ガンダム

ep20:真実<今更ながらビルドダイバーズレビュー>

先の大会を経て正式にフォースのメンバーとなったナミ。いずれは自分の機体を得るためにリクやコーイチらが協力することになるが、それに伴いナミがある提案をする。
一方運営側では一連の異変についてとある核心に迫ろうとしていた。
きたるマッチングバトルに先立ち、ネストの部屋の模様替えを持ち掛けるナミ。純粋な腕試しの前の気分転換をとアイテム入手のためのミッションに向かうことに。一方でGMはキョウヤに異変の元凶についての調査について対策を施すというのだが。
それをよそに、いろいろとミッションにチャレンジするリクたち。ネストのアクセサリ装備の充実もともかく楽しいひと時を過ごしていくリクたち。
その中でリクもきたるバトルで戦うべき好敵手とのバトルに期待を抱いていた。
そんな中とあるMSが現れ、モモやナミ、そしてサラたち、さらにはエミリアやローズ、先のアスロンに出場した者たちにも配されていた。そのガード機の調査の末、サラに対し異常を検知して捕えんとしたが、彼女から発した光とともに、ガード機が機能を停止し同時に各地で災害が発生する。更には件の鳥が姿を現しガード機を退け各地のバグを抑えたという。そしてその鳥はこのGBNの開発者だと名乗るのだが。
その開発者と名乗る鳥は、とある部屋へと導いていく。その開発者が言うには一連のバグの原因はやはりサラだという。サラはGBNにおいてデータの転送時に余剰データの蓄積から創られた電子の生命体で、ダイバーの想いに呼応して生まれたのだった。それがリクたちとともにいて成長し、それに伴ってバグの発生も呼び起こしたものだった。それが最も影響をしたのがあのデカール事件だった。あれを解決したかと思えば更なる脅威をもたらしたというのか。
このままでは世界のデータの容量オーバーによってGBNそのものが崩壊してしまう。それを防ぐためにはサラを消さなければならない。もちろんリクたちにとってそれは容認できるものではない。そしてサラ自身も自分がどんな存在なのかに疑問を抱いていて、それを伝えられなかった。
そんな彼女を救う術は今のところ見いだせないでいるが、開発者もリクたちに一縷の望みをかけてはいるが。その一方でGMとキョウヤも非情の対策を講じんとしていたのだ。
様々な思惑が流れる中、サラも自分の運命、ひいては世界の命運をについて思いを巡らせんとしていた。そしてリクたちもサラを救う術をつかみかねていた。そんな時にマギーがサラを見かけたとの知らせが。置き手紙を残しサラは一人去っていき、同じくGMもその行方を追っていくことに。はたして彼女はこのまま消えゆくのか。それとも。

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ep19:ナデシコアスロン<今更ながらビルドダイバーズレビュー>

ある日女性限定のイベントが開催されることになり、ナナミにも参加するようにとモモが持ち掛ける。とある企業がスポンサーについてのことなのだが、優勝すればGBNのイメージガールになれることもあり、モモもナナミもがぜんやる気が出てきたのだが。
そして迎えたそのイベント。多くの女子ダイバーがひしめく中、もちろんダイバーとして算入したナナミ改めナミもいるのだった。
一方でアヴァロンのエミリアも参加を決めていた。先日大会のことを聞き、似合わないとの言葉に触発され、己のプライドをかけての参加と相成ったのだ。それに対して同じくエントリーした百鬼のローズに対しても対抗心を燃やす。
こうして様々な思惑を秘めてナデシコアスロンの幕が切って落とされる。今回リクたちは観戦に専念するのみだが。
はじめはトレイルラン。ここは体力勝負といったところで己の意地と誇りをこめてエミリアとローズがリードしていく。対してナミたちは気を取られて出遅れていったが。こちらはこちらで楽しむ気でいるか。
こうして第1チェックポイントのモデル製作勝負。一番手のローズも創作意欲をくすぐられたのか、MGサザビーをチョイス。対するエミリアはシンプルなハロ、たしかにあくまでアクセサリーに過ぎないとはいえポイントよりも早さで勝負というのはやはり痛いか。
とはいえ一番手のエミリアも制作に手間取っていたナミの面倒を見てしまい足止めとなったがそれはローズも同じことで隣のサラの面倒をかけた。しかしベースの店員とはいえナミも製作に関しては素人だったのか。しかし他の選手もそれを見越してというよりみんなハロ可愛さで選んだものか。
続くスイムも足止めを食らった割にすぐ取り戻したか二人だったが、続いての競技はガンスタグラム、つまり小物を使ってのジオラマである。これは女性ならではのセンスでみんな難なくクリアしたか。
しかし謎の暗雲が会場を今まさに覆わんとしていた。そんなあやしい雲行きの中、ナミとサラは何かの声に気が付き、その先のザクレロを助けたお礼に貴重なアイテムを入手する。
一方相変わらずトップのエミリアとローズ。次の競技はトントン相撲。これは機体の強さよりも安定性が勝負を決めるのだ。結局ローズが安定性が悪いノイエ・ジールで大きく出遅れてしまった。
そして最終CPにて異変は起こった。先の暗雲による落雷で競技用のバイクが破壊されてしまう。しかし最後に到着したローズの提案でガンプラでのレースと相成った。しかし肝心のナミは自分のガンプラが持っていなかった。しかし先に渡された伝説のニッパー、そしてみんなの協力もあり自分の機体を製作することができた。とはいえただのバイクなのだが、ともかくその機体で最後のレースに挑むのだ。雷鳴轟く峡谷で皆が危なげにかいくぐるなが、小回りが利いたナミの機動力、そしてサラの不思議な力でくぐり抜けた。
そして最後のデッドヒートで全員がゴール、しかし判定は全員が反則負け、これは先のハプニングが勝負に響いたか。とはいうものの会長のはからいでやはり全員優勝と相成った。これもまた適当かな。ともかくも盛況のうちに幕を下ろしたこの大会。
しかしGBN覆うあの暗雲、今後の物語にどのような展開を見せるのか。

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ep18:男の意地<今更ながらビルドダイバーズレビュー>

宇宙にてガンダムタイプの敵の群れと対戦するリク。危なっかしいところもまだあるが、難なく戦いを進めていく。多くの観衆が注目するこのトライアルでリクはベスト10の記録を刻んでいく。そしてその成長の様を、キョウヤが、ロンメルが、そしてタイガが見守っていくのだが。
後日ネストのプールで久しぶりの休日を満喫していたリクたち。一方ユッキーは前回のこともあり自分のモデルの強化に余念がなく場を外しているのだが。
そんなリクのもと、あのタイガが訪れた。自分のフォースが主催する龍虎祭にてリクに参加を持ち掛けるのだった。
公式戦を待たずして私的な勝負を挑むことは、そもそも半ば師弟の関係から対等なライバルと見られてのことで、それすなわち一人の強者とも認められてのことだった。こうして皆に励まされリクも参加を決めるのだった。
一方でタイガのもとマギーが訪れ、かつて自分とタイガの対戦のことを思い起す。今更ながらマギーもそれなりの実力を持っていて、タイガがひとかどの強者になったのも彼に喰らい付いてのことだったとのことだったが。そのタイガも強者の路を歩むうち自らの意義を今一度思い起こすため、今回の対戦と相成ったのだ。
一方来たるべき対戦に備え調整に余念がないリク。久しぶりに顔を出したユッキーに、今まで鍛えてくれたタイガに勝つことでの恩返しと諭され、ひとまずの戸惑いも振り切れたのだが。
こうして始まった龍虎祭、リク同様選りすぐりのつわものが己の技量を図るべく戦いを繰り広げるのだ。そこにはもちろんキョウヤやロンメルもいずれ戦うべき相手を図るべく見守っていた。
きたる戦いに向けてリクも準備は万端。後は己のすべてをかけてタイガの胸を借りるのみ。対するタイガもリクが乗り越える壁たらんと、シャフリの悪態交じりの励ましとともに迎え討つ。こうしてリクとタイガ、師弟の対戦が始まった。
勝負はお互い格闘モード、機体の性能がある意味フルに試される仕合でもある。
まずタイガの猛攻がリクととらえ、押されつつも肩のバインダーを外し本格的な攻めに入る。その戦いぶりは闘技場でも狭すぎるほどの激闘で、それにはキョウヤたち高位者も感嘆の念を禁じ得ない。
リクの応戦もそこそこに、やがてタイガも己の奥義を駆使して勝負を決めんとする。それを返してリクも反撃を試み押し返す。しかし雷鳴とともにタイガも究極の奥義を発動しリクに炸裂。ここにタイガという壁の厚さをリクも改めて思い知ることになった。
だがここでリクもダブルオーもあきらめてはおらず、最後の力を振り絞ってタイガに挑む。ここにダブルオーのトランザムの刃が唸る。これがダブルオーの新たなる力ということか。それがタイガをとらえ、一発逆転したと思いきや、機体も限界を越え力尽きてしまった。
ここに師弟の対戦は終わったかに見えたが、ちゃっかりタイガが勝ち名乗りを上げ、一部の非難をよそに龍虎祭は盛況のうちに幕を閉じた。
いずれにしてもリクも新たなる力を確かなものにするべく、そして本当の意味でタイガに勝つために己の強さを高めることを誓う。それはかつてのタイガも抱いたまさに男の意地でもあった。

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ep17:共同戦線<今更ながらビルドダイバーズレビュー>

今までの活躍の末にようやく新たなるフォースネストを手に入れたリクたち。すべてはこれまでの成長の賜物と感嘆する反面自分の伸び悩みを気にしているユッキーだったが。
ベースにて物思いにふけるうちナナミに話しかけられて、ひとまずネストに誘いを入れるユッキー。その一方でマギーにも相談して勧められたのはミラーミッション。地味なミッションながらキョウヤたち実力者もそれを経て成長したものだった。意を決しミッション参加を決意するユッキーだが、もう一人参加を表明する者がいた。オーガの弟ドージだった。軽く悶着しかけたところ、サラのペットのモルがエントリーしてしまった。
成り行きミッションを始めんとするユッキーたち。あらためてさらに強くなるわけを聞かれつつ、ドージやモルに促され先に進む。しかし先に目を通した説明がゼータOPの詞になっているのか。あと前々から気になったユッキーたちを遠目で見やる謎の鳥はいったい。
まず春のステージでモンスターとのバトル。数に任せての攻勢に対しユッキーのジムの砲撃と合わせてドージは突撃での肉弾戦。あとサラはちっちゃな魔物とのお遊びだが。ともかくなんとか退けたがここで息が上がってもいられない。
続いて夏のステージ。なぜかオーガンダムの千本ノック勝負。はじめビビっているがやはりここはGBN、それなりに対して何とか切り抜けられた。しかしここでもサラは順応しているな。
さらには秋の知恵の輪勝負や冬のアスレチック地獄と、たしかにガンプラバトルと一見関係なさそうだけれど、やはりそれ以上の何かが意図しているものだろう。
最終フェイズを前に一休みのユッキーたち。この場を借りてそれぞれ強くなる理由を語る。いきさつは違えどユッキーはリクを、ドージはオーガの背を追うことになる。ことにドージはあの事件以来純粋な強さを求めるためにこのミッションに参加したのだ。その想いはちゃんとサラにも通たうえで二人を励ますのだった。ここに改めて小さな友情が芽生えたということか。
その上で互いの戦闘スタイルをあえて闘おうとするが、なぜかサラは浮かない顔なのだが。
こうして迎えた最終フェイズ対戦相手は漆黒のMS、なんと自分たちと同じ機体。これこそがミラーミッションの真の姿、つまりは己と向き合うための鏡ということか。そのせいか先の誓いとは裏腹になれない戦い方でかえってピンチに陥ってしまう。
それを心配そうに見守るサラのもと、なんと黒い衣のサラが現れる。その一方でユッキーたちはようやく己の戦い方。つまりは今までの自分に苦戦していると気が付くのだったが。
そのもう一人のサラが問い掛けるや姿を消し、それに合わせてか敵のシムとキラーガも光と化してサラに襲い掛かる。それを身を挺して護るドージとユッキー。ここにきて己のスタイルを取り戻し、ようやく今までのミッションの意味を思い起こす。そして己と向き合って後に己の義量も上がっていること。これこそがミラーミッションの目的だったのだ。
こうして技量が上がった上で敵を撃破してミッションをクリアし、あらためて自分たちのスタイルで戦い抜くことを誓う二人だった。
しかしサラのもとに件の鳥が一瞬姿を現し、サラに何やらを伝えんとしたのかそのまま飛び去っていく。
こうして帰還したユッキーたち。迎えるリクたちもドージの同行を気にしつつも、頭を下げつつ改めてリクたちと堂々対することを誓うドージだった。

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第2話:生きるということ(その2)<機動戦士ガンダム クレイドルエンド>

さてみなさん、今回のクレイドルエンドは第二話のその2をお送りいたします。
とある場所にての謎の一団がささやかな一閃の後に一人の仲間を引き入れるまでのいきさつをこのお話の流れといたします。それでは、ごゆっくり。
 
なお前回のストーリーはひとまずここに。
生きるということ(その1)  
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。
 
 
いつの頃からか『アルカディア』と呼ばれたその土地から数10キロ離れたその地の工場跡。
その一団、一人の青年とその取り巻き、それを先導する壮年の男は工場跡の地下の格納庫に足を踏み入れた。外観の廃墟然とした工場跡とは打って変わって現代的な施設に軽い驚きを禁じ得ないでいた青年たちに対し、壮年の男はそこに並べられたMSを青年たちに見せる。
「これが、俺たちが乗るMSということか」
「はっ、これでお父上の望みをかなえることができましょう」
「ああ、ここまでくれば進むしかないな。たしかに軽い気持ちで言っていたが、今こそ新たな時代のために乗り出さなくちゃいけない」
その青年アルセスは幼い頃物心つく前に両親が1年戦争で戦死し、父の知り合いに引き取られ、その間界隈の若者たちを引き連れるようになり、傍から見れば不良グループのリーダーに収まっていた。
そこに現れたのがかつて父の部下だったその男だった。話しようはアルセスと仲間たちとは隔意があるようだが、それなりにアルセスと同じく彼らも面倒を見ているようなのは理解はできた。
「これがそうなのか、しかし・・・・・」
「はっ、詳しい話は後ほどとして、我々もこれで名を上げんとするのです、若様」
「・・・その、それなんだが、みんなと同じく俺もアルセスで結構だ。“親父”のことは俺も承知しているが、まだあんたのボスという柄じゃないからな」
「これも経験を積めばいいでしょう。お父上も度量があって皆を率いましたから、その度量を引き継いでいるならば間違いありませんよ、アルセス様」
「・・・そうだな、まあ先に言ったが後戻りはできないからな」
まずは自分に言い聞かせる青年アルセス。傍らで取り巻きの二人も早速それぞれのMSに乗り込むのだったが。
「しっかし俺たちはザクとドムか。兄貴はともかくおっさんのようにゲルググだったらいいのにな」
「贅沢言うな、性能はどれも同じだ」
男にたしなめられるもののひとまず気に入っている感もあるその若者レトー。多少軽い気質があるサングラスの男である。
「ほんとだ、コックピットは新品っぽいや、僕はこっちの方がしっくりいってるな」
もう一人、まだ子供のあどけなさも残っている少年リッドが操縦席の最新性に感嘆する。もっとも最新の機器系統は操縦席のみに限ったことではないのだが。
ともかく全員が乗り込んだのを見計らい、アルセスがゲルググに乗り込んだ男ジョアンに問い合わせる。
「さて今回の作戦はどういったものかな」
「はい、平たくいえば同志集めということで。これから向かう地区に我らと同じ一団がたむろしているとか」
「とにかく行ってみればのお楽しみってところだな」
ということで、アルセスのケンプファーを筆頭に格納庫の先のトンネルを抜け、告げられた先の地区に向かう。
 
その指定された地区にはたしかにMSの一団があった。そこには第一次ネオジオン戦役のMSを中心に、否1機だけは最近のギラ・ズール、しかも袖付きの機体であった。
そのズールのコックピットにリーダー格の男が怒鳴るように呼びかける。
「おい、袖小僧、こちらに何者かが近付いてくるぞ」
「え、何かが近付いてくるって」
コックピットから顔を出したのは、かつてガランシェール隊のギルボア=サンドの息子、ティクバ=サンドだった。
そのティクバがなぜこのような所にいるのかというと、それは2年前のパラオが連邦軍に接収されることとなり、その混乱のどさくさに、袖付きのズールに乗りパラオを脱出。家出同然で地球に降下し、放浪の末彼らに拾われた。当時彼らも袖付きの残党ということで迎え入れようとしたが乗っていたのが子供だったので、ひとまずは素直に仕事や雑用をこなしていることから仕方なく引き取ることになる。その間ジンネマンも行方を探そうとしたがラプラス事変に続くフェネクス事件の混乱でそれどころではない状態が続き今に至り、そのうちにティクバもMSの操縦も上達していつしか彼らにも一目置かれるようにもなったかに見えた。
「ともかくだ袖小僧、お前にもしっかりと働いてもらうぞ」
「あ、はい・・・・・」
返事はしたもののティクバ自身は実戦の経験がないこともあり不安を隠せない。そのうちその一団、アルセスたちが到達した。
まずアルセスが一歩踏み出さんとする。
「アルセス様、危のうございます」
「なに、俺たちも戦うつもりで来たんじゃないだろう」
と、ジョアンの制止をよそに彼らの陣地に近付いていく。
「あー、そちらは我々と志を共にするものと見た、自分はアルセス=ハモ、ぉっと!」
アルセスの勧誘に応えるが早いかいきなり銃撃を始めた一団。しかしケンプファーも跳躍で銃撃を交わす。
「大丈夫ですかアルセス様」
「すまないな、やはり、戦うしかないか」
「なるべく被害は少なく鎮圧しましょう、前にも言った通り同志は一人でも多く集めたいものですから」
「それじゃあ、僕に任せて」
と、ザクのリッドが名乗りを上げる。
「おい、大丈夫か」
「大丈夫だと思う、MSに関してあいつは俺よりも強いからな」
ジョアンの心配をよそにアルセスはこう応える。ドムのレトーの援護で一団に襲い掛かる。さしあたり周りの敵はレトーに任せてリッドは一番強いだろうティクバのズールを狙う。
「あれが一番強そうだな、それじゃあ、殺っちゃうよ」
こうしてザクとズールが対峙する。そもそも一年戦争の骨董品ともいえるザクだったがその機動性と戦闘力はズールのそれを凌駕し、ホーク片手にみるみる圧倒していった。
「そんな、たかがザクなのに、昔のMSなのに」
圧倒されつつもティクバもこのザクはただ者でないことには気づきつつあった。つまりはザクをはじめ彼らのMSの性能そのものは現在の技術を用いたものであったことを。
一方のレトーも他のMSと縦横無尽に立ち回り、着実に手足を切断して鎮めていく。
「ちょっともったいない気もするけど、命には代えられねえからな」
そしてリッドの方も、ズールの手足を切り落として無力化する。その様を遠目で観ていたジョアンが近付きつつ「そこまで!」と呼び掛ける。それに応じて息を整え、ひとまずは戦闘を切り上げるリッドとレトー。引きつつもリッドもズールに呼び掛ける。
「敵討ちのつもりならよしなよ。辺り構わず噛みついてもむなしいだけだよ」
おそらくはトリントンの惨劇のことを言っているのだと思いつつジョアンも頷く。
「くそっ、あいつらにゃかないっこねえ、逃げよう」
「おい、袖小僧はどうする」
「ほっとけ、あいつはもうだめだ」
その一方でMSを打ち捨てて逃げる一団には
「薄情な奴らだな」と吐き捨てる。
続いてアルセスがドムのレトーに指示を与え、ドムがすっかり残骸と化したズールに近付く。そのズールのコックピット内で何やら打ち付ける音がして、何事かと慌ててドムから下りズールの外部スイッチをコンソールで操作する。
「畜生、ちくしょう、ちくしょう・・・・・!」
中ではティクバが悔し紛れに操作版に頭を何度も打ち付けていた、やがてコックピットの扉が開き、それにティクバが気が付くや、そこから飛び掛かるようにティクバをシートに押し付け、不敵かつ真剣な表情でアルセスは告げる。
「お前の怒りと悔しさはよく分かった。だがここからは男の話し合いだ、唾を吐きかけるなり、銃で撃つなりはそれからでも遅くはない」
「・・・あ、は、はい・・・・・」
先の悔しさからの悪態から、アルセスの呼びかけにあっけにとられつつも、その真剣な表情に応えつつティクバもひとまず聞き入ろうとする。
「今のリッドとの戦いで、お前は是非とも仲間に引き入れたいと思ったんだ。どうせなら過去にこだわって今を壊すよりも、未来を創ってみる気はないか」
アルセスの生真面目な呼びかけにティクバも返答をしかねるも、アルセスは続けて告げる。
「俺たちもお前と同じジオンに連なるものだ、だが俺たちはザビ家やダイクン家とは違う、真にスペースノイドが、いや人が当たり前のごとく生きるべき世界を創るんだ」
「未来を、世界を創るって、それ、俺にも、できるかな・・・・・」
「ああ、まずは傷を癒すことだ。本当の答えはそれからでも遅くはない」
アルセスの言にティクバも二つ返事で頷くのだった。

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ep16:再会、友よ<今更ながらビルドダイバーズレビュー>

先のロータス・チャレンジの賞金3000万の使い道をモモを中心にいろいろ考えた結果。まずはサラのためにペットを飼ってあげることに。モルと名付けられたそれが、リクたちダイバーズの新たなるマスコットとなるのは言うまでもないけれど。
しかしまだ使った賞金はわずか。たしかにあれだけの額はよほどのことがない限りいっぺんには使えるものでもないけれど。
そこでモモが目を付けたのはとある南の島。そこを新たなフォースネストを建てんとするのだが、それはもう一つのフォースが売約をしていたのだ。そのオーナーはフォースバトルを持ち掛け、その勝者が島を所有できるという。これもGBNならではだけれど。ここまで来たら受けるしかない。
そのフォース戦の内容は島を舞台にした旗取り合戦。戦闘はともかく機体の性能がモノをいいそうな形式でもあるが。
とりあえずは試合に向けて調整の末、マギーの付き添いで臨んだ試合、オーナーにも一目置かれているリクたちに対するのはなんとアヤメの旧フォースのメンバーたるヒロが率いるシャノワールネオ。こちらもオーナーにも一目置いているとか。
事件のこともあるが早々引きずってはいなく、再会の喜びもそこそこに、特にアヤメ自身も彼らと戦わなければならないこともあり複雑な気分になるのだが。
ヒロのメンバーはいずれの子粒ぞろい、まあダイバーがそう統一されているのもあるけれど、ちなみにコージーたちがヒロの付き添いとなっているがか。ともかくもそのメンバーでリクたちと対するのだ。
そのヒロ達が擁する機体はいずれもSD系ぞろいこれも小粒ぞろいか、それでも侮れないところもるが。
いずれアヤメもまたあらためて、そしてリクたちも彼らとの勝負に臨むのだった。
まず各自配置に付きヒロたちを迎え討つ。まずはリクの攻勢をかいくぐり敵が突出。更にはユッキーの砲撃も交わし果敢に攻めてくる。
アヤメもヒロと対峙することになる、お互いの強さを確かめ合うがやはり真剣勝負。こちらも一進一退の攻防が、しかしその真剣さに関してはアヤメが上手、というか敵がお子ちゃまっぽいのがマイナスになったか。とはいえそちらも着実にかかりついにはフラッグが割り出されてしまった。
リクの方も割り出したが、こちらも復帰したヒロたちが待ち構え押し返される。
一方でモモはやられっぱなしでいまいち活躍ができない。
しかし観戦しているオーナーが一番楽し気だろうが、これもある意味やり手なのだろう。
こうして戦況は膠着になりつつあるが、やがてヒロたちが懐に迫っていく。そこでヒロたちはなんと巨大MSに合体し一気に勝負を決めんとする、まず一撃目はダブルオーが受け止めるも二撃目でコーイチたちが押し返される。まさに鉄壁の守りと無敵の砲撃、絶対的不利の中、アヤメが、そしてリクとモモが、まさに体を張ってヒロたちを撃破、ついには飛ばされたはずみで、復帰しリクたちを迎撃したヒロたちの隙をつきモモがフラッグを奪取してしまい、勝負はあっけなく決まった。
こうして島はリクたちのものとなり、あと試合が済んでヒロたちと同盟を結び、ここにまた新たな仲間ができたそうな。

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ep15:ロータス・チャレンジ<今更ながらビルドダイバーズレビュー>

出撃するキョウヤたちのフォース。その一員が突出したのを皮切りに攻勢にかけるキョウヤだが、いかにも物々しい陣容と物量、そして鉄壁の守りでさしものキョウヤも攻めあぐねる結果となった。
彼らですら苦戦するそのミッション、ロータス・チャレンジは、その難攻不落さゆえキョウヤやロンメルら実力者のフォースですら今まで歯が立たずじまいで、いつしかそれを攻略することが彼らの目標となっていた。
その噂はリクたちの元にももたらされ、その難易度はともかく攻略時の賞金でまずはモモたちが浮ついているのか。しかし若い人には分からないキャラも知ってるなユッキー。
ともかくもその進攻方法から攻略法を探ってみれば誰もがしり込みせんとするも、アヤメの一言でまずは挑戦してみることに、それはリクのダブルオースカイ、そしてアヤメの新たな零丸の性能を試す機会でもあった。
そうと決まればその攻略への備え、戦術を練るのはともかくモデルの調整と強化、そしてリク自身の心身を鍛えること、それらは先に教えられたことが影響していたのはのべるまでもなかった。
そしてリクたちの挑戦はマギーやキョウヤたち実力者も知るところとなり、誰もが期待することになるのだが。
こうしてリクたちビルドダイバーズのロータス攻略の火ぶたが切られる運びとなった。
まず大気圏への上昇から要塞へ向かうのはリク、ユッキー、そしてアヤメの3人が主力となる。特にリクのダブルオーにはサラが同乗する。
その発進に際してはキョウヤと同じくジブラルタルのマスドライバーから発ち、戦地へと向かう。大方の予想を超えた速さで、要塞へと到達したリクたち。
続いて防衛網はユッキーの着実な砲撃で退けていく。
そして主力のロータスと対峙するリクとアヤメ。流石に要塞を擁するだけあって本隊も流石に手強い。
そこでアヤメもオプションと合体し零丸の真の姿を見せる。これは先のものと同じだが、こちらの方が正統の形となっているか。その秘められた力、カプセル忍術をもって1体は撃破したが、もう1体の襲撃を受けるも、そちらは突出したモモたちのシャトルとユッキーの突出で何とか撃破した。
そしてリクのダブルオーとロータスの激闘は続いている。そのロータスの攻勢をかわすもまだ要塞の攻撃が待ち構えていた。しかし主砲の砲撃を交わしてまずは撃破、続いてありったけの砲撃で要塞のコアをあらわにする、しかしダブルオーも限界に近付きつつある。要塞そのものが超巨大なMAでもありその戦闘力も未だ強大だが、リクの想いと強い意志をダブルオーの足に込めて放った蹴りで要塞を貫いた。しかしそれでもコアユニットは破壊できず大気圏に突入していく。
しかしリクたちも最後まであきらめない。リクのダブルオースカイ、それはディティニーの光の翼とダブルオーのトランザムを融合したまさに無限の力を秘めていた。
そしてダブルオーの一閃がコアを貫き、見事チャレンジをクリアしたのだった。
喜びに沸くネット内、誰しもダイバーズのチームワークの勝利と、何よりリクの成長をたたえずにはいられなかった。
そしてリクたちも新たなる闘いの場へと歩みを進めるのだった。

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ep14:新しい力<今更ながらビルドダイバーズレビュー>

デカール事件に続くお互いの誇りをかけたデュエルを経て、大きな傷を負ったダブルオー、そしてリク。事情を知りコーイチもひとまずは詫びを入れる。たしかにあれほどの大事件、その黒幕が自分の知人ともなれば分からないでもないけれど。たしかにあのデュエルにも、いやデュエルだからこその“造るよろこび”というものがあるけれど。それをリクもその気持ちを感じ入り、これからもダブルオーとともに歩むことを誓うのだった。
そこに現れた一人の少女、彼女こそがアヤメの現実の姿で、あらためて実体での対面と相成った。前回のとおりかつてのメンバーとの再会を果たしたうえで、それぞれの路を歩むことに。そしてアヤメ自身も改めてダイバーズの一員として再始動を相成った。そんなアヤメを交えて新たな機体の製作に取り掛かるのだが。
今回の経緯を交えサラとのひと時にキョウヤが入り、対策がなされたことを踏まえ、リクにあの時の業を聞き出すも、リクの反応にまずは流す。あと事件にかかわった者たちもひとまず改心し、あらためて事件の解決したことに安堵する。
肝心のモデル製作はイメージに関して行き詰っている。この場はコーイチのアドバイスで原点に立ち戻ることに。そこでマギーやタイガ、シャフリとの対話を通じ、今までのGBNの戦いを思い起こす。苦しいこともあったが、楽しいこともあり、どれも己の成長に役に立ったことは今更述べることもないだろう。すべてはリクの真っ直ぐな想いゆえだったか。ことにモデル製作に関してはシャフリが親身になっていいろいろメッセージとアドバイスを送っていたか。
あとロンメルの元にも訪れ戦術論をあらためて学ぶことができ、ここにすべての想いを受け止めリクもとめどなく流れる涙とともに大いに感じ入ることができ、製作への決意を固めるのだった。その一方で運営側も、リクたちの業に何やら懸念を感じているのだが。
そんなリクも、サラを通じてダブルオーの気持ちをあらためて感じ取り、新たなる機体のイメージを見出すに至る。
こうしてリクの新たなる機体製作に取り掛かり、それが完成の日の目を見ることになった。ことにサラには初めに見せたかったのだろうか、サラとともにまみえたその機体ダブルオースカイ。ダブルオーとSEEDのデスティニーの性能を併せたきたいだとか。なるほど頭部の意匠はそれらしいが、わずかないやな予感も感じないでもない。
特に胸部の傷をあえて残し~それでいてそこの装甲はおろそかにせず、今までの気持ちを受け継ぐ機体となっていた。それに伴いマギーたちもその機体の完成を祝いに訪れてくれた。
ここに今のリクの想いを込めた新たなる力が誕生し、新たなる戦いの場へと赴くのだった。

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第2話:生きるということ(その1)<機動戦士ガンダム クレイドルエンド>

さてみなさん、今回のクレイドルエンドは第2話の『生きるということ』のその1をお送りいたします。
前回の戦闘で遭難したキッカをめぐって、コバヤシ家との対面を通じてのノックスの決意を垣間見る運びとなっております。それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに前回までのストーリーはこちらをご覧ください。
 
イントロダクション
 
第1話:ホワイトベース最後の勇者
その1
その2
その3  
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。
 
 
山道を地上車が走る。
地上車のノックスは先日の記憶を反芻させている。キッカのアウドムラⅡが撃墜された報が伝えられるや、彼の元にブライトが訪れたのである。
「ブライト、大佐・・・・・」
「ノックス少佐、あ、いや、中佐だったな。キッカのことは聞いている。とにかくも、今こそわたしとの約束を果たす時となった」
「一体、どういうことですか?」
ブライトが指で誘い、それに応えノックスは顔を寄せる。
そこでブライトは周りを見やりつつ話を切り出す。
「・・・始めに言っておくが、キッカは、まだ生きている」
「何、ですって・・・・・?」
ブライトは唇を指で立て、小声で続ける。
「実はそのことをフラウ=コバヤシ、つまりキッカの養母から知らされたんだ。そこで君には通知という形で彼女たちに会ってもらいたい。これは恐らく、君と、そして彼女のこれからを決めることになるかもしれない」
ノックスは少し考えて応える。
「詳しく、話を・・・・・」
 
「とにかく会ってくれか、確かにな。ん・・・・・」
回想から明けたノックスの頭上、地上車の上空をプレーンが飛ぶ。自分と同じ方向へと前へ飛んでいく。
やがて地上車も一軒の丸太造りの邸宅へとたどり着く。
傍らにはさっきのプレーンが降りている。おそらくレツというキッカの義兄のものだろう。
一瞬の思案の末、意を決し地上車を降り、家に入ろうとした。
玄関にさしかかるや扉が開いた。そこには齢が11、2歳くらいの少年が現れた。
「ケント=ノックス少佐ですね、お待ちしていました」
「あ、ああ、君は・・・・・?」
「弟の、ハルキ=コバヤシです。中へどうぞ、母と義兄が待っています」
誘われるままにノックスは家へと入る。
居間には一人の女性、フラウと小柄な青年、レツが座っていた。
 
フラウ=コバヤシ、1年戦争終結後、同じクルーのハヤトと結婚し、子供たちを引き取ったという。グリプス戦役、続くネオジオン戦役にて養子のカツと夫のハヤトが相次いで戦死したと聞いている。そういえば、フラウの年齢は一番上の姉とさほど変わらないとか。比べるのは失礼と思いつつ、やはり母親の顔だなと思った。
 
レツ=コバヤシ、彼が養父、義兄亡き後このコバヤシ家を支えたのだなと、そう感じずにはいられなかった。たしか造船技師としてヨコハマで勤めているとか。
 
と二人を見て想いを致すノックスは、
「こちらです、少佐」
と、ハルキに勧められ反対側の席に座ろうとするが、
「中佐だよ、ハルキ」
ノックスの階級章に気付いたレツが正す。それにノックスは背筋をただし敬礼をする。
「これは、紹介が遅れました」
「いえいえ、こちらこそ」
レツが応え、ノックスは改めて反対側の席に腰を下ろす。
まず、フラウが話を切り出す。
「お話の前に、まずはご用件の方をお願いできますか」
「・・・そうですね、では・・・・・」
軽い咳払いの後、ノックスは再び立ち上がり、頭の中で記憶した報告文を述べる。
「先月16日に消息を絶ったキッカ=コバヤシ少佐の捜索を、本日標準時12:00をもって打ち切り、同時刻に、大佐へと昇進することと、なりました・・・・・」
「・・・つまりは、戦死扱いということですか。ロクに探しもしないで、腹立たしい限りです」
レツが胸に手を組みつつ不快をあらわにする。
「・・・申し訳、ございません・・・・・」
「あ、いえ、中佐のことを言っているのではありません」
レツはすかさず不快を解き、謝するノックスに応える。
「いえ、こうなった以上、自分も出来る限り、力添えさせてほしいのです」
「それを聞いて、安心しました。キッカのこと、よろしくお願いします」
レツが立ち上がり手を差し伸べる形をとると、ノックスもまた手を差し伸べ、ほぼ同時にややぎこちないながらも固い握手をする。
「ノックス中佐、お時間の許す限り、お話の方を」
「はっ、お言葉に甘えまして」
フラウの呼びかけにノックスは座りなおす。
「実は、キッカが遭難した時から、あの子のことをハルキが感じ始めたのです」
フラウがノックスにことのいきさつを説明するや、ノックスはハルキに向かい、
「どうやら、君もまた・・・いや・・・・・」
なぜか反射的に辺りを見回すノックス。そんなノックスにハルキは応える。
「ええ、どうやらそのようです・・・・・」
一呼吸おいてハルキは語り始める。

 

ハルキが言うには、南の島に漂着したキッカは、始めカプセルの通信機器が機能しなくなったと悟ると、調査の結果自活できるのを幸いに、やむなくここで救助を待つことにした。
そしてそれなりに南の島での生活を満喫もしていた。

 

その日もキッカは海の中を泳ぎまわっていた。
生まれたままの姿で、魚やイルカたちと一緒に。
そして泳ぎ疲れ、波にたゆたいながら浜辺で横になるキッカ。
「あれだけ汚染された地球、
空には鳥が、海には魚が、まだまだいっぱい生きている」
両手で天を仰ぎ、広げて倒す。
「みんなみんな生きている、そして私も生きている・・・・・。
生きてるって、いいなあ・・・・・」
そしてキッカの目には涙が溢れていた。
 
「・・・そういうことだったのですか」
あらためてコバヤシ邸にて、すべての事情を聞いたノックス。
「おそらくキッカは、あの時から今まで、自分の生きるべき目的と場所を探していたんでしょう」
「それを戦場にと定めて軍人の路に、ですか。常に手さぐりながらその路を歩んできた。その点は自分は及びませんね」
フラウの言にノックスも感慨深げに応える。そこでレツがノックスに言葉をかける。
「まあ今回の事態を受けて、ブライトさんから中佐のことを聞いて確信をしました。あらためて厚かましい言い分ですが、キッカのことを、よろしく、お願いします」
「ええ、自分にできることならば」
ということであらためてレツとノックスが固い握手を交わす。その夜コバヤシ邸を後にし、基地への帰途、士官学校でのブライトとの会話を思い起こす。
 
あの時、キッカと入れ替わりでブライトとの会見の場を得ることとなったノックスは、自らの学校での成績を評価され、対してノックスもブライトの実績を評する。互いに認め合い、打ち解けたところでキッカをはじめ、ホワイトベース時代の頃に話題を移す。
「・・・なるほど、そのホワイトベースのクルー全員が今ではご家族のつながりがあると」
「まあそういうことだ、だからあの子のことが心配だったのだよ。しかし君を見て確信したよ、まず君があの子に対する印象はそんなに悪いものじゃなさそうだしね」
「ええ、自分も彼女を励みにしておりましたから」
「そこで厚かましい頼みとなるのだが・・・・・」
ということで、キッカの力になるようにとブライトに頼まれたのだ。
「分かりました、自分もできる限りはいたしましょう。今は自分のことで精いっぱいなのですが」
というわけで二人は握手を交わして、その対面の結びとなった。
 
この日の訪問はノックスにとってはささやかな任務ながらも有意義に過ごすことができた。そして後日、これからの任務がてらに秘密裏にキッカの捜索を続けていくことになる。

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ep13:決闘ーデュエルー<今更ながらビルドダイバーズレビュー>

マスダイバーの陰謀をひとまず退け、喜びに沸き立つ有志連合。祝賀パーティーに興ずる中、主役の一つたるリクたちはその場を外している。あの光の翼は一体何なのかも気になるところなのだが。
そのリクたちも、あの時以来リクたちのもとを去ったアヤメのことが皆気になっていた。デカール事件において敵のスパイに仕立て上げられた自分に対するケリを付けるというのだが。
後にキョウヤからデカールについての対処がなされるという。それはいずこからのリーク実はアヤメからのものが届いてのことだったが。そのアヤメも事件についてのとがめはなくひとまずは安心だが。あとは彼女をいかに向かえるかが今後の課題なのだが。
後にリクの元とある男がメッセージを伝えられる。アヤメのガンプラの返還を条件に一人でダブルオー持参でとある場所に来るように言い渡されるのだが。
次の日リクは人知れずとある工場跡に向かう。一方でサラがユッキーたちに事情を話してしまう。そんなリクに連絡を取ろうにもやはりおぼつかない。
ともかくもその工場跡、いろんな筐体が保管される中、あのGBDの筐体も置かれてある。そこにあのフードの男、やはりあの男の実体か。そんな彼もリクにGBDでの勝負を申し渡す。GBSとは違いGBDでのデュエルは戦ううちにガンプラも実際破損してしまう。まあ世界観は違うが先のファイターズではそれも常識的に受け入れられているが。その懸念があってこそGBSが創られたのだろうが。
それに伴ってリクもプログラムへの干渉あって自分に勝ったというのだが。ともかくも彼ツカサとリクとのデュエルが開始されんとしていた。
飛び込んだ戦場は荒野。対するツカサの機体はアストレイ。歴戦の勇姿らしく装甲と攻撃力は桁外れ。しかしながらこの程度でもGBNでも通用するが彼なりの矜持が先の暴挙を起こしたというのだが。戦うごとに傷付いていくダブルオー。相も変わらず偽りとあざけり続けるツカサにリクも負けてはいられない。反撃に転ずるもアストレイも本気を出していく。そこにサラの通信が入り、ユキオたちもその通信を受けてリクのもとに向かう。
自分たちの誇りを否定されまいと勇戦するリク。ついにはトランザムを発動し両者は激しく激突する。ツカサの執念とリクの想い、戦う意思は相反せども純粋なバトルはツカサのアストレイが一本を決めた。勝ち誇らんとするツカサにリクが彼自身の純粋さを説かんとする。すでにダブルオーの一撃も決まっていたのだ。
ユキオたちが駆け付けた時は、大破したダブルオーを手にしていたリクだった。みんなに励まされ修復を誓うリク。そして去りゆくツカサをコーイチが追う。二人は知り合いらしくコーイチがその真意を問うも。時代に取り残されたものとして慟哭とともに己の意思をぶつけるしかなかった。今一度呼び掛けるコーイチだが、ツカサも振りゆく雨とともにただ去っていくしかなかった。ともかく事件には太い糸が結ばれたことになるのだが。
一方アヤメはかつてのフォースネストたたずみ、そこにはかつての仲間たちも訪れていた。コージーの元にはあの返還されたガンプラが。ツカサも約束だけは守ってくれたか。ともかくリクの想いを感じ取り、アヤメもようやくそのかたくなな心を解きほぐすことができたのだった。

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