いつから野球がキライになったんだろう<本当は怖いドラえもん>
ドラえもんのお話の中では野球が絡むエピソードも登場する。これはジャイアンが近所のスネ夫やのび太くんや子供たちを集めてジャイアンズを結成して野球の試合を行うといったもの。
昭和4、50年代当時としてはスポーツの主流はやはり野球で、藤子F先生も元気な頃はアシスタントさんたちと野球を楽しんでいたと聞いている。
はじめの頃はのび太くんもむしろ、半ばすすんで野球に参加したけど、中後期にはすっかりキライになった。ちょうど『Yロウ』のお話あたりから好きキライが分かれたといったところか。
シチュエーション的にはまず野球の試合でのび太くんがいろいろとヘマをして負けた責任を取らされて(押し付けられて)ジャイアンやスネ夫にとっちめられる。さらには(行きたくないのに)無理やり付き合わされて同じ目にあう。確かにキライになって当たり前だろう。もっとも初期のお話でも同じようなパターンになっているだろうとは思うけど、やはり中後期の方が露骨なのも考慮に入れれば。
これは練習なり試合なりチームメイトの奮起を促すために背を押したり尻をはしょるのは叱咤激励としてはやはり有効だろう。それが体罰やお仕置き、これもまた下手をすればいじめにつながってしまうのがやはりいただけない。いかに試合に負けた責任を取らせるといっても、結局これもいじめの口実にすぎない。
結論から言えば、子どもの草野球レベル、言ってしまえば高校野球でも建前上は、あまり勝ち負けにこだわりすぎるとかえってイヤになるものだと繰り返しながら述べたい。スポーツというのも本来は身体はもちろん何より心を鍛えるものなのだから。
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