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さらば、遠き日<今更ながら銀英伝ノイエテーゼレビュー>

リップシュタット戦役にて貴族連合軍を廃滅させたラインハルト、その戦勝式典にて。
まず警備兵に携帯した銃器を取り上げられるキルヒアイス。これは先のラインハルトとの確執からきたものだというが、そういえば前作ではそれに伴ってキルヒアイス自身の過去の回想がストーリーの半分を占められたことがあったか、まあそれはさておき。
その後で捕虜となったファーレンハイトがラインハルトに引き入れられ、続いて自決させられたブラウンシュヴァイクの遺体がアンスバッハに引き連れられる。しかし公の遺体の中からハンドキャノンが取り出され、それでラインハルトを狙わんとした。しかし砲弾はわずかにそれ、アンスバッハ自身はキルヒアイスに阻まれる。しかしキルヒアイスは隠し持った指輪型の光線に貫かれる。
こうしてキルヒアイスは駆け付けたラインハルトに自らの意思を伝えその短い生涯を終える。そしてラインハルトは自らの半身ともいえる友を永遠に失ったのだ。
この悲劇がラインハルト軍にとっても深刻な打撃を与えたことは述べるまでもなく、その隙に首都のリヒテンラーデに好機を与えることは想像に難くない。そもそもキルヒアイスの死の遠因ともいえるオーベルシュタインは、帝都の宰相に暗殺の容疑をかけて排除を持ち掛ける。はたしてリヒテンラーデは拘束されひとまずは後顧の憂いは断ち切られた。しかし今にして思えばリヒテンラーデが実際にラインハルトを排除せんとしたかは甚だ疑問もある。彼も彼なりにこれからもラインハルトを利用せんとしたのだろうが、しかしラインハルトの究極の目的のため有力貴族としてのリヒテンラーデもやはり邪魔な存在なので結果的に排除に踏み切らんとしたのだろう。
続いてオーベルシュタインは、キルヒアイスの死を報せたアンネローゼを使いラインハルトを立ち直させんとした。しかしそれは彼からアンネローゼとの距離を置かせることにもなる。
こうしてラインハルトの中に大いなる空洞が開かれ、それを満たさんとさらなる戦いを求めることになる。それが永遠に満たされぬものと知っていながらも。
そしてこの事件がさらに多くの人に影を落とすことになるだろうとひとまずは述べることにするが。

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今更ながらサマーウォーズについて語る

さてみなさん、今回は細田守カントクの名作『サマーウォーズ』についてひとまず述べることにしましょう、それでは、ごゆっくり。 コンピューターネットワークが人の生活に密接に関わっている近未来、数学が得意な反面愛好的な少年健二は、学校の先輩であるなつきに誘われて、信州の旧家に身を寄せることになった。しかしそこで謎のメールの応対から、やがては世界を巻き込んだ争乱に巻き込まれることとなる。 そんな主人公の健二ははじめ先輩の夏希の恋人だと公言されちやほやされていたが、先述の事件に巻き込まれて嘘がばれて一時険悪なムードになるも、次第に自身の居場所を築くにいたり、やがては事件の元凶たるネットワーク世界のOZに巣食うラブマシーンと紆余曲折の末に陣内家を巻き込んで戦うことになる。 続いてひょんなことで顔を合わせた佳主馬、実はネットワーク世界でのゲームチャンプ“キングカズマ”と謳われるほどの有名人でもあり、はじめ健二とは冷淡だったが、先のいきさつを通じて次第に通じ合っていく。 続いて陣内家の面々、時には足を引っ張ることもあるがいざとなれば家族が一致協力して健二とともに敵に立ち向かう。 そんな一家の主たる栄ばあちゃんは、かつての教え子で今や政府の中枢に名を連ねている連中を叱咤激励しつつ状況の打開を呼び掛ける。残念ながら途中病で他界してしまったが、その影響が、ことに残した手紙から家族を力づけたことは言うまでもない。 そして爺ちゃんの連れ子の侘助はラブマシーンの開発者としてはじめ家からはつまはじきにされるも、幼い頃より慕っていた夏希の説諭で舞い戻り、マシーン打倒の協力する。 こうして健二と陣内家とラブマシーンの幾度かの対戦で、次第に強大化した敵にも最後まで立ち向かい。その熱意が世界中の人々にも伝わり、力になっていきついには敵を倒すに至る。決め手はまず花札勝負で無力化に尽力した夏希と、落下する人工衛星を得意の数学で軌道を曲げ、被害を最小限にとどめた健二だろう。 こうして世界の危機、ひいては陣内家の面目も保たれ、平穏な日々とともに栄婆ちゃんの葬式並びに誕生日に、はれて二人はひとまず結ばれたのだった。

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黄金樹は倒れた<今更ながら銀英伝ノイエテーゼレビュー>

辺境星系を平定し、ラインハルトの陣営に帰参したキルヒアイス軍。一方でラインハルトはビデオレターにてヒルダとアンネローゼのメッセージを受ける。姉の最後の一文がラインハルトの心に妙に引っかかる。
そんな中キルヒアイスと再会したラインハルトは先のヴェスターラントの件を問われる。そもそもがかの強行を黙殺したことから始まり、それについて政治的効果をもたらすなら未遂でもよかったではないか。それはそうとしてキルヒアイスは凶行を止めなかったことを咎めラインハルトはそれに反発した。それが言葉がこじれ二人の間に隙が生じた。
一方でその政治的効果で追い詰められた貴族連合軍は半ば自棄で最後の決戦に臨む。勝ち目なしとみてのファーレンハイトの制止をよそに無謀な突撃は、それを待ち臨んだラインハルトの綿密な戦略に大敗し、まず急進派のフレーゲルはなおも抵抗を続けんとするも結局部下に射殺され、形式の司令官たるメルカッツは部下の進言で戦場を離脱し、同盟へと亡命する。
そして盟主のブラウンシュヴァイクは、結局腹心のアンスバッハの手により自決させられた。
こうしてリップシュタット戦役は終結した。それは単に貴族の反乱にとどまらず、ゴールデンバウム王朝そのものの屋台骨の倒壊、そしてミッターマイヤーがいう新たな時代の幕開けでもあった。しかしその扉を開くにはさらにより濃い血が必要だったのだ。

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誰がための勝利<今更ながら銀英伝ノイエテーゼレビュー>

今回はスケジュールの関係で本日の公開といたします。
同盟、救国軍事会議の反乱もいよいよ終息に向かい、ヤン艦隊は首都ハイネセンを擁するバーラト星系にさしかかる。
しかし惑星ハイネセンは惑星防衛システム“アルテミス”の首飾りがその守りを固めていた。その陣容は球体を基本にまさしく宇宙ゴマの形状から無数の防衛兵器を擁して、まさに鉄壁の守りを固めている、かにみえた。
反乱の鎮圧を目指すヤンとしては何としてもこれらを攻略しなければならない。
先の惨劇の傷心から立ち直らんとするヤンは、先の刺客として差し向けられたバグダッシュに自ら推測した反乱の真相を語るよう言い渡す。
首都では情報統制を敷いていたが、災害用の回線を利用され、バグダッシュの放送を流される。根も葉もないと反発する軍事会議の幹部たち。しかし指嗾したリンチはそれが真実だとも告げるが。
その一方でヤンの首飾り攻略が実行に移される。その計画とはかつての同盟の建国者ハイネセンが帝国脱出に利用した氷の塊を利用した宇宙船の故事にちなみ、その氷の塊をぶつけんとするのだ。
いかに首飾りの防衛が鉄壁だろうが、対して巨大な質量の氷の塊相手ではどうすることもできず、衝突され首飾りは、すべて撃破された。
この様を見せつけられ。もはやこれまでと判断したグリーンヒルは、せめて証拠を隠ぺいせんとリンチを始末せんとするが、逆に返り討ちにされる。しかしリンチも他の幹部に射殺されるのだが。
後に幹部のエベンスが全面降伏とグリーンヒルの死を告げる。そして最後の問答もヤンに論破されて通信を切り、おそらくは彼も自らを決するだろう。
そして残されたフレデリカの嘆きも深い。反乱鎮圧のために父親と戦わねばならず、その結果が最悪のものになっただけにこれは今でも辛すぎる。そんな中ビュコックを助け出したことはひとまずの救いとなったか。
しかし戦後処理の中で、最も厄介な相手が今頃になって姿を現した。最高評議会議長のトリューニヒトだった。
変わってフェザーンでは一人の貿易商人がヤンとの関係を調べられての同盟の弁務官との要請が下される。半ば強いられたものでもあり、もともと自由の気風が強かったその男コーネフの不満もまた大きいのだが。

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惨劇<今更ながら銀英伝ノイエテーゼレビュー>

同盟でささやかな惨劇が繰り広げられているのと同じ頃、帝国でもそれを上回る惨劇が繰り広げられようとしていた。
キルヒアイス率いる別動隊のもと、貴族連合軍がリッテンハイム率いる大部隊が襲来する報せがもたらされた。盟主ブラウンシュヴァイクとの確執の挙句辺境星域の奪回を名目に出撃したものである。
対峙する両軍、はじめ突出する貴族艦隊をワーレン、ルッツが受け止めて然る後に押し返す。いともたやすく瓦解する貴族艦隊。そもそも艦隊配置すらままならないうえでの敗北であった。
たまらずに脱出を試みるリッテンハイム。しかし補給艦隊が後方に控えていて、退路のためそれを蹴散らしていく。
結局ガルミッシュ要塞に立てこもるも、補給艦隊の生き残りの士官の裏切りにあいあえなく爆死してしまう。こうして貴族連合軍は戦力の半数を失い追い詰められていく。しかしこの期に及んで競争相手が消えたことをわずかに悦んでるきらいのブラウンシュバイクだが。ちなみにキルヒアイスに投降した士官と彼を助けた少年兵はその後も再登場に機会があることもあらためて述べたい。
いよいよ本拠地を包囲された貴族軍。その上ラインハルトの挑発を受けて激昂する若手貴族。メルカッツの制止を振り切り出撃し、後に軍機違反で処断されるもこれに反発。結局ブラウンシュヴァイクのたしなめで押し切られる形となり、もはや瓦解は時間の問題となった。
こうして直後の敗北、さらに地方都市ヴェスターラントの反乱を受けての核攻撃にて結局敗滅は時間の問題となった。
しかし惑星の核攻撃の報せはラインハルト軍にももたらされ、それを阻止せんとするもオーベルシュタインは黙認するように進言する。これに関しての歴史的評価は後世に委ねてもいいが、ラインハルトにとって、そして同じく報せを聞いたキルヒアイスにとっても最後の惨劇がもたらされんとしていた。

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ドーリア星域の会戦<今更ながら銀英伝ノイエテーゼレビュー>

帝国内で凄惨な武力抗争が繰り広げていると同時に、同盟でも救国軍事会議の反乱を鎮圧すべく、いわゆるヤン艦隊が出撃する。
まず反乱部隊が立てこもる惑星を、シェーンコップ率いるローゼン・リッターが武力で制圧する。その手際のよさの反面、ささやかな御乱行に眉をひそめるものも少なくなかった。
時を同じくして現れたのはバグダッシュという将校。ハイネセンから首都の窮状を訴えたというが、実は彼こそ軍事会議の放った刺客であった。しかしその目論見は容易に感化され、一時拘束する羽目となり、その後も周囲の不審を買いつつもヤンに帰順し自らの地歩を固めていくのだが。
その一方で実働部隊たる第11艦隊と会戦を繰り広げることになる。会戦の前にそれぞれが訓示を行い、その中でヤンは祖国の存亡と個人の自由とをはかりにかけ、それが将兵の気をいくらか紛らわしたが、その後ヤンにとっては敵の敵たる者たちの忌避を買う結果となるのはこれまた皮肉なことになるのだが。
ともかく戦いは始まり、分艦隊の猛将、というより本当の猪武者タイプのグエンの突撃で戦端を開き、アッテンボローらの分断作戦によって翻弄され、多大なる犠牲を払った後にヤンに降伏を告げて自決する。そしてそれはその場に居合わせたユリアンにも衝撃をもたらしたのは言うまでもない。しかしそれを支えたのはフレデリカだったのだ。
いずれにしても軍事会議の戦力はハイネセンにいる本隊のみとなった。しかし同じ頃一つの悲劇がもたらされた。
軍事会議の施政に反対すべく集会が開かれ、それを主導したジェシカだったが、鎮圧にあたった将校に撲殺され集会も鎮圧された。しかしその結果軍事会議は人望を失うに至るのだが。
死に際してもなお気丈に振る舞ったジェシカが見処があったといえばそうだろうけれど。いずれにしても過酷な運命に散ったジェシカ。これも無情だが歴史の流れということだが。
そしてヤンもまた、その知らせを受け、内心悲しみに沈んだが、表面上は平静に振舞うのみだった。

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今更ながらマヴァール年代記について語る

さて今回取り上げるのは、田中芳樹先生の戦記小説『マヴァール年代記』
同じ頃に執筆された『アルスラーン戦記』と同じような世界観でありながら、ファンタジー色をあえて排し、中世の歴史小説の様相を呈した作品でもある。
中世東欧をモチーフとしたマヴァール帝国の皇子カルマーンを中心に、皇位継承をめぐる争いから周辺諸国との抗争、やがては腹心あり親友であったヴェンツェル公の反乱を描いた一大歴史絵巻が主なストーリー展開といえる。
そのストーリーについて、田中先生の作風といえばそうだけれど、物語を彩る、主役脇役敵役と、現れて活躍しては消えていくといった先生ならではの皮肉を利かせたある程度のご都合主義的な無情観が幅を利かせていった。
たしかにベースの世界の社会情勢もばかばかしいくらいに悪いともいえる。これは大半の先生の作品にも当てはまることなのだが。カルマーンの野心の発端たる父先帝をはじめ、ヴェンツェルを除く公国の国公もまた悪い意味での権力者として描かれていた。それらをカルマーンらが一掃したかと思えばやはり先述の動乱から物語に悪い意味で尾を引いてしまったともいえる。
しかしそれでも最後、そのカルマーンとヴェンツェルが野心の果てに相打ちで斃れた後、残された人々がカルマーンらが築いた時代をもう一人の親友たるリドワーンを中心に受け継いでいくといった結末もまた田中先生ならではだともいえる。
ついでに言えば、アルスラーンもやはりブランクが影響してか悪い意味でマヴァールの作風が影響しちゃったのかなとも思えてならない。

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流血の宇宙(そら)<今更ながら銀英伝ノイエテーゼレビュー>

ガイエスブルクに立て籠る貴族連合軍。当初持久戦を基本としたが、功にはやる貴族は積極的に打って出んとした。意気揚々と発進する貴族たちだったがこれもまさにピクニック気分。対してそれを迎え討つは速攻を旨とする疾風ウォルフことミッターマイヤー。しかし彼がとったのはこれまた持久戦。結局貴族に対する侮蔑を込めて手玉に取りつつ、散々に打ち負かしてくのだった。
そのラインハルト軍は、今後の拠点としてレンテンベルグ要塞を後略せんとするのだが。
挙げるべきはやはり肝心のオフレッサーとの死闘だろう。今作では白兵戦用の装甲服は前作よりも近未来的、行ってしまえばSFロボット物に近いかなといった感もしないでもない。それらの兵士たちがまさに刃を交える中、序盤のオフレッサーの暴戦から、ラインハルトをアンネローゼごと非難してから彼の逆鱗に触れての捕縛戦、そして利用されての味方からの抹殺と、たしかに見所といえばこんなところだろうけれど。
その際の旧知のミュッケンベルガーを説得するも参戦を拒否される際の元帥の忠告をいまわの際に思い起こすことになる。真実を見ようとしない者たちの一掃、オフレッサーもその一人だと思い知ることになったのだ。
オフレッサーもまた見方によっては忠実な帝国の武人であったが、その暴虐性から忌み嫌われたことには変わりはなかった。
いずれにせよ、ラインハルトにとって最大の難敵は討ち払われた。しかし彼らにとって最悪の難敵はずっと寄り添っていくのだ。
そういえば作戦行動中にフェザーンのコーネフの輸送船と遭遇しいろいろと配慮した後の、コーネフのキルヒアイスの評価。これも尺の関係だといえばそれまでだけど、これもまた先の事情を踏まえての予感と思えば暗澹たる思いさえ感じるのだが。

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クリエイターの執念とは(三浦健太郎先生編)

さてみなさん、今回は先日に亡くなった三浦健太郎先生について、代表作たるベルセルク中心に交えてひとまず述べたいと思います。
三浦先生は80年代半ばから幻想的な歴史ロマンを中心に描き、その作風をベースにベルセルクの連載開始にこぎつけられた。
主人公ガッツの狂猛なる戦いぶりで異形の敵との絶望的な対戦。宿敵たるかつての親友との決戦に向けてあまたの戦場を渡り歩いていく。その世界観が世界中に受け入れられ、一大ムーブメントを築いていった。
やがて世界の真理を知ることとなり、親友にして宿敵のグリフィスとの決戦を控えた矢先の訃報とあいなったことで。
たしかに惜しむ声もあっただろうけれど。三浦先生としては大団円での終わり方を考えたという。その期待を胸に秘めて今後作品を読んでいこうというのがやはり正直なところではないか。
とまあある程度の勝手な期待を込めてお送りした本文をやはりこの言葉で締めたいと思う。
三浦先生、多くの興奮とともに夢と感動をありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。

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ヤン艦隊出動<今更ながら銀英伝ノイエテーゼレビュー>

貴族連合軍との決戦に備えて後顧の憂いを絶つべく講じた策はまさに実行に移されんとしていた。
その日、療養から明けたフォークがクブルスリー本部長のもとに駆け付け、自らの現役復帰を願い出る。その我を通す物言いに、本部長は却下の意を表すと、思わず銃を取り出して発砲するという凶行に出る。そのフォーク准将による本部長襲撃事件に端を発し、騒乱相次ぐハイネセン。ついには救国軍事会議なる叛乱勢力が蜂起する。
それらの対処を本部長代行たるドーソン大将がヤンに指令するが、その陰湿な物言いに当のヤンもひとまず承諾をするも、ユリアンやシェーンコップは不満の意を表す。たしかにヤンに対する嫉妬はあろうけれどやはり露骨すぎるか。
蜂起した軍事会議、声明からうかがわれた理念にヤンも辟易する。たしかにそれらは帝国建国時のルドルフのそれそのものだったからだ。しかしなによりイゼルローンを驚愕させたのは、叛乱軍の頭目がフレデリカの父グリーンヒル大将だった。後にヤンも苦悩するフレデリカを安堵させて事なきを得たが、シェーンコップにはこのまま一気に権力の階段を上るようにそそのかされ、これにはひとまず拒絶をする。
一方で総司令官のビュコックもグリーンヒルの真意を測りつつも軍事会議に拘束されることになる。その中で、糸を引いていたのがリンチ少将であることを知り、その陰の帝国軍もまた確信するのだが。
そしてグリーンヒル。今の同盟の状況を憂えてのことで、やはり自分が道化であることも承知の上で今回の放棄に至ったのだが。
いずれにしても苦い想いを胸に叛乱を鎮めるためにイゼルローンを後にするのだった。

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