逝く年、来る年2023
さてみなさん、今年も残すところあとわずかになってしまいました。12月のおしらせにも述べたように、今年頭で体調を崩して仕事はともかく創作活動も滞り進行も大幅に遅れがちになりました。
最近では落ち着いてきたものの予断は許されない状況ながらも、できうる限り頑張ってみたいと思います。
ともかくも来年もできるならばお見守りお願いいたします。
今年一年のご愛顧、まことにありがとうございました。
来年もよい年でありますように。
なお翌朝の新年のあいさつにてまたお会いしましょう。
さてみなさん、今年も残すところあとわずかになってしまいました。12月のおしらせにも述べたように、今年頭で体調を崩して仕事はともかく創作活動も滞り進行も大幅に遅れがちになりました。
最近では落ち着いてきたものの予断は許されない状況ながらも、できうる限り頑張ってみたいと思います。
ともかくも来年もできるならばお見守りお願いいたします。
今年一年のご愛顧、まことにありがとうございました。
来年もよい年でありますように。
なお翌朝の新年のあいさつにてまたお会いしましょう。
さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアムD.A.Sよりクラウン対餓狼伝説系キャラのシナリオをお送りいたします。
戦いに飢えた狼たるテリーたち格闘家に、一応格闘家たるクラウンがなぐり込んでいく運びです。はたしてどうかき回す事やら、といったところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアムD.A.S>クラウン>VS SNK・KOF系キャラ
となっております。
さて今週の各誌レビューは、
<MAO(サンデー)>
密かに真緒と会っていた幽羅子、猫鬼としては彼らを御降家を継がせたいという意図もあったが、菜花にとってはやはり面白いくないが。
<君は008(サンデー)>
ドグラの攻撃を受け止めたルルスに激昂しドグラを裏切るシックボーイ。致命的なダメージを受けるもルルスの無事を知り安堵の涙を流しこと切れるが。
<刃牙らへん(チャンピオン)>
エネルギー補給とばかりにドーピングを行うジャック、かつてその先に到りながらもそれをも越えたならもはや怖いものなしだというが。一方の昂昇もウォーミングアップも万全で、いずれにしても仕合を待つのみか。
<浦筋(チャンピオン)>
小鉄や涙、そして勇たちも年末の準備に向けてあとは寝正月。しかしただでは起きないのもまた味なのか。
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
みんなで初日の出と洒落込もうとするが、旭先生がなかなか起きられなかった。しかし機転で学校の屋上で初日の出、これもいい思い出になったか。
そして<ルパン三世>
モンスターとの一夜を過ごす中、ルパンの男としての度量に感じ入ってか、もとよりルパンを餌食にせんとした彼女から離れていくか。
といったところでまた年明けにお目にかかりましょう。
さてみなさん、今なお新エピソードが期待される名作『HUNTER×HUNTER』の格ゲーが来春発売される運びとなりました。
当作品を彩るキャラクターたちが一堂に会し、その技量を競い対戦するという、ファンならずとも期待が持てる作品、と言いたいところですが。
確かに現在の状況を鑑みればバトルよりもサスペンス仕立てと見られるもので、あと当の主人公たるゴンも、パワーアップが成されたとはいえいまいち影が薄い感もぬぐい難い。
こうした事情もあって、やはりいささかの不安を禁じ得ないとはいえ、はじめに述べた通り原作の新エピソードとともに当作品も期待をしていいとは思いますが。
さてみなさん、今回の侍魂剛は、緋雨閑丸の後編パートをお送りする運びです。
今回の閑丸は自分探しというよりも己の鍛錬と何より人助けのために闘うことになります。はたしてその先に何が待ち受けるのか乞うご期待といったところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみにベースストーリーはこちら。
また前編パートはこちら。
といったところです、それでは、あらためてごゆっくり。
第八回戦(対覇王丸)
・仕合前
閑丸「やっぱり覇王丸さん、ここまで闘い抜いてきたんですね。大いなる闘いの前にこうしてお手合わせするのも悪くはないです」
覇王丸「おうよ、どこまで強くなったか、それよりも自分より強くなれたかも確かめてやろうじゃねえか」
閑丸「そうですね、僕が何者かは未だ分かりませんが、それよりも誰よりも、そして自分自身にも強くなりたい気持ちですから」
覇王丸「そうだ、強い奴ならごまんといるが自分に勝てる奴はそういねえからな、さあかかってきな」
・仕合後
閑丸「こんなものかな、いやもっと僕自身の剣も磨かなきゃいけないから、こんなところで満足はできないよね」
覇王丸「たしかに腕を上げたが、ここでとどまっちゃいられねえな俺もお前も、そして」
閑丸「ええ、この先の凶事の先に何か胸騒ぎがするんです。これからそれを確かめなきゃいけないですね」
覇王丸「そうだな、そいつも武運を祈ってるぜ」
第九回戦
領主の城内にて子供たちが働かされている。
「オラァ、働け働け、手を抜いたら今夜のメシは抜きだぞ!」
閑丸「ひどいことをするなあ、抜け荷の品を子供たちに造らせているのか」
すかさずただなかに入っていく閑丸。
閑丸「これ以上はやめて下さい、ここは僕がお相手しましょう」
「な、なんだ貴様は、いずれこれを見たからには生かしては帰さんぞ」
そこに巨漢の大男が現れる。
「待てい、こやつはお前たちがかなう相手ではない」
「ああ、ハッサム様」
閑丸「あなたが頭目の人、でも真っ直ぐな眼差しの人だな」
ハッサム「うむ、俺様がここを預かるハッサムという者だ。奴隷の子供たちを相手にしていたから久しく腕がなまるばかりよ」
閑丸「なかなか強そうだな、でも怖気づいちゃいられないな」
ハッサム「お前も子供ながらもかなりのつわものと見た。なめてかかって斬られるのも締まらぬからな、ここは本気で闘わせてもらうぞ」
・仕合後
閑丸「これほど強い人だなんて、でもこれでも入口にすぎないからね」
第九回戦
玉座の間に踏み入った閑丸。そこには領主と日の本の商人がいた。
領主「な、なんだ貴様は」
商人「おやおや、ここまで参るとは流石ですね」
閑丸「あなた方が抜け荷の張本人の人たちですね、今すぐ悪だくみをやめて下さい」
商人「あいにくそういうわけにもいきませんが、しかしあなたの実力を見込んでこの方々と闘っていただきます」
部屋の脇の柱から、商人が雇った用心棒が現れる(以下2組の中から選択で登場)
三九六「おめえはどこかで見た小僧だな、この俺さまの遊び相手がつとまるか、じっくりと可愛がってやろうじゃねえか」
ドラコ「お前が俺の遊び相手になってくれるのか、子供をいたぶる趣味はねえがこの銃が血を欲しがっているから覚悟してもらうぞ」
(ペルシャへの移動時にシャンティと対戦後、以後の仕合後メッセージを飛ばして特別戦その2に移行可能)
・仕合後
閑丸「御免なさい、もう行かなきゃ。今追えば間に合うかな」
特別戦その2(対リスキー=ブーツ)
・仕合前
勝ち残った閑丸のもとに青白い女が舞い降りる。
女「おおっと、派手にやってくれるじゃないか」
閑丸「あなたも抜け荷の一味の人なのかなあ」
女「ハッ、冗談じゃないね、このリスキー=ブーツ様が、あんなチンケな下風に立つわけないだろう。このペルシャの地にたいそうなお宝があるって聞きつけてわざわざ参上したってわけさ」
閑丸「それじゃああなたがシャンティさんがいってたリスキーさんですね」
リスキー「そこまで知ってりゃ話が早い、いずれにせよここで邪魔されちゃ元も子もないね、ここは片付けさせてもらうさ。
右手に銘刀“クイーン・オブ・パイレーツ”
左手に銘銃“クイーン・オブ・セブンシーズ”
これさえありゃ怖いものなしだ、さあ始めようか」
・仕合後
閑丸「何だか知らないけどちょっと手こずっちゃったな。でも今行けば間に合うかもしれない。」
第十回戦
・仕合前
地下の神殿にたどり着いた閑丸。しかし倒れ伏した領主とそれを足元に立つ商人がいた。
閑丸「えっ、まさか仲間割れ」
領主「き、貴様、裏切るのか・・・・・」
商人「ふふ、貴方には随分と働いていただきました。しかし貴方のお役目はここまでです」
閑丸「でもなんてことを、今まで分からなかったけど、あなたから妙に嫌な気がします」
商人「ふふ、お察しがいい坊やですね。しかし貴方がお相手とは光栄なることでしょうが」
商人が顔に手を当て、別の男の姿に代わる。
男「いずれにせよこの俺が直々に相手をせねばならぬ。我が名は由比正雪、貴様と刃を交えるは望外の悦び、さあくたばれや小僧!」
最終戦
・仕合前
閑丸「ここまで怖い人だなんて思わなかったけど、まだ震えが止まらない」
正雪「見事だな小僧、だがもうすぐ来る、この神殿の主にしてかの“ばびろにあ”の神の王が」
閑丸「まさか、まだ先がいるんですか」
正雪「いかにお主とて神が相手ではどうかな。せいぜい闘い抜くがいいて」
と、正雪は去っていく。
閑丸「ああ、逃げちゃった。でもあの先に強い何かが来る」
空間が歪み、そこに一人の人物が現れる。それは禍々しさよりも神々しさを感じられる姿だった。
閑丸「あなたがそうなのですね、単なる魔物とは違うようだけれど」
男「我を魔物と同様に呼ぶ非礼は目を瞑ろう。我は王の中の王“ギルガメッシュ”今この地より再び世界を席巻すべく顕現したるもの」
閑丸「あなたが神の王なんですね、そんなあなたに僕が闘わなければいけないんですね」
ギルガメッシュ「うむ、汝がごときもののふと仕合えるとは、このギルガメッシュ、歓びに打ち震えているわ」
・仕合後
ギルガメッシュ「これほどとはな人の子よ、だがこれで勝ったとは思わぬことだ」
ギルガメッシュ、剣を床に突き刺し、地響きを起こす。
閑丸「わっ、地面が、いやこの神殿が崩れ始めているんですね」
ギルガメッシュ「我、再び眠りにつかん。縁があったらまた会おうぞ」
閑丸「あっ、待って。でもここも崩れていく。早く逃げなきゃ」
閑丸が去っていくとともに神殿も崩壊していく。
エンディング
後に日の本に戻る船上子供たちとともにある閑丸の姿があった。
「こうしてペルシャの争乱とバビロニアの神の目覚めを食い止めた閑丸。
子供たちを故郷に返した後で再び自分探しの旅を続ける閑丸だったが、
今の閑丸にとっては今こうして生きていくことがすべてであり、その剣の赴く先は常に弱きもののため、そして自分よりも強きもののために振るうべきものと自らに課し、ふたたび彼自身の闘いも始まるのだった」
閑丸「まだまだ僕は自分の中の鬼よりも弱い。でもそれに負けちゃいられない。それこそが僕のため、そして僕を信じてくれる人たちのために」
スタッフロールへ
さて今年最後のジャンプレビューは、
<ONE PIECE>
愛娘ボニーの旗揚げを複雑な気持ちで見守りつつ、同じく目をかけた麦わらの一味を守らんとしたくま。サターン聖の言命によりついにその自我を消されることとなり、断腸の思いでことを実行するベガパンクをはじめ誰もが彼の”死”を悼み、そして慟哭とともにボニーもすべてを知り得たのだ。
<あかね噺>
己の芸の十八番をものにせんと稽古に励むあかね、その一方泰全に師の全生があかねに対して釘をさす。ここにきてあかねは阿良川の、そして落語界のさらなる闇を見るのか。
<WITCH WATCH>
幼いニコの扱いに苦慮するモイに何かの魔法がかかるも、これは生徒会副会長のお節介によるものだったか。
あと<ドクターストーン>
すべてはホワイマンの茶番だったが、今までの苦難を想えば千空にとってはどうでもいいことで、さらなる探求のためにまた旅立つことになったが。
といったところでまた年明けに、みなさまよいお年を。
さてみなさん、今回はゼノギアスに続くSFRPG『ゼノサーガ』について今こそ、そう今こそ語ることと相成りました。
ゼノサーガはモノリスソフトが製作し、ナムコが発売したもので、超未来の宇宙にての異変から端を発した戦乱、ひいては宇宙そのものの存亡をもかけた戦いに立ち向かう者たちの生き様を描いた一大叙事詩ともいえるものである。
そもそもの発端は、近未来の地球にて謎の物体、というか前作『ゼノギアス』でおなじみの“ゾハル”が発見され、その後何らかの理由で人類は地球を離れ宇宙に進出した時期のお話でもある。これはゼノギアスの宇宙雄飛の時代と同じ設定の時期ともいえる。たしかに物語の繋がりは薄いものの、制作的設定が共通していることもありゼノギアスをプレイした人たちをはじめ、そうでない人も含めた多くのプレイヤーを今作の虜にしたのはいうまでもない。
そしてとある企業にてアンドロイドの研究に打ち込んだ女性技士シオンに謎の敵が襲いかかり、起動したアンドロイドKOS-MOSとともに、後に彼女とともに戦う仲間とともに大いなる戦乱に立ち向かうのは前にも述べたところ。
このシオンも前作と同じく、複雑な生い立ちから太古の昔の因縁にも絡み、ついには宇宙そのものの存亡にも立ち向かわざるを得なくなった。
しかし彼女を支える仲間たちの協力によって、ひとまずの危機は回避したものの、根本的な解決には至らず、何らかの糸口を得るために無限の宇宙に旅立っていく。
そんなシオンとKOS-MOSなのだが、いわゆるゼノシリーズのほかにも『ナムコクロスカプコン』や『無限のフロンティア』などにも出演しており、これはいわゆる「夢の競演」的な作品ながらも原作に負けない活躍を見せてくれたこともご存じの方も少なくはないはず。
さて今回のテーマである「宇宙の存亡」についてなのだが、そもそも宇宙に存在する生命が負の意識に呑み込まれ、様々な異変を引き起こし、ついには宇宙そのものが崩壊するといった危機にも見舞われていく。
それを回避すべく、事態を傍観したウィルヘルムなる人物が「永劫回帰」なる手段でその崩壊を防ごうとし、ついにはシオンたちとも戦うことになる。
さらには高次元宇宙にて事態を傍観せんとしたウドゥなるものも物語上しばしば挙げられたものの、ついには関わることもなかったが、これはゼノギアスにおける「波動存在」と同じと定義され、今作ではあくまでも“概念”レベルで挙げられてしまったのだろう。
そして結局ウィルヘルムが目論んだ「永劫回帰」はあくまで編者の考察ながら、同じ歴史を延々と繰り返すのみのいわば“ごまかし”と、乱暴な表現ながら言えるのではないか。
たしかに「宇宙の崩壊」は一切の“無”がもたらされるなら、そこから新たな“宇宙”が生まれ、歴史を歩んでいくのではないか。
もちろんその間、人類は言うに及ばず宇宙そのものすら経験不可能なほどの“時間”が必要かもしれない。
しかしその時間すらも過ぎてしまえば一睡の夢という、どこかの「有難い言葉」と重ねれば、結局は「些細なること」と受け止められるかもしれない。それが「些細ならざること」と受け止めた“彼”の意志が、この壮大な物語を生み出したことだろう。もちろんこの物語を作りだした意思がなんであるかは編者をはじめプレイヤー等この物語に関わった人たちの想像に任せることも一つの手かもしれないけれど。
さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!よりキャプテン・キッド、サウスタウン決戦編をお送りいたします。
いよいよサウスタウンの支配者ギースとの直接対決と相成ったテリーと我らがキッド船長。今までのケリを付けるべく意気上がるテリーに対し、いつも通りのノリでかからんとするキッド、いずれも戦闘準備は万端にととのっております。はたしてその勝負の末やいかにといったところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>キャプテン・キッド編・その3
となっております。
本日サンデーとチャンピオンが年末スケジュールで休載ということで話題記事をば、
さてみなさん、現在クライマックスに向けて好評連載中のONE PIECE。
このたび現在放映中のテレビアニメとは別にNETFLIXにて制作、公開される運びとなりました。
内容はというと原作初回からまさに原作に沿っての制作ということで銀英伝やセーラームーンと同じく純粋なリメイクといったところ。果たしてどれだけのムーブメントを起こせられるかひとまずは楽しみにしていきたいとは思いますが。
さてみなさん、最近になりかつてジャンプで人気を博した幽遊白書がNETFIXにて放映される運びとなりました。
あらためて説明するに事故で命を落とした浦飯幽助が、閻魔大王の息子コエンマの命を受け現世の怪異を収める霊界探偵として活躍し、強大な敵味方との激闘に明け暮れるといったストーリーで80~90年代ジャンプやアニメに多大なる影響を与えたものだけれど。
それがこの度ドラマ化するというけれど、どこかいい評価が見受けられない。その理由として原作のキャラと演じた俳優とのギャップにあるけれど、ドラマのアクションに関してはその先入観を除ければ十分にみられると思いますが。
さてみなさん、今回のダイバーズ番外編はサンプラの反乱・土臭い鉄屑たちその2をお送りいたします。ヒロトたち新ダイバーズにも彼のサンプラ、まあ察しがいい方ならひとまず読みやすいものでしょうが、ちょっと分かりづらい方でも“ガンプラ以外の謎の機体”とひとまず理解できれば読めるかもしれませんのでこれもご理解のほどを。
さておきヒロトたちのサンプラ、ことに新たに加わったヒナタとサンプラの一人との対戦で意外な関わりを見せてくれることでしょう。はたしてその展開やいかにといったところで、それでは、ごゆっくり。
なお前回までのストーリーはこちら、
第1話:異形の機体たち接触編
第2話:土臭い鉄屑たち
といったところになります。あらためてごゆっくり。
「でも大丈夫かなあ、ヒロトさんはともかくヒナタさんは」
「一応大丈夫だけど、あいつらの特訓は受けたつもりだから」
先に明言したとおり、戦闘イベント等の参加は極力見合わせていたヒナタだったが、いざという時に備えて通常の弓道の練習と並行してカザミの旧友たるゴジョウらとの戦闘訓練を積んでいたのだ。
カザミの場合はいつも通りに軽くあしらわれ気味だが、ヒナタの場合手取り足取りと戦い方を教えているのだ。
ともかくもヒナタもよくよく渡り合い、鉄屑と戦い抜いていく。
使用する武器が武器なだけに、一見すると粗野なイメージを抱く“鉄屑”だが、構えそのものは武道の型に沿ったもの、ことに本格的な剣道には見覚えがあり、その戦い方にヒナタも次第に呑み込まれつつあるのだった。
それはヒロト、カザミも同様で、“青”も“緑”もそれぞれ白兵戦にては制式の武道の型で戦っていて、ヒロトたちもそれにならって応戦する。
「なあヒロト、これってやっぱサムライの戦いじゃないのか」
「たしかに、彼らの戦いに乗せられていくのも間違いはないが」
「だが、こういうのも悪くないな」
背中合わせで対峙するヒロトとカザミ、あらためて“青”と“緑”に立ち向う。こうしてヒナタと“鉄屑”、ヒロト、カザミと“青”と“緑”のぶつかり合いが繰り広げられていく。
「流石だな、ヒナタ君、よくよく戦い抜いてるじゃないか、俺としてもたかだか趣味とは甘くは見られないこういうのはむしろ好きな方だ」
「やっぱり、そうだったんですね。でも今はこの戦いに専念することにします」
そして“青”とヒロトも、
「俺たちのやり方も正しくないかもしれない。だがせめて戦いなら正々堂々といかねばと思ってな」
「だから武道の型でってところか、幸い俺としても心当たりあったから何とか戦えたな」
どれくらい戦いが繰り広げられたか、誰かが発したかも定かではなく、その時は告げられた。
「どうやらここらで潮時のようだ、それでは我々も失礼しようか」
“鉄屑”の言葉とともに“青”と“緑”、そしてメイたちに対した、どちらかというとひとまず押し返されつつあるサンプラたちも退きはじめる。
こうしてヒロトたちにとっても土臭い、それでいて戦いがいがあった戦いは幕を閉じたのだった。
「なあヒロト、結局サンプラの戦いといってもそれなり真剣に戦えたんだよな」
「そうだな、それでも先の連中と同じくそれなりに信念を持っていたんだ」
「そういえばヒナタはあの機体の奴のことを知ってたんじゃないのか」
それぞれの感慨とともにメイの懸念を伝えられ、ひとまず平静にヒナタが応える。
「はい、弓道部の先生はいろいろ武道をたしなんでいる人と親交があって、私もその人の型を見たことがあって」
「それであの機体と渡り合えたのか」
「私もここまでいけたのが信じられなかったけど」
「おーい、大丈夫かー」
そこにゴジョウらが駆けつけた。実はエルドアの件を知り、カザミの訓練を通じて新ダイバーズとは親交を深めていたのだ。
「今回も災難だったな」
「まあ、落ち着いて考えりゃそんな災難ってわけじゃねえけど」
多少の疲労困憊の色を見せつつもカザミが応え、クジョウはヒロトたちを労う。
先に述べた通り“事件”の後で新ダイバーズとメンバー単位でいろいろ世話を焼き、今回のサンプラ問題に関してもキョウヤからも頼まれつつも手助けをせんとしたのだ。
「あらためて力を見極められるのは悪くはないけど」
「ヒロトたちがあの人たちをはじめ周りからも一目置かれているなら、私たちも甘えがあるかもしれない」
ヒナタの現にパル、メイ、フレディがうなずく。さらにフレディの傍らには小型の機体に変化したヒトツメも了承の意を伝える。
「規模としてはやっぱり小さくはないけど、それでも脅威ってものじゃないかな」
その後いくらかの談笑の後、今後の動向を見守ることでひとまずの解散となったヒロトたち。
GBNの高位ランカーたちもいずれはサンプラたちの挑戦を受けることになろう。
しかし彼らの大半は半ばネットの治安維持に力を注ぐ一方で、とある一人の少年に気を使っていたのだ。
さて今週のジャンプレビューは、まずワンピがお休みということで、ほかの各作品はいかに。
<あかね噺>
旧友に近況を語るあかね、先の四人会にて実力を見せつけられたひかりと、次の目標のために歩み出しているが、そんなあかねにかける者、一方で泰全は一生の前の壁としてあかねの前に立ちはだかるのだが。
<WITCH WATCH>
新たなる仲間バン、といきたいが、家になじむどころか自分が女王様になろうとしたが、どこか抜けていたところもあり自滅したか。
そして<Dr.STONE>
タイムマシン製作のためについでながらリニモ型エレベーターを製作。しかし石化した蚊からホワイマンとの因縁が語られるというのか。
それからかつて連載したルリドラゴン、作者の体調が回復し連載のめどが立ったが。はたしてそれからのムーブメントが起こるかな。
といったところでまた来週。
さてみなさん、今回のCSNは、秦崇雷対月華、風雲系キャラのシナリオをお送りいたします。
楓たち月華の志士、ひいては四神の守護者たちとの対戦は真龍の剣士たる崇雷を燃え上がらせ、風雲の闘士たちとの対戦は同じく敢然と挑んでいくことでしょう。はたしてその闘いの先に何があるのか、といったところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>CAPCOM VS SNK・namco>秦崇雷>VS SNK 侍魂・月華・その他ゲーム系キャラ
となっております。
さて今週の各誌レビューは、
<MAO(サンデー)>
窮地の菜花を救ったのが幽羅子だった。夫人の旦那の依頼だというが、彼女自身の真緒に対する想いやいかに。
<君は008(サンデー)>
ドグラの心を開かせんとするエイトだったが次第にドグラに押され、反撃を受けんとしたが、それを受けたのはルルスだったが。
<浦筋(チャンピオン)>
大鉄に付き合わされたのり子だったが、それはそれで何とか食らい付き、小鉄たちが待つクリスマスに間に合ったか。
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
ことねたちを交えてのクリスマスパーティーだが、やはり決め手は女の色気よりもお菓子とプレゼントだったか。やはり子供が素直だったな。
そして<ルパン三世>
今度のルパンのお相手はモンスター美女、そもそも魔物相手にルパンもよくよく渡り合っていくのだがはたして。
といったところでまた来週。
さてみなさん、ファン待望のプリキュアシリーズの最新作『わんだふるぷりきゅあ!』が放映される運びとなりました。
まだタイトルのみでなんとも言えませんが、そのタイトルロゴの背景から可愛い動物のイメージのプリキュア戦士が登場すると考えられ、世界を脅かす悪に敢然と立ち向かう様を思い起こされることでしょう。はたしてどのような雄姿を茶の間に見せてくれるでしょうか、これからの続報とともにこうご期待といったところで、それでは、ごゆっくり。
さてみなさん、今回のダイバーズ番外編はサンプラの反乱・土臭い鉄屑たちその1をお送りいたします。いわゆるもう一つのダイバーズとうたわれたヒロトたちにも、ガンプラ以外の機体群が対峙していく様をお送りいたします。はたしてその闘いの先にあるものやいかにといったところで、それでは、ごゆっくり。
なお前回までのストーリーはこちら、
第1話:異形の機体たち接触編
といったところになります。あらためてごゆっくり。
新ダイバーズのヒロト
かつては若手ダイバーとして名を馳せていたが、知り合ったELダイバーのイブを失い、以後彼女の痕跡を探すため世界を放浪する。
そんな彼も自らの活躍の場を求めるカザミ、自身の再起の機会を求めつつ人との関わりを怖れていたパルヴィーズ、そしてイブやサラと同じELダイバーのメイとともに、異世界の惑星エルドアの事件を解決していく。
こうして事件後加入した、ヒロトの幼馴染のヒナタとエルドアの住人であるフレディを含めて、リクたちのダイバーズとは別の新ダイバーズとして人々に認知されたのだが。
しかしここ最近はチームとしての活動は見受けられず、かといって解散を宣言したわけでもない。もともと先の事情からそれぞれが一匹狼的な存在で、事件を機に共同で活動をしていたのだ。それでもそこから育まれた友情(みたいなもの)は誰しもが抱いていて、あの事件にての活躍の日々を誰しもが懐かしく思い起こしていた。
そんな中、仲間の一人メイから各々連絡が入り、久しぶりに新ダイバーズ一同が久しぶりに会することとなった。それというのも、
「やはり謎の機体が暴れまわってるのか」
「その噂は聞いていましたが」
「また、大変なことが起こるっていうの」
まず一通りの事情をメイが説明し、それにカザミ、パル、ヒナタが懸念を込めて応える。
「うん、騒ぎそのものはそんなに大規模なものじゃないが、戦力的には侮れない。実際リクたち本家も結構苦戦したという」
「ともあれ俺たちも油断はできない。こうして集まったのも何だから、それぞれの機体の強さを見るのも悪くないが」
「でもまた、リクさんたちがいう人たちが攻めてきたら」
「うん、攻めてくるのは先の連中とは限らない、あのツカサが言うには、彼らのみではないと」
「まあとにかく、俺たちが集まれば怖いものなしだ、まずはな」
ともかくもヒロトたち新ダイバーズは、後に来る予定のフレディを含めての、今までの成果を試すための戦闘訓練をとり行うことになる。
その会場たる荒野にて、今や味方としてエルドアの復興に力を貸したヒトツメの一機とともにフレディを待ち受けることとなった、のだが。
「ヒロトさーん、助けてくださーい」
遠方からの土煙とともに、ヒトツメの機体に乗ったフレディが数台の戦車に追われていた。しかしその戦車は駆動部のキャタピラの代わりに数本の脚が取り付けられて、大地を駆けている。
「何だありゃ、四つ脚といってもバクゥ(SEED)とはどこか違うぞ」
「それにフレディさんが追われているようです。早く助けないと」
そのフレディのヒトツメは、四つ脚に追われつつその砲撃にもあっていた。爆風にあいながら砲撃をひとまずかわしていくフレディ。しかし徐々に追い詰められていくのは目に見えていた。
「ここは、私が」
と、ヒナタのライジングヒナタをさらに改良したライジングヒナタゴッデス(カザミ命名)が、メイン武器のライジングビームボウを用いてフレディの救援にあたる。この武装もカザミ考案のものであった。
ヒナタのビームボウは弦を引くと真ん中の装置がビームの矢を発生させ、それを放つのだ。ヒナタが放った矢は四つ脚の脚部と砲座を確実に破壊して動きを封じ、その攻勢を挫いた。
しかしややあって、四つ脚の一機から何かが飛び出し、ヒナタに襲い掛かるも、すかさず回避する。
「ヒナタ!」
「うん、私は大丈夫。でもこの人も、ガンプラとは何かが違うみたい」
「でも何なんですかこの人たちは」
案ずるヒロトにひとまず無事を伝えるヒナタ。同じく逃げ延びて合流したフレディも懸念を伝える。
「流石は神弓の御子ヒナタだ、しかしこれなら初歩の闘法だな」
「やはり私を知っているんですね、でもあなたは一体」
「ああ、リアルでの動画は拝見させてもらったが、かつて君たちの友人が対戦した、つまりは俺達もサンプラの一員、その一人ひと呼んで“鉄屑”だ」
手に持った“スパイクロッド”を構える鉄屑、対するヒナタも弓を二つに分けて刀剣状に構える。
ヒロトも加勢せんとするが、ヒロトにも四つ脚から飛び出した機体が攻めて来た。
「新ダイバーズの探求者ヒロトだな、今はくわしく説明はしないが、あえて言うなら“青”と“緑”だ、いざ尋常に勝負してもらおう」
こうしてヒロトも二機がかりに対することとなり、残るフレディたちも同じく現れたサンプラ群の攻勢を受けていったのだ。
さて今週のジャンプレビューは、
<ONE PIECE>
七武海となったくまの手紙は監視役アルファに握りつぶされて伝えられず、しかしボニーも能力を生かして成長していき、やがてアルファを退け旅立っていく。一方当のくまはルフィのことを知り、ひとまず傍観を決め込むのだが。
<あかね噺>
あかねの熱演でからし、そしてちょう朝も奮い立つ。後にちょう朝は自身の二つ目興行の開口にあかねを選ぶ。それにこたえてあかねも意気上がるのだが。
<WITCH WATCH>
新たなる仲間バン。ひとまずのドラゴンとしての能力を活かしつつ、ニコたちの力になりつつあるのだが。
といったところでまた来週、ということになるのだが。
さてみなさん、今回のおためし紀行は、年末の慌ただしい中で編者としても体調の不調を押しながらも冬ならではの近所の名所めぐりに洒落込もうといろいろと回っていこうという運びとなりましたが、当ブログではまず刈谷駅のイルミネーションを訪れることにしました。
本当はもっと別の所に行きたかったのですが、先に述べた事情からそうそう遠出も出来づらくこちらへの訪問と相成った次第です。西尾からバイパスを通って刈谷駅へと到着しました。
そのまま散策といきたいところでしたが、通勤客のみなさまの帰宅もあいまってあまりうろついては迷惑と思い、ほどほどに歩くことになりましたが、夜空に映えるイルミネーションにひとまずの癒しを得ることができました。
今後の予定として安城デンパークに手も赴く予定ですが、こちらはX:ツイッターにてお会いしましょう。
さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルナイト翔―KAKERU―の第4話:たたかうようせい、フェアリーのシーリンをお送りいたします。
いよいよお待たせしました、原作翔のヒロインたるシーリンも本格的に始動する運びとなり、カケルたちとの顔合わせの後に追ってきた刺客と渡り合う様をお送りする運びです。はたしていかにして戦い抜くか乞うご期待、といったところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>マンガ・ノベルズ>サイレントナイト翔・バトルナイト翔―KAKERU―
となっております。
さて今週の各誌レビューは、
<MAO(サンデー)>
件の婦人は黒蛇に憑りつかれ半ばもののけと化していた。しかも少女を守りつつ閉ざされた屋敷にて孤軍奮闘の菜花、はたしてどう切り抜けられるのか。
<君は008(サンデー)>
人類に失望しつつも新人類の研究を続けるドグラ。そんな倒錯した彼の心にエイトは手を差し伸べんとするのだが。
<浦筋(チャンピオン)>
脱げた靴を届けに小鉄ん家に赴いた鈴。相変わらずすれ違いだがなんとか贈り物も添えて届けられたか。
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
千晶を起こさんと奮戦する大祐、かつて大事にしたぬいぐるみに間違われ容赦なくからまれたか。
そして<ルパン三世>
今後の人生にと音楽を求める次元だが、女の子とともに事件に巻き込まれてしまったか。
そして(グラジャン)の巨匠2作、本宮先生はコロニー宇宙船での移住話、秋本先生はタイムマシンのお話ということでひとまずはそこそこといったところか。
といったところでまた来週。
さてみなさん、日本が誇る特撮ヒーロー、ウルトラマンがなんとNETFIXの3Dアニメとして来年放映される運びとなりました。
米国制作といえばかつてウルトラマンUSAやウルトラマンパワードなどがありましたが、今回のライジングは初代のウルトラマンをベースとした作風で勝負しようとする意図がうかがえます。また対する怪獣もただ戦うばかりではなく、元来大人しい宇宙生物ということで大事に育てようともストーリーの幅を利かせようとするのも興味が惹かれるものです。はたしてその行く手にはいかなる展開が待ち受けることかそれも期待できると思いますが。
さてみなさん、今回も前回同様、不運光線銃のお話をお送りする運びです。そもそもがドラえもんのレビュー研究をする中での、いわゆる厄払い企画として立ち上げたお話で、実はこの光線銃の巻のほかにもこの手のお話をいくらか組んだものでしたが、いずれも発表するのはどうかなというほどのひどいオチなので、これはX:Twitterでおおまかに発表するかもしれない。
ともかくも前回ちょっとしくじった感もあるのび太くん。はたしてこのピンチをどう切り抜けるか乞うご期待といったところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみに前回のお話はこちら。
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。
最近のジャイアンのいじめに何とか対してみようと、ドラえもんから“連発式不運光線銃”をむりやり借り受けたのび太くん。ためしに先生や出木杉くんに光線を当てるもどれも、運悪くジャイアンたちに出くわしてしまったのだ。
ジャイアン「よおのび太、今から今日の分やってやるぜ」
こうして傍らのスネ夫にはやし立てられつつ、のび太くんを袋叩きにするのだった。
ジャイアン「今日はこれくらいでいいだろう、やっぱりのび太をいじめるとスーッとするなあ」
スネ夫「ねえジャイアン、のび太なんか変な銃を持ってるよ」
ジャイアン「ほんとだ、のび太のくせにかっこいい銃持ってるじゃないか」
と、のび太くんから不運銃を取り上げる。
スネ夫「これでしかえしをするつもりなんだな」
ジャイアン「なんだこの銃、なんか目盛りがありな」
のび太「ああ、これ僕の銃」
起き上がったのび太くん、ジャイアンに取り上げられた銃を取り返そうにも、あえなく押し倒される。
スネ夫「なんだと、のび太のくせに生意気だぞ」
ジャイアン「よし、せっかくだからのび太で試し撃ちだ」
と、のび太くんに狙いを定め、逃げるのび太くんに銃の光線が撃ち込まれてしまったのだ。
のび太「ああ、これで僕に不運が降りかかっちゃう」
スネ夫「いつものことじゃないか、でも何も起きないみたいだな」
ジャイアン「つまんないな、帰ろ帰ろ」
ジャイアンたちがこの場を後にしようとするその時、何やら大きな音が響いてくる。
ジャイアン「ん、何だこの大きな音」
スネ夫「ジャ、ジャイアン、上、上・・・・・!」
なんと空から大きな飛行機が墜ちてくるではないか。しかもまさにのび太くんめがけて。
のび太「そんな、これが僕の不運だっての」
スネ夫「え、何だってえ!」
ジャイアン「お、おいのび太、なんとかしろよ」
のび太「も、もうどうすることもできないよお」
当然のごとく機内では機長が飛行機を制御しようとしていた。
機長「なんということだ、操縦が全然きかない、このままでは街に墜落してしまう」
一方の乗客室でも大パニックが起きてしまう。
女の子「ママ、こわい」
母親「だ、大丈夫よ」
結局のび太くんめがけて飛行機が墜ちていき、ジャイアンとスネ夫に寄りかかられるままに、飛行機を前になすすべないのび太くんだったが、
しかしなぜか飛行機は動きを止め、一向に墜ちてこないではないか。
そのうちに時空の穴が開き、そこからドラミちゃんと一人の女の人が出てきたではないか。
ドラミ「間に合ってよかったわ、のび太さん」
のび太「え、ドラミちゃん、これって、どういうこと」
のび太くんの問いに、ドラミちゃんは神妙な表情で応える。
ドラミ「実は今回の不運銃でこの飛行機が町中に墜ちて、多数の人々が犠牲になるところだったのよ。それでこのタイムパトロール隊の人の力を借りて」
そのタイムパトロール隊の女の人が続けて話す。
女の人「ほんと間に合ったわね、でもこうなったらちょっとずるい手だけど、時間を戻すしかないようね」
と、コントローラーを取り出す。
ドラミ「ここはお兄ちゃんに不運銃を取り上げる前にもどせばいいよね」
「ええ、そうね、あ、ちなみに私はリームよ、よろしくね」
と、TP隊員のリームはコントローラーを操作する。
こうして、のび太くんとジャイアンたちはそのままで、時間を巻き戻してのび太くんがドラえもんが不運銃を取り上げた前の時に戻したのだ。
銃に撃たれて災難にあった人たちも、何事もなくなっていった。
先生「あれ、わたしはいったい何をしていたのだ」
出木杉「何かが落ちてきたようだけど、気のせいかなあ」
件の飛行機は、何事もないように飛んでいた。
機長「うん、本機は異常ないな、このまま空港までむかうとしよう」
一方で乗客室でも、
女の子「あれ、なんだかこわいユメを見ていたような気がしたなあ」
母親「ええ、大丈夫よ、もうすぐ空港に着くからね」
戻ってのび太くんたちは、
リーム「これで飛行機は落ちずにすんだけど」
すかさずのび太くんをにらみつけて、
リーム「道具というものは使い方をあやまるととんでもないことになるのよ。しかえしだったらもっと正々堂々とやりなさい」
のび太「あ、う、うん、はい・・・・・」
リームの叱咤にひとまず素直に返事をするのび太くん。
ドラミ「これでもう大丈夫ね」
と、手を差し出して、のび太くんも光線銃を渡そうとしたその時、飛んできたドラえもんが不運銃を取り上げたのだ。
ドラえもん「押し倒して勝手に銃を持ち出して、もう許せない、今度こそてってい的にこらしめて・・・・.」
ドラえもんが不運銃を向けようとしたが、
「やめろー!」
すかさずジャイアンたちがドラえもんを押しつぶす
ジャイアン「また飛行機なんか落とされちゃたまんないよ」
スネ夫「とりあえず僕ら退散だよ」
と、ジャイアンたちもひとまずこの場を逃げ去っていったのだ。
ドラミ「これでひとまず大丈夫ね、不運銃はあずかっておくわね」
のび太「うん、僕もいいくすりになったよ、もうちょっとしっかりしてみようかな」
ともあれ当面のいじめの問題はひとまずおさまったそうな。
さてみなさん、今回のこち亀ナイス!なチョイスは、麗子をいろいろイジって商売のダシにするお話やら、様々な人とのかかわりからいろいろ世話をするお話やらを集めた運びとなりました。
まず麗子、そのナイスなプロポーションから両津もドールフィギュアやら企画番組やら無度に引っ張り出しては後にとっちめられるお話も今では子気味いいコント話として認知されることとなりました。
そして後半では両津がいろいろと案内役になり、特に老人方には逆に振り回される形となりながらもよくよく立ち回っています。こういったのがいかにもこち亀らしい話の進め方だろうと思いますが。やはりそうズッコケてばかりじゃかえってつまらないからといつも通りの文句でしめることとしましょう。
さて年度も変わった今週のジャンプレビューは、
<ONE PIECE>
五老星サターンが突き付けたクマへの条件は過酷なものだった。しかし娘ボニーのためにそれを承諾し、しかしボニーとは二度とは会えぬ更なる苦難が待ち構えていた。そしてそれぞれの月日が流れ、七武海にして兵器人間たるくまはなんと東の海へと向かうのだ。
<あかね噺>
あかねが選んだ噺は動物になぞらえた演目で、まさにその動物になりきって噺を演ずるのだ。あかねなりに指示を集めつつある中、父志ん太のもと、ちょう朝からのメッセージは届くのだが。
<WITCH WATCH>
徐々に成長も進み、新たな魔法を開発する中、なんと召喚契約したのはドラゴン、そして結構なお姉さんに化身したのだ、彼女が新たな使い魔なのか。
といったところでまた来週。
さてみなさん、今回のストロングワーズは、エッグヘッドでの激闘からボニーを通じてのくまの回想より、ゾルベ王国の乱を通じてまさに権力に立つ者の悪意とそれに立ち向かわざるを得なかったくまの苦悩と決意の様をお送りいたします。それでは、ごゆっくり。
・悪意の言葉
「心配するな、人は“肩書き”で勘違いを始める(ペコリ王)」
1097話:ジニー
ソルベ王国を収めるペコリ王、聖地の天竜人に収める天上金のために人々からの搾取を繰り返し、それは募った挙句に南部の切り捨て政策を断行する。
収める天上金を切り詰めるため、表向きでは天竜人にこびへつらいつつ、裏では己の保身のために役立たずと見なした老人ばかりの南部を切り捨てるのだ。
・悪意の言葉
「巨大な幸福の為には・・・時として、心を鬼にして国を改革せねばならない・・・(ペコリ王)」
1099話:平和主義者
一旦は革命軍に屈し引き下がったかと思えば、ゴア王国の焼き打ち政策を聞きつけてか、王国内の焼き打ち政策をも断行する。
これもひとえに天竜人への忠誠と己の保身、何より抑え付けられた欲望の爆発が彼を血迷わせ、まさに権力の亡者と化した。そしてそれにくまがまさに立ちはだかったのだ。
さてみなさん、今回のホームページ更新は、先のCSNに引き続いてバトルコロシアムD.A.Sにてもマーニャ=ゲーニッツのシナリオを新設いたします。
ゲーニッツの妹として設定された彼女、伝説の格闘家やらナニワの喧嘩士やら並みいる強豪をいかに挫いていくかと描く運びとなります。それでは、ごゆっくり。
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアムD.A.S>マーニャ=ゲーニッツ>VS DECO・ADK系キャラ
となっております。
さて今週の各誌レビューは、
<MAO(サンデー)>
半壊の人形に寄り添う男、その人形に引導を渡され、事実上白眉に始末をつけられた形となりまたもや出し抜かれた形となる。そんな失意の菜花に新たなる事件、しきりにネズミを捕る少女とその女主人。はたしてそれが何をものがたるか。
<君は008(サンデー)>
ドグラの精神に入り込まんとするエイト、それはかつての少年が目にした人間の醜さそのものだったか。
<刃牙らへん(チャンピオン)>
夜の街を闊歩する勇次郎とジャック。何もかも大きくなりすぎたとあきれる勇次郎に、誉め言葉と受け止めるジャックなのだが。
<浦筋(チャンピオン)>
ドア越しのあかねの表情をめぐって同じく不運キャラのノブと春巻、その不運を一手に引き受ける形になったあかねも結局顔芸を披露することに。
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
田中たちを交えてのカラオケ、英語の勉強になると思ったが、彼女らに振り回されて勉強どころじゃなくなったか。
そして<ルパン三世>
お目当ての不死鳥の香炉で吸血姫シメネーに最後の引導を渡するルパンたち。ひとまずゾンビ騒ぎも収まり一件落着と言えるべきか。
といったところでまた来週。
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