ガンダム

機動絶記ガンダムSEQUEL、ですか

さてみなさん、今秋の水星の魔女の放映を楽しみにしている方もおられるでしょうが、同じくWEBコミックにてなんと『機動絶記ガンダムSEQUEL』なる作品が配信されているではありませんか。
主なあらすじとしては、かつての戦乱の時代で活躍したガンダムなる機体、ある程度平和な時代になって無用の長物となり多くが打ち捨てられた。
しかし時が流れ、一人の女性が暗躍し新たな戦乱の時代が引き起こされんとしていた、といったものだけれど。
しかし気になるのは舞台設定はガンダムと冠するだけあっていわゆる近未来的な雰囲気と和裏腹の、これまたいわゆる中世風の、ゲームでもおなじみのファンタジー世界風、主人公もまず炎の魔法を使うまさに魔女風の風体だけれど。ともかくガンダムと冠する作品なだけにこれは一種のオーバーテクノロジーであることは推察される。そんな彼女が失われたガンダムをめぐってどのような展開を繰り広げ、また時代を築くことだろうか。とまあもう一つの魔女の物語にもひとまずの期待をかけてもいいだろうけれど。

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PHASE2:古き英雄と新しい英雄<機動戦士ガンダムSEED CRISIS>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、機動戦士ガンダムSEED CRISISからPHASE2:古き英雄と新しい英雄をお送りいたします。
ひょんなことからザフトの調査隊と対峙してしまった主人公ディノスのもと、革新・運命両戦争の英雄にして父ディアッカの盟友たる男が彼の前に立ちはだかる運びとなりました。はたしてその運命やいかに、そしてこのSEED CRISISがいかに命のものがたりたりえるかをもお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>アニメ・テレビ番組・映画>機動戦士ガンダムSEED CRISIS>PHASE1~5
となっております。

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機動戦士ガンダム・水星の魔女、ですか(その3)

さてみなさん、今回はスケジュール調整を兼ねて今秋放映が予定される『機動戦士ガンダム・水星の魔女』の公開された情報をこの場を借りてレビューをしたいと思います。それでは、ごゆっくり。
今回の水星の魔女、世界観は宇宙世紀のガンダムとは別の、やはりいわゆるアナザーガンダム作品として描かれ、太陽系周辺に進出した人類が各地に勢力を張った世界。その中の一つに水星からやってきた主人公スレッタがそこで造られたガンダム・エアリアルを駆って活躍するというのは先に述べたところ。
今回はその主人公の設定をはじめ、彼女に関わる人物とエアリアル以外のMSが紹介された。それに伴う先述の世界設定と合わせて、彼女周りの人々と関わり時にはしのぎを削り、いずれは外の世界に冒険に出るか、あるいは世界観の抗争に巻き込まれつつも戦い抜くか。いずれにしても後にいかに彼女が魔女と呼ばれるのか、といった展開が期待されるとひとまずは踏んでいるが。これらについても来月に公開される動画を中心とした新たな情報を待ちたい。

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第16話:天のいかづち<機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズDAWN>

さてみなさん、今回のオルフェンズDAWNは、ラスタルとの会談を終え久しぶりの休暇を楽しむ暁たち、そこにある意味本当の宿敵ともいえる指宿が接近し自体は一触即発の事態に陥るかにみえるがという展開をお送りする運びとなっております。多はしてその顛末やいかにということで、それでは、ごゆっくり。
 
あと今までのストーリーもこの場を借りて紹介したいと思いますので、ご興味があればそれらもお目通し下さい。
 
第1話:暁に立つ
 
第2話:汚名
 
第3話:世界を知れ
 
第4話:アステロイドの猫
 
第5話:テイワズの息子
 
第6話:マクギリスの遺産
 
第7話:散る命、守る命
 
第8話:鉄血の志
 
第9話:クアールのガンダム
 
第10話:再び赤き星へ
 
第11話:出会いと再会と
 
第12話:復讐こそ我がのぞみ
 
第13話:明日への誓い
 
第14話:女神再臨
 
第15話:ラスタル・エリオン
 
以上をもとに今回のストーリーをお送りいたします。あらためてごゆっくり。
 
 
ラスタルとの会談を終え、オーストラリア、ネオシドニーへとついた鉄血隊。そこではジュニアらネオ・タービンズをはじめ、近隣の表裏あわせての各都市の実力者が顔を合わせて待ち構えてきた。彼らは鉄華団の悪名や勇名を前々から見知っていて、最近の鉄血隊の活躍、そして先日のラスタルとの会談を受け、今回の出迎えと相成ったのだ。
ちなみにかつて鉄華団に一時近付いた火星の企業団は大半がノブリスの息がかかった者たちで、彼の死後にロウ社とアトモス商会、そしてファクトリーが整理統合を行い、ノブリスの影響はひとまず払拭されたのだが。
それを踏まえてまず地球の表の企業団や裏と関わる各組織はGHと距離を置きつつ、かといって私益に走り過ぎずに近隣の発展と安定に心を砕いているとも告げて、あらためて鉄血隊にあいさつを交わす。
そして暁が応えるかのごとく彼らにあいさつを交わすと、代表たちは一斉それにならう。ことに三日月の悪名と勇名も彼らの知るところで、会談の件であらためて暁の勇名も否が応に高まったのだ。
ともかくも鉄血隊にとっても少し肩がこる祝宴交じりの会見を済ませ、後日久しぶりの自由時間を取ることに相成ったのだ。
お忍びでネオシドニー市街に繰り出した暁たち、それぞれショッピングや観光を楽しむことと相成った、しかし時折彼らが件のサムライなのかと噂する者もいて、おそらくアーブラウの一件を知ってか、大半が好意で囁いていることにはこれまた少し窮屈な感じを各々が受けていたのだが。
しばらく各々がしばらく歩き回っているうちに、何故か暁が独りきりで行動していた。暁自身観光にはあまり興味がなくショッピングといっても軽食を中心とした食べ歩きで済ませ、近くの公園のベンチで一休みをしていた。
そこに一人の青年が暁に近付く。
「そこ、空いてますか」と暁が座していたベンチの隣端に腰を下ろす。
「このネオシドニーは初めてですか」と青年は暁に問いかけ、暁もまた「ええ」と応える。暁としても青年にはそんなに嫌悪は感じないが、どこか引っ掛かる感もあった。
「俺、いや自分も任、仕事が忙しかったので、久しぶりの休暇を楽しんでいるんですが」
「それは何より、これからが忙しくなりますから、暁くん」
「やはりあんただね、たしか指宿って人」
そう、隣に座している人物こそ反乱軍のリーダー、指宿・カミーチェである。
「今までいろいろとやってたみたいだけど、今度は何の用」
と問いかける暁、手には銃どころかテーザーも持っていない、徒手空拳で渡り合おうにも、指宿自身はともかくどこかで護衛がひしめいているか分からず。やはり手を出せずじまいだ。
「いえ、僕も観光ですよ。たしかにこれから行うことについて、まず市街を襲うほど愚かではありません。僕らの目的はあくまでエリオン公の首ひとつですから」
「でも火星のハーフメタル鉱山はしっかり襲ったよね、あれで友だちの家族がいっぱい死んだんだ。それにドルドの件、フミタンさんの像がなければどれだけ被害が広がったか」
「実際僕らも大きくなりましたからね、僕もやりやすいようお邪魔になる人は早々に退場願ったのですが」
半ば不敵に応える指宿に苦い怒りで対する暁。しかし指宿のやけに落ち着いた態度に徐々にその怒りを鎮め、彼自身の深慮に暁自身も思いをいたす。
かつてマクギリスは己の情念とともに野望を進め、それがもとでラスタルに隙を突かれて敗れ去った。そんなマクギリスの失敗を学びつつ己の野心をはぐくみ計画を進めたのだろう。
「今日は君と出会えてよかったですよ、お父上なら有無を言わさずズドンといったところでしょう。ここは退散するとしましょう、もうすぐお友だちも駆けつけることでしょうし」
「そうだね、それじゃあ戦場なりでまた会おうか」
と、指宿がこの場を去る。ややあってラッシュや陽日らも駆けつける。
「大丈夫、兄貴」とラッシュが声を掛け、
「あらためての挑戦状ってところさ。俺一人じゃ彼にも敵わないからね」と暁も応える。
実は先日の会見で要人の一人に、反乱軍のリーダーが近々この街に現れるとライドに告げ、ライドも暁たちにそのリーダーの動向を探るべく自由時間がてらにそのリーダー指宿の動向を探るべく行動を起こしていたのだ。
実際ラッシュたちも指宿派のメンバーの監視を受け警戒をしていたが、ひとまず監視どまりということで、暁のセンサー~各々前もってヤマギたちに手渡された、異変が起きれば(この場合暁が一定時間一か所にとどまった)報せる機能を持っていた~が反応して駆けつけたのだ。
ともかくも反乱軍の動向を知ることができ、今後の対策をとタービンズ支部へと戻る。
 
一方で反乱軍も指宿の指令で宇宙各地のアリアンロッド艦隊に襲撃を仕掛ける。前もって艦隊の動向をさぐり、無人操作の砲艦を差し向け、搭載したダインスレイヴで甚大な被害を与える。
こうして着実にGHにダメージを与え続け一気に追い詰めんとしていた。
そういえばGH本部も人員が避難していたのはこのためだったとあらためて気が付いたが。
「奴らが着実にGHにダメージを与え続け、最後にはGHの中枢、ことにエリオン公の首を討ち取ろうとするのは間違いない」とライドが告げるが、
「気に入らないな」と暁が返し、
「先生やオジキらが言ってたように、ファリド公は本気で世界を変えようとするきらいがあった、最後エリオン公に倒されたけど、その代わりに改革は成ったんだ、もっともファリド公の考えとは違ったようだけど。いずれ指宿のやってることは単なるゲームだ。世界を弄ぶ、ひいては先生や母さんたちにも被害が及ぶかもしれないやり方が許せないな」
その言に誰もが賛同する。
「ともかく今は、奴らの動向をGHの対策と合わせて見守るしかない。エリオン公の矜持もあるだろうが、必要に応じて俺たちも動く時もある。その時が本当の勝負だ」
ライドが告げた言葉に一同が強く頷き、暁を中心に沈みゆく夕日に想いを馳せるのだった。
そして一連の襲撃事件を経て、艦隊の再編成をラスタルが命じ、それに合わせて指宿派もそれを追い、事態は急展開を告げるるかにみえた。
 
次回、機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズDAWN
助けて、マッキー
マクギリス、これが貴様の遺産ならば、堂々と受けて立とうではないか。

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機動戦士ガンダム・水星の魔女、ですか続報

さてみなさん、ファン待望の『機動戦士ガンダム・水星の魔女』について、また一つ述べることになりました。それでは、ごゆっくり。
その水星の魔女、先の記事でヒロインがストーリー等世界観の鍵を握っていると述べましたが、なんとそのヒロインがメインを張るということで、それにかかわるキャラクターや世界観をいかに渡り合うかが期待してもいいところ。
そしてそのヒロインが駆るモビルスーツ、ガンダム・エアリアル
その機体が持つテクノロジーをして彼女を魔女と呼ぶならば、彼女を利用するもの、彼女と敵対するもの、そして彼女の力となるものが入り交じってのストーリーが分かり切ったことながらも予想され。否が応にも期待を持たずにはいられない。
ともかくも今後公開されるであろうプレストーリー等の関連情報にも期待を持ち、来秋の本編を待とうではありませんか。

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劇場版 ククルス・ドアンの島、ですか

さてみなさん、今でも色褪せぬガンダムシリーズの原点たるファーストガンダムから『ククルス・ドアンの島』が映画化される運びとなりました。
このお話はファーストの一エピソードをオリジンをベースにして再構成して製作されたもので、ジオンの脱走兵と彼がかくまった子供たちをくしくもアムロたちが守るといったストーリーでもあります。
古き良きガンダムの想いを今一度思い起こされる方から、新たな視点でガンダムの世界を楽しまれる方まで、足を運ばれるのもいいかもしれませんね。

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鉄血のオルフェンズ特別編、ですか

さてみなさん、今やガンダムシリーズの異色作として名高い『鉄血のオルフェンズ』が9本分の特別編として放映される運びとなりました。
太陽系内縁部にまで進出するも、世界の混乱が今も尾を引いている中、社会のどん底から這い上がりなお上げんとする少年たち“鉄華団”がかつての戦乱で猛威を振るったモビルスーツ“バルバトス”をひっさげて活躍するストーリーを今一度お送りしようとする運びということで。
三日月やオルガをはじめ敵味方の雄姿、そして鉄華団の栄枯盛衰をもう一度我々視聴者の胸に刻み込まれることでしょうが、それらが続編のオルフェンズG、そして編者が予想研究を行ったオルフェンズDAWNと合わせてごらんになればと淡い期待を抱いてキーを叩きましたが。

 

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PHASE1:戦乱は再び幕が上がる<機動戦士ガンダムSEED CRISIS>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、今やもう一つのガンダムSEEDともいえる、機動戦士ガンダムSEED CRISISから、PHASE1:戦乱は再び幕が上がるをお送りいたします。
かつての戦乱から時が流れ、新たな主人公と新たなヒロインたるべき少女との対峙を通じて新たなる物語の幕開けとなるエピソードをお送りする運びです。
はたして大いなるSEED:命のものがたりの幕開けともいえる今回のエピソードからどのような展開となるか、それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>アニメ・テレビ番組・映画>機動戦士ガンダムSEED CRISIS>PHASE1~5
となっております。

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第13話:蠢くものたち(その1)<機動戦士ガンダム・クレイドルエンド>

さてみなさん、今回のクレイドルエンドは、次回の作戦に先立ちギルダスの身に降りかかった災難と、それを切り抜ける彼の様をお送りする運びです。なおその前にアレンとミウの中をひとまずは取り持つ様もお送りする運びとなります。それでは、ごゆっくり。

ちなみに前回までのストーリーはひとまずここに(都合により一部割愛)。

イントロダクション
第1話:ホワイトベース最後の勇者(その1)
第2話:生きるということ(その1)
第3話:継ぐものたち(その1)
第4話:月で待つもの(その1)
第5話:ガンダム、行きます!(その1)
第6話:忘れられた地で(その1)
第7話:古き友来たる
(その1)
(その2)
(その3)
第8話:老兵は語らず
(その1)
(その2)
(その3)
第9話:リッド奮戦
(その1)
(その2)
(その3)
第10話:宿敵の刃
(その1)
(その2)
(その3)
第11話:望まれし子
(その1)
(その2)
(その3)
第12話:アルセス・リターンズ
(その1)
(その2)
(その3)
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。

「そうだったんですか、いろいろ面倒をかけて申し訳・・・・・」
「うん、みんながちょっと気になったんで機会を見て話そうと思ったけどね」
シャワールームで体を清めた後、少し火照った身を冷ましながら、クムとミウが話し合う機会を得たのだ。
「いろいろと心配はこともあるけど、まずは任務というのがあるからね。それをこなしながらでいいなら、むしろ見守っていきたいのよ」
「はい」
「ちょっと失礼になるけど、聞いた話だとアレンたちも戦災孤児だから自身に責任を取ればいいけれど。でもミウはまだご両親のことがあるからね」
「そう、ですね」

「ま、基本的にはお前のことは大佐も中佐も、それに俺たちも異存はないんだ。問題はミウの親御さん、ウラキ博士とコウさんだな」
同じ頃食堂でギルダスがアレンと話し合っていた。
「ウラキ博士と、コウさんですか」
「そうだな、もっともウラキ博士はミウをお目付け役によこしたくらいだから、俺たちに関しても全幅の、とまではいかないまでも信頼を置いているからな」
「でも彼女自身への仲についてはそうそう許しちゃいけなさそうだから」
「それもお前自身の問題だな、これはコウさんにも言えることだ」
と、サラダパスタを口にしつつギルダスが応え、アレンもまたボイルドポテトを口にして重く返す。
「どっちにしても僕もあまり楽をしすぎたかな。大佐もクム少尉も総裁と姫殿下の対応で大変だったから」
「まあな、まあ俺としても危険なことには変わりなかったが、過ぎてしまえばそう大したことじゃなかったんだ」
ギルダスはふと天井を見上げ物思いにふける。

それはナイメーヘンにてキッカたちが先の会談の調整に赴く少し前、ギルダスがブリッジに赴き一つの要請を告げる。
「そういえば君が育った孤児院が近くにあったな。どうかなトーレスさん、ここでは補給以外行うことはないだろうし」
「そうだな、それなら行って安心させてやるといい。特に連絡がなければ2、3日ゆっくりとしてくれ」
「はっ、ありがとうございます」
その時ふとオペレーターと打ち合わせをてしているウィルにも声を掛ける。
「ところでウィル、ギルダスのお供というのもどうだが、どうせなら君も一度羽を伸ばしていくといい」
「あっ、はい・・・・・!」
ウィルも敬礼で了承の意を伝える。こうしてキッカの交渉に合わせ、彼女の出立に続きギルダスも故郷の街へと車を走らせる。
途中自分のポケットマネーからデパートで孤児院で要りようになろう物資を購入する。これもアナハイム系列のデパートだったので、そのつてでいろいろ便宜を図ろうとも考えたが、それはあまりにもフェアではないとも思いなるべく正式な取引での購入を心得た。
こうして車いっぱいの物資を積み込んでそのデパートを後にし、郊外の孤児院へと車を進めんとした。
しかし一方で、そのデパートの一角、とある男たちがさりげない雑談のついでに何枚かの紙片を交換し合い。少しぎこちない挨拶をかわして店を後にするのだった。

そしてさらに一方、ナイメーヘンの住宅の一室にて、何やらの通信を受ける一人の人物がいた。
「・・・それで、あと半月でよくなると、それはよかった。是非ともよろしく言ってください。あと、それから、そうですか、こちらもなるべく対処いたします、それでは・・・・・」
通信を切り、その人物は早速記したメモとともに入手した情報の整理を始める。
「今ナイメーヘンにはあのキッカ大佐がいるか。来るべき時代のためにこの情報を届けなければならない。それが僕らが、そして姉さんが望んだ時代につながるんだ」
その人物はふと傍らの写真に目を移す。それは幼い頃の時分とその姉妹との写真であった。
「それじゃあいくよ、ミハル姉さん・・・・・」
新たな決意とともにその人物は部屋を後にするのだった。

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第12話:アルセス・リターンズ(その3)<機動戦士ガンダム・クレイドルエンド>

さてみなさん、今回のクレイドルエンドは、TW内で取りざたされるアレンとミウとの仲をキッカたちクルーの対応と、アルセス一党内にてこれからの事態に想いを馳せる少年たちとの会話をお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

ちなみに前回のストーリーはひとまずここに。
第12話:アルセス・リターンズ
その2
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。

「なるほど、アレン少尉とミウが」
ブリッジ内にてノックスとライエルが先日二人が親しげに会話をしたのを話しあう。そもそもアレンとミウとの仲は前々から噂をされていたが、当の本人たちが万事控えめにいたこともあってあまり干渉をしないでいた。しかしここ最近その噂自体が大きくなりつつあるので、誰しもが少し顔を割ってみようという想いが浮かびつつあるのだ。
そんな中での二人の会話である。
「艦内でも結構噂していましたが、現在の状況もあって当の本人たちもそれをわきまえていますが」
「しかし俺たちも今どうこうとできるというわけではないな。もしそうならキッカが何かミウあたりに何かを言ってくるだろうが」
ノックスの懸念の一方でキッカもクムの自室を訪れ、
「・・・そのミウのことだけど、当面見守りたいのも正直なところね。まず動くとすれば・・・・・」
というわけでキッカとノックスもまずは黙認の形で見守ることになった。そんな折、アレンがふとギルダスに呼ばれることになったが。

変わってCRUB EDEN
その夜ティクバがめずらしく屋上で夜空を見上げたたずんでいた。いつもは夕食後すぐに自室に入ってからしばらくして寝入るところだが、今回に限ってこれからの自分たちの行動をおもんばかってか、ただ星空を見上げるのみだった。そこにリッドが顔を出してきた。
「どうしたのティクバ、空を見上げてて」
「うん、これからのこと考えてね、ジンネマン艦長やバナージ、それにみんなのことを思い出してね」
「やっぱり戦いになるならなるべくキッカ大佐の部隊とは戦いたくないしね」
それ以上にバナージのいるミネバが擁するガランシェール隊とも対峙はしたくはない。その想いはティクバと同じだった。
「もう一息で戦乱の時代は終わるかもしれないんだ。それに関して気合も入るけれど、それについて怖気づいちゃいられないけれどね」
「なるべく僕らが気を引き締めなきゃいけないよね」
というわけで、しばらく夜空を眺めている中、なんとマツナガが顔を出してきた。
「うむ、君たちも眠れないのかな」
「ああ、マツナガさん」
そこには老練なる元軍人よりも、多少気さくなおじさんに見えるマツナガの姿があった。
「かくいうわたしも、高名なるアルセス一党を頼りに赴いたが、やはり君たちのような子供までもが戦わねばならぬ状況とは、申し訳なく思っている」
「うん、怖くないと言えば嘘だけど、僕らも兄貴のため、それから平和のために力を尽くさなきゃと思っているんだ」
「もちろん、生き延びて、すべてが終わった後で、本当の意味で人々のために働きたいな。これも虫のいいことかもしれないけど」
「しかし、誰かがやらねばならぬこともでもあるな」
二人の決意を噛み締めるようにマツナガも応える。
「今は自分たちができることをする。それだけでも人々の歩みと成し得る。それを信じていければ、何も怖れることもないでしょうな」
その言葉に二人もうなづく。
「さて、今日はもう遅いゆえ、明日に備えて休むことにしようか、わたしが言うまでもないがやることは多いから」
「うん」
マツナガの促しに二人も中に入っていく。そんな様をアルセスが傍目で見守っていた。

また変わっていずこかの建物の中にて、何人かの人物がその薄暗い部屋にて会合を行っていた。
「しかしキッカ大佐もやってくれるものだな」
「たしかに、俺たちもやりにくくなっちまった」
「それにジオンのミネバって姫様と、シャアの妹が話し合いされちゃあどんなことになるやらだ」
「そういや、アルセスの小僧も最近名を上げたりして何かと調子づいてきたな」
「ああ、そういや先の一件でキッカ大佐の部隊は一兵でも手強いっていうからなあ」
「それはそうと、俺たちももうちょっとまとまらないと今後ヤバいぜ」
傭兵やチンピラの部隊の長たちが口々に現在の状況を憂いつつも話し合う。そのうち座長らしき人物が初めて口を開く。
「諸君らの懸念は聞かせてもらった。当方としてもこのまま妥協されては立場も危うくなってしまう」
その言葉に一同は黙りこくり、ややあって代表の人物が応える。
「そのために俺たちに協力しろというのか、いやそれは致し方がないが」
「それについての便宜ははかろう。あともう一つの懸念があるが」
「ああ、コウって奴もいたな、たしかアナハイムのウラキ博士の旦那だ。昔何かの事件で連邦の監視下にあったが、それが解かれたら妙に調子づいて今じゃなんとジオンと手を組んだって話だ」
「まったくやってくれるぜ。奴の軍人の誇りもどこへやらだ」
「・・・ともかくだ」
再び座長が言を発し、再び沈黙とともにそれを見守る。
「それらの動きを掣肘するために、あらためて君たちに協力を仰ぎたい」
一同が重く頷き了承の意を伝える。しかしその座長がわずかに口元をゆがめる。
(これでうまくいけば、連邦の地位も安泰だ、いやこの俺自身も・・・・・)
この世界をおおう闇を体現するかのごとく、男の笑みも深淵を見据えているかにみえた。

次回予告
この世界を覆う闇は未だ晴れていない、
その闇に挑むキッカのもと、彼の配下たるギルダスも闇の一端に挑まんとしていた。
次回 機動戦士ガンダム・クレイドルエンド
蠢くものたち
君は、生き延びた先に何を見るのか。

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