こち亀

慕われ両さんの一応の漢気<こち亀Z8月号>

今回もこち亀コンビニ文庫の腐れ縁レビューをば、

さて今回はこれといって特に述べることもなく、クラシックということでの初期作品から『夏便り・・・・・の巻』にて、夜勤で退屈な時を過ごす両津を麗子が訪れ、なりゆき浜辺へとクルージングを楽しむといったお話で、その中で麗子が両津の魅力について語っていた。たしかに破天荒ながらも人情熱く、いざとなれば頼りになるというくだりは今の読者でも感じ入るところがあっただろう。そう、その当時は。

それが90年代になって早乙女たち婦警たちとの不毛な抗争を経てやがて咬ませ犬やら当て馬やらと仕立て上げられ主役の面目が形無しであった。それがファインダー等最近の新作につながったと思えば結構複雑な思いをしないでもないのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お出かけ両さんの自作自演<こち亀Z6月号レビュー>

さて今回はこち亀Z6月号において旧作の『恋の沖えらぶの巻』から、当時のファンとの共演ののち、小学校との先生との淡い恋心を咲かせつつ島を去っていくといった、ある意味『男はつらいよ』風のお話で流していた。これは両津の男の意地と人情が光った名作ともいえるだろう。

それにひきかえ、やはり近作を中心としたラインナップ。やはり先のお話との比較をすれば、両津の意地と人情もここでは役には立たないのかと思わずにはいられない。第一昨今のイジられ話ばかり集めて対比しようならやはり引いてしまうのがこれも人情、まあ面白いことには変わりないけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

うっかり両さんの存在意義<こち亀Z5月号>

て今回は久しぶりにこち亀コンビニ文庫の腐れ縁レビューということで。

さて今回は近作の中でも、さんざん暴れてもその度に制肘されるといった。負けるためのお話がほとんどだった。

たとえば下剋上相撲やら先の大阪駅伝で空気がどうとかといった具合で両津の存在そのものがないがしろにされがちになったり、春と度々付き合わせては当て馬にさせられたりと、結局さんざんな扱いにされそれをもどかしいと思う人も折られるはずだ。

唯一の救いは初中期の“アニメ戦国時代の巻”だろうが、たしかにアニメ会社を訪れ、何気ないドジの積み重ねで会社をつぶしてしまったというスラップスティックの王道ともいえるお話は苦笑混じりながら小気味良く読めたのは贔屓目だろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

各誌レビュー18年度1月号(その2)

さて今週の各誌レビューは、

<Mr.クリス(ジャンプスクエア)>
アジアの豊かでない国々では武器製造も一つの手段で、それから脱却するための努力もまた問題となっているか。それにしても銭投げはともかくこち亀張りのコントも忘れてないな。

<刃牙道(チャンピオン)>
当て身にこそ戦国のサムライの真骨頂であることをムサシを通じて思い知らされることになるのだが。

<浦筋(チャンピオン)>
引き続き覆面の小鉄。やはり大雪でののり子とのはしゃぎようはけっこういい線言っているな。

<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
こちらもそれぞれ違いがあるが雪ではしゃいでいる、最後はカマクラでほっこりいくのもいいだろうけれど。

というわけでまた来週。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

両津和尚の巻(44、77巻)<懐かし両さんの傑作レビュー>

今回は両津がお寺で修行するといったシチュエーションを新旧のエピソードをからめながらもお送りしたく思います。

何かと素行の悪い両津を懲らしめついでに真人間にするべく、お寺での修行を課すも、あまりの厳格さからついには寺を脱走していろいろ悪さをするも結局捕まってしまうというのが新旧のお話の大まかなあらすじである。今回は後者のお話を中心に詳細を述べたい。

そもそも両津を懲らしめる、というよりやっつけてから反撃に転ずるも結局打ち負かされてしまうといったシチュエーションは枚挙にいとまがない。後者の場合は京都という土地柄が相まって、そこの古寺に取り入りあわよくば乗っ取ろうという話に流れてしまった。

そんな両津なのだが、後期のお話ではお酒の誘惑を断ち切るため進んでお寺での修行に打ち込んだり、煩悩を払おうと無理やり監禁されて生気まで取り払われたりといったお話も派生作として紹介したい。

結局お寺で修行しても両津は両津だというのが大まかなオチなのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今週の神様42号:案の定戻ってきたあの男の巻

やっぱり戻ってきたこち亀、そして両津。今回何のかんのと部長になり代わっていろいろ悪さをしたお話でちょっと痛快だったな。
それからティガーがゲスト出演のくだり、たしかに両津に輪をかけたキャラなだけに両津もたじたじだったか。これはこれでいいけれど。
あと数十年後の掲載の話だけど理論上不可能ではない。何故なら藤子F先生には藤子プロ、赤塚不二夫先生にはフジオプロがいるように、秋本先生にはあとりえびーだまがあるのだから。

というわけで今週のジャンプレビューは、

<ONE PIECE>
ペドロ捨て身の自爆もむなしくなおも追っ手は尽きず、まさにマムの餌食になろうとするその時、サニー号のクードバーストでひとまず難を逃れる。そしてルフィは一人踏み止まるのだが。

<幽奈さん>
呪いのゲームとは言うけれど、マンガの作風からこんなものかなあ。こいつは単行本版もやはり楽しみか。

<銀魂>
立ち上がったのは定春だけではなく、そよ姫たち、そして神威もまた敵の前に踏み止まる。そして星海坊主もまた。

<磯兵衛>
徹夜に挑戦する磯兵衛だけど、ちゃんと目的がなくちゃやはり意味がないからなあ。

あと帰ってきたと思えば漫画太郎せんせいもワンピのパロディで顔出したな。あの人なりのご応援企画ってやつだろう。というわけで早くてもまた来年、遅くとも2020年にまたお会いしましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

林間に燃えた商魂(コミックス72巻)<懐かし両さんの問題作レビュー>

さて今回は各誌レビューの日なのですが、お盆のスケジュールの都合により、急きょこち亀のレビューをお送りし、今週分のレビューは来週に持ち越します。あらかじめご了承のほどを。

 

ある日派出所のメンバーで林間のキャンプに出掛けようとしたが何故か2人分部屋が足りない。そこで両津だけ外の寝袋で止まることになる。明けて嵐で道が寸断され、両津が山を越えて物資を調達したのだが。

このお話も80年代中盤で見受けられた、前半の両津の不利な状況から立ち直るのはいいけど、中盤で羽目を外して結局ズッコケてしまう。このお話もせっかくの儲けがフイになってしまった。まあこの展開はこの際述べるまでもないとして、このお話で挙げたいのは宿泊したコテージのお話。部屋が足りないのに作為を感じるのはともかく、対応した店員の態度、ある程度のサービスについて配慮してもいいけどそれがなされない。これ秋本先生のキャラクター描写といえばそうだけど、このシーンでいくらかのサービス業に喧嘩を売っていたかもしれない。まあこれもギャグといえばそうだけど、やはり人情的にはどうかと言わざるを得なかったのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤラされ両さんの人生行浪<こち亀感謝祭6月号>

さて今回も性懲りもなくこち亀コンビニ文庫6月号のレビューを行います。まあ今までのレビューの引き返しですが。

やはり全体的に後期作品ほどイジられっぱなしでやはり活躍しているとはいいがたいかも。まず勘定せんのお話は先に述べたから、次のみんなでギネスのお話はギネス記録に挑戦するも結局みんな無駄に終わった。まあチャレンジすることに意義があるけど、ほとんど報われないからやはり面白くない。それにつけても部長の偽善性は前々から見え隠れしているが後期ほどやはり露骨すぎた。そして1文字の巻でやはり好き放題に言われっぱなしで、最後本田に丸投げしておしまいと、やはり何かが違うといった感が強い。

それらをかんがみて下町グルメの巻とを比べればその想いがひとしおしなってしまう。これも先に述べた凋落ともいえるのではないかともやはり言えるかも。

ともかくもギネスの巻での両津の最後のセリフ「わしの人生っていったいなんなの」それが読者の心に重くのしかかってしまうかもしれない今月号でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

踊らされ両さんのちょっと反省会<こち亀THE BEST17年5月号>

さてみなさん、今回はお久しぶりのこち亀THE BEST5月号にてのレビューをお送りいたします。それでは、ごゆっくり。

たしかにBESTだけあってある程度の傑作ぞろいということだけど、たしかに読んでみればその面白さが認められるかなということで、あらためてそれら感想を述べることにしましょう。

まずオーラ測定器の巻は両津のオーラを測らんといろいろイジってみたお話で、やはり昔日のオーラが萎え果てしまった感もあったが最後のおとり捜査はそれ以前の両津を一時取り戻した感もあった。

松の木小唄の巻は盆栽シミュレーションゲームを通じて後半になっていわゆる“機械におちょくられネタ”に堕したかなといういうことで。

歌舞伎の巻は、たしかに江戸時代は大衆の娯楽ととらえるのもいいけれど、今や日本が誇る文化ということだから、そうそう羽目を外せないのもやはり事実ということで。

そしてバラの巻は部長がバラに興じて両津があれこれ顔を突っ込むというお話で、最後は部長がハメられたけど、それに先立って両津がこらしめられたお話が出たからそのお返しだったか。

まあこれらのお話はほとんど2000年代のお話だから、あの時それでもまだこち亀はまだまだ健在だといった感もある。それから今の秋本先生の活動を踏まえていつか顔を出してほしいと思うけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今更ながらMr.クリスについても語る。

さてみなさん、今回は今やこち亀と並ぶ、秋本先生の名作アクション漫画『Mr.クリス』について軽く述べたいと思います。それでは、ごゆっくり。

こち亀連載時にも数多くの短編や短編シリーズを手掛けた中でも今回特に人気を博したのが『Mr.クリス』だった。

世界を股にかけて活躍した腕利きのエージェント繰巣陣は陰謀で再起不能の重症を負う。何とか再生手術で一命は取り止めたが、新たなる身体は女の身体だった。生まれ変わったクリスの新たなる活躍が再び始まるのだった。

このクリスも初中期のこち亀同様バイオレンスながらも痛快なアクションあり、ハードボイルドあり、時には人情味もあって、まさに古きよきスパイアクションを彷彿とさせている。

中でも両津とのコラボレーションの作品も描かれたのだけど初めはちゃんと冒険活劇の体を成しているが後半は後期特有のイジられ話、結局完全に別物である意味劣化したかなとも思われる。

今後のリリースを含めてもしもコラボが出てくるなら前のアクション活劇のお話を描いてほしいのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧