サムライスピリッツ

タムタム~優しく頼もしい神の戦士(後編)<サムライスピリッツ剛!>

さてみなさん、今回の侍魂剛は、グリーンヘルの神の戦士タムタムの後編パートをお送りいたします。ペルシャへと赴いたタムタム、抜け荷事件に連なる凶事から、本当の神との闘いへと身を投じる様をここに描く運びです。また前編パートの補完のシナリオをもお送りすることになりました。それでは、ごゆっくり。

ちなみにベースストーリーはこちら

また前編パートはこちら

といったところです、それでは、あらためてごゆっくり。

前編シナリオ補完

・対チャムチャム
タムタム「オオちゃむちゃむ、オ役目モ進ンデイルヨウダ、ヒトマズオ前ノ精進、アラタメテ確カメル」
チャムチャム「うーん、タム兄ちゃんとの手合せかあ、いつもの修行のつもりで行ければいいけど、あまり本気出さないでね」
「ちゃむちゃむモ強クナッタ、ダガ闘イサラニ厳シクナル、ココハたむたむニ任せ、今ハユックリ待ッテル」

・対ボンゴ
タムタム「ぼんごモイロイロ闘イ重ネテイル、ダガ本当ノ闘イコレカラ、ヒトツたむたむト闘イ自分ノ力確カメテミルカ」
ボンゴ「タムタムと闘うのやはり厳しいな、でもボンゴも神の従者、ここで負ければ足手まといになるからね」
「ぼんごヤハリ強イ、デモたむたむモ少シヤリスギタ、ココハぼんごノ分も凶事ヲ収メテミル、コレたむたむノ闘イ」

第七回戦(対ダーリィ)
・仕合前
タムタム「ナンダたーりぃカ、ココデオ前ト仕合ウノモイイガ、ソレダケ手間取ルトコレカラノ凶事モ闘イ抜ケナイ」
ダーリィ「あんたにも使命ってやつを持ってるんだなあ、どっちにしろ同じもんだから、ここは勝ったもんが当たるってのはどうだい」
タムタム「ソレモイイガ、ダガヤハリ、コレハたむたむノ使命、ソレニヤルカラニハ勝タナケレバ、イケナイ」
ダーリィ「やっぱそうなるのは分かりやすいな、あたしも久々にあんたと仕合えるんだ、否が応にも胸も高まるってもんだ」

・仕合後
タムタム「少シ手コズッタ分たむたむモ楽シカッタ、ココカラハたむたむノ闘い、サラワレタ子供タチ先ノ宮殿デヒドイ目ニアッテル」
ダーリィ「ああ、あんたなら助けられるはずだよ、あたしの分までまとめて片付けておくれよ」
タムタム「ソレモ期待シテイイ、たむたむ神ノ戦士、今マデヨリ強大ナ敵モイルハズ、ソレラトモ闘ウノモマタ使命」
ダーリィ「ああ、それも期待させてもらうよ」

第八回戦
・仕合前
領主の城内にて子供たちが働かされている。
「オラァ、働け働け、手を抜いたら今夜のメシは抜きだぞ!」
タムタム「ウム、ヤハリ子供タチ、ムリヤリ働カサレテイル」
すかさずただなかに入っていくタムタム。
タムタム「アオッ、コレ以上子供タチツライ目ニアワセルワケニイカナイ、たむたむ、オ前タチ倒シ子供タチ助ケル」
「な、なんだ貴様は、いずれこれを見たからには生かしては帰さんぞ」
そこに巨漢の大男が現れる。
「待てい、こやつはお前たちがかなう相手ではない」
「ああ、ハッサム様」
タムタム「アオッ、オ前ガコイツラノ頭カ」
ハッサム「うむ、俺様がここを預かるハッサムという者だ。奴隷の子供たちを相手にしていたから久しく腕がなまるばかりよ」
タムタム「ヤハリオ前ハコイツラトハ違ウミタイダ、たむたむ、オ前ト全力デ仕合イタイ」
ハッサム「かくいう俺も、神の戦士たるお前とはいちど仕合いたかったぞ、ここは存分に楽しもうではないか」

・仕合後
タムタム「ナカナカイイ仕合ダッタ、コウイッタ闘イハ善悪ノシガラミナクヤリタイモノダナ」

第九回戦
玉座の間に踏み入ったタムタム。そこには領主と日の本の商人がいた。
領主「な、なんだ貴様は」
商人「おやおや、ここまで参るとは流石ですね」
タムタム「オ前タチノ野望モココマデ、コノ先ニ凶事ノ源アル、邪魔ヲスルナラオ前タチモ倒サナケレバナラナイ」
商人「あいにくそういうわけにもいきませんが、しかしあなたの実力を見込んでこの方々と闘っていただきます」
部屋の脇の柱から、商人が雇った用心棒が現れる(以下2組の中から選択で登場)
三九六「やっと会えたなあ仮面の兄ちゃん、今度こそその仮面ごとそのツラあブチのめしてやっから覚悟しな」
ドラコ「やっと会えたか神の戦士とやら、その下らん仮面ごと貴様のツラを撃ち抜ける、これ以上の愉悦もないな」
(ペルシャへの移動時にシャンティと対戦後、以後の仕合後メッセージを飛ばして特別戦その2に移行可能)

・仕合後
タムタム「少シ手コズッタガソウ遠クニ逃ゲテナイハズ、たむたむ、全力デ追イカケテミル」

特別戦その2(対リスキー=ブーツ)
・仕合前
勝ち残ったタムタムのもとに青白い女が舞い降りる。
女「おおっと、派手にやってくれるじゃないか」
タムタム「ウム、オ前モ奴ラノ仲間カ」
女「ハッ、冗談じゃないね、このリスキー=ブーツ様が、あんなチンケな下風に立つわけないだろう。このペルシャの地にたいそうなお宝があるって聞きつけてわざわざ参上したってわけさ」
タムタム「りすきー、トイエバ先ノしゃんてぃガ言ッテタノハオ前カ」
リスキー「そこまで知ってりゃ話が早い、いずれにせよここで邪魔されちゃ元も子もないね、ここは片付けさせてもらうさ。
右手に銘刀“クイーン・オブ・パイレーツ”
左手に銘銃“クイーン・オブ・セブンシーズ”
これさえありゃ怖いものなしだ、さあ始めようか」

・仕合後
タムタム「ヤハリダイブ手コズッタカ、ダガたむたむ絶対逃ガサナイ、急イデ追イカケル」

第十回戦
・仕合前
地下の神殿にたどり着いたタムタム。しかし倒れ伏した領主とそれを足元に立つ商人がいた。
タムタム「ナニカ様子ガ変ダ、コレハ、仲間割レカ」
領主「き、貴様、裏切るのか・・・・・」
商人「ふふ、貴方には随分と働いていただきました。しかし貴方のお役目はここまでです」
タムタム「ソウイエバオ前ニモヨカラヌ気ヲ感ジル、たむたむ、闘ワナケレバナラナイ」
商人「ふふ、これも面白き事ですね。しかし貴方がお相手とは光栄なることでしょうが」
商人が顔に手を当て、別の男の姿に代わる。
男「いずれにせよこの俺が直々に相手をせねばならぬ。我が名は由比正雪、貴様と刃を交えるは望外の悦び、さあくたばれや神の戦士とやら!」

最終戦
・仕合前
タムタム「たむたむ、神ノ戦士、邪ナ刃、たむたむ討チ破ッタ」
正雪「そううまくいくものか、もうすぐこの神殿の主にしてかの“ばびろにあ”の神の王が来る」
タムタム「アオッ、ソウイエバトテツモナク強イ気モ感ジル」
正雪「いかにお主とて神が相手ではどうかな。せいぜい闘い抜くがいいて」
と、正雪は去っていく。
タムタム「オオ、正雪トヤラ逃ガシタ、デモ強大ナ気、近付イテクル」
空間が歪み、そこに一人の人物が現れる。それは禍々しさよりも神々しさを感じられる姿だった。
タムタム「オ前ガ最後ノ相手カ、タダノ魔物とは違ウヨウダ」
男「我を魔物と同様に呼ぶ非礼は目を瞑ろう。我は王の中の王“ギルガメッシュ”今この地より再び世界を席巻すべく顕現したるもの」
タムタム「ナラバオ前ガコノばびろにあノ神トヤラカ」
ギルガメッシュ「うむ、汝がごときもののふと仕合えるとは、このギルガメッシュ、歓びに打ち震えているわ」

・仕合後
ギルガメッシュ「これほどとはな人の子よ、だがこれで勝ったとは思わぬことだ」
ギルガメッシュ、剣を床に突き刺し、地響きを起こす。
タムタム「アオッ、コレハ一体」
ギルガメッシュ「我、再び眠りにつかん。縁があったらまた会おうぞ」
タムタム「ウム、ココハ逃ゲタ方ガイイ」
タムタムが去っていくとともに神殿も崩壊していく。

エンディング
後に日の本に戻る船上子供たちとともにあるタムタムやチャムチャム、ボンゴの姿があった。
「こうして、ペルシャ、そしてバビロニアの凶事を収めたタムタムとその一行。
子供たちを故郷に戻した後、自分たちもまたグリーンヘルへと帰っていく。
後に密猟者とも闘いつつ、さらなる凶事にも向かうべく新たなる闘いにも身を投じることだろう。
そう、神の戦士の名にかけてタムタムは今日もその仮面とともに神の剣も振るえることだろう」

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キャプテン・キッド、侍魂島原編(後編)<バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!からキャプテン・キッド、侍魂九州・島原編の後編パートをお送りいたします。
九州に乗り込んだ我らがキッド船長。目指すはかつての争乱の地島原、はたして無事にこの争乱を収めることができるのか、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>キャプテン・キッド編・その4(長崎・出島から)
となっております。

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アースクエイク~驚天動地の肉弾ニンジャ(前編)<サムライスピリッツ剛!>

さてみなさん、今回の侍魂剛は、巨漢の肉弾ニンジャ、アースクエイクの前編パートをお送りいたします。
初代侍魂からその巨体と悪党ぶりで多くのプレイヤーを圧倒しつつも、どこか憎めない愛嬌さも醸し出される彼アースクエイク。今回もペルシャの争乱と凶事に紛れて未知のお宝を狙わんと暗躍をすることでしょう。はたして彼の野望の行きつく先やいかに、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみにグランドオープニングはこちら

ベースストーリー・オープニング

巨体を生かしての忍者テクニックを駆使し日夜お宝目当てに盗みを繰り返していた彼。最近は伊賀や甲賀の忍者軍に阻まれ続け悶々とする日々を過ごす中、こたびの抜け荷事件をはじめとする凶事を受けて、“ぺるしあ”のお宝を狙い、乗り込んでいくのだが。

第一~第三・第五・第六回戦(抜粋)

・対服部半蔵
アースクエイク「何でえ半蔵の旦那かあ、今俺さまも凶事に向けての一仕事だから邪魔すんじゃねえよ」
半蔵「そういうわけにはいかんのでな、お主にのさぼられては我が伊賀忍軍の名折れ、ここは討たせてもらうぞ」
「相変わらずつかみどころねえなあ、こればっかりは付き合いきれねえからここらでオサラバだぜ、グヒッ」

・対牙神幻十郎
アースクエイク「やっぱおめえも出てきやがったのかあ、そうそうぶった斬られちゃたまったもんじゃねえからなあ」
幻十郎「相変わらず目障りな肉の塊よ、いささか面倒だがそのどてっぱらをナマス斬りにしてくれるわ」
「まったくそうそう斬られちゃ痛えからよお、とりあえず押し潰したらあっさり潰れちまったぜえ」

・対風間火月
アースクエイク「おめえはやたら燃えてる忍者野郎じゃねえかあ、また俺様を燃やそうってのならそうはいくかってんだ」
火月「おめえにゃ俺たちはともかく葉月も迷惑してるんだ、今度こそおめえを燃やし尽くしてやるから動くんじゃねえよ」
「まったく俺様の恋路も邪魔しやがってよお、ここまでぶっ潰しゃ火も出ねえだろ、これで葉月は俺のもんだぜ」

・対風間蒼月
アースクエイク「まったくおめえは相変わらず冷めてるなあ、気に入らねえからここでぶっ潰してやるぜえ」
蒼月「不快なのはわたしも同じですね、相変わらず葉月に手を出さんとするならば今度こそ容赦しませんよ」
「これでおめえの不愉快な面を見ずに済むもんだぜ、さーて葉月ちゃんよお、今度こそおめえは俺様のもんだぜ」

・対花諷院骸羅
アースクエイク「またおめえかよ腐れ坊主、今おめえと遊んでる暇はねえからよお、ここでブッ倒してやるぜえ」
骸羅「相変わらずの盗人三昧かあ、今から得度してからじっくりと説教してやっからじっとしてやがれ」
「なーにが法術やら強力たあ、俺様の忍術にかかりゃおめえのチャチな闘いもどうってことねえんだよお」

・対ガロス
アースクエイク「おめえも結構ガタイいいなあ、早速ブチのめさせてもらうからよお、ちょっと面貸しな、グヒッ」
ガロス「お前が噂の巨大忍者盗賊とやらか、娘を助けるためにこれからペルシャに赴かねばならぬゆえここは退かせてもらうぞ」
「パワーだけなら俺様と同じくらいじゃねえか、だがよテクニックに関しちゃ俺様が一歩進んでたようだなあ」

第四回戦(対ガルフォード)

・仕合前
アースクエイク「おめえはガルフォードかあ、まさかまた俺様の邪魔をすんじゃねえだろうなあ」
ガルフォード「これ以上お前の悪事を許すわけにはいかないからな、今また凶事が世界を覆ってるから」
アースクエイク「そうもいかねえなあ、はるかペルシャのお宝が俺様を待ってるからなあ、ここはブッ倒させてもらうぜえ」
ガルフォード「やれやれ結局財宝目当てか、俺も正義と忍者の誇りにかけてお前を倒させてもらうぜ」

・仕合後
アースクエイク「まったくおめえも手こずらせやがって、捕まえてブッ倒しゃざっとこんなもんだぜ」
ガルフォード「くっ、お前の忍術もここまで腕を上げたってことか、油断したままじゃ半蔵さんたちにも申し訳がたたない」
アースクエイク「これで邪魔もんはいなくなったところだからよ、ここでオサラバだぜえ、グヒッ」
ガルフォード「ま、待てアースクエイク・・・・・」

第四回戦終了後
(ここまでストレート勝ち、もしくは武器破壊技もしくは秘奥義でフィニッシュ3回以上で特別戦に移行可能)

アースクエイクのもとに1枚の大型じゅうたんが舞い降りる
アースクエイク「グヒッ、何だこりゃ、まさか魔法の絨毯なのかあ、こいつはいただきだぜえ」
アースクエイク、じゅうたんに乗り、そのまま空を飛ぶ。
アースクエイク「グヒッ、何だこりゃ、このままどこに飛ぶっていうんだよお」

(条件未達成時:そのまま共通パターンに移行)
アースクエイク「俺様の他にも誰か乗ってやがんのかあ、いつかまとめてブッ倒してやるぜえ」

(条件達成時)
突然、天空から何者かが落ちてくる。
「うわああああ!」
それは頭からじゅうたんにめり込み、それから起き上がる。
「いたたたた、もうリスキーったら、有無を言わさずぶっ飛ばすんだから」
アースクエイク「グヒッ、何だあおめえは」
「あれ、ええと、私はシャンティ。歌って踊れるガーディアンジニーでーす」
アースクエイク「何だか面白え奴だぜえ、ちょっと付き合ってもらうぜえ」
シャンティ「何だか物騒な出で立ちの人みたい、でもどこか負ける気もしないから付き合っていいかな」

特別戦(対シャンティ)

・仕合後
アースクエイク「ブッ倒そうと思ったらどこかへ逃げやがったなあ、まあいいや、結構面白かったからな」

(共通パターン)
魔法のじゅうたんはやがてペルシャにたどり着く。
アースクエイク「ここがペルシャってとこなのかあ、さーてお宝ちゃんよお、今から俺様が奪い取ってやるから待ってろよお、グヒッ」

つづく

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出雲良子対侍魂、月華系キャラ<バトルコロシアムD.A.S>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアムD.A.Sより出雲良子対侍魂、月華系キャラのシナリオをお送りいたします。
ヒーローズにして武道家の一人たるリョウコと侍魂の剣士と月華の志士との熱き対戦をお送りできる運びとなっております。それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアムD.A.S>出雲良子
となっております。

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花諷院骸羅~泣く子も黙る暴れん坊主さん(後編)<サムライスピリッツ剛!>

さてみなさん、今回の侍魂剛は、泣く子も黙る暴れ坊主、花諷院骸羅の後編パートをお送りいたします。
ようやくペルシャにたどりついた骸羅、その暴れる先に待ち受ける凶事をいかに切り抜けるかを見守っていこうといったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみにベースストーリーはこちら

また前編パートはこちら

といったところです、それでは、あらためてごゆっくり。

第七回戦(対覇王丸)

・仕合前
骸羅「おうよ覇王丸、おめえも顔を出したってことか、それなら話が早え、この場で腕試しってのも悪くはねえよなあ」
覇王丸「お前さんも相変わらずだ、しかし腕試しってのは望むところだ、前よりも強くなっているだろうな」
骸羅「腕っぷしだけじゃあおめえとは闘えねえからな、俺も信念をもって得度しなきゃ侍とも仕合えねえからな」
覇王丸「それでこそお前さんだな、今まで並みいる侍たちと渡り合ってきたからな。それじゃあいっちょ始めようぜ」
・仕合後
骸羅「もう終わりか覇王丸、しかしおめえも腕上げたな、やっぱ自分より強え奴と仕合うのは楽しいぜ」
覇王丸「まいったな、ここはお役目も任せてもいいかもしれねえ、抜け荷やかどわかしの張本人が向こうの城にいるって話だ」
骸羅「おうよ、こうなりゃまとめて面倒見てやるぜ、ここは大船に乗った気分で見守っていな」
覇王丸「そういったところがお前らしいぜ、だが気を付けろよ、こいつはただの抜け荷とはわけが違いそうだからな」

第八回戦

・仕合前
領主の城内にて子供たちが働かされている。
「オラァ、働け働け、手を抜いたら今夜のメシは抜きだぞ!」
骸羅「なんだあ、子供を無理やり働かせるのかあ、ひでえ事しやがる」
すかさずただなかに入っていく骸羅。
骸羅「オラァ、これ以上はやらせねえ、子供たち助けるついでにおめえらも得度してやるぜ」
「な、なんだ貴様は、いずれこれを見たからには生かしては帰さんぞ」
そこに巨漢の大男が現れる。
「待てい、こやつはお前たちがかなう相手ではない」
「ああ、ハッサム様」
骸羅「おう、おめえがこいつらの親玉かあ」
ハッサム「うむ、俺様がここを預かるハッサムという者だ。奴隷の子供たちを相手にしていたから久しく腕がなまるばかりよ」
骸羅「なんかぶつかりがいがある奴みてえだ、こいつはいい喧嘩も出来そうだぜ」
ハッサム「うむ、いい闘いができるのは俺も同じだ、なれば悔いのない仕合をしようではないか」
・仕合後
骸羅「たまんねえなこの体のきしみは、おっとこうしちゃいられねえ、まだ先の奴がいるってなあ」

第九回戦

玉座の間に踏み入った骸羅。そこには領主と日の本の商人がいた。
領主「な、なんだ貴様は」
商人「おやおや、ここまで参るとは流石ですね」
骸羅「おめえらが抜け荷とかどわかしの張本人かあ、みんなまとめて得度してやるからそこへ直りやがれ」
商人「あいにくそういうわけにもいきませんが、しかしあなたの実力を見込んでこの方々と闘っていただきます」
部屋の脇の柱から、商人が雇った用心棒が現れる(以下2組の中から選択で登場)
三九六「久しぶりだなあ暴れ坊主、ここでおめえをブッ倒さなきゃ、俺様の最強伝説も成り立たねえから一気にやってやらあ」
ドラコ「久しぶりだな腐れ坊主、今度こそ貴様を撃ち取ってやろう、さて何発でくたばることやら」
(ペルシャへの移動時にシャンティと対戦後、以後の仕合後メッセージを飛ばして特別戦その2に移行可能)
・仕合後
骸羅「こんな程度の攻めでこの俺様がくたばるかってんだ、おめえらも生まれ変わって出直してきやがれ」

特別戦その2(対リスキー=ブーツ)

・仕合前
勝ち残った骸羅のもとに青白い女が舞い降りる。
女「おおっと、派手にやってくれるじゃないか」
骸羅「おおっと、今度はやけに別嬪さんじゃねえか、おめえさんも奴らのお仲間ってのかい」
女「ハッ、冗談じゃないね、このリスキー=ブーツ様が、あんなチンケな下風に立つわけないだろう。このペルシャの地にたいそうなお宝があるって聞きつけてわざわざ参上したってわけさ」
骸羅「“りすきい”ってあの精霊の嬢ちゃんが言ってたのがあんただってのかい」
リスキー「そこまで知ってりゃ話が早い、いずれにせよここで邪魔されちゃ元も子もないね、ここは片付けさせてもらうさ。
右手に銘刀“クイーン・オブ・パイレーツ”
左手に銘銃“クイーン・オブ・セブンシーズ”
これさえありゃ怖いものなしだ、さあ始めようか」
・仕合後
骸羅「見た目以上に闘えた姐ちゃんだったぜ、これに懲りずにまたかかってもらいてえなあ」

第十回戦

・仕合前
地下の神殿にたどり着いた骸羅。しかし倒れ伏した領主とそれを足元に立つ商人がいた。
骸羅「こいつはいったいどうしちまったんだ」
領主「き、貴様、裏切るのか・・・・・」
商人「ふふ、貴方には随分と働いていただきました。しかし貴方のお役目はここまでです」
骸羅「こいつはひでえな、だがおめえにゃ結構イヤな気がプンプンしてやがる、今こそ得度してやるぜ」
商人「ふふ、これも面白き事ですね。しかし貴方がお相手とは光栄なることでしょうが」
商人が顔に手を当て、別の男の姿に代わる。
男「いずれにせよこの俺が直々に相手をせねばならぬ。我が名は由比正雪、貴様と刃を交えるは望外の悦び、さあくたばれや暴れ坊主!」

最終戦

・仕合前
骸羅「まったく妙な術使いやがって、どっちにしろおめえもここまでだぜ」
正雪「くくく、もうすぐ来る、この神殿の主にしてかの“ばびろにあ”の神の王が」
骸羅「神の王たあ、こいつはでっかく出て来るじゃねえか」
正雪「いかにお主とて神が相手ではどうかな。せいぜい闘い抜くがいいて」
と、正雪は去っていく。
骸羅「おう待ちやがれ、ってこの先の気はただ事じゃねえなあ」
空間が歪み、そこに一人の人物が現れる。それは禍々しさよりも神々しさを感じられる姿だった。
骸羅「おめえがその神の王って奴かあ、見たとこ今まで対した魔物以上の気がしやがるぜ」
男「我を魔物と同様に呼ぶ非礼は目を瞑ろう。我は王の中の王“ギルガメッシュ”今この地より再び世界を席巻すべく顕現したるもの」
骸羅「うう、何言ってんのか分かんねえが、こいつは仕合わなきゃ先がねえってのは俺の悪い頭でも分かるぜ」
ギルガメッシュ「うむ、汝がごときもののふと仕合えるとは、このギルガメッシュ、歓びに打ち震えているわ」
・仕合後
ギルガメッシュ「これほどとはな人の子よ、だがこれで勝ったとは思わぬことだ」
ギルガメッシュ、剣を床に突き刺し、地響きを起こす。
骸羅「うおっ、なんだこの地震は、こいつはヤバくなってきたぜ」
ギルガメッシュ「我、再び眠りにつかん。縁があったらまた会おうぞ」
骸羅「おう待ちやがれ、ってここもヤバくなってきたからずらかるかあ」
骸羅が去っていくとともに神殿も崩壊していく。

エンディング

後に日の本に戻る船上子供たちとともにある骸羅の姿があった。
「こうして、抜け荷とかどわかしに端を発した“ばびろにあ”の乱は幕を閉じた。
その後骸羅は再び修行と得度の日々を送り、その腕と名を上げていった。
いつしか花諷院骸羅の名は、時代を切り開いた侍たちに引けを取らない上人に名を連ねることとなる。しかしそれはまだ先の話。
今はただ手に持つ数珠とともに世を切り拓くのみである」

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ジャンヌ・サムライスピリッツ奥州、恐山編<バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!よりジャンヌ・サムライスピリッツ奥州、恐山編のシナリオをお送りいたします。
奥州に赴いたジャンヌ、はるか蝦夷へとまたにかけ、その凶事の根幹に立ち向かう様をここにお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>ジャンヌ編・その4
となっております。

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不知火幻庵~見るも怪しい魔族の刺客さん<サムライスピリッツ剛!>

さてみなさん、今回の侍魂剛は魔族の戦士たる不知火幻庵の前編パートをお送りいたします。
醜怪な外見の小悪党ながらも巨大なかぎ爪を駆使してトリッキーな動きで相手を翻弄する様に彼を使用するプレイヤーも決して少なくないものですが、現時点で原作の令サム、しずかに初代勢で唯一登場しないことに残念がった人もおられるはず。編者自身もちょっと気が進まないながらもそれらの想いを込めてキーを叩いた次第です。はたして彼の闘いの先にあるものやいかに、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみにグランドオープニングはこちら

ベースストーリー・オープニング
魔道の王を目指すべく、よき強き侍と死合いつつ己の腕をも上げてきた。そんな彼も久し振りに界隈に顔を出す。最近何者かに子供たちがかどわかされたというのだ。もちろんそれに関する抜け荷事件をはじめとする凶事には興味なく、ただ子供たちを助け出さんと、ついでに不逞なかどわかしの輩をも堕とさんと意気揚々と乗り込んでいくのだが。

第一~三、第五・第六回戦
・対アースクエイク
幻庵「相変わらずぬしはでっかいケ、それでいてすばしっこく骨が折れそうじゃから、それだけ堕しがいがあろうケ」
アース「おめえみてえなチビに捕まる俺様かよ、おめえの方こそ押し潰してやっからおとなしくしな、グヒッ」
「まったくぶった斬りあいならワシの方が一枚上手じゃったケ、しかし悪党の強者はこのワシで十分ケ」

・対牙神幻十郎
幻庵「ふぬう、やはりぬしケ、ここでむざむざ斬られるわけにはいかぬケ、ここはひと思いに堕しちゃるケ」
幻十郎「ふん、相変わらず胸糞悪い奴め、貴様の方こそ一思いに斬られると思うな、じっくりナマス斬りにしてくれるわ」
「斬るにしてもこれほど苦労するとは思わなんだケ、こういうのは二度とやりたくないケ」

・対花諷院骸羅
幻庵「来たかい腐れ坊主め、先にぬしの力には押され気味じゃったが今度はワシの方こそ目に物言わせちゃるケ」
骸羅「おうよ、こちらも今度こそ得度して往生させてやるぜ、そんじゃあいってみようかあ」
「得度はともかくぬしの仕合もまたワシとしても胸躍るもんじゃったケ、しかしちっとは疲れたからここで退散ケ」

・対色
幻庵「ここでぬしとも会うたのは何かの縁じゃて、ぬしがごときよき女はワシの手でゆるりと堕しちゃるケ」
色「ここで、貴方に、堕されるわけには、いかない、せっかく、自分の足で、歩んで、いけるのだから・・・・・」
「やはり相変わらずつかみどころもない女じゃったケ、それ故今度は逃がさぬゆえ首を洗って待っとるケ」

・対鞍馬夜叉丸
幻庵「ぬしが噂の烏天狗ケ、ぬしもまたよき侍ならばこのワシもさぞや斬りがいもあろうケ」
夜叉丸「なればお主も名のある悪党と見た、我が刃もまた許せぬ悪を斬るためにある、覚悟してもらうぞ」
「若造ながらぬしもよき侍じゃったケ、じゃが生き急ぐところもあろうがその時はいつでも来るがいいケ」

第四回戦(対ミナ)
・仕合前
幻庵「抜け荷の件ならあまたの侍が参ったが、やはりぬしも参ったケ妖滅士」
ミナ「あなたも魔族ならあやかしに連なる人、やはりここは見逃すわけにはいかないわ」
幻庵「ともかく狩るか狩られるか、ぬしもよき侍なら盛大に堕しちゃるケ」
ミナ「私も、妖滅士の誇りにかけ、世を騒がす妖よ、我が聖弓にて幽世(かくりよ)に帰せ」
・仕合後
幻庵「今までぬしの弓矢には多く狙われたケが、ひとまず見切れたから一本取れたケ」
ミナ「まさか、いえ、これが私の心の迷いというの」
幻庵「相手を惑わすも魔道の極意じゃケ、じゃがぬし自身の迷いを吹っ切れんのも興ざめケ。せいぜい腕を磨くがいいケ」
ミナ「・・・・・」

第四回戦終了後
(ここまでストレート勝ち、もしくは武器破壊技もしくは秘奥義でフィニッシュ3回以上で特別戦に移行可能)
幻庵のもとに1枚の大型じゅうたんが舞い降りる

幻庵「ケケッ、なんじゃこの敷き物は、一体何が起こるというんケ」
幻庵、じゅうたんに乗り、そのまま空を飛ぶ。
幻庵「ケケッ、かってに浮かんでいくケ、どこに行こうというんケ」

(条件未達成時:そのまま共通パターンに移行)
幻庵「ワシの他に敷き物に乗ってる奴がいるケ、いずれ相手しちゃるケ」

(条件達成時)
突然、天空から何者かが落ちてくる。
「うわああああ!」
それは頭からじゅうたんにめり込み、それから起き上がる。
「いたたたた、もうリスキーったら、有無を言わさずぶっ飛ばすんだから」
幻庵「ウケッ、ぬしは何者ケ」
「あれ、ええと、私はシャンティ。歌って踊れるガーディアンジニーでーす」
幻庵「ぬしが何者かは知らぬが、このワシの前に立つならそれなり覚悟があろうケ」
シャンティ「まさかこんなところで魔族の人と闘わなきゃいけないか、でもやってみるよ」

特別戦(対シャンティ)
・仕合後
幻庵「よもや逃げるとは思わなかったケ、今度会う時は盛大に堕としちゃるケ」

(共通パターン)
魔法のじゅうたんはやがてペルシャにたどり着く。
幻庵「ここが“ぺるしあ”とやらケ、待ってろケ、子供たち」

つづく

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服部半蔵~闇を生き抜く陰のニンジャ(後編)<サムライスピリッツ剛!>

さてみなさん、今回の侍魂剛は、闇に生きる忍の者、服部半蔵の後編パートをお送りいたします。
ペルシャの地にたどり着いた半蔵も、己の忍道とともに凶事を制し任務を果たす様をお送りする運びとなります。はたして彼の忍道の行きつく先やいかにといったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみにベースストーリーはこちら

また前編パートはこちら

といったところです、それでは、あらためてごゆっくり。

第7回戦(対夜叉丸)

・仕合前
半蔵「やはりまかり越したか夜叉丸よ、凶事を制せんのは拙者も同じ、されどお主をこのままにしておくは伊賀忍軍の名折れ、ここで討ち取らせてもらうぞ」
夜叉丸「伊賀忍軍、幕府の狗め、この地まで来て俺の邪魔をするならば、今度こそ容赦はしない」
半蔵「やはり父の恨みを捨てきれぬか、その心の迷いあらば拙者は討ち取れぬぞ、ともかくかかってくるがいい」
夜叉丸「もとより覚悟の上、いくぞ」

・仕合後
夜叉丸「くっ、まさかこの俺が、これが伊賀忍軍の頭の実力か」
半蔵「ここまでだな夜叉丸よ、さあ神妙にいたせ」
その時、一人の幼い女の子が半蔵を制せんとする。
夜叉丸「うっ、静(さや)、今前に出ては・・・・・」
半蔵「・・・・・」
半蔵が動かない隙に、夜叉丸、女の子と共に去っていく。
半蔵「あの幼子はよもや、しかし夜叉丸よ、影はお主とともにある。それでも構わぬならどこまでも往くがいい」

第八回戦

・仕合前
領主の城内にて子供たちが働かされている。
「オラァ、働け働け、手を抜いたら今夜のメシは抜きだぞ!」
半蔵「ううむ、童たちを働かせておるのか」
すかさずただなかに入っていく半蔵。
半蔵「これ以上の狼藉はここまでぞ、童たちも返してもらう」
「な、なんだ貴様は、いずれこれを見たからには生かしては帰さんぞ」
そこに巨漢の大男が現れる。
「待てい、こやつはお前たちがかなう相手ではない」
「ああ、ハッサム様」
半蔵「お主がこ奴らの頭か」
ハッサム「うむ、俺様がここを預かるハッサムという者だ。奴隷の子供たちを相手にしていたから久しく腕がなまるばかりよ」
半蔵「いずれお主も不逞な輩の一味、ここで討ち取らせてもらう」
ハッサム「そういえばお前も侍とは違うニンジャとやらか、その実力見せてもらうぞ」

・仕合後
半蔵「ただの悪党とは違うがこれも忍の作法、迷いなく闇に滅せよ」

第九回戦

玉座の間に踏み入った半蔵。そこには領主と日の本の商人がいた。
領主「な、なんだ貴様は」
商人「おやおや、ここまで参るとは流石ですね」
半蔵「もはやお主らの狼藉はここまでぞ、神妙にいたせ」
商人「あいにくそういうわけにもいきませんが、しかしあなたの実力を見込んでこの方々と闘っていただきます」
部屋の脇の柱から、商人が雇った用心棒が現れる(以下2組の中から選択で登場)
三九六「久しぶりだな忍者の旦那、いつぞやは不覚を取っちまったが今度はそうはいかねえ、遠慮なくやらせてもらうぜえ」
ドラコ「久しぶりだなニンジャマン、先はまんまと裏をかかれたが、今度こそ貴様を撃ち取らせてもらうぜ」
(ペルシャへの移動時にシャンティと対戦後、以後の仕合後メッセージを飛ばして特別戦その2に移行可能)

・仕合後
半蔵「影を捕らえることは能わじ、闇に滅せよ」

特別戦その2(対リスキー=ブーツ)

・仕合前
勝ち残った半蔵のもとに青白い女が舞い降りる。
女「おおっと、派手にやってくれるじゃないか」
半蔵「何者、お主も彼奴等の仲間か」
女「ハッ、冗談じゃないね、このリスキー=ブーツ様が、あんなチンケな下風に立つわけないだろう。このペルシャの地にたいそうなお宝があるって聞きつけてわざわざ参上したってわけさ」
半蔵「“りすきい”、なればお主はかの精霊の娘と縁の者か」
リスキー「そこまで知ってりゃ話が早い、いずれにせよここで邪魔されちゃ元も子もないね、ここは片付けさせてもらうさ。
右手に銘刀“クイーン・オブ・パイレーツ”
左手に銘銃“クイーン・オブ・セブンシーズ”
これさえありゃ怖いものなしだ、さあ始めようか」

・仕合後
半蔵「多少は手こずりしがこの半蔵、賊相手に遅れは取らぬ」

第十回戦

・仕合前
地下の神殿にたどり着いた半蔵。しかし倒れ伏した領主とそれを足元に立つ商人がいた。
半蔵「ようやくたどり着きしか、しかし、これは・・・・・」
領主「き、貴様、裏切るのか・・・・・」
商人「ふふ、貴方には随分と働いていただきました。しかし貴方のお役目はここまでです」
半蔵「仲間割れとは無様なり、されどこの気は以前にも感じたるもの、よもやお主は」
商人「ふふ、これも面白き事ですね。しかし貴方がお相手とは光栄なることでしょうが」
商人が顔に手を当て、別の男の姿に代わる。
男「いずれにせよこの俺が直々に相手をせねばならぬ。我が名は由比正雪、貴様と刃を交えるは望外の悦び、さあくたばれや忍の者!」

最終戦

・仕合前
半蔵「これほどの業物を操らんとは、されどお主もここまでぞ由比正雪」
正雪「くくく、もうすぐ来る、この神殿の主にしてかの“ばびろにあ”の神の王が」
半蔵「この期に及んでまだあがくか、何を企むかは知るところではないが」
正雪「いかにお主とて神が相手ではどうかな。せいぜい闘い抜くがいいて」
と、正雪は去っていく。
半蔵「うむ、この高まる妖気、いやそれよりもあかるき感はいかなるものか」
空間が歪み、そこに一人の人物が現れる。それは禍々しさよりも神々しさを感じられる姿だった。
半蔵「お主が此度の凶事の中心か、いったい何者ぞ」
男「我を魔物と同様に呼ぶ非礼は目を瞑ろう。我は王の中の王“ギルガメッシュ”今この地より再び世界を席巻すべく顕現したるもの」
半蔵「なんと神とは、しかし世に災いをもたらさんならば魔と同じ、この半蔵、お相手致そう」
ギルガメッシュ「うむ、汝がごときもののふと仕合えるとは、このギルガメッシュ、歓びに打ち震えているわ」

・仕合後
ギルガメッシュ「これほどとはな人の子よ、だがこれで勝ったとは思わぬことだ」
ギルガメッシュ、剣を床に突き刺し、地響きを起こす。
半蔵「うむ、この地響きは、この神殿ごと打ち崩す気か」
ギルガメッシュ「我、再び眠りにつかん。縁があったらまた会おうぞ」
半蔵「・・・・・」
半蔵が去っていくとともに神殿も崩壊していく。

エンディング

後に日の本に戻る船上の子供たちとは別に、半蔵は帆柱の上に佇んでいた。
「こうして“ぺるしあ”の乱を平定し、抜け荷事件を端とした凶事を収めた半蔵。
再び日本各地の不穏な影を制するために暗躍をするのだ。
しかし日本を覆う影は、幕府を覆う不穏とともに日に増すばかり、
されど半蔵以下伊賀忍軍は臆することはない。ただ自分たちの任務を果たすのみ。
たとえそれが修羅の道であろうとも、それこそが彼らの忍道であるのだから」

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西村アクジ・サムライスピリッツ京都編<バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!より、西村アクジの侍魂、京都編のシナリオをお送りいたします。
京都に赴いたアクジはとある童子と童女、そして将軍家の若様をめぐる争乱に巻き込まれ、いつしか“鬼”とも呼ばれる剣士とも対することとなります。はたしてその戦いの先にあるものは、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>西村アクジ編・その4
となっております。

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メリア~さすらいの舞踏少女(前編)<サムライスピリッツ剛!>

さてみなさん、今回の侍魂剛は本記事のオリジナルキャラにして本作のヒロイン格であるメリアの前編パートをお送りいたします。
手に持った帯であまたの侍とも渡り合い、自らの運命をも立ち向かう様をここにお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

ちなみにグランドオープニングはこちら

あと彼女のプロフィールをば、
名前:メリア
流派:イスタンブール式舞踏術(基本)
武器銘:シェヘラザード(帯)
誕生日:12月3日(15歳)
身長:55インチ(140㎝) 体重:88ポンド(40㎏)
三体数:70・40・75
血の型:AB型 出生地:バグダッド
趣向:踊ることと食べること
宝物:赤ん坊のころに身に着けていた腕輪(実は母親の形見)
好きなもの:観客の笑顔
嫌いなもの:踊りの最中に体を触る人、あと乱暴な人や酔っ払い
尊敬する人:踊りの師匠、あとアンジェリカ様
家族構成:生まれた時から一人ぼっち、でも兄が生きているとか
コンプレックス:ちょっと人見知りが激しい
剣の道について:自分の踊りが侍にかなうのかちょっと不安
好みのタイプ:優しくて若い男の人
現代社会では:若手の新体操選手

ベースストーリー
「ありがとうございます、おかげで助かりました」
「いや、例には及ばない。一人旅ならば道中には気を付けることだ」
ある日、道行くゴロツキに襲われそうになった時、一人の女剣客に命を救われた彼女メリア。
もとはイスタンブールの寺院に行き倒れた女性に抱かれた赤ん坊で、みなしごとなった彼女をその寺院にて育てられ、長じて近所の踊り手から舞踏術と護身術を学び、やがて育てられた寺院から母親の手紙を託される。それは亡き母親が自分宛てに託されたものであり、もとはある商人の家に生まれ、とある領主により父を殺され、逃げ延びた母親がメリアと共に寺院まで逃げ延びたというのだ。
己の出生を知ったメリアは、もう一人の肉親たる兄と再会することを夢見てアラビア界隈を旅して回ることとなり、今回の騒動に遭遇することとなる。
そして同じく旅を続け彼女を助けたアンジェリカなる剣客と旅を共にする。
その途中界隈の子供たちがさらわれたこと、それがはるか東方の国ジパングの抜け荷事件が絡んでいることを知ることとなる。
「ジパングといえばやはり縁があるな。それではここでお別れだ」
「あ、待って下さいアンジェリカ様、ジパングに赴くなら私も」
「待て、ジパングといえば侍なる凄腕の剣士がひしめく地だ。それにおまえは兄を探す旅をしているのだろう」
「いえ、抜け荷やらかどわかしやらの事件を捨てておくわけにもいきません。それは私にとっても自分の生まれの秘密が分かるかもしれませんから」
「そうか、それなら好きにするといいさ」
といった具合で、ふたたびアンジェリカの旅に同行する形でメリアのジパング行きへの旅路に向かう。それが彼女の運命を決めることとなるのは夢にも思わなかったのだったが。

オープニング
イスタンブールよりペルシャ界隈と旅を続けている彼女は、放浪中のアンジェリカに助けられたのを機に彼女と半ば強引に旅を続けている。手に持った帯と舞踏術をもって並み居る戦士たちとほぼ互角に渡り合う彼女は、今回のかどわかしや抜け荷の件でアンジェリカがジパングへと旅立つのを機に、彼女もまた戦いの場に身を投じるのであった。

第一~三、第五・第六回戦(抜粋)
・対ナコルル
メリア「大自然を護る巫女にして侍の方と見受けました、できることならばお互いを磨くためにお手合せいただけますか」
ナコルル「やはりあなたの舞いにも力を感じますね、私の拙い武でよろしければお付き合い致しましょう」
「いかなる苦難をも耐えられる芯の強さを感じ入りました、女といえども闘う抜くには必要なことでしたね」

・リムルル
メリア「精霊とともに闘われるのですね、それなら私もまたそれに見合う舞いを披露しなければいけません」
リムルル「流れるような舞いはコタンの小川を思い出すね、その流れに乗れるようあたしもいってみようかな」
「水の流れと氷の業でしたね、いずれあなたの元気さも私の舞いに取り入れればいいでしょうね」

・対千両狂死郎
メリア「ジパングの歌舞伎の噂は聞いておりました、是非とも私の拙き舞いを見ていただけますか」
狂死郎「あいや“ぺるしあ”の踊り手か、この狂死郎の前にまかり越すとは、我が命の舞いを、あ見てもらおうかのおう」
「歌舞伎の舞にも命を感じました、いずれ狂死郎さまのように私も己が命を舞いに込められましょうか」

・対チャムチャム
メリア「野生のお力以上にあなたにも巫女の感じがしますね、その元気さに私もついてこれるでしょうか」
チャムチャム「もしかしてお姉さんも追いかけっこがしたいの、ボクも素早いからお姉さんもついて、これるよね」
「野生の力からの元気さもまさに炎の如くでしたよ、元来炎は力強きもので人に益なすものでしたね」

・対風間葉月
メリア「私の舞いも魔を抑えるものなら、葉月さんの忍の業もまた魔を抑えるべきものでしたね」
葉月「忍の業はともかく魔を抑えるのも今一つですが、私を頼るのなら遠慮なく胸を貸しましょう」
「あたかも大地に根を下ろす樹のごときでした、私もさらに地を踏みしめての舞いを極めたく思います」

・対色
メリア「これほどの深淵を感じるとは、あなたの中に何があるかは分かりかねますがここは一つお手合わせを」
色「貴女も、舞いを、嗜むのね、私の中の、闇に、興味があるなら、あなたの、命をかけて、いらっしゃい」
「どれだけ闇が深くても、自分の足で踏みしめられれば、やがては明ける日もありましょう、それを信じて下さい」

・対真鏡名ミナ
メリア「その弓はともかくそれを引くあなたにも力を感じます、私でよろしければ試してみましょうか」
ミナ「本当にいいの、私の弓矢からは逃れられないけれど、あなたの舞いならついていけるのかしら」
「弓矢を見切るだけでは闘い抜くこともできませんが、矢の先に込められた想いを受け止めることができました」

・対いろは
メリア「この舞いにも大いなる力を感じます、これだけの舞い手の方ならさぞや名のある方でしょうか」
いろは「私も名もなき鶴仙に過ぎませんが私の舞いを頼りに来られたなら、このお手合わせも受けなければいけませんね」
「護るための舞いなら私としても受けねばなりませんでした、私もあなたのような舞い手になれればですね」

・対鈴姫
メリア「ジパングの姫にしてはオチデントの感もありますが、その剣を頼りに闘われるなら私も受けて立ちますよ」
鈴姫「あなたもあの女の知り合いなら容赦しないわよ、この剣の力を怖れないならかかっていらっしゃい」
「剣の力を振るえるなら私も己が舞いの総てを込めて闘い切れました、結構な吹っ切れ具合でしたよ」

・対呉瑞香
メリア「清國の風水師の方なら自然の流れとともにあるならば、私もその流れに乗っていきましょうか」
瑞華「私の風水の力に乗るのですか、私とても力を制しきれませんのでどうなっても知りませんよ」
「ある意味ままならないことがあるのが人の生です、どんなことがあろうとも落ち着いてかかりましょう」

・対紅椿のお遊:本作のオリキャラにして街道の女親分さん
メリア「ジパングでも名のある女の人と見受けました、ここは私の舞いも見ていただけねばいけませんね」
お遊「あんたが“ぺるしあ”の踊り子さんかい、このお遊さんを頼って来たんだ、やはりじっくりと相手しないとねえ」
「これこそ本当の侍の気迫でしたね、女性ながらそれ以上の方もおられるからなお励みになりました」

・対セレナ・D・ウェラー:ガルフォードの妹の保安官見習い
メリア「やはりアメリカの保安官さんも参ったのですね、この事件に当たるために仕合わなければいけませんか」
セレナ「私も見習いですがこれも保安官としての任務ですから、でもお互いの修行なら最後まで付き合えますね」
「お互い義しきことのために闘えるなら尊いものです、その心をいつまでも持ちたいものですね」

第四回戦(対アンジェリカ)
・仕合前
メリア「やはりこんなところで会えましたねアンジェリカ様、この様子だと手合わせをしなければいけませんね」
アンジェリカ「これも致し方がないな、しかしここで手を引いてもいいか、誰かは分からんがジパングの目的も果たされたからな」
メリア「それでもここで退いたら私の目的も果たせない気もします、ここはあえて対することにします」
アンジェリカ「これも仕方がないか、しかしこれについては私も手を抜けない、おまえも全力でかかってほしい」

・仕合後
メリア「アンジェリカ様のお力もやはりお強かったんっですが、私もなんとかがんばって仕合えました」
アンジェリカ「私も気を使ったつまりだが、やはりこれほどの強さとは、しかしこれならこの先任せてもいいが」
メリア「はい、やはり抜け荷の件もペルシャにも連なったので、これもかたを付けたいですね」
アンジェリカ「うん、これも期待をさせてもらう、無事兄とも会えればいいが」

第四回戦終了後
(ここまでストレート勝ち、もしくは武器破壊技もしくは秘奥義でフィニッシュ3回以上で特別戦に移行可能)
メリアのもとに1枚の大型じゅうたんが舞い降りる
メリア「あら、こんな所に絨毯が、これはまさか」
メリア、じゅうたんに乗り、そのまま空を飛ぶ。
メリア「ああ、このままペルシャまで飛んでいくのですね」

(条件未達成時:そのまま共通パターンに移行)
メリア「やはり私の他に乗っている人もいるんですね。この人たちとも力を貸していただければ」

(条件達成時)
突然、天空から何者かが落ちてくる。
「うわああああ!」
それは頭からじゅうたんにめり込み、それから起き上がる。
「いたたたた、もうリスキーったら、有無を言わさずぶっ飛ばすんだから」
メリア「あら、あなたも私と同じ面持ちのようですが」
「あれ、ええと、私はシャンティ。歌って踊れるガーディアンジニーでーす」
メリア「というと名のある舞い手とお見受けしました、是非とも私の舞いも見ていただけますか」
シャンティ「うん、舞いだったら手合わせしてもいいかな、それじゃあお願いしますね」

特別戦(対シャンティ)
・仕合後
メリア「ああ、ちょっとやりすぎましたね、でもこれならいい仕合でしたよ」

(共通パターン)
魔法のじゅうたんはやがてペルシャにたどり着く。
メリア「やっぱりペルシャに戻れたかな、でも私が闘い抜けるかな、でも最後までやってみようかしら」

つづく

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