« 11月のおしらせ | トップページ | マルチマニア両さんとくたびれゴルフ<ナイス!なチョイスこち亀10月> »

紅椿のお遊~街道一の女親分さん(後編)<サムライスピリッツ剛!>

さてみなさん、今回の侍魂剛は、当記事にてのオリジナルキャラたる紅椿のお遊さんの後編パートをお送りいたします。
ついに凶事のただ中たる“ぺるしあ”までたどり着いたお遊さん。はたしてどう闘い抜くのか、そしてその闘いの先にあるものやいかに乞うご期待といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみにベースストーリーはこちら

また前編パートはこちら

といったところです、それでは、あらためてごゆっくり。

第七回戦(対徳川慶寅)

・仕合前
お遊「こいつは若様かい、てっきりあんたが将軍様になると踏んでたけれど、やっぱりそちらの方が性になってたのかねえ」
慶寅「まあ、堅ぐるしい城住まいよりも、こうして喧嘩と風流に明け暮れる毎日が楽しいってところなんだよなあ」
お遊「まあこんなところでなんだけど、此度の仕合、このお遊さんと付き合ってもらおうかしらねえ」
慶寅「そいつは面白そうだな、街道にとどろくお遊さんなら大いに楽しめそうだぜ、さあ始めようか」

・仕合後
お遊「まあこんなものかねえ、しかしこれからの闘いを想えばこいつも序の口ってところさね」
慶寅「本気出さなかったのがもの足りなかったかい、でもこれからのことを考えれば肩慣らしってのも悪くはないだろ」
お遊「そうさねえ、だったらこのお遊さんもこれから本気を出させてもらおうか。まずは先に行かせてもらうよ」
慶寅「おう、あんたなら間違いねえと思うが、くれぐれも気を付けてくれよな」

第八回戦

・仕合前
領主の城内にて子供たちが働かされている。
「オラァ、働け働け、手を抜いたら今夜のメシは抜きだぞ!」
お遊「なんてこったい、子供たちにこんなむごいことを」
すかさずただなかに入っていくお遊。
お遊「お待ちよあんたたち、これ以上の仕打ちはこのお遊さんがただじゃおかないよ」
「な、なんだ貴様は、いずれこれを見たからには生かしては帰さんぞ」
そこに巨漢の大男が現れる。
「待てい、こやつはお前たちがかなう相手ではない」
「ああ、ハッサム様」
お遊「おやおや、あんたがこいつらの頭目かい」
ハッサム「うむ、俺様がここを預かるハッサムという者だ。奴隷の子供たちを相手にしていたから久しく腕がなまるばかりよ」
お遊「どうやらあんたもできる御仁みたいだねえ、このお遊さんも腕が鳴るってもんさね」
ハッサム「うむ、お前も女ながらジパングの侍と見た、なれば俺も武人として対することとしよう」

・仕合後
お遊「やはり“ぺるしあ”の中にもいっぱしのもののふもいるもんだねえ。さて次行こうか」

第九回戦

玉座の間に踏み入ったお遊。そこには領主と日の本の商人がいた。
領主「な、なんだ貴様は」
商人「おやおや、ここまで参るとは流石ですね」
お遊「さあて抜け荷やらかどわかしやらで結構派手にやってるじゃないか。でももう悪だくみもそこまでだよ」
商人「あいにくそういうわけにもいきませんが、しかしあなたの実力を見込んでこの方々と闘っていただきます」
部屋の脇の柱から、商人が雇った用心棒が現れる(以下2組の中から選択で登場)
三九六「久しぶりだな、紅椿の姐ちゃん。ここであったら何とやらだ、今日こそこの三九六様に倒されてもらうぜえ」
ドラコ「久しぶりだな女侠客、だが所詮お前も剣を頼りに生きる者か、なら俺の銃に屈してもらおうか」
(ペルシャへの移動時にシャンティと対戦後、以後の仕合後メッセージを飛ばして特別戦その2に移行可能)

・仕合後
お遊「たかだか飛び道具に頼って闘おうだなんてこのお遊さんも甘く見られたもんさねえ」

特別戦その2(対リスキー=ブーツ)

・仕合前
勝ち残ったお遊のもとに青白い女が舞い降りる。
女「おおっと、派手にやってくれるじゃないか」
お遊「あんたもあいつらのお仲間か、今度はあんたがお相手してくれるのかい」
女「ハッ、冗談じゃないね、このリスキー=ブーツ様が、あんなチンケな下風に立つわけないだろう。このペルシャの地にたいそうなお宝があるって聞きつけてわざわざ参上したってわけさ」
お遊「“りすきい”、そういやあんたにぶっ飛ばされたという嬢ちゃんが言ってたのはあんたのことかい」
リスキー「そこまで知ってりゃ話が早い、いずれにせよここで邪魔されちゃ元も子もないね、ここは片付けさせてもらうさ。
右手に銘刀“クイーン・オブ・パイレーツ”
左手に銘銃“クイーン・オブ・セブンシーズ”
これさえありゃ怖いものなしだ、さあ始めようか」

・仕合後
お遊「あの嬢ちゃん同様に久しぶりに楽しめる仕合だったね、おっとこうしちゃいられない、あいつらを追わなきゃねえ」

第十回戦

・仕合前
地下の神殿にたどり着いたお遊。しかし倒れ伏した領主とそれを足元に立つ商人がいた。
お遊「こいつは、どうしたんだい」
領主「き、貴様、裏切るのか・・・・・」
商人「ふふ、貴方には随分と働いていただきました。しかし貴方のお役目はここまでです」
お遊「まさか仲間割れ、いや利用するだけして始末とはますます気に入らないねえ、やっぱりあんたがお相手するのかい」
商人「ふふ、これも面白き事ですね。しかし貴方がお相手とは光栄なることでしょうが」
商人が顔に手を当て、別の男の姿に代わる。
男「いずれにせよこの俺が直々に相手をせねばならぬ。我が名は由比正雪、貴様と刃を交えるは望外の悦び、さあくたばれや女侠客!」

最終戦

・仕合前
お遊「このお遊さんも焼きが回っちまったねえ。まさかこれほどまでに手こずっちまうとは」
正雪「くくく、もうすぐ来る、この神殿の主にしてかの“ばびろにあ”の神の王が」
お遊「おやおや、しっぽを巻いて退散かい、さっきの威勢はどうしちまったんだい」
正雪「いかにお主とて神が相手ではどうかな。せいぜい闘い抜くがいいて」
と、正雪は去っていく。
お遊「何だいこれは、なんか得体のしれないのが近付いてくるじゃないか」
空間が歪み、そこに一人の人物が現れる。それは禍々しさよりも神々しさを感じられる姿だった。
お遊「今度はどんなバケモノのお出ましなんだい」
男「我を魔物と同様に呼ぶ非礼は目を瞑ろう。我は王の中の王“ギルガメッシュ”今この地より再び世界を席巻すべく顕現したるもの」
お遊「バケモノどころか神さん相手とは、このお遊さんの腕が鳴るってもんさねえ」
ギルガメッシュ「うむ、汝がごときもののふと仕合えるとは、このギルガメッシュ、歓びに打ち震えているわ」

・仕合後
ギルガメッシュ「これほどとはな人の子よ、だがこれで勝ったとは思わぬことだ」
ギルガメッシュ、剣を床に突き刺し、地響きを起こす。
お遊「今度は何が起こるってんだい」
ギルガメッシュ「我、再び眠りにつかん。縁があったらまた会おうぞ」
お遊「ここはあたしも退散した方がいいかもしれないねえ」
お遊が去っていくとともに神殿も崩壊していく。

エンディング

後に日の本に戻る船上子供たちとともにあるお遊の姿があった。
「こうして“ぺるしあ”並びに“ばびろにあ”の争乱を収めたお遊は、子供たちとともに組の子分たちの待つ故郷へと戻っていき、また界隈の治安を守るなどの日々を送っていく。
最近ではとある遊び人風の優男、軽い性格ながらも一本気な彼にさしものお遊さんも面倒を見るようになり。その優男も一宿一飯の御恩ということもありひとまずお遊さんと組のためにと一肌脱ぐこととなる。
こうして新たな組の大活躍が見られることとなるのだが、それはまた別のお話に譲るとして、紅椿のお遊さんの剣劇譚はこの辺でお開きということで」

スタッフロールへ

| |

« 11月のおしらせ | トップページ | マルチマニア両さんとくたびれゴルフ<ナイス!なチョイスこち亀10月> »

サムライスピリッツ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 11月のおしらせ | トップページ | マルチマニア両さんとくたびれゴルフ<ナイス!なチョイスこち亀10月> »