
MAP:無限屋敷、内広間
 
・まず覇王丸、続いて火月、蒼月が登場する。
覇王丸「とうとうここまでたどり着けたか、ってあれは・・・・・」
・奥の祭壇には一人の少女がとらわれている。
火月「あれは、葉月」
蒼月「やはりこんなところに、何としても助けなければなりませんが」
・続いてナコルル、リムルル、チャムチャム、ミナが登場する。
ナコルル「やはり葉月さん、ここは私たちも力になります」
リムルル「姉さまが行くなら、あたしだって」
チャムチャム「うん、ボクも炎の巫女として行かなくちゃ」
ミナ「ええ、私の背を風が押している、これがさだめなら・・・・・」
 
・プレイヤー選択後、傀儡の剣士たちが現れる。
覇王丸「おいでなすったな、羅刹丸と同じく魔物に操られた哀れな奴らだ、ここは思い切ってバッサリといこうか」
ナコルル「やはり倒さなければいけませんか」
覇王丸「自然に還せれば供養にもなるさ、お前さんも侍なら分かるはずだ」
ナコルル「はい」
 
・一定の敵を撃破後、巨体の剣士が現れる。
剣士「よくぞ来た、などと揚言は言わぬ、剛のものどもよ、己が剣技兵法をもって我と対すべし」
覇王丸「おお、これはまさか」
半蔵「間違いなし、これぞ壬無月斬紅郎、今や鬼と呼ばれる人斬りぞ」
柳生「未だ迷うておるなら我らが成敗せねばならぬな」
斬紅郎「我こそは鬼、我が剣は災い、今こそ全てを捨てて参らん」
 
・さらに一定の敵を撃破後、軍人風の男が現れる。
男「待ちかねたぞ、将にふさわしきもののふたちよ」
シャルロット「まさかそなたまでも魔の虜となったか、ゴルバ卿」
覇王丸「おい、知ってるのか」
ズィーガー「うむ、かつて欧州に反乱を起こすもひとまずは鎮圧され、そのまま行方をくらましたのだが」
覇王丸「まあいずれにしても討ち取るのみだな」
 
・続いて武将風の侍が現れる。
武将「程よき覇気が渦巻いておるわ、うぬらごときますらおと仕合えること、この兇國我旺、久々に喜びに打ち震えておるわ」
半蔵「うむ、お主は兇國日輪守我旺」
覇王丸「うん、聞いたことあるな、かつての大名ながらも幕府に反旗を翻したあの我旺さんか」
柳生「ともかくも世をも讐成さんとするならば、ただ成敗するのみだ」
 
・そして流麗なる男が現れる。
男「今こそ汝らの魂、主のもとに召す刻が来たようだ、我が名は天草四郎時貞。そう今こそ、贖罪の刻」
柳生「おお、やはりあの天草か、かつて島原にて反乱を起こすも討ち取られたあの天草、やはり黄泉返ってきたか」
天草「やはり汝らもかつての幕府の者か、なればこそ我が怨みを込め、汝等の魂を我が主のもとに召してやろうぞ」
覇王丸「さてそううまくいくかな、あんたが災いそのものなら鎮めなきゃいけねえな」
ナコルル「怨みとともに悲しみも渦巻いています。その悲しみを鎮めて差し上げましょう」
 
・斬紅郎、天草らボスキャラ出現後
火月「くそっ、葉月を目の前にしながら手を出せねえたあ」
蒼月「焦りは禁物ですよ、というべきですが、流石に埒があきませんね」
チャムチャム「なんとか葉月に呼び掛ければいいけどなあ」
リムルル「何とかできないの、姉さま」
ナコルル「とりあえずなんとかしてみましょう、とりあえずみなさんも力を貸して」
・その後でナコルル、リムルル、チャムチャム、ミナが一時戦闘不能(移動は可能)となる。
・敗北条件の変更、ナコルル、リムルル、チャムチャム、ミナの敗走が追加される。
覇王丸「やはり敵さんも葉月の力を頼りにしてるか、やっぱナコルルを護りきらなきゃな」
ガルフォード「彼女たちは俺たちが護るから、君らも踏み止まってくれ」
火月「おうよ、任せとけ」
蒼月「ふむ、ここは貴方の言に従いましょうか」
 
・1ターン後、葉月への呼び掛け(その1)
ナコルル「葉月さん、魔物にさらわれたあなたを救うため、私たちはここにまかり越しました。今まさに、私たちはその魔物の軍勢に向かっています」
葉月を封印した冥い色の水晶に軽くひびが入る。
半蔵「うむ、水晶にひびが、ナコルルの声が届いたか」
 
・続いて1ターン後、葉月への呼び掛け(その2)
ナコルル「たしかに魔物の軍勢は私たちの力をはるかに超えるものでしょう。それはあなたの力を頼ってのこと、もしもあなたがそれを欲しないのであれば、路が拓けるかもしれません」
冥い水晶にさらにひびが入る。
柳生「うむ、これはうまくいくかもしれぬ。我らも奮起せねばな」
 
・さらに1ターン後、葉月への呼び掛け(その3)
ナコルル「こうして葉月さんの心に呼び掛けんとしています。もしも私たちの声が届くなら、あなた自身の力を信じて。私たちに力を貸して下さい」
水晶のひびから光が差し込んでくる。
覇王丸「あと一息ってところだな、こちらももうちょっと頑張ってくれ」
 
・そして1ターン後
葉月の水晶にアスラが現れ、斧の一振りを叩きつける。
火月「ああっ葉月、てめえ何しやがる」
アスラ「娘を助けるつもりはないが、奴を討ち取れるならばあるいはな」
蒼月「ふむ、なるほど、礼は言いませんが、助かりました」
アスラ「借りは返した、さらばだ」
アスラ、去っていき、代わりに色が現れる。
色「・・・大地の巫女、あとは貴女の力次第。この柵を破り、出てきなさい・・・・・」
水晶は破壊され、葉月が再び起き上がる。
葉月「あれ、ここはいったい、そういえば誰かの声が聞こえたような、ああ、あなたが助けてくれたんですか」
色「・・・私は、なにもやっていない、ただ貴女の意志が、この柵を破ったの・・・・・」
火月「おお、葉月、無事だったか」
蒼月「ここは助けねばなりませんね」
葉月「ああ、兄さんたち、でも魔物に襲われてる、なんとか助けなきゃ」
色「・・・気を付けて、まだ貴女も、狙われている、私もあの人の柵は、解けてはいないけど、貴女を護れるなら・・・・・」
葉月、色がチームを組み、以降操作可能となる。
・敗北条件変更:ナコルル、リムルル、チャムチャム、ミナの敗走が除外
覇王丸「ようやく助かったな、あとはこいつらを着実に討ち倒すのみだ」
 
・天草撃破
天草「まだぞ、穢れ切った塵世を浄化するまで、我は、滅びぬ・・・・・」
 
・斬紅郎撃破
斬紅郎「我は、鬼、我が剣は、災い、我が剣技、未だ、成らず・・・・・」
 
・ゴルバ撃破
ゴルバ「やはり、我が命を捨てねば貴様らは、討ち取れぬか・・・・・」
 
・我旺撃破
我旺「國の哭き声、未だ止まず、ゆえに我、ここに斃れる、わけには、いかぬ・・・・・」
 
・敵全滅後
覇王丸「いずれ敵の大将さん相手だった。流石に手こずったが一安心だ、と言いてえが」
柳生「うむ、魔の根幹が未だ奥で巣食うておる。それを絶たぬ限りは」
ナコルル「それらを鎮めなければいけませんが。まず葉月さんが助けられたことで」
蒼月「これも一安心ということですね、それでは、わたしはここで」
葉月「待って蒼月兄さん、どうせなら一緒に戦いましょう」
蒼月「ふふ、相変わらずですね、わたしは群れるのが苦手、と言いたいところですが。ここは常世なればやはり独りでは心もとないゆえ、あえてそなたたちと一緒に参りましょう」
火月「ああ、そうこなくっちゃな」
色「・・・私も、貴方たちとともに・・・・・」
・色、正式に仲間になる
覇王丸「なら決まりだな、それじゃあ次いってみようぜ」
 
MAPクリア
 
TO BE CONTINUED

| | | コメント (0)

エピソード19:力の滓(その24)<namco×CAPCOM・SNK> 

さてみなさん、今回のナムカプケイはいにしえのつわものたちの霊がプレイヤーたちに襲うことでしょうが、はたして彼らの愛憎渦巻く中、いかに戦い抜くかをここに記す運びです。あと今作はもはや10数年前のナムカプをベースに制作されましたが、今回に限っては近作の設定をそのまま借りることといたしました。それでは、ごゆっくり。
 
MAP:荒野の無限屋敷外庭
 
・まずレオと覇王丸が登場する
レオ「ここが我らが敵が立てこもる城のようだな」
覇王丸「ああ、以前これと同じ屋敷で戦ったことがあるが、しかしこの鳥居の群れは何かを祀っているようだな」
景清「まさしくこの妖気、間違いなし、彼奴等が近くにいる証」
 
・突然、魍魎やゾンビの群れが出現する
政子「その通り、今まさに頼朝様が御力を取り戻し、今再び魔の王として人間界に君臨せんとしておられる」
景清「そうはさせぬ、頼朝めは再び闇に封じてくれん」
御剣「久しぶりの露払いだ、しかし尼どののみとはいささか興が冷めるが」
政子「ふふ、そうせぐでない、そなたらもじっくりとお相手いたそう」
 
・プレイヤー選択後、戦闘開始
 
・一定数の敵を撃破後、まずは巴御前が増援として現れる。
巴「お待たせいたしました」
政子「ほほ、今少し遅れてもよかったが、何分対手も手強くなったからのう」
 
・続いて静御前が増援として現れる
静「ただいま参りました」
政子「ふむ、対手は手強くなったゆえ、意外とご足労は早いかもしれぬ」
 
・そして義経、弁慶、義仲らが増援として出現する
巴「ああ、義仲さま、お待ちしておりました」
義仲「うむ、我らとしても今こそ決戦の刻」
静「義経さまも、この刻を待ちわびました」
義経「ほほ、我が来たからには彼奴等には勝手はさせぬ」
弁慶「うぉらあ、ここは某が足止め仕り、然る後に」
「・・・その儀には及ばぬ」
・ついには頼朝も姿を現す
景清「ついに現れしか、頼朝よ」
頼朝「我、三度黄泉に落とされたゆたうた身にあり“ざさらめいる”なるものの助力を得て、此処に黄泉返った。今度こそ我が現世を統べ魔の王とならんがため、そして宇宙の理を得てより高みに上らんがため」
景清「ぬしの望みがいかなるものやは知らぬ、されど我らがいるべきは黄泉の奥底、現世は生きとし生けるもののもの、これ以上乱させはせぬ」
頼朝「小賢しや、ここは生と死の狭間、いわば魍魎界。死してなお現世に未練を残すものの想いが瘴気となりて吹き上がっておるわ」
政子「頼朝さま、まずは我らが露払いいたしましょう、よいか、巴、静」
巴、静「ははっ」
政子、巴、静が進軍していく。
 
・巴、静、政子をすべて撃破後
景清「ぬう、まだ黄泉返るか」
御剣「たしかに、この瘴気で何度でも蘇ってくるのは厄介だな」
覇王丸「いや、あの三人の様子も何やら変だ。まるで瘴気に憑りつかれているみたいだな」
巴、静、政子、膨大な瘴気を取り込み異形の亡者に変貌する。
巴「すべては、義仲様のため、手向かう者は、すべて、倒す」
静「義経さまを類するもの、私が、払ってみせます」
政子「これほどの瘴気、満ち溢れ、今にも張り裂けそうじゃ。されど我らが望み、果たすならばこれもまた一興。そなたたちも、取り込んでくれるわ」
義仲「おお、巴、黄泉の瘴気、改めて感じるとはこれほどとは」
義経「ふむ、静よ、ここはそなたのみ戦わせるわけにはいかぬ、我も参るぞ」
弁慶「牛若さまが出られるなら、某も、また」
異形となって蘇った三人とともに、義仲、義経、そして弁慶も進軍する。
御剣「おお、これほどの瘴気を取り込むとは、これも腕が鳴るってものだ」
ナコルル「でも、あの三人の方は瘴気にとらわれているみたいです。できればそれを解ければいいんですが」
アイヴィー「そのそなたの優しさも強さと成せればあるいは、だがその前に剣もて彼らの刃を」
覇王丸「これも侍の作法ってやつだな。まあなるようになれだな」
 
・巴御前撃破
巴「ああ、義仲さま・・・・・」
(義仲健在時)
義仲「おお、巴よ、うおぉぉぉ!」
義仲、体力全回復の後攻撃力がアップする。
 
・静御前撃破
静「義経さま、申し訳ございません」
(義経健在時)
義経「静よ、其方の戦、無駄にはせぬぞ」
義経、体力禅回復の後攻撃力がアップする。
 
・弁慶撃破(1回目)
弁慶「うぬうぅぅぅ、これしきの事で」
弁慶、体力全回復の後攻撃力がアップする。
 
・義仲撃破
義仲「よもや我が敗れるとは、許せ、巴・・・・・」
(先に巴御前が倒された場合)
斃れた義仲のもと、先に倒された巴の霊が義仲を迎える。
巴「義仲さま、もうよろしいでしょう、今こそともに参りましょう」
義仲「おお、巴よ、どこまでも参ろうぞ」
 
・義経撃破
義経「おのれ、またしてもうぬらに敗れんとは」
(先に静御前が倒された場合)
斃れた義経のもと、先に倒された静の霊が義経を迎える。
静「嗚呼義経さま、どうかお怒りを押し鎮め下さり、今こそこの静のもとに」
義経「そうであった、なればともに参ろう」
 
・弁慶撃破(2回目以降、義経以下が倒された場合)
弁慶「ううむ、牛若様、駒若さま等も倒れし後、某も、これまでか」
弁慶のもとに一条の光が差し、天を仰ぎつつ姿を消す。
弁慶「おお、皆々方が御迎えに上がるとは、某もじきに参りましょうぞ」
 
・北条政子撃破
政子「なんと、妾も討たれんとは・・・・・」
頼朝「おお政子よ、この仇は必ずや」
 
・頼朝撃破
頼朝「我が、魂は、不、滅、じゃ・・・・・」
斃れた頼朝のもと、先に倒された政子の霊が頼朝を迎える。
政子「頼朝さま、これでお開きといたしましょう」
頼朝「う、ううむ、そうであったな・・・・・」
 
・敵全滅後
景清「これで終わりしか」
御剣「これで現世のお主のお務めも終わったか、しかし」
景清「うむ、先に申した通り、彼奴等に対する恨みのみではなく、ひとえに信心のみが我を突き動かしておる。そしてぬしらの真の敵も未だ顕在なれば、どうして我のみが幽世にこもっていられよう」
覇王丸「まあともかくだ、キッチリとケリをつけなきゃ収まんねえってことだ」ここは最後まで付き合うぜ」
景清「かたじけなし」
 
MAPクリア
 
TO BE CONTINUED

| | | コメント (0)

エピソード19:力の滓(その23)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイはアンブロジア編の第4弾、敵意と怨恨をまとって闘い続ける者たちとの対戦をここにお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。
 
MAP:幽鬼ヶ原
・荒涼とした平原にたどり着くプレイヤー
覇王丸「今度はどこかの原っぱか、ここらで何かが現れてもそれなりに対することができるが」
レオ「それだけに油断もできまい。たしかにはやる気持ちも分かり申すが」
覇王丸「やっぱそう思うかいレオの旦那、おっと敵のお出ましだ」
・敵武者の出現とともに、数チームを選択する。
覇王丸「侍というよりいかにも武者だな、数を頼ってるとはいえ戦いがいもあるってもんだ」
御剣「しかし覇王丸の、お主のお目当てには少し物足りないのではないのか」
覇王丸「やはりお見通しか、むしろこういう面倒事も楽しまなきゃ損と言いたいがな」
タキ「どうやらそのお目当てとやらが出てきたようだ。ほれさっきから強き殺気で満ちあふれているわ」
・続いて漆黒の剣士が現れる。
剣士「・・・ここは、どこだ、奴は、何処・・・・・」
アイヴィー「ふふ、そなた魔界の者か、たしかにその刃、魔の障気」
ナコルル「ああ、やはりアスラさん、あなたまでもこの地に流れ着いたのですね」
アスラ「やはりお前たちか、よもや再び俺の邪魔をするというのか」
タキ「うむお主ら、知り合いか」
覇王丸「まあそんなところだ、しかし俺が言う本命というわけじゃないな」
ソフィー「いずれにしても彼の邪気も鎮めなければなりません」
 
・その後青白い剣士風の男も現れる。
アスラ「やはり現れたか、俺の反面よ、やはり奴の差し金か」
半面のアスラ「あの方の意思で汝を討たねば鳴らぬ。あの方を阻むものは、すべて討ち果たす側が務め」
覇王丸「まあ、ここはまとめてやるしかねえがな」
 
・敵キャラクター紹介
アスラ(アスラ斬魔伝):かつては魔界随一の剣士だったが、あるものに封じられて後、その憎悪をもとに封印を解き、再び討ち果たさんと立ち上がる。
半面のアスラ(アスラ斬魔伝):アスラを封じた際にとある秘術で生み出された剣士。剣術の他に授けられた魔術で戦う。
 
・半面のアスラはいわゆる第三軍としてアスラ、プレイヤー双方に攻撃を仕掛けることになる。
 
・数ターンの後に一人の剣客が現れる。
剣客「ふん、血の臭いに誘われてまかり越したが、やはりここにいたな覇王丸」
覇王丸「やはりおいでなすったか幻十郎、ここでケリをつけるのも悪くはねえがな」
幻十郎「この妖気渦巻く場こそ決着をつけるのには悪くはない。今度こそここで殺す、覇王丸!」
覇王丸「おうよ、どこからでもかかってきな」
御剣「たしかに奴も我ら同様剣に生きるもの、しかし殺すとは穏やかではないな」
タキ「あ奴の敵意、ここで祓っておきたいが」
アイヴィー「彼らのことは彼らで決着をつけるほかはないやもな」
ソフィー「私たちはできる限りのことをいたしましょう」
 
・更に数ターン後、今度は刹那が現れる。
刹那「ふふ、こうまで妖気が集うとは、さてここは俺も引っ掻き回していこうか」
嘉神「うむ、そなたはいつぞやの」
楓「ここでお前を倒し、今度こそ姉さんを取り戻してやる」
刹那「ああ、あの女か、もはやあの女は常世の意思そのものだ、もはや元には戻るまいよ」
楓「なんだと」
守矢「楓、奴の誘いに乗るな」
あかり「うん、雪姉ちゃんがうちと同じなら、大丈夫やと思うから」
楓「うん、そうだな」
 
・アスラ撃破
アスラ「 奴を、討たなければ、俺の怒りは、鎮まらぬ。ここで倒れるわけにはいかぬ・・・・・」
半面のアスラ(未討伐)「うむ、ここは逃がさぬ」
アスラ、半面のアスラともども去っていく。
 
・半面のアスラ撃破
半面のアスラ「ここでわたしが倒れるわけにはいかない」
半面のアスラ、そのまま去っていく。
 
・幻十郎撃破
幻十郎「くっ、阿呆があ・・・・・!」
タバサ「どうやら呆けていたのは貴方の方でしたわね、人斬りにかまけ剣の本質を見失いましたか」
幻十郎「・・・ぐっ・・・ふふ・・・・・」
幻十郎、そのまま去っていく。
覇王丸「まあここは、あいつの気の済むままに付き合ってやるさ」
 
・刹那撃破
刹那「まだだ、この程度ではまだ足りぬ」
刹那、そのまま去っていく。
楓「あっ、待て!」
嘉神「いや、ここは退かせるのも手だ。その先に彼女がいるならば、あるいは」
楓「ああ、ここは熱くなりすぎた」
あかり「ここはじっくり構えりゃなんとかなるんよ」
 
・敵全滅後
御剣「ふう、何とか終わったな」
覇王丸「これでここの悪霊どもも鎮まれればいいが」
タキ「ひとまずは大丈夫だろうが」
ナコルル「はい、その先にある魔の根源を封じなければいけませんが」
レオ「次は我らが露払いできればいいが」
覇王丸「まあいずれ、核心ってやつに近付くんだ。ここはまた進んでもいいだろう」
 
TO BE CONTINUED

| | | コメント (0)

より以前の記事一覧