猛千代~大望ある若き剣客(前編)<サムライスピリッツ剛!>
さてみなさん、今回の侍魂剛は、侍魂閃より大望持つ若き剣客、猛千代の前編パートをお送りいたします。木刀片手に並みいるつわものたちと渡り歩きつつ争乱で知り合った姫を守る様に共感を覚えた人も少なくはないはず。そんな彼も腕を上げ本格的な侍魂の世界に乗り込んでいくことを期待しつつこの記事をしたためた次第です。はたして霊木の力を得た彼はいかに闘い抜くかもこうご期待、といったところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみにグランドオープニングはこちら
ベースストーリー・オープニング
天降藩の争乱から始まる欧州の争乱をひとまず切り抜けるも、愛用の木刀を失ってしまった。しかしある人物の導きで霊木から切り出した新たな木刀、それにより並みいる侍たちとも対等に渡り歩き、いつしか自らの腕も上げていった。こうして意気揚々と天降藩に舞い戻り、みやげ話を知り合った姫と城下で働く妹に語ろうとした矢先、藩内の子供たちがさらわれる事件が勃発。それが抜け荷事件とも関連することから、自らも乗り込もうとする。しかしそれが後の“ぺるしあ”の争乱につながってしまうのだった。
第一~第三・第五・第六回戦(抜粋)
・対柳生
猛千代「柳生の旦那か、俺の剣の腕がどれだけ上がったか、いっちょ旦那に見てもらわねえとな」
柳生「わしの新陰流をもってお主の剣を試さんとは、その意気は買うが若造に後れを取る剣ではないぞ」
「ただブッ叩くだけが剣の道じゃねえのは分かってるぜ、だからこそあんたの新陰流に鍛えられてよかったぜ」
・対幻十郎
猛千代「さて牙神の旦那、ただ叩っ斬るだけのあんたの剣を越えなきゃならねえ、いっちょ相手してもらうぜ」
幻十郎「ふん小僧が、この俺に喧嘩を売ることがどれだけ愚かしいことかを思い知りながら死んでいけ」
「確かに生きた心地がしなかったけどよ、それだけに生きることを考えて剣を振りゃなんとかなったな」
・対慶寅
猛千代「まだまだ一人前とはいえねえが、ここらで慶寅さまに鍛えられるのも悪くはないと思って参じましたぜ」
慶寅「まだ腰が引けてるようだが、前よりいい面構えだ、こいつは期待が持てそうだな、どっからでもかかってきな」
「ちょっと手荒になっちまったがその分俺も鍛えられた気がするぜ、縁があったらまた手合わせ願いますぜ」
・対鈴姫
猛千代「よお鈴姫、相変わらず城を抜け出して楽しんでいるのか、まあいいや、今度は気の済むまで付き合ってやるぜ」
鈴姫「だいぶ腕を上げたようね、でも言っておくけど私だからってくれぐれも手加減しないでよね」
「剣はともかくおてんばぶりも上がっちまったようだな、だがそいつが鈴姫らしくってかえって安心したぜ」
・対紅椿のお遊
猛千代「紅椿の姐さんも世話になったが、ここで俺の剣の腕を見てもらってもバチは当たんねえかな」
お遊「そいつもいい度胸だね、あんたの腕だったらこのお遊さんを満足してくれるのかねえ、さあとっととかかってきな」
「相変わらず姐さんの腕にゃかなわねえが、それだけに後れを取っちゃあ姐さんに合わせる顔もねえぜ」
第五回戦(対閑丸)
・仕合前
猛千代「おおっ閑丸じゃねえか、お互い強くなるために修行してきたが、ここらでその成果見せる時が来たようだな」
閑丸「そうですね、その剣から猛千代くんの強さを感じます。不躾ながらもぶつけてもらいますよ」
猛千代「おうよ、この剣にふさわしい強さに到ったかは分かんねえが、俺も全力でいかせてもらうぜ」
閑丸「そうだ、僕も自分の中の鬼を制するために、自分の強さをものにしなければいけないんだ」
・仕合後
猛千代「いい仕合だったぜ、心なしかおめえの中の鬼ってのを垣間見た気がするぜ。だがこれがすべてじゃねえよな」
閑丸「でもまだ僕の強さとは言い切れないかな。でもこれでまた一つ強くなれた気がします」
猛千代「そうだな、今度会う時はまた強くなっているだろうから、その時はまた仕合ってくれよな」
閑丸「うん、これからの武運を祈っていますよ」
第四回戦終了後
(ここまでストレート勝ち、もしくは武器破壊技もしくは秘奥義でフィニッシュ3回以上で特別戦に移行可能)
(プレイヤー)のもとに1枚の大型じゅうたんが舞い降りる
猛千代「おっ、何だこの敷き物は、まさか南蛮渡来のじゅうたんだってのか」
猛千代、じゅうたんに乗り、そのまま空を飛ぶ。
猛千代「なに、どこへ飛んでいくってんだ」
(条件未達成時:そのまま共通パターンに移行)
猛千代「おいおい、俺の他に乗ってる奴がいんのか」
(条件達成時)
突然、天空から何者かが落ちてくる。
「うわああああ!」
それは頭からじゅうたんにめり込み、それから起き上がる。
「いたたたた、もうリスキーったら、有無を言わさずぶっ飛ばすんだから」
猛千代「おい、何なんだ、おめえは」
「あれ、ええと、私はシャンティ。歌って踊れるガーディアンジニーでーす」
猛千代「まあこうなっちまったのも何かの縁だぜ、いっちょお手合わせ願いてえな」
シャンティ「うん、ちょっと荒っぽそうだけど眼差しが真っ直ぐだから、ここは仕合っていいかなあ」
特別戦(対シャンティ)
・仕合後
猛千代「ちょっと手荒になっちまったが、早めに逃げてくれてよかったぜ。でもいい腕してたぜ、あんた」
(共通パターン)
魔法のじゅうたんはやがてペルシャにたどり着く。
猛千代「ここが“ぺるしあ”ってとこか、どんな奴らが待っているか今から腕が鳴るぜ」
つづく
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