クリエイターの執念とは:寺沢武一先生編
さてみなさん、今回は先日亡くなられた寺沢武一先生についてひとまず語ることに致します。それでは、ごゆっくり。
寺沢武一先生を語る上でまずはこの作品を上げなければならない。
はるかなる未来の宇宙。左腕にサイコガンなる銃を仕込んだ最強の宇宙海賊と謳われた伝説の男コブラ、いつしか伝説の存在として人々に忘れられかけたが、やがて復活し、再び宇宙を股にかけ、同じく彼を付け狙う海賊ギルドと果てしない戦いにも巻き込まれる。
本格的なSFとセクシーな美女を最大のウリとし、人を喰った飄々さと、それと裏腹の重厚なアクションとハードボイルドさを兼ね備えた主人公コブラが、広大な宇宙を舞台に様々な冒険とバトルを繰り広げる様は多くのマンガ、アニメファンを釘付けにしたことは今更ながら述べるまでもない。
そんなコブラの他にも様々な作品を世に送り出した寺沢先生。その作画表現は今でこそ常識となっているが当時斬新だったCG技術を取り入れたこともやはり人気に拍車をかけたことも挙げたい。
それら大小の活躍の後もコブラのシリーズも続けられ、最近もコブラの最新作を世に送り出して後に亡くなられたのも記憶に新しい。
そんな寺沢先生の死によってコブラの物語も終わってしまったのか、そうではない。あくまで創り手の実力と感性の問題でもあるのだが、ふたたびコブラの物語はこの広大な大宇宙のどこかで始動することだろう。
その上で我らアニメ、コミック、そしてSFファンとしてこの言葉をありきたりながらもお送りしたい。
寺沢武一先生、コブラをはじめ多くの作品をお送りいたし本当にありがとうございました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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