こち亀

今更ながらMr.クリスについても語る。

さてみなさん、今回は今やこち亀と並ぶ、秋本先生の名作アクション漫画『Mr.クリス』について軽く述べたいと思います。それでは、ごゆっくり。

こち亀連載時にも数多くの短編や短編シリーズを手掛けた中でも今回特に人気を博したのが『Mr.クリス』だった。

世界を股にかけて活躍した腕利きのエージェント繰巣陣は陰謀で再起不能の重症を負う。何とか再生手術で一命は取り止めたが、新たなる身体は女の身体だった。生まれ変わったクリスの新たなる活躍が再び始まるのだった。

このクリスも初中期のこち亀同様バイオレンスながらも痛快なアクションあり、ハードボイルドあり、時には人情味もあって、まさに古きよきスパイアクションを彷彿とさせている。

中でも両津とのコラボレーションの作品も描かれたのだけど初めはちゃんと冒険活劇の体を成しているが後半は後期特有のイジられ話、結局完全に別物である意味劣化したかなとも思われる。

今後のリリースを含めてもしもコラボが出てくるなら前のアクション活劇のお話を描いてほしいのだが。

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パニックじいさんの巻(コミックス42巻)<懐かし両さんの問題作レビュー>

昨今高齢者の痛ましい交通事故がどういうわけか相次いで発生し社会問題にもなったけれど、こち亀でもおよそ30年前に高齢者の交通事故を取り上げたお話が載っていた。それは『パニックじいさんの巻』である。

ある日交通事故の現場に対応せんとした両津たちにさらに一台の個人タクシーが突っ込んできた。運転していたのは一人の老人で、両津が職務質問せんとしても全然意志が通じない。そうこうしているうち、さらなる混乱を引き起こし結局パニック状態の責任を両津が取らされたそうな。

たしかにお年寄りのとぼけた対応がギャグとなっているのはあの当時としては差し支えがなかったけど、前後不覚状態で運転しているのはやはり問題だろう。

もっとも、先の飲酒運転、最近の太陽光発電の巻もそうだったけれど、社会問題を笑い飛ばす秋本先生の姿勢としては正しいとも受けられるだろう。もちろんお話がズレているか否かは別として。

ともかくも高齢者の交通事情にひとかどの意見を述べているとこのお話を受け止めたい。

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こち亀・ひとまず総括反省会

さてみなさん、このたび少年ジャンプにおいて、いや日本マンガ界において長きにわたって活躍し続けた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が40周年という区切りをつけたところで、その永い歴史にひとまず幕を下ろすことと相成りました。そういえばここ昨今の単行本の冊子が一層くらい厚かったのはこれが関わっていたのかとも今更ながら思ったりもしていますが。

さてその主役たる両さんこと両津勘吉。当初は破天荒で傍若無人なイメージで周囲を引っ掻き回している感が強かった。そんな両津の暴走を食い止めるストッパー役の大原部長や金持ちで美男美女の警官、中川と麗子。元暴走族の白バイ隊員本田と脇を固めてお話が進んでいった。

彼らの活躍とあわせて程よいナンセンスも味を出しているのはいいけれど、そのうち両津の暴れっぷりを各自が次第に抑えるようになり、その一環として天界の魔法使いやら神様やらがバチを当て続けての悪戦苦闘に転がったかと思えば、今でいう“罰返し”といわんばかりに彼らを巻き込んでの大暴れ。思えばこれが全盛期だったのだろう。

それから時折両津を悩ます特殊刑事や爆竜大佐をはじめ強力キャラ登場の反面両津自身はただ振り回されっぱなしのいわゆるパワーダウンの感が強い展開に相成り、あげく格下の婦警やら通りすがりのモブキャラまでにいいように踏んだり蹴ったり結局全盛期の反骨精神もすっかり萎え果ててしまい凋落は誰の目にも明らかだった。あれでは罰返しどころか出来レースであるかのように。
たまにはいいお話や活躍する痛快話もあるけれど、結局は”たまには”でとどまってしまい、基本はズッコケ話がほとんど、もっといえば負け癖がついてしまったかなといった具合で。

途中アニメやドラマが放映されたり銅像も建ったりもしたけれど、それでも肝心の原作がいまいちだった。

そして昨今はなんとかお話が持ち直した感もあったけど、今にして思えばこれもいわゆる小康状態だったろうし、それが現在にいたり今回の連載終了と相成ったわけで。

まあ連載が終わったら終わったで今後もアニメやドラマ等の企画もひょっとしたら持ち上がるだろうし、コンビニ文庫も当面続くかもしれない。

そして当の秋本先生やアトリエびーだまの方々もまだ描きたかったお話だってあるから、これもひょっとして時折ジャンプ等に再び顔を出すかもしれない。

ともかくもこち亀は生きた伝説としてこれからも生き続けることは間違いはない。ドラえもんをはじめいくらかの作品がそうであったように。

でもひとまずはこのひとことで締めくくりましょう。

「両さん、秋本先生、本当にお疲れ様でした。またいつかお会いしましょう」

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大東京ゴミ事情(コミックス86巻)<懐かし両さんの失敗作レビュー>

さてみなさん、ひとまず連載終了を迎えたこち亀ですが、この場でこち亀のエピソードレビューをばお送りしたいと思います。それでは、ごゆっくり。
 
今回挙げたいのは『大東京ゴミ事情の巻』(コミックス86巻)

その当時の都条例改正に伴いゴミの分別をめぐってひと騒動が巻き起こるというお話なのだけど、このお話ははっきり言って失敗作ともいえる。

まあ肝心のお話といえば、ゴミの分別でクギを刺された両津が、近隣のゴミ分別を取り締まろうとするも、次第に近隣の住民が両津両津と書かれた袋を捨てるので、それを両津が処理に追われてしまうといったオチなのだが、実は2ページ分尺が余ったのでそれからいろいろ話を描いて最後には部長お怒りオチにまとめ上げたといった経緯がある。

その最後のゴミを押し付けるシチュエーションははっきり言って違法なのだけど、かつてのあくどい商売で売れ残ったモノの処理オチと同じに描かれたものだろう。実際その流れでお話を進めたきらいがあったから。あと当時の条例が来年に延期されたことからひとまず予想ネタと通したということも挙げたい。今はどうなったかは知らないけれど。

結局このお話を失敗作と銘打ったけれど、今になればこれもこれで面白いといった結論に達している。まあ蓼食う虫も好き好きといった具合に。

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今週の神様42号:こち亀は永遠に不滅ですかの巻

ついに、というかようやく、というか一応の最後は全員集合と記念すべき第1回をあらためて掲載。こうしてみればやはり違いが感じられるなあ。

ということで今週のジャンプレビューは、

<ONE PIECE>
何もかも相いれない非情なサンジの兄弟ニジ。さらにはお世話になったパラティエの面々を狙って威迫されてはグウの音も出ない。憤りが募る中、調整漕で眠っている兵士たちを目の当たりにするサンジ。これがジェルマの秘密の一端だというのか。

<トリコ>
トリコとスタージュン。実はフローゼから産み落とされた兄弟だった。そんなスターの想い、そしてトリコの中の鬼の想いを喰らい、トリコもまた甦っていく。

<銀魂>
迫りくる不死の軍団に果敢に立ち向かう銀時、しかしなす術もなく押し返されていく。その危機にはたして。

<磯兵衛>
母と先生との闘いはまさに天地を貫く闘いだった。誰もが一つとなってこの闘いを見守った。結局多少は荒らされたが、何とか乗り越えられたか。

というわけで前回偉大なる瞬間を、と述べたけど当たり障りのない終わり方だったな。しかし良かれ悪しかれ愛されていたこち亀と両津。しかしどこかで言ったけど、偉大なる作品はひとまず区切りをつけても、その時点でまた始まりの時を迎えるのだと。一応偉大な作品たるこち亀もまさに新たなる始まりの時を迎えたのだ。まずはこれからのこち亀の活躍を期待して、この言葉でシメることにしましょう。

『両さん、秋本先生、40年間ご苦労様でした、本当にありがとう、また後日の反省会でお会いしましょう』

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ナゲヤリ両さんの40周年アニバーサリー及び緊急告知

さてみなさん、先日発売されたこち亀40周年記念増刊号『こち亀ジャンプ』。今年は連載40週年並びに4年に一度の一発キャラ日暮巡査登場と合わせての記念企画ということだけど、フタを開ければ半ばナゲヤリなお話だなあというのが本音というところ。

加えてここ最近の日暮の扱いもやはりぞんざいに扱いがち。

どうしてこうなったかといろいろ考えたところ、やっぱり面倒くさいに尽きるだろう。日常のなかでひとまず面白いお話を描こうとしてるなか、あんまり大きなイベントはかえって煩わしく感じていたのだろう。それが影響してか集められたストーリーもそこそこといった感じで。最後あの大負けのお話を選んだか。

そういうわけで今回のアニバーサリーにも特に大きな感慨を感じられないな、と思ったらなんとこち亀が連載終了と相成ることになるではありませんか。ともかく詳細は続報を待つことにしましょう。

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こち亀アニメスペシャル16、ですか

さてみなさん、当ブログにても勝手に腐れ縁ながらも紹介いたしております、こち亀が今秋あたりでTVスペシャルアニメとして放映されるではありませんか。

くり返しながらもかつてのアニメ後期から香取真吾主演の実写版放映にかけて原作の自虐化に反発していくらかヨイショ企画を立てたものですが。ようやくというべきでしょうかこの度の再アニメ化にこぎつけられたものです。

最近はやや落ち着いた感もありますが現在はあの悪名高い瓶子さんが編集長なので油断はできないところ。ともかくもあまり期待しないで楽しみたいところですが。

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カラスの勝手でショの巻<たまにはマジメにこち亀レビュー>

今回はいつものこち亀腐れ縁レビューを少し真面目に吟味したいと思います。

おおまかなあらすじとして、ある日天国の魔法使い花田のじいさんにカラスにさせられて、何とか派出所に戻れば、今度は警視総監からカラス刑事としてこき使われることになった。これは部長と共謀しての陰謀だったことを知るや、仲間のカラスたちと一緒に仕返しをすることになったそうな。

たしかにカラスをはじめ動物が絡んだお話は、あわせて警視総監直々に言いつけられるままの任務のお話とともに最後は災難に遭いっぱなしで終わるオチなのが定番となっている。

カラスに関しては、カラス懐柔に失敗してカカシにされたり、つい最近のヤギと同じように知恵を付けられたカラスに爆弾を仕掛けられて吹っ飛んだり、総監ネタは散々引っ張られて最期お払い箱となったりと枚挙にいとまもない。

その上での最後の逆襲オチである。

それらはたしかに12年の傑作と揶揄したものもところどころいいお話もあったろうし、たまにはこのお話もという考えもあろうが、元来ギャグは多少のズッコケも必要ながら最後は痛快感と幸福感を味わってのギャグだということで“たまには”ではやはり困るのだ。

ともかくそういったこともある程度は長い目で見守っていきたいと思うのだが。

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女だらけの派出所!(コミックス133巻)<懐かし両さんの問題作レビュー>

さてみなさん、久しぶりにこち亀エピソードをツッコミを交えてお送りしたいと思います。

今回のお話は部長や中川たちが休暇を貰って両津だけが勤務する派出所に纏たち府警が臨時に応援に来るというが、実際はこの時期御多分に漏れず、さんざんイジられてしまうお話だった。

これは先月のこち亀増刊たる月刊こち亀と極選ツアーズの2誌と、ほぼ同じ時期に掲載されたけれど、ある意味偶然の産物でもあるものの結局はこち亀の歴史を語る言う上で象徴的なものだともいえる。

かつては当初のガサツな性格から婦警側から蛇蝎のごとく嫌われ、対する両津も女だからとケムたがっていた。

そんな意地の張り合いは、はじめ両津の方が一杯くらわし続けたかと思うと、次第に婦警側が押し返し、両津を打ち負かし続けていく。その状況が続いての今回のお話である。

本来両津の縄張りであった派出所までも婦警たちに乗っ取られ、まさに婦警たちの天下という事態にまで陥った。とはいえ後にフォローの話があったかなかったか。ともかくすばらくしてこれもほとぼりが冷めて今は小康状態になったけれど、これも今後どうなるかが分からないということか。

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お邪魔虫春のナニワ節<こち亀極選ツアーズ7月号>

さて先日発売となったこち亀極選ツアーズ。最近これといって書くものがなかったと思いきや最近になって書かねばらなぬと思い、ひとまず挙げたものですが。

今回も新旧入り雑じりでの右往左往の大活躍といきたかったが。やはり挙げたいのはお盆を挟んで二本止まりとなった両津プランテーションシリーズの第二弾と大阪署の春の初期二話だろう。

ことに春はかつてのレース仲間との思い出やら、強盗犯の捕物やらと、いずれもその時点では両津の生意気なライバルでいけたけど、後になって単なる鬱陶しいキャラになったのはやはり痛い。でもこれも最近の宿命なのか。

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