ガンダム

ep23:選択のとき<今更ながらビルドダイバーズRe:RISEレビュー>

マサキの救出を合わせて意識を取り戻したマサキをみんなで見舞うことをヒナタに告げるヒロト。ヒナタの場合はヒロトが戻ってきてくれたことを喜んでくれたが、その際にヒロトの両親のことも心配してくれている。その想いもヒロトにとっては感じ入らずにはいられなかったが。
そのマサキを見舞おうとするも、当のマサキが未だ病身を押してバイクで駆けつけてくれた。それに先立ってメイがマギーに伴われ、ある程度の事情を告げたのだが。ともかくもマサキも結構義理堅い所があったということか。そんなマサキが言うには衛星砲は修理に時間がかかり再掃射には未だ余裕があるとか。ともかくもこちらも準備を整える余裕ができた。対してマサキ自身もヒロトたちの意思をクマに例えてであるが感じ入っていたか。
やがて姉のミズキが駆けつけて戻されたが、去り行く際にヒロトもマサキが語る罪に対しての功をあるとも告げるのだった。
先の事情からマサキの戦力は期待できないことから、あらためてアルスの攻略を、まずは宇宙に上がる術を練ることになる。エレベーターが使えず、クアドルンの力もヒロトたち全員を上げるには心もとない。ヒロトには心当たりがあるが未だ未完成でやはり思うところがあったか。やはりそれにもみんなの力が必要だというのだ。それについてはカザミたちも異存はない。しかしメイはアルスを倒す以外の選択はないかと告げるのだが。
メイの提案に一同は動揺し、ことにエルドラの民のフレディとことに今まで被った被害を鑑みムランは激しく反発する。しかしエルドラに平和を取り戻す気持ちなら同じ、その上でもともとエルドラの守護のため創られたアルスとの共存の道はないかとのメイの提案だった。そしてそれはアルスと同じ造られた存在であるメイの想いでもあった。その想いにヒロトも何かを気が付いたきらいがあったが。造られた存在のアルスがシステムそのものだったら、システムのリセット、すなわち再生を図れないか、かつてクアドルンがアルスをただせなかったことと別の意味でのアプローチを図ろうとするのだ。
そんなアルスも過去のクアドルンとのいきさつを踏まえて、先の戦いでのヒロトが発した「絆」の意味をはからんとしていたが。
戻って病院の病室でエルドラのことを想いつつ苦悩するマサキ。カフェにおいてもヒロトたちは新たな機体造りに余念がなかった。一方でメイも店宛にサインを書きヒロトたちの制作に参加する。同じくキャプテン・ジオンの放送でも特にカザミをはじめ皆も励まされるきらいがあったが、ヒロトはなぜか新たな装備でも心もとない想いを抱いていた。
そこでミッションに臨むに先立ってのリハーサルを行わんとするが、それに近いミッションといえば、メイに心当たりがあるというが。
もう一方、弓道場のヒナタをミズキが訪れる。きたる弓神事に備えての練習を行うも腕が振るわないヒナタを励ますのと同じくマサキの苦悩とヒロトたちの苦闘をおもんばかっていたことをヒナタに打ち明ける。その苦悩を想いつつ、ヒロトの想いを受け止めつつ今できることに打ち込むことでその想いに応える。それがヒナタの答えでもあった。
マギーのカフェを訪れたヒロトたち、当のマギーはリハーサルミッションのブッキングを請け負うこととなる、ついでにカザミのチャンネルを支援したのも先の件に際してバックアップをしてのことだった。たしかに先の電波妨害の件もあれどアルスの兵器群の攻略とカザミたちの戦いぶりに興味を示した者も多々あったか。これもまたヒロトたちの想いにもこたえてのことで、それにもカザミも受け止めるしかなく彼らにもアドバイスを求めていく。
そしてマギーが示したヒロトたちに課せられたミッションは、かつて難攻不落と謳われた“ロータスミッション”だったのだ。そして同じくヒロトたちが対する者たちの中に“彼ら”の名もあった。

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第7話:古き友来たる(その2)<機動戦士ガンダム・クレイドルエンド>

さてみなさん、今回のクレイドルエンドは、任務の途上とある人物の逃走劇から、その古き友の救出にあたるストーリーをお送りする運びです。はたしてどのような展開が待っているのか。そしてキッカたちはその古き友を助けることができるか乞うgふぉきたいということで、それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに前回のストーリーはひとまずここに。
第7話:古き友来たる
その1
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。
 
 
その日、食堂で昼食をとろうとしたミウのもと、キッカとクムが向かいの席に落ち着いた。それ自体は珍しいことではなかったが、東京での一件で父コウの動向を聞き、それについて話すことがあるだろうとミウも踏んでいた。
はじめは何気なく食事をとっていた三人だったが、ふとキッカが、
「ところでミウ、先日“あの人”からお父さんのことを聞いたけれど。もしよければ知ってる限りでいいからお父さんとのこと、教えてくれないかしら」
キッカも軽く問い合わせるつもりだった。ミウもそれを承知していたがやはり相手が相手なので、ここは少し息を合わせて応えることにする。
「・・・はい、あの戦役のことは大佐もご存じのはずなのであえて申すまでもないですが。戦役を通じて父はあるジオン軍将校の人と対立し続けたのです。あと、その将校の、ガトー中佐は・・・昔、母と付き合っていたのです。その縁からか、しばらく落ち着いてからお父さんもガトー中佐の落とし前の為に・・・・・」
ミウの告白にキッカが少し考えるようなそぶりを見せ、ミウも告白を止める。
「・・・あ、あの、すこし気まずいことをお話したでしょうか」
「・・・うん、聞いちゃいけないことも聞いたかもしれないから」
「でも、コウさんの気持ちも分かるかもしれません。コウさんにとっても戦争は終わっていないようでしたから」
そんな二人の心情をはかってか、クムもコウについての感慨を述べんとする。それにはキッカもうなずき、
「うん、いずれコウさんにも会わなければいけないわね。もちろん任務の範囲内でできる限りだけど」
「はい、ありがとうございます」
「今更だけど、私も仲間として力になるわ、困ったことがあれば私たちに相談して」
ということで話を切り上げてから食事を済ませ、前々からの心配事をいくらか解きほぐされたミウだった。
その一方でトーレスも食堂の外でたたずみながらその会話を聞き入って軽くうなずきながらその場を後にする。ひとまずはウラキ家の事情なだけに自身の胸に閉じておくことにするのだが。
 
そんなトーレスもブリッジに上がると、先ほどとは別の事案を切り出した。
「周囲に変わったことはなかったかな」
さしあたりブリッジ内での広言の形で問いかけ、それを承知してかノックスが応える。
「今のところは、なにも」
「しかし予断は許さないってところかな」
「もうすぐキッカも戻ってくると思いますから、そこから作戦を立てるのもいいでしょう・・・・・」
その時である、突如ブリッジのオペレーターがとある反応を緊張気にノックスに伝える。
「中佐、10時の方向に機体反応が。なにかを追っている様子です」
「うむ、何を追っているかが問題だな。もしかしたら“古き友”と関連があるかもしれない」
“古き友”とはもちろんキッカに関連する人物であり、その後の任務について重要な人気をもたらしてくれるだろうとも期待をしていたのだ。
「至急キッカに連絡してくれ『“古き友”来たりや』と」
ややあってキッカがブリッジに上がってきた。
「ケント、未確認機体が近付いてくるというけど」
「ああ、ほぼ一直線に当艦に近付いてくる、何かを追っているとすればその先の目標の目的が当艦なら・・・・・」
「映像、出ます!」
オペレーターが告げ、向かってくる機体が、そしてその先の航行するボートを駆る人物の顔が映った。
「・・・やっぱりカイさん」
「思った通りだ。それならばすみやかに救出しなければならないな」
そこにMSドックのライエルから連絡が入る。
「大佐、先輩、いつでも出撃できます。あとはご指示を頂ければ」
「そうか、タイミングを見計らって指示をしよう」
「今回はライエルに任せましょう、できうる限り、全力を尽くしてね」
「了解しました、エドワード=ライエル、ジO、出ます!」
と、キッカに言い渡されてライエルが発進、続いてアレンたちも発信するのだった。
 
件の海上では、カイが数機のMSに追われていた。
「ここまで追ってきやがったか。しかも御大層な陣容だな。奴らやっぱりただでは逃がしてくれないようだ」
ボートを操縦しながら卓上の端末に目を通す。
「思った通りだ、あれは外見ズゴックだが、中身はまるで別物、つまり最新の機体といっても差し支えないな」
カイはボートを進ませつつも、時折ズゴックが放つ魚雷を巧みにかわしつつ、右に左にと船体を操る。そんなカイの方も、船から何やらを投げ出した。それは海中に沈みつつ、ズゴックの近くで突然爆発した。お手製の閃光弾である、気休め程度だが多少の目くらましにはなるだろう。
「これで時間を稼げればいいが、何としてもキッカのもとにつかなきゃならん。おっ、あれは・・・・・」
接近してきたのはライエルのジOとアレンたちのリ・ガズイの3機だった。
「あれがジOか、かつてのシロッコの機体と、カミーユのゼータの改良版の奴か。しかしこれほどの再現とは、流石ウラキ博士だな。やはり俺を助けんとするなら、なるべく足を引っ張らいようにしないとな」
カイがそう感慨する。その物言いからグリプス戦役からカミーユやニナとはいくらか親交があったのだろう。
といった具合で、ここに追うもの、追われるもの、そして迎え入れんとするものの攻防が始まるのだった。

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ep22:刻限のゼルドザーム<今更ながらビルドダイバーズRe:RISEレビュー>

出撃に先立ちムランにその旨を告げつつ、避難した子供にゼルドの様子を告げられ、救出の手立てが見えたヒロトたち。そのセルドザーム、そしてマサキの前には敵の大群が迫っていた。
そのマサキもリアルの中でも危険な状況であった。回復の奇跡を願わずにはいられない姉に対しヒナタもヒロトの言葉をもとにそれを支えるのだった。
かくしてゼルドのもとに向かわんとするヒロトたち。まずは潜伏するヒトツメを追うことにするが。
一方のクアドルン。翼の傷からアルスに対する想いとともにエルドラを守らんとした彼の苦悩を感じ入るパルだった。その上で真意を問われ、一度絶たれた空への夢をクアドルンの失われた翼に重ね合わせ、自分と同じくクアドルンを再び羽ばたかせんとしたのだ。闘いの先で奮戦をするヒロトたちのために。それにしてもパルがとある王族の一人だったとは。
敵の群れに向かうヒロトたち。そこにはやはりゼルドもいた、ヒトツメとの交戦中の彼のもとに向かう。はじめ戦端を拓いてからカザミが食い止める。ここにきてイージスの能力が活かされるか。それはカザミの意識の変化の表れでもあったが。
そしてヒロトとメイがゼルドに肉薄し、何としてもアルスの支配から解き放たんとする。しかしそうはさせじとアルスも新たな機体とともに現れる。
かくしてガンプラの技術を駆使し、クアドルンの翼が甦り、あとはマサキのもとへと向かうのみ。
一方のマサキとヒトツメとの激闘はまだ続く。もう一方アルスの機体はニューガンダムとアルケーを素体とするそれでヒロトたちを翻弄する。そしてメイがアルスに接触しアルスの真意をあらためて質す。しかしあくまでエルドラを守ることだけに固執し、そのためにすべてを利用せんとするのだ、もちろんマサキもその一つとして。メイも何とか説得を試みるが未だアルスには届かなかった。
ヒロトもなんとかマサキに取り付きまず武器を破壊し、換装したドリルで装甲を引きはがさんとしつつ、こちらもマサキに説得を試みる、しかしマサキは自分の暴走を止めるために殺してくれと呼び掛ける。自らの罪の呵責に押し潰されそうなマサキに、もう一度やり直せと再び呼び掛けるヒロト。しかし己が罪の体現の如くにゼルドの機体が異形へと変貌し再び暴走を開始する。ゼルドの咆哮は周りを破壊し大地の唸りをも呼び起こす。そして現実世界でもマサキの容体が悪化してしまう。
アルスとの二正面攻勢に陥るかと思いきやようやくクアドルンの援軍が到来した。パルたちの想いがこもった新たなる翼をはためかせ天空にその雄姿を現したのだ。そんなクアドルンはマサキにあたることになり、ヒロトたちはアルスを退けんとする。しかしアルスのアルケーがトランザムで強化し圧倒するも、パルもまたボルジアーナでトランザムを試みる。しかしこちらの方がコントロールがままならず、体勢を立て直すべく一旦解除する。
クアドルンもまた説得を試みるもマサキの心は未だかたくなだった。やむなくクアドルンもマサキを討たんとする。クアドルンもまたマサキの罪の一端を背負っていたのだ。しかしそれをメイが引き止め、カザミ、パル、そしてヒロトが討ったあとの苦しみをおもんばかりクアドルンを説得する。ことにヒロトの説得は重い。自分と同じ後悔と苦しみを味あわせないために。
直後クアドルンの砲火が放たれた先は、なんとアルスの3機だった。それらをクアドルンが対することになり、ヒロトたちはあらためてマサキの解放を試みる。まずキングモードでカザミが攻撃を防ぎ、その後でヒロトの渾身の一撃が、ゼルドザームの忌まわしき装甲を、マサキの罪の呪縛を打ち破る。
ここにマサキ本来の姿を取り戻し、一旦その身をエルドラから去ることになる。一方リアルでも一旦心肺停止の状態から息を吹き返すのだった。それにはアルスも撤退せざるを得ず、この敗北をも受け止めかねていた。
ここにヒロトたちの目的の一つが果たされ、それはGBN運営にも伝わったのだった。そしてそれについてマギーが一計を案じるのだった。はたしてその一計の先にあるのは。

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ep21:もういちど飛ぶために<今更ながらビルドダイバーズRe:RISEレビュー>

再びリアルにてヒナタと出会ったヒロト。今回はリアルのカザミと会うのだと告げ、ヒナタもオフラインかと喜んでいるが、何故か後ろ姿のヒロトに幼い日の姿が思い浮かぶのも、ヒロトの吹っ切れた様子が見えたのか。
久々にリアルでの会合。あの女性の付き添いもあって全員の顔合わせでもある。話というのはアルスの次の砲撃もそう遠くない時期だという。それについての対策でもある。カザミが話を持ち掛けたのが今更ながら物珍しげだという感慨のヒロトたち。さておき衛星まで乗り込むにはまずエレベーターを使うのが手だが、それには困難が伴い、ヒロトたちの強化もアルスの強大化を招き結局はイタチごっことなってしまうが。
もう一つの懸念はゼルトザーム:マサキのことだ。今のところ彼が遺跡への攻撃が可能でその被害のおそれもある。その反面まだ昏睡状態のマサキを助けたいというヒロトたちの想いもある。いずれにしても彼を抑えなければならない。
そして肝心のカザミ自身の新たなる装備についてヒロトたちの意見を求めんとする。基本的な設計は出来ているが肝心な変形システムはコアガンダムを参照にすべくヒロトの知恵を借りようとするが、とりあえずヒロトも快諾する。そしてパルもまたクアドルンの翼を治す方策があると持ち掛けてきたが。
後にクアドルンのもとに転送したカザミたち。しかしカザミの機体はベアッガイ。肝心のパルとヒロトはハロの姿。メイが説明するダイバールックといい、先の翼の件での作業用だという。となればカザミのベアッガイも作業用としては適任ということか。しかし定員関係でムランがゴンドラで運ばれて乗り物酔いになったが。ともかくもクアドルンの翼は修復され、後にクアドルンを交えランチタイムがてら今後の作戦について話し合うことに。ムランの報告によれば、かつてのレジスタンスのメンバーで生き残ったゴルスが戦力の再編に奔走したことと、マサキのゼルトザームの動向。村の襲撃と同じくして他の敵、ヒトツメを退けたことで、マサキ自身の異変をほのめかしていた。そういえば先の戦闘でゼルトの装備を攻撃した際にマサキ自身の呪縛が薄まったことなのかと皆が思ったのだが。しかしマサキ自身の精神も限界に近付いているともクアドルンは語るのだが。
次回の作戦に合わせ、かつての自分の境遇を超えんとする自分を見つめ直すパル、新たな装備の完成とその後の調整に余念がないカザミ、そして新たなアーマー開発に取り掛かるヒロト。後日ヒナタに先の会合のことを聞かれるが、たしかに彼女とはかかわり薄い話なだけにいつもと変わりはないと流しながらも、GBNからの出会いから今の付き合いがあったと応えるヒロトに、昔のヒロトに戻ったことを確信したヒナタだが、肝心のミッションについて、やはり病床のマサキのことを想いやはり気も重くなる。それにここにきてヒロトもヒナタとマサキの関わりを知り得ることになるのだが。そのマサキもリアルでも危ない状態でもあることを機に、遠回しであるが、GBNの向こうのリアル:エルドラのことを告げ、不安げに止めようとするヒナタに必ずマサキを救って帰ってくると約束し、かの地へと向かうヒロトだった。あの時よりの想いを受け、決意も新たなヒロト。その想いを知ってヒナタも今は見送るしかなかったのだ。
戻ってエルドラ、完成したカザミの新たな機体、イージスナイト。先のジャスティスと違い守りに特化した機体である。ヒロトのアーマーも固い装甲を破るための装備だというが。
そしてパルはクアドルンの翼の仕上げの後に彼とともに合流するという。
そんなクアドルンの一抹の不安とわずかな覚悟をよそに、それぞれの目的、まずマサキを取り戻すため、そしてもう一度飛ぶためにヒロトたちは出撃をするのだった。

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第7話:古き友来たる(その1)<機動戦士ガンダム・クレイドルエンド

さてみなさん、今回のクレイドルエンドは、東京でとある女性との邂逅を経て、いよいよ治安維持とは別のもう一つの目的に乗り出さんとする様をお送りする運びです。そこで懐かしき人物との邂逅も待っていることでしょう。はたしてそれが何をもたらすか乞うご期待ということで、それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに前回のストーリーはひとまずここに。
イントロダクション
第1話:ホワイトベース最後の勇者
(その1)
(その2)
(その3)
第2話:生きるということ
(その1)
(その2)
(その3)
第3話:継ぐものたち
(その1)
(その2)
(その3)
第4話:月で待つもの
(その1)
(その2)
(その3)
第5話:ガンダム、行きます!
(その1)
(その2)
(その3)
第6話:忘れられた地で
(その1)
(その2)
(その3)
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。
 
 
通常航行中のTW、先刻から作戦行動とニュープラス等のMSの調整の打ち合わせ等を済ませ、ブリッジの司令官席でキッカは佇んでいた。というよりも任務疲れで一時の小休止を取っていたと言ってもよかったが。
そんなキッカにブリッジに上がったライエルが近付いてきた。
「・・・大佐・・・・・」
ライエルの呼びかけにキッカは反応しない。連戦の疲れが出ていると思いつつも今一度呼びかける。
「大佐!」
「・・・あ、ええと、何・・・・・」
 キッカもあわてて応える。
「はい、お疲れのところ、申しわけありません。実は先の司令からこの先の諸島で有益な情報があると持ち掛けられ、先輩とトーレス大尉との協議の上で、あとは大佐の了承を得れば」
少し落ち着きを取り戻してか、キッカもオペレーターに呼び掛ける。
「そうね、その諸島というのは・・・やはりこの辺りね」
何か思うところもあるかとライエルに読まれつつ、キッカは応える。
「さしあたりその情報の有益性はともかく、聞いてみる価値もあると思うわね」
と、情報収集のための停泊を了承する。こうしてTWは諸島近隣の海域へと停泊する。
 
その諸島の一つの漁港で、待ち構えたかの如く現地人に見えるもどこか雰囲気が違いそうな青年が立っていた。おそらく彼が情報を提供するという青年だろう。
ひとまずクムとライエルの護衛に付けその青年とコンタクトを取らんとし、そんな彼もキッカにまず話しかけてきた。
「お久しぶりです、というべきでしょうがキッカ=コバヤシ大佐」
「やはり、あなたは、ドアン氏の・・・・・」
若者の名乗りにキッカのいわゆる既視感は確信にかわった。かつての一年戦争にて当時転戦中のホワイトベースが立ち寄った孤島にて出会った元ジオン兵ククルス=ドアン。彼がかくまった子供の一人だったのだ。それはかつてジオン軍の地球侵攻作戦において被害に遭うも、当初贖罪のつもりでドアンにかくまわれ成長の末に現在に至ったのだ。過去のいきさつはともあれ、その後成長した彼は近隣の海で漁をしつつ生活の上でドアンを助けつつ、近隣の島々で周囲の情勢を入手しつつ動向をうかがっていたのだ。
その一環としてキッカたちに接触をせんとしたのだったが。
そんな若者を前に、あの時よりの想いを込めてキッカが感慨する。
「あれから20年、時代はまだ混迷の中にあって、私たちもなんとかしようとしているけど、それもままならないものね」
「それは僕らも同様ですね。しかし嘆いてばかりでは刻も動かないと“父”も言っていました」
“父”とはやはりドアンのことだろう、とキッカも得心する。
「この時代、この地球(ほし)を守るために宇宙(そら)に上がるべきだという人もいますが、僕らのようにあえて地球に残るものも必要とは思います」
「いずれにしても、この地球のために力を尽くすのが必要なのね」
と、それぞれ感慨を述べ合いつつ、いよいよ本題に入る。
「実はあれ以来、と言いましてもデラーズ戦役より後のことですが、ある人と情報を交換し合って今に至っています」
その“ある人”もまたキッカの知人だろうと、本人はともかくライエルやクムも理解はできたのだが。
「・・・失礼します」
そこに一人の人物が近付いてきた。見るからに現地人ではないその人物もキッカならずとも得心がいった。二人がその人物に気付き、まず若者がその人物に一礼をして一旦彼に話を譲る。その上でキッカが話し掛ける。
「アストライア財団の人ね」
「はい、一年戦争の後に生活の保護を持ち掛けられたところ、父が謝絶しましたが、以来最低限の援助だけは受けています」
若者の説明の後、キッカがひとまずの要件を聞く。
「ところで、私に用があるようだけれど」
「はい、会長の指示でメッセージをお送りいたします」
「ええ、承りましょう」
と、一通の親書が渡される。キッカも面には出さないが一言ずつ追うように読んでいく。やがてクムとライエルに向かい、
「分かりました。このメッセージに関しては後でケントたちにも伝えます」
続いてかのエージェントに向き直り話題を変える。
「ところで財団の状況は、やはり慌ただしいのかしら」
「大したことはない、と言い難いのですが、やはり会長の立場も立場ですので」
「ことにあの人との接触を快く思わない人たちもいるというのね」
渡された親書もまた東京でのいきさつもやはり知った上でのことだろう。
「やはりビスト財団の影響が少なくなってその傘下の組織がまとまらなくなったのが一因ね。今は生きるために力を合わせなければならないけれども」
皮肉交じりにキッカが感慨する。それにはクムも厳かに頷く。
気を取り直し、再び若者に向き直る。
「ところで“ある人”というのは“あの人”のことね」
つまりはキッカが知っている人、すなわち同じWBのクルーの一人でもある。
「はい“あの人”が言うには“会長”の身に関して重要な懸念があり、それを伝えたいということです」
やはり“あの人”すなわちカイ=シデンもキッカに直接伝えねばならない情報を持っている。すべては“彼女”たちのため、ひいてはこの世界のために。
「そうですね、私どもも力を尽くしましょう」
敬礼の後にキッカたちもこの場を後にする。それを若者たちも深々と一礼で返す。
「それではカイさんから連絡がき次第、作戦行動に移ります」
「はっ!」とクムとライエルは返す。
一方でTWからも一つの通信が入る。
「中佐、何やら通信が入っております『重要ナ情報アリ、司令官ニ伝エラレタシ』とのことですが」
その通信の真偽に関していささかの疑問を呈する余地もなく、ノックスも応える。
「やはり“あの人”か、キッカが還り次第作戦開始に移ろう。何としても接触をしなければならない」
と、ノックスの方も“作戦”を立てんとしてしたのだ。
 
話を一時先日に戻す。
一人の男が裏町を駆け抜けていく。その後で数人の男たち、手には銃器が握られていて、明らかに先の男を追っていたことは明白だった。
「やはりそうそう行かせてはくれないか。だが急がなきゃならない、キッカのためにな」
その男、カイ=シデンは裏町の先にある港へとひたすら駆け抜けていくのだ。

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ep20:託された願い<今更さらながらビルドダイバーズRe:RISEレビュー>

かつての第1次有志連合戦、リクの機体に生じた光の翼、それこそ世界を救わんとした皆の想いとイヴが告げる。世界を守らんとする想い、その想いがゆえにイヴはヒロトに自分を消してほしいと告げる。
そもそもダイバーたちの想いから創られた存在、ELダイバー。イヴもその一人だった。自分を生み出した世界、GBMに同じく生じた歪み:バグを今まで抑えていたが、そのバグが今や自分に集約し、この世界を再び崩壊に導くとも彼女は告げる。同じく彼女には妹がいてその妹をも守るため自分が消えなければならないのだ。それは必ずしも死を意味するのではなく、もとの世界のデータに戻るのだとも告げるのだが。
そうこうしているうちにヒロトとイヴの周りも崩壊を始める。ヒロトも差し迫った事態に戸惑うばかり。そしてイヴはコアガンダムの砲火を自らに向ける。
そして砲火が放たれ、イヴを貫く。彼女の消滅とともにバグもまた収まった。自分はどこにでもいて新たなる自分と出会うことを告げつつヒロトの前から去っていったのだ。
やがて迎えた有志連合戦、サラを救うべく立ち向かうリクたちダイバーズに迎撃の任に当たるヒロトだったが、リクの心からの呼び掛けに動揺し、いざ標準を合わせんとするも、結局はその砲撃はリクをとらえることができなかった。そして戦いはリクがサラを救出し世界の脅威を鎮めて終結した。その裏の隠された脅威も鎮まったことを知られずに。
その後ヒロトは失ったイヴの痕跡を求め、ひたすらさまよい続けて、いつしかカザミやメイ、パルと出会い、エルドラの騒乱を鎮めんと奔走していたのだ。
全てを語り終え、自らの空虚に押しつぶされそうになり、それをメイが支えんとする。その真心に感じ入りながら自分のふがいなさをヒロトはただ嘆くしかなかった。
今までの行いを問いつつ、自分はダイバーズの真似事をしていたとも告げるヒロトに、フレディも今までの戦いは無駄ではなかったと返す。それはカザミやパルも同じでヒロトのおかげで自らの殻を破れたと告げる。そしてメイ、意味は違うが彼女もまたもう一人のイヴかもしれない。sそんな彼女が存在しえたのもまたヒロトのおかげだと。人の想いすべてがイヴの想いとつながっている。それこそが彼女が託した願いだと。それを抱きつつ、ヒロトも歩んでいこうと心に誓うのだった。
一方で近隣の村を襲ったヒトツメたち。それを退けたのはマサキのゼルトザームだったが。

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第11話:出会いと再会と<機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズDAWN>

さてみなさん、今回のオルフェンズDAWNは、舞台を地球圏へと移し、懐かしの人物の足跡とともに、繰り広げられる陰謀に立ち向かう様をお送りする運びとなります。それでは、ごゆっくり。
あと今までのストーリーもこの場を借りて紹介したいと思いますので、ご興味があればそれらもお目通し下さい。
 
第1話:暁に立つ
 
第2話:汚名
 
第3話:世界を知れ
 
第4話:アステロイドの猫
 
第5話:テイワズの息子
 
第6話:マクギリスの遺産
 
第7話:散る命、守る命
 
第8話:鉄血の志
 
第9話:クアールのガンダム
 
第10話:再び赤き星へ
 
以上をもとに今回のストーリーをお送りいたします。あらためてごゆっくり。
 
 
ライドたち鉄血隊は地球圏ドルトコロニーへとたどり着いた。そこでささやかな休養ついでにとある場所を訪れる。そこは一体の銅像が立っていた。革命の乙女の従者“フミタン・アトモス”の像だった。その清楚の顔立ちに意志の強さが込められた像に、ひとまず見守った暁をはじめ、菊千代、雪乃も感じ入りつつ、ライドはいささかの誇張を感じつつもかつての彼女との思いを致していた。
そこに懐かしい顔とも再会する。かつての騒乱にて懇意になったDCNの元アナウンサーのニナだった。あれから彼女も自分たちの事情を知る者として職を辞したかとライドも案じつつもらすも、実はその後アトモス商会の広報分野で働くことになり、その一環として地球や火星等の連絡役をも担っていた。もちろんGHともひとまずのパイプ役ともなっていたのだ、その際裏の事情は胸の内に秘めていたのは言うまでもなかったが。いずれにしても彼女もまたライドたち鉄血隊の助けになるべく地球の事情を提供していたのだ。
その後暁とラッシュを返し、アトモス商会のコロニー支社へと赴き情報の提供を求める。まずはアーブラウの予備選の情勢について、タカキの出馬に対し、対抗候補のバックにはかつて蒔苗の代表再選の対抗候補アンリ・フリュウの息子であるフリュウ上院議員がいろいろと工作をしているとか。そこにもやはり指宿の名が示されていたのだ。
一方で地球圏に向かわんとする陽日たち。アトモス商会及びロウ社から、近々反乱軍による地球圏への攻撃が行われるという情報を事前に受け。その標的が今暁たちがいるドルトコロニーだという。
火星での悲劇を繰り返させてはならない。それぞれの想いとともにまずは反乱軍の勢力を探し求め、ようやく廃棄されたコロニー跡に数隻の砲艦を発見する。それは件の“ダインスレイヴ”を登載した戦艦だった。
クアールに静かな怒りが沸き起こり、静かに闘志を燃やす陽日に調子を合わせ、オセとフォルネウスで乗り込まんとした。
それと合わせて、ドルトにいる鉄血隊のイサリビに~これも事前にコードを教えられた~援軍要請の信号を送る。
その一方で一隻の戦艦が地球圏に到達せんとしていた。地球圏に向かっているネオ・タービンズのハンマーヘッド2世。その艦橋に佇んでいる名瀬・タービン・ジュニア。その見据えた先にはもちろん地球である。
「待ってろよ、暁。そして作っていこうぜ、俺たちの未来を」
その一方で妹たちがとある信号を傍受するのだった。
 
イサリビに戻った暁とラッシュは、陽日の信号を受けコロニーを守るためと出撃を決める。ちょうどバルバトスとグシオンの調整を終え、いささか心もとない想いを抱きつつも出撃するのだった。
信号を頼りにたどり着いた暁とラッシュ。そこではオセとフォルネウスが反乱軍のMSと交戦していた。そこに助太刀をせんとする暁たち。ここにきて二人も手加減できるか否かを判断し戦いを進めることができるようになり、もちろんかすかな迷いもあるが暁は導かれるように、ラッシュは背中を押されるように立ち回っていく。
ことにラッシュの手には猫の手状のメイスが握られている。もちろんクアールとともに戦うといった意志が込められていた。しかしそのメイスに反応してか、おなじく対峙しているオセが近づいてきた。
「これはクアールのメイス、やっぱりラッシュが使っていたのか」
「え、この声は、クアール、生きていたのか、でも、このMSは」
「GHに助けられてこのMSをもらったのだ。これでラッシュたちと一緒に戦えるのだ」
再会の喜びもそこそこに、二人は襲い掛かる敵をよくよく退け続けていく。
一方暁にはフォルネウスが近づいていく。
「貴方が暁ですね、私は蒔苗陽日、あなたと同じ、サムライです」
「え、蒔苗ってどっかで」と応えようとする暁だが、おなじく襲い掛かる敵に対し戦いに専念しなければいけない。
「うん、君のことは後で聞くから、今はこいつらをやっつけよう」
闘いの高揚感を覚えることを自覚する暁、それと調子を合わせるかの如く陽日のフォルネウスもバルバトスとともに戦いを進めていく。
こうしてグシオン・オセ、バルバトス・フォルネウスの4機が大軍相手の大立ち回りを繰り広げていく。
やがて砲艦にたどり着きダインの発射装置を破壊せんとするも、なんとそれはダミーだったのだ。実は反乱軍も鉄血隊の襲来を予測しており~それでいて陽日たちもネオ・タービンズと同じく援軍の一環として読んでいたが~まずは鉄血隊撃破のためにおとりの砲艦を配備しておびき寄せたのだ。暁たちの目の前に、さらなる大軍をもって敵の増援が立ちはだかる。
 
同じくイサリビ経由で敵来襲の報せを受けてイサリビへと戻らんとするライドたち、フミタンの像まで差し掛かると、何やらの光に気付いてか、ライドはすかさず雪乃をかばって背中に銃弾を受けそのまま倒れ伏す。
直後に建物の物陰に隠れた賊が襲い掛かってきた。まず菊千代がテーザーで応戦し、やがてライドも何事もなかったごとくに応戦する。銃弾はピアスの保護具に当たりほぼ無傷でいられたのだ。
ほぼすべての敵を倒すも、その中の一人がなおも迫ってくる。自分たちはノブリスの部下で彼の仇を討つべく指宿に協力しつつ期を伺ってきたのだ。
それを阻まれかくなる上はと最期の力を振り絞り、懐の手榴弾を片手にライドたちに迫るもフミタンの像で力尽き、そのまま自爆する。
それぞれの想いで見守った一同、ことに雪乃は賊の運命に同情しつつ爆散したフミタンの像の頭部に心を痛めていたとみられ、ライドは彼女をなだめるように告げる。
「銅像はまた作り直せばいい。彼女は迷惑に思うだろうがな。この銅像は象徴にすぎない。彼女の魂はみんなの中に、特にクーデリアの中にいるんだ」
 
圧倒的大群を前にたった4機で奮闘するも、徐々に押し返される暁たち。三日月の最後の戦いのことを想いつつも、最期まで闘うと心に誓い、果敢にかつ着実に敵を打ち倒していく。それはラッシュ、クアール、そして陽日も思いを同じくしていた。
そんな時、1隻の武装艦が接近してきた、先に陽日の通信を傍受し、反応を頼りに駆け付けたハンマーヘッド二世だった。
しかしそれを見受けてか、反乱軍は撤退をし始め次々と宙域から離脱していく。続いてネオ・タービンズのMS群も現れ、ジュニアのガンダムが暁のバルバトスに近付いてきた。暁とラッシュの無事を確認し、続いてオセを通じてクアールの無事を喜んだ。そして陽日が名のると彼の蒔苗のひ孫だと軽い驚きで受け入れる。今回の作戦は自分たちをおびき寄せる罠なのかと暁が問うも、それ自体が陽動なら本当の目的はコロニー内だとジュニアが返す。いずれにしてもここはイサリビへ帰還することになる。
 
イサリビに戻った先で、ラッシュとクアールが生存と再会をあらためて喜び合い、ついで暁とジュニアがライドたちの無事を確認する。今回の作戦は反乱軍本隊と旧ノブリス派の連携、というよりもノブリス派を捨て駒にした肚だったとジュニアが推察する。そこから彼らが次に介入するのはアーブラウの予備選挙だという。かつての友に想いを馳せるライドだったが、そういえばともう一人の女性:陽日のことを思い出し彼女にも挨拶しようと声をかける。
その際あらためて鉄血隊への参加を確認の上で了承し、その際に曽祖父の蒔苗の度量を思い起こすライドだった。
その陽日、どこか暁が気に入っている節があり。暁も少しもてあましつつも、次に赴く地球について「ここでも父さんは暴れ回ったんだろうな」と想いを馳せるのだった。
 
そして地球某所、ノブリス派の全滅を知らされ、座している青年は何故かほくそ笑んでいた。
「彼らもこれで本望だっただろう。これで指令系統は一本化された。あと一つ大きな事件を経れば、これからが本当の勝負ですよエリオン公、そして鉄血隊のみなさん」
その青年指宿の笑いが部屋にこだまするのだった。
 
次回、機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズDAWN
“復讐こそ我が望み”
貴方も未来を創るというのね、タカキ・ウノ

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ep19:君がいなければ<今更ながらビルドダイバーズRe:RISEレビュー>

アルスの機体を退けた武器をめぐり、過去の想い、ことにかつての有志連合戦、サラを救出せんとするリクを狙うのはアヴァロンの制服を身にまとうヒロト。ここよりヒロトの過去が明かされるというのか。
それはGBMが発足間近の記念大会が開かれた頃、それに参加するガンプラの制作にヒロトはアイデアに詰まっていた。
そんな折に訪れたガンダムカフェでガンプラを送られたヒナタ。ひとまず一緒に造るのを頼まれるが。
一方のガンプラバトルでは一人のビルダーがその蛮勇を振るっていた。それにヒロトが策のガンプラで参加することに。しかし相手が使用するガンプラはビッグスケールのストライク。一見すれば圧倒されるのもうなずける。
追い詰められるヒロトだが先に倒された機体の武器を活用し続けやがてはストライクを撃破する。それには相手も負けを認めざるを得ず、むしろ清々しさも覚えヒロトをたたえる。しかしヒロトはほぼ巣組みの、試合で中破したガンプラを見て一つのアイデアを思い付いた。それが発足したGBMで起用したばかりのコアガンダム、そしてダイブした世界で出会ったのが彼女、イブだったのだ。
ガンプラの心を理解できるかの物言いでヒロトに接するイブ。わずかな塵でも機体の不備となるのもGBMならではというのか。ともかく調整したコアガンダムで再びダイブして彼女とまた出会うヒロト。まずは戦いを目的とするヒロトに対し、ガンプラそのものの可能性を求めていると返すイブ。それはヒロトの想い、そしてGBM世界でのやりたいことそのものでもあるとも告げる。そしてそれが結実したのがコアガンダムの換装形体の一つ、アースリーガンダムだった。
それからのヒロトはイブを通じてガンダムの想いを感じ、イブとともにGBMを飛び回る日々を過ごしていた。そしていつかはヒロトとともに宇宙(そら)の向こうへと跳んでみたいとの望みをも告げる。そしてその想いの力こそがGBMの世界で望みが叶うというのだが。そしてヒロトもまたイブとならどこまでも飛んでいけると思ったのだ。
しかしイブを中心に何やらの異変が、そう、彼女もまたかつてのサラやメイと同じELダイバーだったのだ。ひとまず引き止めたヒロト、ちなみにアースリーの名前もこの時点で付けられた。
さておきやがてGBM世界の歪みから崩壊へとつながりその一端が黒い衣のサラ。それをイブが引き止めるもサラの姿が消えてしまう。それこそが世界の崩壊につながるかのごとくに。そしてそれはヒロトの夢にもつながったのだ。
後にフォース・アヴァロンに加入し、イブとともにさらなる活躍をと臨むヒロト。やがて送ったイヤリングとともに自らの想いを告げるヒロトだったが。
しかし後にイブは告げる、自分を消してほしいと。

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05:ガンプラは最高だ<今更ながらビルドファイターズ・バトローグレビュー>

ある日セイのもとを訪れたカワグチこと素顔のユウキ。このたびヨーロッパ遠征のために日本を離れ、改めてセイにバトルを持ち掛けんとする。つまりはかつてのバトルの決着をかつての初対戦と同じように行わんとするのだ。
この日のために組み立てと調整を行った機体を導入する二人。それにお互いの闘志を静かに燃やしいざ仕合は開始された。
出撃するセイにまずはユウキの砲撃が放たれ、本気の攻勢をセイもまずまず受け流していく。攻防ともども申し分なく立ち回る両者、しかしユウキの攻勢が勝り星の重力に陥っていく。しかしあくまで自身の勝利でにこだわるユウキがセイを受け止め、舞台を地上に移し闘いは続けられる。しかし今までのダメージでセイが圧倒的に不利、それでもその投資は衰えずよくよくユウキに立ち向かう。心の中でレイジに励まされ、サーベルを構えてユウキに立ち向かう。
全力での突進でユウキに立ち向かうセイ。それを堂々と受けて立つユウキ。お互いサーベルを受けつつ、最後崩れ落ちるセイのストライク。しかしユウキのゼータもそのまま動かなくなり、結局ユウキの優位のまま勝負は引き分けとなった。
しかし最後まで戦い抜いたセイ、そしてユウキ、二人の心には一片の曇りなく、否それ以上の魂の炎が燃え上がっていることを感じつつ今後の対戦を約束し、こうしてビルドファイターズの物語もひとまず幕を閉じるのだった。

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04:俺たちの戦争<今更ながらビルドファイターズ・バトローグレビュー>

お次はレナード兄弟の登場、彼らにはもう一人弟がいたのかと述べておいて、たしかにSF色が強い機体よりもより戦場に近い実戦的な機体を好む彼らのこと。どちらかといえばSF色が強いジンクスをより実践的にカスタマイズしてのご登場。そんな彼らがOOの世界に飛び込みしかもELSときて、さらに対するのはケルティムガンダム。こちらもロックオンがAIでの登場ときた。
手傷を負いながらもなんとか退けたが、光学迷彩で隠されたのは何と巨大なエクシア。もはや彼らにしてはリアルならざる戦場ながらも、超大型機体との対峙は別段想定外ともいえず、ひとまず対することに。
補修を済ませてあらためて対する兄弟。しかし対するのはエクシア。しかも乗っているのは刹那。トランザム同士で捨て身の特攻をかけてなんとか価値を収めることができた。
戦いを済ませた兄弟に今や良きライバルとなりつつあるカワグチが訪れる。つまりこの戦場は彼の演出だった。せっかくのリアルな戦争を楽しめると思ったのにこれでは台無しだと不平を漏らす兄弟。しかし純粋に楽しめたといった三男のセリオの想いは確かなものだったからそれなり良しとするべきか。

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