ガンダム

鉄血のオルフェンズ・ウルズハント、ですか

さてみなさん、昨夏より噂されていた、鉄血のオルフェンズ“續”

その正式タイトルと概要がこのたび公開されました。その名も“ウルズハント”

時は原作第一期の前後、金星のコロニーにて故郷の地位向上をはかる主人公ウィスタリオ・アファムが、秘匿されたガンダムフレーム端白星を駆って活躍するといったストーリーということで、“月綱”と同じく外伝的な作品でしたか。

主な内容はゲームアプリとして展開する運びだけれども。進行によっては原作のキャラクターとの共演も可能ということで、これについてもファンも喜ばしいことだろう。

あと個人的なことながら、当ブログにおいてもあの記事ももう少し続けられるだろうということで、これも一安心しています。

ともかくももう一つの、さらにもう一つの鉄血サーガが姿を現し、これが世界観の一端を垣間見ることをはじめ、さらなる盛り上がりが期待できることでしょう。

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第6話:マクギリスの遺産<機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズDAWN>

さてみなさん、原作オルフェンズの続編として企画されたこのオルフェンズDAWN、おそらく今回で最後の投稿になるかもしれませんのでこの場を借りて今までのストーリーを紹介した上で本編に入りたいと思います。 

 

第1話:暁に立つ

 

第2話:汚名

 

第3話:世界を知れ

 

第4話:アステロイドの猫

 

第5話:テイワズの息子

 

以上のストーリーとともに今回の第6話をお送りする運びです。まあいずれの形であれ。後日の“續”の内容にもひとまずの期待を抱きたいと思いますが。

さて前置きは長くはなりましたが、それでは、ごゆっくり。

 

 

かつてクアールが幼い頃、病床の母親から伯父クダルのことを聞かされ「あのろくでなしのようにはなるな」と告げられる。

後に母親も亡くなり、その墓の前で自分も一人立ちしつつ名を上げることを志すのだった。

そんなクアールが寝起きの中、部屋の呼び鈴が鳴り、応対せんとしてドア越しに自分を誰何する声が聞こえ、扉を開けて応対する。そこには数人の女性が立っていて、クアールも手をあげて女性の求めに応えるのだった。

 

テイワズの内乱がGHの介入を受けずに終息し(というか、ラスタルとの密約が守られ)、事後処理の一環として捕虜の引見が行われ、ほとんどが資源衛星の強制労働に贈られることとなる。

そんな中ラフタ暗殺の実行犯がアジーの前に引き出されたのだ。その男が言うには、幼い頃からジャスレイに面倒を見られ、彼の為ならどんな汚い仕事もこなしていただけだと語る。そのすべてを覚悟した表情を察しつつ。アジーは先に取り上げた銃、ラフタに手をかけたそれで彼を撃つのだった。それには幼いジュニアも立ち会っていたのだ。

そしてラフタの碑に佇むアジー。その傍らにはクアールがいた。

あれから彼女がどうなったというと、もともと彼女自身もラッシュたちの治安維持に協力しようと(あと自らの名を上げんと)同行せんと先日約束したが、今朝方応対した女性はテイワズの女エージェントたちひいては名瀬の娘たちだった。彼女たちに引き連れられるままに連れられたのは代表邸宅。つまりアジーたちの邸宅だったのだ。神妙なクアールに対しアジーはまず腹を割って話をしたいと持ち掛けるのだった。

 

戻って治安維持の活動に入る暁たち。訪れるテイワズ傘下の資源衛星は木星衛星の外縁軌道上に多数所在していて、そこから不穏な動きがないかを偵察するのが鉄血隊の主な任務である。ちなみにジュニアもテイワズ幹部の一人として別の資源衛星に赴いている。そこでは監督員の中年男性がやけに愛想よく応対しており、ジュニアも少し食傷気味に応えていた。

さておき鉄血隊はまず周辺宙域を暁と菊千代が警備に当たり。ラッシュと雪乃が内部の調査を行う。その中で旧鉄華団についての評判も聞き出すことができた。かつての事件において悪名を馳せていたものの、時を経て次第にそれ以前の勇名から、好評価に転じていった。これは近年名誉を回復した旧タービンズの影響もあるが、何より先述の監督員が彼らの勇名を触れ回ったことが大きかったのだ。

ちなみに雪乃たちが当たっていた監督員はメリビットの元同僚でもあり、軽めの歓待を受けたのは言うまでもない。

 

一方歳星ではアジーが先のラフタの碑に連れて行き、あらためてクアールに碑を通してそこで命を失ったラフタとその仇を取った鉄華団のこと、さらに命を張って名瀬たちの仇を取った昭弘~グシオンの先のパイロット~のことも告げ、今のパイロットたるラッシュを通じて因縁めいた言葉をほのめかしたりもした。その言葉に感じ入るかに見えたクアールだったが。

 

戻って資源衛星では、謎の一団の接近が告げられる。臨戦態勢の暁と菊千代はともかくイサリビに待機していたライド、衛星のラッシュも出撃していく。

それに反応するかのごとく、一団から多数のMSが出現する。グレイズを中心とした旧GH系のそれは、旧マクギリス派の一団だとトドが告げるのだが。

そこでもライドのブリュンヒルト(雷電号)に反応し、彼を“逆賊”ラスタル・エリオンに屈した裏切り者と非難する。

「我々は、社会の不公正を糺さんと決起した。それをラスタル・エリオンは奸計を用いてファリド公を陥れ、己の欲望のために利用した」

「お前たちはファリド公と志を同じくして我々の革命に加わったが、いざ自分たちが敗れるや、自らの素性を隠し、邪魔者となったノブリス・ゴルドンの抹殺に動かされ、結局ラスタルの犬となった・・・・・」などと口々にライドたちを非難する。

対するライドもつまらなさそうに「あの戦いはもう終わったんだ。エリオン公は勝者の権利を行使し、俺たちは敗者の地位に陥りながらも自分たちの生き方を貫いた・・・・・」と言葉を返すが。

そこに暁も「どうします、ライドさん」問い、ライドため息交じりに「ここは実力で分からせるしかないな」と返し、もはや理屈は不要とばかりに戦闘は開始された。ひとまず先のブルワーズと同じ程度の一団だろうと踏んで戦闘を開始させるのだが。

敵も元マクギリス派、元GHの軍人だけあって、その戦闘力は本物だったが、先に戦った査察団とそんなに実力は変わりはなかった。ただその統率された機動力から少々手強く感じられるのだったが。

たしかに戦闘力は前回以上で少々てこずったものの、やはりバルバトスたちや、あとで駆け付けたグシオンの敵ではなかった。前回と同じく敵MSを無力化して降伏を促さんとするも、全機が「我らは尖兵に過ぎん、ファリド公ばんざい!」と告げ、自爆してしまう。

敵の自決に軽い動揺を覚えるも、ひとまず平静を取り戻すかに見える暁。

「余計なことは考えちゃいけない、これも戦争だから、そうだよね、父さん・・・・・」

暁の独語~おそらくバルバトスの中の三日月と会話しているだろうと踏んだライドも軽く頷く。イサリビのトドも「バカ野郎どもが」ともの哀しげに吐き捨てる。しかし敵艦の異変を菊千代が告げる。艦内のエイハブ・リアクターの異常を感知し直に爆発すると告げたのだ。いち早くこの場を脱出する暁たち。ほどなくして戦艦は巨大な火球となって爆発する。その爆風に吹き飛ばされつつも、暁たちは難を逃れる。ついで衛星坑内に避難していた雪乃たちも外の爆風にあおられたか、大きめの地震に襲われる。そして巨大な火球に驚きつつもそこに駆け付けんとする1機のMS、専用のマンロディを駆るクアールだった。

 

しかしややあって、ひとつの小惑星。おそらく先のマクギリス派が何やらの工作を行い、仕掛けた装置のエイハブ・リアクターが作動。そしてそれに反応し、巨大な兵器が、目覚めてしまったのだ。

 

次回・鉄血のオルフェンズDAWN

“散る命、守る命”

俺はもう迷わない、一緒に戦おう、クアール。

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閃光のハサウェイ映画公開、ですか

さてみなさん、ガンダム・宇宙世紀シリーズ最大の問題作たる『閃光のハサウェイ』が来年劇場公開する運びとなりました。

閃光のハサウェイといえば、『逆襲のシャア』から時を経て、ブライト=ノアの息子ハサウェイが腐敗した連邦政府に鉄槌を加えるべく戦いを繰り広げるといったストーリーで、これがのちのF91やVガンダム、さらにはGのレコンギスタや∀に連なることは述べるまでもない、さらにいえば当作が宇宙世紀1世紀の決別の作品と位置付けていることだろう。それが先に公開されたナラティブに続いての公開と相成ったものです。

編者としてもハサウェイの原作を何度か目にしてある程度の失望を覚えたことを述べたい。それはひとえにダブルゼータや逆シャアを経てひとまずの集大成の作品を期待していただけに。

それから後、GやW等いわゆるアナザーガンダムの展開を経てUCやNTがリリースされたこともあり、後者2作が後出しジャンケンの感もあれ、それらとは別にかつて考えた歴史的帰結が描かれる作品を書きたいと思う今日この頃ですが。

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第5話:テイワズの息子<機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズDAWN>

さてみなさん、今回も夏休み企画の形で鉄血のオルフェンズ続編企画ということで、オルフェンズDAWNの第5話をお送りする運びとなりました、が・・・・・

最近原作にての新シリーズの制作が発表されその中で“續”という字が気になりますが。たしかに続報次第ではこの企画も休止せざるを得ない事態になりますが、それでもこの企画もひとまず書き上げたいという想いもあります。ともかく、あの戦いののち世界の行く末を自分なりにひも解いてみたいといった出来心の企画、どうか最後まで見てやってください。というわけで、それでは、ごゆっくり。

 

 

かつて鉄華団のトラスト襲撃と前後して、ラフタを失い放心状態のアジーは、思わず自殺を思いつき銃に手をかけんとするも、一人の赤ん坊がその銃に手を取らんとし、すかさず銃を取り上げる。しかしそれが名瀬の諫めと感じ、その赤ん坊、名瀬ジュニアを抱きしめ号泣する。

そして今名瀬の墓標に彼、アジーとともにたたずむ名瀬ジュニアの姿があった。

 

マクギリス・ファリド事件の後、ラスタル・エリオンとの密約とタービンズ襲撃事件の首謀者イオク・クジャンの戦死によりテイワズの勢力もひとまずは安堵された。その後のマクマードの死後、テイワズを追われた旧ジャスレイ派をはじめとする不満分子は直後のアジーの代表出馬に反発し、一斉蜂起の末今やアジー派が中心となったテイワズに反乱を起こす。対するアジーらもこれを機に一気に敵対勢力の殲滅をはからんとする。

まずアジーが陣頭に立ち、かつての親タービンズの構成員有志をはじめ“兄”たちも次々と出撃する。そんな中まだ10代前半のジュニアもまた出撃せんとするもアジーに拒まれる。

「俺だって、テイワズだ!」と反論するジュニアに、アジーも両手を顔に添えて諭す。

「もしあんたの身に何かあったら、だれが弟や妹を守るっていうんだ、テイワズそのものを守るのはもっと大きくなってからだ」

その言葉に自ら恥じ入りつつも納得するジュニアはただ立ち尽くすのみだった。

回想から明けて、あれから今に至り、今でも変わっていないとつぶやきつつ父名瀬の墓標に自分のなすべきことを、アジーとともに誓うのだった。

そこに暁たちのイサリビが歳星を訪れたと告げられる。アジーたちもそれを迎えんと名瀬の墓を後にする。

着艦したイサリビ、出迎えた護衛の黒メガネたちとリーダー格の男たち。まずライドが“鉄血隊隊長代理”と名乗りを上げ、続いて暁たちを紹介する。リーダーの男は名瀬の息子を名乗り、代表宅に招き入れる。その際傍らの整備班に艦首の鉄華団のマークに手を加えるように指示するが。

一方で整備班の女性の一人が暁たちに近づいてきて、菊千代がひとまず声をかける。

「ここは結構危ない人たちでいっぱいですよ、俺を含めて」

「知っていますよ」

と、あいさつもそこそこにその女性は同僚の呼びかけに応じてこの場を離れる。菊千代もどうしようかなと思いつつラッシュに呼びかけられ、後からついていく。

代表公邸についた一行は、そこでアジーの歓待を受ける。特に雪乃はメリビットの娘ということでエーコたち旧タービンズのメンバーからもてはやされ、困惑しつつ雪乃もそれを受け入れる。

その後でライド、暁が中心となって、アジーから現在の状況を語られる。その傍らにジュニアも立っていた。

現在アジーを中心に歳星にては一応の平穏が保たれ、保有する資源開発衛星の数々もひとかどの治安は守られていた。しかし組織を追われた不満分子の残党が、これまた潜伏していた旧マクギリス派やかのノブリスの残党と結託。徐々に勢力の外縁を侵食していく。その対策のためにガエリオを通じて治安維持のためライドたちを派遣させたのだ。旧タービンズ及び旧鉄華団、表立っては明かせないがこれらの関係者が当たれば、GHが直接関与するよりも抵抗も少ないだろうと踏みつつ。

一通りの説明を受けライドはともかく暁も承諾し、近日中にも近隣の衛星を視察に当たることになったが。

 

後に自由時間となり、それぞれがそれぞれの時間を過ごす中、街中を散策するラッシュ。その途中の小さな碑~かつてラフタが凶弾に斃れた地にアジーが建てたもの~に差し掛かると、一人の少女と出くわす。イサリビに遅れて到着したクアールだった。何やらを拝んでいる様子の彼女に初面識ながらも戦闘の際の声のやり取りで、かつて戦った者同士と認識し思わず声を上げる。

まずクアールが事情をとりあえず話す。あの戦いから撤退して後、義理は果たしたと思いつつも次の目的、というかもともと名を上げるために今度は木星圏でひと稼ぎせんと、できればグシオンを擁する鉄血隊~これはラッシュから聞いた~と組まんと、ます犠牲になったブルワーズを拝んでから行動を起こさんとしていたのだ。もっとも旧ブルワーズ幹部たちは全員が拘束され戦死者はいなかったとも後で聞かされたのだが。

ひとまずの談笑で先の戦いの警戒感もすっかり解かれたラッシュは、後でライドたちと相談して対応を決めることを約束し、この場を去った。しかしその様をテイワズのエージェントが監視をしていたのだ。

一方で暁とライドは、郊外の名瀬の墓標を訪れる。そこにはジュニアも同行していた。

それぞれの想いを胸に感慨に浸る一同。「偉大な人だったんだな」との暁の言葉に、

「お袋たちが最近になって建てたんだ。親父たちの名誉とともにな。それには鉄華団も関わっていたんだ」とジュニアも返す。

「だから団長や三日月さんの名誉回復のために俺も力を貸してやろうじゃないか」と結ぶ。その言に暁もライドも静かに頷く。

「まあ何にせよよろしくお願いします」と恭しくジュニアと握手を交わす暁、そこにライドも加わって誓いを新たにする。

日も改まって先日の依頼を遂行するため、まずはイサリビで近隣の警備にあたることになる。しかしラッシュだけは何かと落ち着かない。そこにライドが「先にお前と戦ったネコ娘は来ないぜ、アジーさんが用があるってさ」とラッシュに告げる。出発の時間が迫り、ラッシュも仕方なくイサリビに搭乗する。

そのイサリビの旧鉄華団のマークにはその上に3本の傷が描かれていた。これこそライドが指示した“鉄血隊”の新たなるマークだと告げる「決して散らない鉄の華、傷がついても志もまた」といった願いを込めたものだと述べる。

こうしてイサリビは発進し、初日の任務にあたるのだった。

 

一方でとある資源採掘衛生。そこの採掘を一人の監督役の男が取り仕切っていた。また一方でとある小惑星に何やらの装置を設置する一団がいた。その奥には巨大なレンズらしきものが怪しい光を放ってきた。

 

次回・鉄血のオルフェンズDAWN

“マクギリスの遺産”

この地に厄災の化け物がいるというが、まさかこんなに近くだというの!?

 

一応のキャラクター設定

名瀬・タービンJr(一応仮称):名瀬とアミダの間の子でかつては三日月とアトラらにあやされた赤子でもある。子供の頃はアジーに守られるだけに自分に歯がゆく思っていたが、第1夫人の子として一応後継者に選ばれていて、それにふさわしい人間にならんと成長とともに自分を鍛え一人前の男にならんと志している。

まず統率力はともかくMSのパイロットとしての技術に長けていて、彼が駆るMSもまた72体のガンダムフレームの一つだった。もともとはグシオン同様アステロイド帯に埋もれたのをGHが回収。その後整備調整が行われ、マクマードの密約に基づいてテイワズに寄贈された。バルバトス等同様にとある人物の脳からプログラムされた疑似阿頼耶識システムを登載されていて、そのいきさつからジュニアの愛機となる。

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ガンダム、ハリウッド製作、ですか

さてみなさん、先に軽く述べたと思いますが、ガンダムのハリウッド実写版が製作される運びとなりましたが、

おそらくファンの大多数が不安でいっぱいだと思いますが、かくいう編者もその一人と言いたいところですが、これは静かに見守っていきたとはおもっておりますが。

さて気になるストーリーについては、UCとNTとF91の間の時期が描かれるという噂なのですが、はたしてその時代的の帰結に結びつくのか否かというところでこれも期待はしたいところだけれど。

まあ僕からの意見はこんなところでしょうか。

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第4話:アステロイドの猫<機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズDAWN>

さてみなさん、今回はゴールデンウイーク企画として、鉄血のオルフェンズDAWN第4話をお送りする運びとなりました。

いよいよ自分たちの名を上げるべく“世界”に乗り出す暁たち。そこにはアステロイドに巣食う海賊が立ちはだかり、同じく名を上げんと一人の少女が戦いを挑むことでしょう。はたしてその対戦の行方やいかにということで、それでは、ごゆっくり。

 

 

今回は幼い頃の雪乃が母メリビットとの入浴中のエピソードから始まる。

自分の肌が黒いのを気にしてメリビットの肌の白さをうらやましがる雪乃に、メリビットは父雪之丞の名前と大地の色を受け継いだと優しく諭す。

そして今、自分がみんなを支えるほどに強くならなければいけないと思う雪乃だったが。

 

木星圏へと向かうイサリビ船内、半舷休息で食事をとるラッシュと菊千代。そこにライドが現れ、いまだ警戒しているのを承知で二人に話しかける。

かつてはアトラの料理を楽しめたと切り出し、先の鉄華団の道程を語りつつ、あらためて二人の覚悟を促す。

これから半ばGHの言われるままに働かなければならないかとラッシュはこぼすも、ライドもその働き次第で自分たちの名を上げ、鉄華団の名誉も回復できると告げる。更にグシオンの“声”を聞いたことに合わせ、生き抜くための戦いを、特にラッシュには言い渡す。

大変なこととこぼしつつ、実はラッシュも先に暁から自分たちが名を上げる目的を語られていて、ライドの言葉とともに改めて覚悟を決める。一方菊千代も同じくそれに頷きつつも、自分にも“声”が聞こえるかと自分に問うのだった。

変わってブリッジでは雪乃がトドに圏外圏の事情を聞き出す。トドが言うにはアステロイド帯にテイワズの支配が及ばない区域があり、そこにはかねてより根城にしている宇宙海賊やらテイワズを追われた不穏分子やら、そして“事件”で逃げ延びたマクギリス派残党やらがそれぞれ身を隠しているのだ。それらの言葉に平和が破られることを懸念する雪乃なのだが。ついで雪乃はライドのもとを訪れるも、着替え途中の彼の背中の阿頼耶識のピアスに驚愕する。それについてライドはそっけなく説き、雪乃もとりあえずは納得はしたが。

そして暁は自室でトレーニングにいそしんでいた。なかなか筋肉が付かないのはトレーニングが足りないのかとこぼしつつ。

ともかくもイサリビは木星圏へと航路を進めていった。

 

一方アステロイドの片隅、とある宇宙海賊一団が息をひそめていた。彼らはブルワーズのヒューマンデブリの生き残りで、条約締結後もまっとうな職に就かず、そのまま海賊稼業を続けていたのだ。今日も当局の監視の目をくぐりつつ、イサリビを見かけ今日の獲物と決め出撃していく。

その一方MS格納庫で、すでに頭部に巨大なセンサーを搭載し、自分用にカスタマイズされたMSマンロディにカラーリングをしていく一人の少女がいた。あまり品のよくない歌を口ずさみながら。

 

そして航行中のイサリビに件の海賊船が接近してきた。モニターに代表の姿が映し出される。しかしイサリビ内にライドの姿を認めるや彼らは軽い驚愕の表情を顕わしつつ、やはり鉄華団の復活が本当だったとうめく。それでいてGHに屈した裏切り者と吐き捨てるや、対してライドは鉄華団はすでに滅ぶも、自分たちはその鉄華団の志を受け継ぐ“鉄血隊”だと返す。懸念する菊千代に鉄華団の存在は監視付きで黙認されていると告げつつ、各員に出撃を促す。ともかくも海賊たちを迎え撃つべく暁たちとライドの4機が出撃していく。

一方で件の少女が出撃の際に幹部の一人が「お前の伯父を斃してグシオンを奪った奴らがいる、仇を取るチャンスだ」とけしかける。しかし少女はその言葉にあまり乗り気ではなく「母ちゃんがどう思うだろうな」と言いつつ出撃する。

こうしてブルワーズ残党と鉄血隊との戦闘が開始された。

 

まず暁のバルバトスが元デブリ兵たちを迎え討つ。もはや阿頼耶識システムが無用の長物となった今でも、敵も新デバイスにてそれに近い操作系で果敢に攻めていく。

そんなバルバトスも敵の動きにひとまずついていき、手に持ったメイスで打ってからひるんだ隙にブレードで解体し無力化していく。

「動きは素早いけど、アルミリアさんに比べたら楽に戦えるな」とつぶやきつつ。

一方でこのたび“2代目雷電号”と命名したライドのブリュンヒルトは剣状のブレードでそのままぶった斬る、その様に容赦がないと軽い戦慄を覚える暁をよそにコックピットすれすれで斬られ、むき出しになったパイロットに降伏を促し、そのまま落としていく。

ラッシュのグシオンは調整のため少し遅れて出撃したが、そこに現れたのはネコの耳状の巨大なセンサーを頭部に搭載した青いマンロディ、件の少女の機体だった。少女はグシオンの姿を認めラッシュに問いつつ応えられる。少女はこの時自らを“クアール・カデル”と名乗りそのまま交戦に持ち込む。

ラッシュはともかく暁もあずかり知らぬことだが、もともとグシオンはかつてのブルワーズ幹部クダルの愛機で、彼が斃された後昭弘に、そしてラッシュに渡ったものだった。もっともクアールにとってはグシオンやクダルのことなどどうでもよく、ただ戦えればそれでよかったのだ。クアールは獣の手状のメイスで果敢に攻め、グシオンもそれに応戦する。暁たちのもとに行きたいラッシュは早く切り抜けんとするも、いかんせん敵もかなりのやり手だった。そしてラッシュの脳裏にまた“声”が響く(余計なことは考えるな)と。

自分が遊ばれていると自覚しながらも、クアールに対する肚を決め、まず装甲内の腕を展開して応戦、その様に発奮したクアールを迎え討つ。はたしてメイスを受け止めてからロディの手足を切断する。それにはすかさずクアールも離れていく。その際にブレードを肩に残しつつ。

しかし「もうお遊びは終わりなのだ」とクアールはすごむ、それにはラッシュも今以上に身構える。

しかし「ここはクアールの負けなのだぁ!」とバックブーストで撤退する。あっけに取られたラッシュのもと暁とライドが近付いてくる。我に返り助太刀ができなかったことを詫びるも、ライドと暁もラッシュの苦戦を労う。ひとまず帰還を促すライドに従い、暁たちもイサリビに帰還する。その際ラッシュはクアールのメイスを回収するのだった。

 

一方で逃げようとする敵艦を菊千代が狙い撃たんとしていた。しかし聞いた話ではフラウロスのキャノンはかの“ダインスレイヴ”と同等の攻撃力だと聞く。“事件”においてGHも多用した~公式にはマクギリス派の仕業だと伝えられている~とはいえ“禁じ手”を使っていいのかと躊躇するも、

(みんなを助けるためだろ、遠慮なく使っちまえよ)

との“声”を感じ取り、その際に動力部の位置を割り出され、ようやく踏ん切りがついたのか、菊千代もフラウロスのキャノンを発射する。「ギャラクシー・キャノン、発射!」という声とともに。

はたして敵艦の動力部は貫かれ、その動きを封じられた。

 

結局一人も殺さずに海賊すべて生け捕った暁たち。暁はたまたま機体性能の差が勝負を決め、今後どう転ぶか分からないとも告げる。そんな暁にライドも自分を見失うなとあらためて言い渡す。

捕らえられた捕虜たちにライドは、先の言葉と合わせて彼ら自身も平穏な生活に背を向けたのだと告げる。どういうことかと問う雪乃に彼らの背中を調べてみろとライドに告げられ、そこにはたしかに阿頼耶識のピアスが植え付けられていた。かつての自分、そしてテルマたちと同じと一応の同情を向けつつ、その身柄を治安当局に引き渡す。

 

その一方で浮かない顔のラッシュ。クアールを取り逃がしたことを案じつつも、その時はその時だと割り切るのだった。

変わってドッグ内ではフラウロスを前でたたずむ菊千代に雪乃が近付いてきた。身を案ずる雪乃に菊千代は、自分にもガンダムの声が聞こえたと返し、ひとまずの安堵を告げる。その様にヤマギもフラウロスの“シノ”に「ありがとう」と心の中で呼び掛けるのだった。

 

そして逃げ延びたクアールは、今までの貯金をはたいてからあらためて装備を整え、またグシオンのブレードも装備に取り入れてから、自分を打ち負かしたラッシュたちを追って小型の武装輸送艇で木星圏へと旅立つのだ。その際に先のあまり品のよくない歌を口ずさみながら。

 

次回、機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズDAWN

“テイワズの息子”

お互い偉大すぎる親父を持つと、息子は苦労するよなあ、暁。

 

一応のキャラクター設定

クアール・カデル(声:竹達彩奈さん(希望)):かつての宇宙海賊ブルワーズ幹部クダルの妹の子で、幼い頃はアステロイド帯で過ごすも、母親の死を機に名をあげんと、まずは何でも屋兼賞金稼ぎとしてアステロイド帯界隈で活躍する。そして伯父の縁でブルワーズ残党にスカウトされ、ラッシュたちと対峙する。MS操作の腕前は伯父以上でさらには生命力も高い。猫のような外見で一見偉そうな物言いながらも案外礼儀正しい。

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機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)ですか

さてみなさん、全国ガンダムファンの待望、というべき新作、かのガンダムUCの続編的作品たる『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』が今年秋に公開される運びとなりました。これはUCが宇宙世紀の真実に触れんとした作品であるのに対し、NTはガンダムにおけるニュータイプ論の真実に触れんとした作品といえるかもしれませんが。

大まかなストーリーとして、かつての1年戦争で、コロニーが落ちる様を目の当たりにした主人公が、長じて連邦の軍人となり、失われたUCを求めて未だ混乱が続く世界を鎮めんとすると言ったところでしょうか。そのストーリーが進むにつれてフロンタル亡き“袖付き”との抗争はともかく、バナージとミネバ一行との邂逅はあるのか、そしてその後の帰結~同じく映像化する閃光のハサウェイと連なっていく~やいかに。

ともかくも新たなるガンダム伝説が今秋公開されるといったところで、ひとまずは期待はしておきましょう。

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ガンダムOO新作、ですか

さてみなさん、今BS系番組で放映している『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』

この度新作が製作される運びとなりました。前作の放映と劇場版からおよそ10年ぶりといえますが。

さてそのガンダムOO、ガンダムSEEDの後を受けた作品ということで簡単なあらすじをば、

そもそもガンダムが近未来宇宙に進出した人類が様々ないきさつを経て戦乱の時代を戦い抜くいわゆる戦記物として描かれている上に、OOは実際の時代背景に西暦を使用し戦闘で使用するモビルスーツも、従来の戦闘機やら戦車やらを派生したもので、これは現実に近いリアルな世界と位置付けている。そこに彼らにとっては異形の存在たるガンダムなるリアルならざる兵器が存在し、強大な武力を背景に戦乱を平定せんとするが、もともと自らの陣営をアシストする存在であるイノベイトの反乱やら突如来訪した異邦の存在との対戦と対話やらとさまざまな脅威とも戦ってきた。それらを平定しひとまずは平和が戻ったかにみえたが、この度新たな戦乱やら脅威が世界を覆うのを機に再び彼らガンダムが立ち上がるというわけで。

そのガンダムを駆るのが異邦の存在を融合した刹那と、かつての好敵手のグラハムを中心としたソレスタルビーイング。はたして彼らがどのような伝説を描いていくのだろうか、ひとまずは期待をもって見守っていきたい。

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第3話:世界を知れ<機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズDAWN>

さてみなさん、今回は年末企画として、鉄血のオルフェンズDAWN第3話をお送りする運びとなりました。

成り行きでGHのMSを交戦する羽目になった暁たち。その後でかつてのGHの英雄ガエリオとの対面でバルバトスを託された真意と一端とともに、宇宙(そら)ひいては“世界”に乗り出す第一歩を踏み出す様をここに描かんとするのですが。

なおくり返しながらもこの作品は、原作オルフェンズをベースに編者の期待と未練、そして出来心で制作された作品だということをご了承ください。

ひとまずはこういったところですので、それでは、ごゆっくり。

 

 

マクギリス・ファリド事件の後、傷心のアルミリアは、ジュリエッタをはじめ周りの人々の心遣いで次第に立ち直り、やがてはギャラルホルンに入隊。彼女の指導のもと戦士としても成長していった。かつての純粋さはそのままに。

 

暁たちとアルミリアの対峙からややあって、並べられたグレイズとレギンレイズの残骸に、たどり着いたガエリオがまず家臣団たちを叱責する。

「まさに失態だな、かつてお前たちはイオクの暴走をたしなめる義務があった。それを怠ったために結局奴を死なせ、クジャン家も断絶の憂き目にあった。そして今お前たちはアルミリアをたしなめねばならなかった。それも怠っただけでも万死に値する。ましてあいつの命を落とそうものなら」

そこまで言われれば家臣たちも何も言い返すことはできなかった。続いてレギンのコックピット内で塞ぎ込んでいるアルミリアにも、

「お前が今でも奴のことを悼んでいるのは分かる。それは俺も同様だ。しかしラスタルが言ったように。奴のことはギャラルホルン全体で戒めとすべきことだ」と穏やかな口調ながら重い言葉でたしなめる。

そして後のことは俺に任せろと傍らの新江に告げこの場を後にする。

 

変わってロウ社のオフィス。もともとはゴルドン商会支配下の子会社だったのだが、ザックが父の跡を継ぎ~かつて勘当覚悟で鉄華団に入団するも、会社がノブリスの支配から脱したのを機に父から会社を継いでほしいと説得され~、彼の指揮のもと急速に発展し今に至ったのだ。

そのオフィスに佇む暁たち。そこにまずヤマギが、今回の件で使者を用意して交渉に当たりたいとのGH側の応えを伝えた。

続いてユージンは傍らに佇むライドに向かい、今までの彼の活動を問い、ライドも結局鉄華団の肩書きにこだわったと返す。そこにユージンが殴り掛かったと思えば明らかに手加減のそれに続き、反対の拳でこめかみを挟み込む。

「苦労してるのはお前だけじゃねえ、まったく無茶しやがって」と無事に帰ってきたことを泣き笑いで喜ぶのだった。

続いて菊千代の妹雪乃を伴ってメリビットが現れ。未だ警戒する菊千代たちをよそにライドに抱きつき再会を喜ぶ。それにはライドも感じ入り心配かけたことを詫びるのだった。

 

後日桜農園~桜の死後ロウ社の傘下に入った~にて収穫の手伝いをしていた暁たち。そこに車から降りた車いすの紳士がしばらく舗装された農道を進んでいると、畑から出てきた赤子を拾い上げる。そこに母親らしい恰幅のいい女性が赤子を返してほしいと懇願する。それに続き今度は長身の女性も駆けつける。

「久し振りだな二人とも、ほら、君の子供だ」と赤子をクッキーたちに返そうとする。そこに暁たちも現れる。それに対し紳士も堂々とした態度で向き直る。

「貴様が暁・オーガスか。見ての通り俺は丸腰だ。お前に絞め殺されても文句は言えぬが。お前に理性というものがあれば、話し合いに応じても悪くはないと思うが」

対する暁も「ボードウィン公、ですね。話し合い、というより、先の落とし前なりと受けてもいいのですが」と、そっけなく応える。

その紳士、ガエリオは車いすを直立歩行モードに変形してから暁に近づいて、軽く腹に拳を当てる。

「まずは、一発目ですか」

「いや、これで精いっぱいだ、むしろお前には感謝している。妹の件はできるだけ穏便に済ませてくれたからな」

ひとまずのやり取りの後、ロウ社にて暁たちとガエリオとの交渉を行う。まずガエリオが暁たちに、火星を離れ木星圏での治安維持の協力を要請する。

事実上の追放かと毒づくラッシュをよそに、これもラスタルの意志かと踏んだ菊千代。いずれにせよ暁はひとまず承諾する。その上でかつての事件を受けてアトラたちの名誉回復も望めるかと告げるとガエリオも一応は了承する。

そもそも“事件”はラスタルとマクギリスの対等な抗争だったものを、ラスタルが主導権を握るために前々から半ば敵対していた鉄華団を利用したのち、生き残った彼らを半ば監視下に置いた上で、クーデリアを通じて生活も保障していた。今回の出来事もその次の時代を任せられるかを推し図らんとガンダムを暁たちに託さんとしたのだ。自分に対するもよし、組むもよしといったところで。

また暁本人に関しては“事件”からほどなく炊事係のアトラが男児を出産したことを驚きとともに知り得、間をおかずマクマードが名付け親となり、クーデリアが後見人となったことで、調べた結果三日月との間の子だと判明し、ひとまず監視と保護の対象となった。

ちなみにラッシュはハッシュのまたいとこの息子で、母親の死で孤児になっていたところザックに引き取られた際に正式に名前を付けられたのだ。

それらを踏まえて阿頼耶識の代替システムを研究していたヤマジンに、ヴィダールのデータをもとに改良した疑似阿頼耶識システムをバルバトスらに組み込むようにとも指示し、最近になってGHに身を寄せたトドに送り届けさせたのだ。

そんなラスタルの意志はともかく、ガエリオ自身も個人的に暁の人となり~かつての三日月に対する畏怖がベースとなっている~に共感を覚えていた。

ともかくもガエリオも彼らに対する同情は持っており、できうる限りの援助を約束した。

結局逃げられないとこぼすも、先のグシオンの“声”を思い出し、一応は覚悟を決めるラッシュ。できるだけ二人の手助けをしようと肚を決める菊千代、その際に雪之丞ら家族を案じつつも。

 

その翌朝、かつての鉄華の碑に、あの時と同じく花を手向けるライド。そこには暁、そして新江の姿がいた。GH自身は立ち入りを禁じてはいないもののユージンたちが自粛をしていたその地。新江の立ち合いは監視の名目でライドたちの行動を容認するといった配慮からだった。そもそも一介の士官に過ぎなかった新江が支部長となったのはマクギリス、そして鉄華団のおかげで、その恩義を反し“事件”で裏切った形を取った引け目もあり彼らを見守るべく今の地位についていたのだ。

「いつかちゃんとした碑を建てられるかな」との暁の声に「それは君たちの勝手だな、たしかに今は少しまずいが」と新江が返す。そしてライドも、

「その時は隅っこに俺の名前を載せてくれるか。しかし今は自分たちの使命ってやつをこなしていこうぜ」

その言葉に暁も改めてうなづく。そのまなざしは乱雑に彫られた“MIKAZUKI”の名に向けられていた。

 

そしてハコブネからの出港に際し、暁たちが乗り込む船、それは先の“事件”で接収されたイサリビだった。実はアーレス内のドックで保管され、今に至り競売名目でロウ社名義の私船として登録されたのだ。これもラスタルの配慮であることは言うまでもない。訝るユージンに対し、返してもらうなら有難く使わせてもらおうとライドが返す。

乗組員は元鉄華団員のロウ社のスタッフをメインに、まず暁たちとライド、一応の案内役としてトド、一番信用が置けないと案ずるユージンだが、トドも結局はモンタークにおいてマクギリス一派残党を制することができず、身の安全のために半ば賭け同然でGHのもとに身を寄せたのだ。

その他にも菊千代の妹雪乃、火星一の才女とうたわれた彼女もオペレーターとして、そしてヤマギもメカニックとして参加する。

出港に際し、まず暁を見送るアトラ、ついでクーデリアも訪れ、ともに暁に抱きつき、別れを惜しむ。

一方で雪之丞は菊千代に「工場のことは心配するなと、無事に帰って来い」と告げつつ肩で抱きしめ、雪乃もメリビットと別れを惜しむ。ついでラッシュもザックに無理をするなと励まされ、テルマには自分たちの鉄と血の想いを諭される。

さらにはライドのもとに駆け付けたのはヒルメたち元少年兵たちだった。彼らは家庭があり、ライドも今更自分によしみを通じるべきでないと返すも、一応の事情は妻子も知っていて、ことに妻たちは“事件”の際に学校で一緒だったクッキーたちの力になれなかったとの引け目から、せめてヒルメたちには好きなようにやらせようとの配慮で今回の見送りと相成ったのだ。

そして「必ず帰ってくるよ」と暁の声とともに各員が乗り込み、イサリビは再び飛び立っていく。

アーレスでは新江とともにガエリオはイサリビの出港を見届け「新たなる時代の幕開けだな、ラスタル、そしてマクギリス」と言葉をかける。その一室ではアルミリアも言葉なく佇んでいた。

こうして鉄血の志を持った新たなる若者たちが旅立つのだった。

 

次回、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズDAWN

“アステロイドの猫”

世の中が大変なら、今こそ私が名を上げる時なのだぁ!

 

一応のキャラクター設定

雪乃・カッサパ(とりあえずフルネームは未定):雪之丞とメリビットの末娘で14歳(原作最終回でメリビットのお腹の中にいた)。幼い頃より両親の仕事を見て、自分も両親と同じ仕事をしようと志す。その後学校に就学(この時点、火星の就学は義務化はされていない)し、弱冠10歳で現代で言う高等学校レベルまで修了した才女でもある。

 

クッキー&クラッカー:ビスケット・グリフォンの妹である彼女たちは、兄たちの死後、クーデリア開いた学校に入ることができたが、“事件”の影響で居場所を失い、学校を去ることになる。ほどなくしてアーブラウにて留学の便宜が図られ~事情を知ったタカキがアレジを通じて~二人ははじめ謝絶するも、桜の説諭で地球行きを了承する。

こうして地球で勉学に励むことになる2人~とりあえず偽名を使って~途中桜が世を去るもそのまま地球に居続け、やがて修了時に友人たちに自分たちの素性を告げるも、フウカを通じてそれも了承済みで、暖かく見送られる。

火星に戻り農場の仕事に就くため、ロウ社に雇ってもらおうとするも、もともと所有は桜から彼女たちに移っており、ザックは農場の管理を担うために傘下に入れていたとのことだった。こうして二人は燃料等農産品の生産に従事して現在に至る。

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ムーンガンダム、ですか

さてみなさん、昨今のガンダムエースにて、UCでおなじみ福井晴敏センセイ作の『機動戦士ムーンガンダム』が連載を始めたのは記憶に新しいことでしょう。ここは編者としても述べておきたい。

まずはストーリーと世界観、ひいては時期設定について。まず主人公はどう見てもどこかの民族の少年、時期がΖΖと逆シャアの中間ということで調べてみればΖΖのジュドーたちがはじめ立ち寄ったムーンムーンというコロニーがあって主人公のユッタもそこの出身ということだろう。彼が今まで語られた歴史の裏でそんな活躍を見せ、どんな物語を語ってくれることだろうといったところで、これまた期待はしたいのですが。

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