ガンダム

ガンダム、ハリウッド製作、ですか

さてみなさん、先に軽く述べたと思いますが、ガンダムのハリウッド実写版が製作される運びとなりましたが、

おそらくファンの大多数が不安でいっぱいだと思いますが、かくいう編者もその一人と言いたいところですが、これは静かに見守っていきたとはおもっておりますが。

さて気になるストーリーについては、UCとNTとF91の間の時期が描かれるという噂なのですが、はたしてその時代的の帰結に結びつくのか否かというところでこれも期待はしたいところだけれど。

まあ僕からの意見はこんなところでしょうか。

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第4話:アステロイドの猫<機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズDAWN>

さてみなさん、今回はゴールデンウイーク企画として、鉄血のオルフェンズDAWN第4話をお送りする運びとなりました。

いよいよ自分たちの名を上げるべく“世界”に乗り出す暁たち。そこにはアステロイドに巣食う海賊が立ちはだかり、同じく名を上げんと一人の少女が戦いを挑むことでしょう。はたしてその対戦の行方やいかにということで、それでは、ごゆっくり。

 

 

今回は幼い頃の雪乃が母メリビットとの入浴中のエピソードから始まる。

自分の肌が黒いのを気にしてメリビットの肌の白さをうらやましがる雪乃に、メリビットは父雪之丞の名前と大地の色を受け継いだと優しく諭す。

そして今、自分がみんなを支えるほどに強くならなければいけないと思う雪乃だったが。

 

木星圏へと向かうイサリビ船内、半舷休息で食事をとるラッシュと菊千代。そこにライドが現れ、いまだ警戒しているのを承知で二人に話しかける。

かつてはアトラの料理を楽しめたと切り出し、先の鉄華団の道程を語りつつ、あらためて二人の覚悟を促す。

これから半ばGHの言われるままに働かなければならないかとラッシュはこぼすも、ライドもその働き次第で自分たちの名を上げ、鉄華団の名誉も回復できると告げる。更にグシオンの“声”を聞いたことに合わせ、生き抜くための戦いを、特にラッシュには言い渡す。

大変なこととこぼしつつ、実はラッシュも先に暁から自分たちが名を上げる目的を語られていて、ライドの言葉とともに改めて覚悟を決める。一方菊千代も同じくそれに頷きつつも、自分にも“声”が聞こえるかと自分に問うのだった。

変わってブリッジでは雪乃がトドに圏外圏の事情を聞き出す。トドが言うにはアステロイド帯にテイワズの支配が及ばない区域があり、そこにはかねてより根城にしている宇宙海賊やらテイワズを追われた不穏分子やら、そして“事件”で逃げ延びたマクギリス派残党やらがそれぞれ身を隠しているのだ。それらの言葉に平和が破られることを懸念する雪乃なのだが。ついで雪乃はライドのもとを訪れるも、着替え途中の彼の背中の阿頼耶識のピアスに驚愕する。それについてライドはそっけなく説き、雪乃もとりあえずは納得はしたが。

そして暁は自室でトレーニングにいそしんでいた。なかなか筋肉が付かないのはトレーニングが足りないのかとこぼしつつ。

ともかくもイサリビは木星圏へと航路を進めていった。

 

一方アステロイドの片隅、とある宇宙海賊一団が息をひそめていた。彼らはブルワーズのヒューマンデブリの生き残りで、条約締結後もまっとうな職に就かず、そのまま海賊稼業を続けていたのだ。今日も当局の監視の目をくぐりつつ、イサリビを見かけ今日の獲物と決め出撃していく。

その一方MS格納庫で、すでに頭部に巨大なセンサーを搭載し、自分用にカスタマイズされたMSマンロディにカラーリングをしていく一人の少女がいた。あまり品のよくない歌を口ずさみながら。

 

そして航行中のイサリビに件の海賊船が接近してきた。モニターに代表の姿が映し出される。しかしイサリビ内にライドの姿を認めるや彼らは軽い驚愕の表情を顕わしつつ、やはり鉄華団の復活が本当だったとうめく。それでいてGHに屈した裏切り者と吐き捨てるや、対してライドは鉄華団はすでに滅ぶも、自分たちはその鉄華団の志を受け継ぐ“鉄血隊”だと返す。懸念する菊千代に鉄華団の存在は監視付きで黙認されていると告げつつ、各員に出撃を促す。ともかくも海賊たちを迎え撃つべく暁たちとライドの4機が出撃していく。

一方で件の少女が出撃の際に幹部の一人が「お前の伯父を斃してグシオンを奪った奴らがいる、仇を取るチャンスだ」とけしかける。しかし少女はその言葉にあまり乗り気ではなく「母ちゃんがどう思うだろうな」と言いつつ出撃する。

こうしてブルワーズ残党と鉄血隊との戦闘が開始された。

 

まず暁のバルバトスが元デブリ兵たちを迎え討つ。もはや阿頼耶識システムが無用の長物となった今でも、敵も新デバイスにてそれに近い操作系で果敢に攻めていく。

そんなバルバトスも敵の動きにひとまずついていき、手に持ったメイスで打ってからひるんだ隙にブレードで解体し無力化していく。

「動きは素早いけど、アルミリアさんに比べたら楽に戦えるな」とつぶやきつつ。

一方でこのたび“2代目雷電号”と命名したライドのブリュンヒルトは剣状のブレードでそのままぶった斬る、その様に容赦がないと軽い戦慄を覚える暁をよそにコックピットすれすれで斬られ、むき出しになったパイロットに降伏を促し、そのまま落としていく。

ラッシュのグシオンは調整のため少し遅れて出撃したが、そこに現れたのはネコの耳状の巨大なセンサーを頭部に搭載した青いマンロディ、件の少女の機体だった。少女はグシオンの姿を認めラッシュに問いつつ応えられる。少女はこの時自らを“クアール・カデル”と名乗りそのまま交戦に持ち込む。

ラッシュはともかく暁もあずかり知らぬことだが、もともとグシオンはかつてのブルワーズ幹部クダルの愛機で、彼が斃された後昭弘に、そしてラッシュに渡ったものだった。もっともクアールにとってはグシオンやクダルのことなどどうでもよく、ただ戦えればそれでよかったのだ。クアールは獣の手状のメイスで果敢に攻め、グシオンもそれに応戦する。暁たちのもとに行きたいラッシュは早く切り抜けんとするも、いかんせん敵もかなりのやり手だった。そしてラッシュの脳裏にまた“声”が響く(余計なことは考えるな)と。

自分が遊ばれていると自覚しながらも、クアールに対する肚を決め、まず装甲内の腕を展開して応戦、その様に発奮したクアールを迎え討つ。はたしてメイスを受け止めてからロディの手足を切断する。それにはすかさずクアールも離れていく。その際にブレードを肩に残しつつ。

しかし「もうお遊びは終わりなのだ」とクアールはすごむ、それにはラッシュも今以上に身構える。

しかし「ここはクアールの負けなのだぁ!」とバックブーストで撤退する。あっけに取られたラッシュのもと暁とライドが近付いてくる。我に返り助太刀ができなかったことを詫びるも、ライドと暁もラッシュの苦戦を労う。ひとまず帰還を促すライドに従い、暁たちもイサリビに帰還する。その際ラッシュはクアールのメイスを回収するのだった。

 

一方で逃げようとする敵艦を菊千代が狙い撃たんとしていた。しかし聞いた話ではフラウロスのキャノンはかの“ダインスレイヴ”と同等の攻撃力だと聞く。“事件”においてGHも多用した~公式にはマクギリス派の仕業だと伝えられている~とはいえ“禁じ手”を使っていいのかと躊躇するも、

(みんなを助けるためだろ、遠慮なく使っちまえよ)

との“声”を感じ取り、その際に動力部の位置を割り出され、ようやく踏ん切りがついたのか、菊千代もフラウロスのキャノンを発射する。「ギャラクシー・キャノン、発射!」という声とともに。

はたして敵艦の動力部は貫かれ、その動きを封じられた。

 

結局一人も殺さずに海賊すべて生け捕った暁たち。暁はたまたま機体性能の差が勝負を決め、今後どう転ぶか分からないとも告げる。そんな暁にライドも自分を見失うなとあらためて言い渡す。

捕らえられた捕虜たちにライドは、先の言葉と合わせて彼ら自身も平穏な生活に背を向けたのだと告げる。どういうことかと問う雪乃に彼らの背中を調べてみろとライドに告げられ、そこにはたしかに阿頼耶識のピアスが植え付けられていた。かつての自分、そしてテルマたちと同じと一応の同情を向けつつ、その身柄を治安当局に引き渡す。

 

その一方で浮かない顔のラッシュ。クアールを取り逃がしたことを案じつつも、その時はその時だと割り切るのだった。

変わってドッグ内ではフラウロスを前でたたずむ菊千代に雪乃が近付いてきた。身を案ずる雪乃に菊千代は、自分にもガンダムの声が聞こえたと返し、ひとまずの安堵を告げる。その様にヤマギもフラウロスの“シノ”に「ありがとう」と心の中で呼び掛けるのだった。

 

そして逃げ延びたクアールは、今までの貯金をはたいてからあらためて装備を整え、またグシオンのブレードも装備に取り入れてから、自分を打ち負かしたラッシュたちを追って小型の武装輸送艇で木星圏へと旅立つのだ。その際に先のあまり品のよくない歌を口ずさみながら。

 

次回、機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズDAWN

“テイワズの息子”

お互い偉大すぎる親父を持つと、息子は苦労するよなあ、暁。

 

一応のキャラクター設定

クアール・カデル(声:竹達彩奈さん(希望)):かつての宇宙海賊ブルワーズ幹部クダルの妹の子で、幼い頃はアステロイド帯で過ごすも、母親の死を機に名をあげんと、まずは何でも屋兼賞金稼ぎとしてアステロイド帯界隈で活躍する。そして伯父の縁でブルワーズ残党にスカウトされ、ラッシュたちと対峙する。MS操作の腕前は伯父以上でさらには生命力も高い。猫のような外見で一見偉そうな物言いながらも案外礼儀正しい。

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機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)ですか

さてみなさん、全国ガンダムファンの待望、というべき新作、かのガンダムUCの続編的作品たる『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』が今年秋に公開される運びとなりました。これはUCが宇宙世紀の真実に触れんとした作品であるのに対し、NTはガンダムにおけるニュータイプ論の真実に触れんとした作品といえるかもしれませんが。

大まかなストーリーとして、かつての1年戦争で、コロニーが落ちる様を目の当たりにした主人公が、長じて連邦の軍人となり、失われたUCを求めて未だ混乱が続く世界を鎮めんとすると言ったところでしょうか。そのストーリーが進むにつれてフロンタル亡き“袖付き”との抗争はともかく、バナージとミネバ一行との邂逅はあるのか、そしてその後の帰結~同じく映像化する閃光のハサウェイと連なっていく~やいかに。

ともかくも新たなるガンダム伝説が今秋公開されるといったところで、ひとまずは期待はしておきましょう。

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ガンダムOO新作、ですか

さてみなさん、今BS系番組で放映している『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』

この度新作が製作される運びとなりました。前作の放映と劇場版からおよそ10年ぶりといえますが。

さてそのガンダムOO、ガンダムSEEDの後を受けた作品ということで簡単なあらすじをば、

そもそもガンダムが近未来宇宙に進出した人類が様々ないきさつを経て戦乱の時代を戦い抜くいわゆる戦記物として描かれている上に、OOは実際の時代背景に西暦を使用し戦闘で使用するモビルスーツも、従来の戦闘機やら戦車やらを派生したもので、これは現実に近いリアルな世界と位置付けている。そこに彼らにとっては異形の存在たるガンダムなるリアルならざる兵器が存在し、強大な武力を背景に戦乱を平定せんとするが、もともと自らの陣営をアシストする存在であるイノベイトの反乱やら突如来訪した異邦の存在との対戦と対話やらとさまざまな脅威とも戦ってきた。それらを平定しひとまずは平和が戻ったかにみえたが、この度新たな戦乱やら脅威が世界を覆うのを機に再び彼らガンダムが立ち上がるというわけで。

そのガンダムを駆るのが異邦の存在を融合した刹那と、かつての好敵手のグラハムを中心としたソレスタルビーイング。はたして彼らがどのような伝説を描いていくのだろうか、ひとまずは期待をもって見守っていきたい。

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第3話:世界を知れ<機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズDAWN>

さてみなさん、今回は年末企画として、鉄血のオルフェンズDAWN第3話をお送りする運びとなりました。

成り行きでGHのMSを交戦する羽目になった暁たち。その後でかつてのGHの英雄ガエリオとの対面でバルバトスを託された真意と一端とともに、宇宙(そら)ひいては“世界”に乗り出す第一歩を踏み出す様をここに描かんとするのですが。

なおくり返しながらもこの作品は、原作オルフェンズをベースに編者の期待と未練、そして出来心で制作された作品だということをご了承ください。

ひとまずはこういったところですので、それでは、ごゆっくり。

 

 

マクギリス・ファリド事件の後、傷心のアルミリアは、ジュリエッタをはじめ周りの人々の心遣いで次第に立ち直り、やがてはギャラルホルンに入隊。彼女の指導のもと戦士としても成長していった。かつての純粋さはそのままに。

 

暁たちとアルミリアの対峙からややあって、並べられたグレイズとレギンレイズの残骸に、たどり着いたガエリオがまず家臣団たちを叱責する。

「まさに失態だな、かつてお前たちはイオクの暴走をたしなめる義務があった。それを怠ったために結局奴を死なせ、クジャン家も断絶の憂き目にあった。そして今お前たちはアルミリアをたしなめねばならなかった。それも怠っただけでも万死に値する。ましてあいつの命を落とそうものなら」

そこまで言われれば家臣たちも何も言い返すことはできなかった。続いてレギンのコックピット内で塞ぎ込んでいるアルミリアにも、

「お前が今でも奴のことを悼んでいるのは分かる。それは俺も同様だ。しかしラスタルが言ったように。奴のことはギャラルホルン全体で戒めとすべきことだ」と穏やかな口調ながら重い言葉でたしなめる。

そして後のことは俺に任せろと傍らの新江に告げこの場を後にする。

 

変わってロウ社のオフィス。もともとはゴルドン商会支配下の子会社だったのだが、ザックが父の跡を継ぎ~かつて勘当覚悟で鉄華団に入団するも、会社がノブリスの支配から脱したのを機に父から会社を継いでほしいと説得され~、彼の指揮のもと急速に発展し今に至ったのだ。

そのオフィスに佇む暁たち。そこにまずヤマギが、今回の件で使者を用意して交渉に当たりたいとのGH側の応えを伝えた。

続いてユージンは傍らに佇むライドに向かい、今までの彼の活動を問い、ライドも結局鉄華団の肩書きにこだわったと返す。そこにユージンが殴り掛かったと思えば明らかに手加減のそれに続き、反対の拳でこめかみを挟み込む。

「苦労してるのはお前だけじゃねえ、まったく無茶しやがって」と無事に帰ってきたことを泣き笑いで喜ぶのだった。

続いて菊千代の末の妹雪乃を伴ってメリビットが現れ。未だ警戒する菊千代たちをよそにライドに抱きつき再会を喜ぶ。それにはライドも感じ入り心配かけたことを詫びるのだった。

 

後日桜農園~桜の死後ロウ社の傘下に入った~にて収穫の手伝いをしていた暁たち。そこに車から降りた車いすの紳士がしばらく舗装された農道を進んでいると、畑から出てきた赤子を拾い上げる。そこに母親らしい恰幅のいい女性が赤子を返してほしいと懇願する。それに続き今度は長身の女性も駆けつける。

「久し振りだな二人とも、ほら、君の子供だ」と赤子をクッキーたちに返そうとする。そこに暁たちも現れる。それに対し紳士も堂々とした態度で向き直る。

「貴様が暁・オーガスか。見ての通り俺は丸腰だ。お前に絞め殺されても文句は言えぬが。お前に理性というものがあれば、話し合いに応じても悪くはないと思うが」

対する暁も「ボードウィン公、ですね。話し合い、というより、先の落とし前なりと受けてもいいのですが」と、そっけなく応える。

その紳士、ガエリオは車いすを直立歩行モードに変形してから暁に近づいて、軽く腹に拳を当てる。

「まずは、一発目ですか」

「いや、これで精いっぱいだ、むしろお前には感謝している。妹の件はできるだけ穏便に済ませてくれたからな」

ひとまずのやり取りの後、ロウ社にて暁たちとガエリオとの交渉を行う。まずガエリオが暁たちに、火星を離れ木星圏での治安維持の協力を要請する。

事実上の追放かと毒づくラッシュをよそに、これもラスタルの意志かと踏んだ菊千代。いずれにせよ暁はひとまず承諾する。その上でかつての事件を受けてアトラたちの名誉回復も望めるかと告げるとガエリオも一応は了承する。

そもそも“事件”はラスタルとマクギリスの対等な抗争だったものを、ラスタルが主導権を握るために前々から半ば敵対していた鉄華団を利用したのち、生き残った彼らを半ば監視下に置いた上で、クーデリアを通じて生活も保障していた。今回の出来事もその次の時代を任せられるかを推し図らんとガンダムを暁たちに託さんとしたのだ。自分に対するもよし、組むもよしといったところで。

また暁本人に関しては“事件”からほどなく炊事係のアトラが男児を出産したことを驚きとともに知り得、間をおかずマクマードが名付け親となり、クーデリアが後見人となったことで、調べた結果三日月との間の子だと判明し、ひとまず監視と保護の対象となった。

ちなみにラッシュはハッシュのまたいとこの息子で、母親の死で孤児になっていたところザックに引き取られた際に正式に名前を付けられたのだ。

それらを踏まえて阿頼耶識の代替システムを研究していたヤマジンに、ヴィダールのデータをもとに改良した疑似阿頼耶識システムをバルバトスらに組み込むようにとも指示し、最近になってGHに身を寄せたトドに送り届けさせたのだ。

そんなラスタルの意志はともかく、ガエリオ自身も個人的に暁の人となり~かつての三日月に対する畏怖がベースとなっている~に共感を覚えていた。

ともかくもガエリオも彼らに対する同情は持っており、できうる限りの援助を約束した。

結局逃げられないとこぼすも、先のグシオンの“声”を思い出し、一応は覚悟を決めるラッシュ。できるだけ二人の手助けをしようと肚を決める菊千代、その際に雪之丞ら家族を案じつつも。

 

その翌朝、かつての鉄華の碑に、あの時と同じく花を手向けるライド。そこには暁、そして新江の姿がいた。GH自身は立ち入りを禁じてはいないもののユージンたちが自粛をしていたその地。新江の立ち合いは監視の名目でライドたちの行動を容認するといった配慮からだった。そもそも一介の士官に過ぎなかった新江が支部長となったのはマクギリス、そして鉄華団のおかげで、その恩義を反し“事件”で裏切った形を取った引け目もあり彼らを見守るべく今の地位についていたのだ。

「いつかちゃんとした碑を建てられるかな」との暁の声に「それは君たちの勝手だな、たしかに今は少しまずいが」と新江が返す。そしてライドも、

「その時は隅っこに俺の名前を載せてくれるか。しかし今は自分たちの使命ってやつをこなしていこうぜ」

その言葉に暁も改めてうなづく。そのまなざしは乱雑に彫られた“MIKAZUKI”の名に向けられていた。

 

そしてハコブネからの出港に際し、暁たちが乗り込む船、それは先の“事件”で接収されたイサリビだった。実はアーレス内のドックで保管され、今に至り競売名目でロウ社名義の私船として登録されたのだ。これもラスタルの配慮であることは言うまでもない。訝るユージンに対し、返してもらうなら有難く使わせてもらおうとライドが返す。

乗組員は元鉄華団員のロウ社のスタッフをメインに、まず暁たちとライド、一応の案内役としてトド、一番信用が置けないと案ずるユージンだが、トドも結局はモンタークにおいてマクギリス一派残党を制することができず、身の安全のために半ば賭け同然でGHのもとに身を寄せたのだ。

その他にも菊千代の妹雪乃、火星一の才女とうたわれた彼女もオペレーターとして、そしてヤマギもメカニックとして参加する。工場は長男の松千代に任せると告げて。

出港に際し、まず暁を見送るアトラ、ついでクーデリアも訪れ、ともに暁に抱きつき、別れを惜しむ。

一方で雪之丞は菊千代を肩で抱きしめ、無事に帰って来いと告げ、雪乃もメリビットと別れを惜しむ。ついでラッシュもザックに無理をするなと励まされ、テルマには自分たちの鉄と血の想いを諭される。

さらにはライドのもとに駆け付けたのはヒルメたち元少年兵たちだった。彼らは家庭があり、ライドも今更自分によしみを通じるべきでないと返すも、一応の事情は妻子も知っていて、ことに妻たちは“事件”の際に学校で一緒だったクッキーたちの力になれなかったとの引け目から、せめてヒルメたちには好きなようにやらせようとの配慮で今回の見送りと相成ったのだ。

そして「必ず帰ってくるよ」と暁の声とともに各員が乗り込み、イサリビは再び飛び立っていく。

アーレスでは新江とともにガエリオはイサリビの出港を見届け「新たなる時代の幕開けだな、ラスタル、そしてマクギリス」と言葉をかける。その一室ではアルミリアも言葉なく佇んでいた。

こうして鉄血の志を持った新たなる若者たちが旅立つのだった。

 

次回、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズDAWN

“アステロイドの猫”

世の中が大変なら、今こそ私が名を上げる時なのだぁ!

 

一応のキャラクター設定

雪乃・カッサパ(とりあえずフルネームは未定):雪之丞とメリビットの末娘で14歳(原作最終回でメリビットのお腹の中にいた)。幼い頃より両親の仕事を見て、自分も両親と同じ仕事をしようと志す。その後学校に就学(この時点、火星の就学は義務化はされていない)し、弱冠10歳で現代で言う高等学校レベルまで修了した才女でもある。

 

クッキー&クラッカー:ビスケット・グリフォンの妹である彼女たちは、兄たちの死後、クーデリア開いた学校に入ることができたが、“事件”の影響で居場所を失い、学校を去ることになる。ほどなくしてアーブラウにて留学の便宜が図られ~事情を知ったタカキがアレジを通じて~二人ははじめ謝絶するも、桜の説諭で地球行きを了承する。

こうして地球で勉学に励むことになる2人~とりあえず偽名を使って~途中桜が世を去るもそのまま地球に居続け、やがて修了時に友人たちに自分たちの素性を告げるも、フウカを通じてそれも了承済みで、暖かく見送られる。

火星に戻り農場の仕事に就くため、ロウ社に雇ってもらおうとするも、もともと所有は桜から彼女たちに移っており、ザックは農場の管理を担うために傘下に入れていたとのことだった。こうして二人は燃料等農産品の生産に従事して現在に至る。

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ムーンガンダム、ですか

さてみなさん、昨今のガンダムエースにて、UCでおなじみ福井晴敏センセイ作の『機動戦士ムーンガンダム』が連載を始めたのは記憶に新しいことでしょう。ここは編者としても述べておきたい。

まずはストーリーと世界観、ひいては時期設定について。まず主人公はどう見てもどこかの民族の少年、時期がΖΖと逆シャアの中間ということで調べてみればΖΖのジュドーたちがはじめ立ち寄ったムーンムーンというコロニーがあって主人公のユッタもそこの出身ということだろう。彼が今まで語られた歴史の裏でそんな活躍を見せ、どんな物語を語ってくれることだろうといったところで、これまた期待はしたいのですが。

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第2話:汚名<機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズDAWN>

さてみなさん、今回の夏休み企画として4月半ばに特別企画として書き上げた続編企画『鉄血のオルフェンズDAWN』

その第2話をお送りいたします。

ある日謎の老人に託されたかつての悪魔・ガンダムフレームのMSに乗り込んだ暁、弟分であるハッシュの遠縁の少年ラッシュ、そしてもう一人の弟分である雪之丞の次男菊千代(一応名付けましたが)が鉄華団基地跡に立つまでを書き上げました。

思えば原作のオルフェンズ、巷では“任侠ガンダム”と呼ばれたのは言い得て妙なのですが。それならばこのDAWNはいっそ、ガンダムでいわゆる“番長もの”を目指してみようとある程度は考えたものですが。ともかくこれも個人の予想と期待、そしてある程度の出来心で書いたものですから、まずは原作と関係はないことをここにご了承のほどを。

以上のことをご理解の上で、それでは、ごゆっくり。

 

 

かつての鉄華団殲滅戦において、バルバトスが討ち取られた直後、まずイオクの戦死が伝えられ、ラスタルは彼の愚かさを踏まえて悼みつつ、バルバトスとグシオンの回収と、事後処理を火星支部に任せるように指示し、ついで火星外縁のテイワズ輸送船団には鉄華団本部の自爆と団員全員の自決を伝える。しかしすでにアジーたちには昭弘のイオク討伐とともに、ユージンたちの無事が伝えられ、火星本土に降り立った新江もそれを確認していたのだが。

それらの処置を講じた後でラスタルは独語する。

「オルガ・イツカ、三日月・オーガス、お前たちの命をかけた戦いで、仲間たちの命がつながれ、明日を勝ち取った。もっとも彼らのこれからは彼らが決めることだが。

いずれにしても、この勝負、お前たちの、勝ちだ・・・・・」

 

話は変わって、今度は出所したライドがギャラルホルンの輸送機に乗り込んだところまでにさかのぼる。

もともと彼はノブリスを討ち取ったのち、彼の残党との抗争に疲れ、GHに引導を渡されることを望んで投降したのだ。今回の恩赦も元鉄華団の肩書きゆえに秘密裏に処分されると踏み、最期のコーヒーをとカップを片手に佇む彼のもと、モニター越しに現れたのがGH議長ラスタル・エリオンだった。

「ライド・マッス、貴様の境遇にはいささかの同情を禁じ得ぬ」

と切り出したラスタル。そもそも邪魔者となったノブリスの討ち取りを手引きしたことをライドも承知していた。その後の投獄に際してはアーブラウ代表のアレジを通じてタカキ~彼もまた鉄華団出身であることは調べてあった~の口添えもあり今に至ったのだ。

その上で本来標的の一人と狙っていたラスタルもその後の施政から思いとどまり、後のユージンたちの動向をはじめ、すべてを踏まえ自分はラスタルの掌の上で生かされていたとライドはこぼす。対するラスタルは調印式でのクーデリアの言葉を踏まえて、かつて鉄華団はどん底の生から這い上がり人として上り詰めるという夢に殉じ、その上で今の生も彼ら自身が勝ち取ったものと返し、今後の計画のためにと「いずれにせよ、お前にはまだ死んでもらっては困る」と結ぶ。そして半ば観念したライドにとある交渉を持ち掛けてきたのだった。

 

話を戻し暁たちは、雪之丞が経営するカッサパ・ファクトリーにてガンダム3機を回収した後、いつも通りの叱責を受けると思いきや、まずユージンが神妙な面持ちで、かつての戦いを踏まえて自分たちは再びGHとことを構えるつもりはないと告げる。

かくいう暁もそのつもりで、この平和な世の中戦争は好まず、何より母アトラが哀しむのを嫌っていた。その反面このことを父三日月に笑われることも半ば怖れていたが、バルバトスの中の三日月を感じ、それは杞憂に過ぎなかったことを打ち明けるのだった。

ともかくひととおりの説教を受けた三人。とりあえずファクトリーに居を構えるラッシュと菊千代はともかく暁はアトラとともに家路につくのだった。

その後でラッシュと菊千代は雪之丞に工場内に保管されたガンダムの性能についての説明を受け、ことに武装については今の規定スレスレだとも告げられる。その際にヤマギはフラウロスにシノの雰囲気を感じ取り、しばらくは佇んだままだった。

一方暁はあらためてアトラに父三日月のことを聞くとともに、かつて暁が生まれた直後に贈られたマクマードの命名書を見せられ、その上で自分を見失わないようにと諭される。そんな暁も幼いころから後ろ指を指される日々の中、生まれ付いた汚名なら、いずれ名を上げて晴らしたいと、先に感じた父の教えをとともに、あらためて思うのだった。

 

数日後、久々にMWを乗り回す暁たち、しかし先のような無軌道な暴走ではなく、贔屓目に見ても整然としたパトロールといったところ。それは先の悪魔:ガンダムの復活の噂がものをいい、近隣のチンピラもうかつに騒げなくなったこともあった。しかしユージンたちに言わせればそれが一番の心配だったのだ。

そんな中で更に後日、ヤマギの立ち合いでガンダム3機の起動実験を行わんとするのだった。

 

一方で規模を縮小したとはいえ、GHの火星支部は未だ所在しており、その日は地球からの査察を迎えていた。その査察官、正式にギャラルホルンに入隊したボードウィン公妹アルミリアは本土のエイハブウェーブ反応を受け、数人の従卒、実は旧クジャン家の家臣たちを従えて、火星支部長新江の制止をよそに調査のためにと火星本土に降下していく。

それに遅れて地球からの輸送船が火星に向かっていた。そこにはライドと、先年先代ボードウィン公ガルスの後を受けて当主となったガエリオの姿がいた。そこに新江からアルミリアの火星査察に際しての本土降下の報せを告げる。

 

戻って暁たちの起動試験は装備の確認とその実装演習が主な内容である。まずヤマギが独自のルートでつないだ回線で火星支部にこれから行動を報告せんとするが、なぜか回線がつながらない。そこに何とGHのMS、1機のレギンレイズと数機のグレイズが降り立った。先のエイハブウェーブの反応を受けてのことであった。通信が届かなかったのもそのせいである。

この事態を誰何するアルミリアの副官にヤマギが説明するも、やはり信用しきっていない。そればかりか、暁たちのガンダムについて、かつての殲滅戦~ユージンたちは鉄華散華戦と呼んでいた~をもとに出所について咎める。

変わってライド、ボードウィン家の艦の格納庫から1体のMSに搭乗する。不測の事態に備えるためだというが。

戻って火星、譲り受けたというヤマギたちの応えを信じない査察団に業を煮やし、ラッシュが先の“事件”の事情を踏まえてイオクとマクギリスの名をあげて非難する。イオクを“疫病神”呼ばわりされ、はたして旧クジャン家家臣の兵士は激昂しラッシュのグシオンに襲い掛かる。ヤマギも菊千代のフラウロスに乗り込み。前もって調べた高速形態に変形し、ラッシュのグシオンに乗るように指示、グレイズ群を振り切らんとするが。

一方遅れてアルミリアも“疫病神”マクギリスについて憤慨し、襲い掛からんとするが、暁のバルバトスに阻まれる。

「なんたってこうなるんだ」と憤慨しつつも逃げ続けるラッシュ。しかしラッシュの脳裏にとある言葉が飛び込んでくる。

(・・・逃げるな・・・・・!)

その言葉に何かを想い致したラッシュはフラウロスから降り、そのまま踏み止まる。

繰り出されたグレイズのアックスを小型のブレードにてダメもとで受け止めるや、何とアックスの方が斬り裂かれてしまった。これこそ3機のガンダムに装備されている、微細かつ高速振動で切断力を格段に向上させたプログレッシブブレードであった。その威力にラッシュも何かを思いつき、両肩と腰部のアーマーから隠し腕を展開しグレイズ群に立ちはだかる。

一方でアルミリアと対する暁。アルミリアのレギンレイズ・ジュリア改はかつてバルバトスを討ち取ったMSを継承した、まさに因縁の機体だった。それを知らずか暁はよくよく戦いを進めていく。機体の性能はもとより、パイロットの技術も申し分ない。しかしアルミリアの迷いを読み取り、その隙をつき、両肩の翼状のパーツから繰り出されるツインテイルブレード~小型のプログレッシブブレードを有したそれを駆使してレギンを切り裂いていく。やがて手足を切り裂かれむき出しのコックピット内で怯むアルミリアに、暁はテーザーを片手に戦闘停止を勧める。怯えつつも拒む彼女に、

「俺も死にたくないんだ、あんたも死にたくはないだろう」

そのドスの利いた口調で告げられれば、アルミリアももはや沈黙するしかなかった。一方でグシオンとフラウロスはグレイズ群をブレードで解体し無力化させたのだった。

そこに1機のMSが降り立つ。ギャラルホルンのヴァルキュリア・フレームのMSブリュンヒルトである。そこに発せられた声はライドの声だった。

悪名高いテロリストとして知られた彼を怖れるラッシュと菊千代。しかしヤマギは懐かしげに彼に近づく。そんなライドはこの事態を予測して調停役を買って出たのだ。そしてそのまま撤収を持ち掛け、皆がそれに従うのだった。

暁たちが去りややあって、遺されたのは無力化したMSの残骸とその前に力なく佇む兵士たち、そしてレギンレイズのコックピットで泣きじゃくるアルミリアの姿。駆け付けた車いすの男ガエリオは、残骸の一部に書き残された暁たちの書置きを見やり、何故か微笑を浮かべるのだった。

 

次回、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズDAWN

“世界を知れ”

あの時生き延びた俺は常に死に場所を求めてきた。俺の残りの人生、お前にかけよう、暁。

 

一応のキャラクター設定

菊千代・カッサパ(声:花江夏樹さん(希望)・フルネームは未定です):雪之丞とメリビットの次男(原作最終回で雪之丞に背負われていた)で、幼いころから父雪之丞の薫陶を受けメカニックの腕はともかくMWの操縦にもたけていた。

長じて暁やラッシュらと親交を持ち、ラッシュとともに暁の弟分となったがひとまず友人として対している。なにかと先走る二人のたしなめ役としてグループをまとめ上げたのだが。

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今更ながら機動武闘伝Gガンダムについて語る

さてみなさん、今回はガンダムシリーズの中でも名作あるいは迷作ともいえる機動武闘伝Gガンダムについて軽めながら語りたいと思います。それでは、ごゆっくり。

Gガンダムといえば今までのガンダムの時代及び世界観を一新したストーリー、いわゆる“アナザーガンダム”の先駆となった作品である。もっとも前作のVガンダムとその前のF91もファースト以来、1年戦争とそれに連なる戦記から一新しているともいえるのだが。

主なストーリーの骨子は、今までの戦争よりもむしろ戦闘を重点に置き、つまりはモビルスーツ:MS同士の格闘技がメインとなっている。それでも根本はガンダム特有の戦記ものとおおかた変わりはないと思う。その上で往年のスーパーロボット路線も踏襲したバトルアクションの王道を行っていた。

続いてキャラクターにては、主人公ドモンは今までの主人公に対して純粋に熱血な若者といったキャラだった。ついでいえば血気とも一線を画している。つまりは典型的なスーパーロボットの主人公ともいえるだろう。

そのドモンの傍らにはヒロインのレインがいて、はじめ半ば彼の監視役を買っていたが、やがては後述のアレンビーとの張り合いを経て最後宿敵デビルガンダムにとらわれながらもドモンとの愛に結実し、見事打ち倒したのだった。

そのアレンビーは初めドモンのライバルとして、後に敵の兵器として利用されつつも、すべての試練に打ち勝ち、ドモンとの恋を忍びつつ新たな恋に向かおうとする姿もやはり感じ入るものがあった。

そして宿敵の一人にしてドモンの師たる東方不敗との激闘はガンダムシリーズを(というよりロボットものアニメを)通じて歴史に残る名ドラマとして名を残すだろう。

このようにいろんな意味で名作となったGガンだが、それ以降は当然ながらまた従来の戦記ものが専らとなり、バトル中心の展開はビルドファイターズ(ことにトライ)を待たなければならなかったのだ。

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ビルドファイターズ新作、ですか・他

さてみなさん、複雑な想いとともに鉄血のオルフェンズが最終回を迎えてはや1月、昨今Gレコのプロジェクト再開やら、ビルドファイターズの新作やらとガンダム関係の話題が伝わったことでしょうが。今回はそれらの話題と雑感とともにお送りいたします。

まずビルドファイターズ。歴代のガンプラを対戦させるというある意味夢の対戦をアニメでお送りするという企画が人気を博し、これまた続編が期待される中での今回の話題と相成りました。はたして肝心のお話はいかなるものか、セイとレイジ、それからセカイたちの活躍やいかにといった期待を持ちたいとは思うけれど。

ここでもう一つ提起したいこと、ビルドファイターズをはじめTVゲームのVSシリーズにて鉄血系の機体はいかなる戦いを見せるか。というよりビーム兵器があまり効かずほとんどが肉弾系といった武装。でもゲームの世界ではそれなりに調整はされているとは思うけれど。ひとまずガンダム関係の話題は当ブログではこんなところで。

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特別予想企画:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズDAWN(仮題)第1話

いさてみなさん、今日から懐かしのアニメレビューをお送りする予定でしたが、やはり最終回の展開を受けて、半ば思い付きと出来心からの勢いでオルフェンズのそれからのストーリー予想を書き上げ、ここに掲載する運びとなりました。

様々な意見を残して最終回を迎えた鉄血のオルフェンズ。編者としても半ばこういった結末もありかと思う一方、やはり歴史的帰結としてはどうかといった思いもある。

例えばギャラルホルンに抗い続け、やがては力尽きるといったシチュエーションは、その後の新たな秩序の形成とともに、ぶっちゃけいえばガンダムダブルオーの第1期最終回と同じような展開ともいえる。もっともあの時の刹那は生き残ったけれど、オルフェンズの場合ダブルオー2期の刹那のポジションを暁が受け継ぐといったところか。

ともかくも新たなる時代には新たなる戦乱、わずかな希望も次代の絶望の苗床といったガンダム的展開を考慮に入れて、それでも希望に向けて戦い抜かんとする暁たちの活躍を期待してストーリーを組んだつもりですが。とりあえずは読むもよし読まぬもよし、場合によっては忘れてもかまわないといった想いもあります。

ひとまずはこういったところですので、それでは、ごゆっくり。

 

第1話:暁に立つ

マクギリス・ファリド事件、ヒューマンデブリ禁止条約締結からさらに時は流れ、多くの犠牲の中で、しかし力づくで築かれた秩序と平和は、わずかながらもほころびを生じつつあった。

まず一人の男が地球の刑務所から出所した。男の名はライド・マッス(声:中原茂)。かつての鉄華団の生き残りと目され、裏社会で怖れられた男であった。彼は司法取引の末、終身刑を言い渡されるも恩赦によって今の出所に至ったのだ。そんな彼をギャラルホルンの輸送機が迎え入れる。

木星圏テイワズではマクマードの死後、アジーが代表の座に就く。お袋さんと慕われる彼女のもと更なる発展がなされると思いきや、今まで抑えつけていた敵対勢力が組織を追われた不満分子と手を組み、徐々にテイワズを脅かしつつある。それでも彼らにも希望はあった。ここ最近になってようやく建てられた名瀬の墓標を前に、彼の息子たる一人の青年が佇んでいたのだ。

火星においては、厄災の申し子と怖れられた三日月・オーガスの子、暁・ミクスタ・オーガスが、弟分のラッシュ~ハッシュとは遠縁で同じ町の出身~と、雪之丞の次男たるもう一人の弟分とともに近所の悪ガキとして名をはせていた。

彼には夢があった。いつかこの宇宙(そら)を駆け巡って名を上げ、その上で馬鹿笑いできるようになりたいという夢が。

彼らは来る日もMW~阿頼耶識システムを参考にした外部制御システムを搭載した~を乗り回して界隈を走り回り、近所のチンピラを懲らしめつつ、やりすぎを元鉄華団の大人たちにとがめられたりと、半ば好き放題の生活を送ってきた。

一方で鉄華団の評判は、かつての“事件”当初は前後の報道から“事件”に加担した暴力組織と称されていたが、“事件”以前の彼らの活動と、以後のユージンたちの活動から次第に再評価されつつある。これは当のギャラルホルンも黙認したことに加え、アーブラウにおいて下院議員として地歩を固めつつあるタカキ~議員選出に先立ち、彼自身阿頼耶識被術者と明かした~や、ある程度裏社会の抑えとなった元鉄華団ライドの存在もあった。

暁たちはそんな彼らと同じように、それでいて彼らとは違うやり方で夢をかなえんとしたのだが。

そんな満たされない日々の中、一人の胡散臭い老人が現れ、3人に3機のMSを見せる。それはかの悪魔の再来と呼ばれたMSであった。

かつての戦いの後、ギャラルホルンによって封印されたはずのその機体、老人の思惑はともかく、それぞれがガンダムフレームのMSに乗り込む。当然阿頼耶識システムは外されているも、代わりにとある男たちの脳からプログラムされた疑似阿頼耶識がそれぞれ組み込まれていた。

「案外残酷だな、エリオン公のおっさんも。また母さんたちが心配するな」と暁はつぶやく。

ともかくこの3機でいつか大宇宙(おおぞら)を暴れ回れるとラッシュたちは喜ぶも、暁はそれをたしなめる。

「俺たちはそこらのチンピラとはわけが違うんだ。母さんやクーデリア先生、ユージンのオジキたちの教えを忘れたのか」

「とにかく乗るんだな。すべてはそこから始まるんだぜ」

と老人にせかされるまま乗り込んだ3人。しばらくしてまず暁の機体が、その後にラッシュたちの機体それぞれがひとまず起動した。ラッシュたちがぎこちない動きに合わせ。暁はかつての父の機体をはじめからうまく操縦できた。

「うまく動かせたよ、バルバトスを、次はどうすればいい、父さん」

暁のつぶやきに、誰かの声が響いた気がした。

(お前の思うがままにすればいいよ。だが決して俺のようになるな)と。

「うん、分かったよ、父さん」と暁もその“声”にわずかに応える。

「やはり血筋だな、三日月。それからエリオン公、本当にこれでよかったのか」と老人もそれを見守りつつ独語する。

荒野を走行する3機のガンダムフレームのMSはやがてかつての鉄華団基地跡へとたどり着く。

しかし異変を察知し駆け付けたユージンとチャド、そしてアトラは夜明けの空に映えるMS、バルバトスとグシオン、フラウロスを目の当たりにし驚愕する。

「バルバトス、どうして、三日月いぃぃぃぃ・・・・・!」

次第に涙をあふれさせついには号泣するアトラ。しかしバルバトスの暁も、母の様を見て驚愕する。

「母、さん・・・ごめん・・・・・」

暁の目にも一筋の涙が流れ、そのまま動きを止める。再び三日月の言葉が暁の脳裏に響いた感がした。

(そうだ、お前は俺とは違う。俺たちができなかったことを、これからお前がするんだ)

いつの間にかアトラの傍らに老人が立っていて、ユージンがその老人、トドに詰め寄る。

「おい、どういうつもりだ、クソじじい!」

「これからが面白くなるんだよ、暴れ回って時代を切り開いた三日月たちのように、今度はあの坊やが未来を切り開くんだよ」

と、トドは不敵に応える。ユージンも突き飛ばすしかなかった。

 

後に暁・ミクスタ・オーガスは語る。

「我が父は、世界を分からなかったバカな男だった。だがわたしはそんな父を誇りに思い、その誇りを背負い、世界を知り戦い抜いたのだ」

その暁の戦いはここに始まるのだった。

 

 

といった展開を考えたのですが、この後、テイワズの青年とともに宇宙を駆け巡りながら、数多くのライバルや災厄の遺産との対峙、地球アーブラウではタカキの政争に巻き込まれたり、ギャラルホルンでは満を持してジュリエッタ、そしてラスタルとの対面。やがては世界を本当に脅かす力に立ち向かい戦い抜くといった展開が待ち受けることでしょう。
ひとまずはこんなところといたしましょう。それではまた。

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