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ザ・ドラえもんズオリジナル・ドラ・ザ・キッド編:のび太のガンマスター(その1)

さてみなさん、今回のザ・ドラえもんスオリジナルは、ドラ・ザ・キッド編において、本家ドラえもん、というよりのび太くんが活躍するお話で、キッドのホームタウン、ウエスタンワールドにて無法者と戦う運びとなっております。はたしてのび太くん、そしてドラえもんとキッドは戦い抜けるだろうか、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ある日、のび太くんがオモチャをピストルを取り出して、壁向こうのマトめがけて弾を撃ち込んだ。その腕前は傍らで見守ったドラえもんも目をみはるものだった。
ドラえもん「いやあほんとにすごいなのび太くん、あいかわらず射撃の腕はすごいもんだ、ほんと道を歩けばなにかにぶつかってこわしちゃうような君でも」
のび太「何だよそれ、それじゃあ僕がなにかに当たればこわしちゃうダメなやつだといいたいの」
ドラえもん「いやいや、そういうわけじゃ」
なかば憤激するのび太くんをなだめつつドラえもんが返す。そんなとき、机の中からドラえもんと同じようなガンマン風のネコ型ロボット、つまりドラ・ザ・キッドが現れた。
ドラえもん「なんだキッドじゃないか、ここに来るなんてめずらしいな」
当のキッドはやけに真面目な表情で応えるのだった。
キッド「のび太はいるか、今すぐにのび太が必要なんだ」
のび太「え、僕はここだけど」
あっけに取られつつのび太くんは応えるのだが。
キッド「今すぐ我が街に来てくれ。どうしてもお前の力が必要なんだ」
と、のび太くんを引っ張りこみ、自分のタイムマシンに乗り込んでいく。
ドラえもん「あ、ちょっとキッド、それにのび太くんも」
あわててドラえもんも乗り込んでいって、一路タイムマシンはキッドが活躍する時代へと向かっていくのだった。
こうして行き着いたのがウエスタンワールド、だったのだが。
ドラえもん「久しぶりにこのウエスタンワールドに来たけど、なんかさびれたようだね」
キッド「ああ、それには深いわけがあるんだ・・・・・」
ふと何かの物音を感じたのか、ドラえもんとのび太くんが手をつかんで、建物の物陰に連れていく。
のび太「えっ、なに、どうしたの」
キッド「しっ、静かに」
と、二人を黙らせてから、表通りをのぞき込む。すると道向こうから、数騎のガンマンらしき男たちが。我が物顔で駆け抜けていく。
「ぃヤッホー!」
「どいたどいたぁ、おれたちのお通りだあ!」
やがてガンマンたちが駆け抜けていった後で、キッドたちも潜んだ建物から表へ出てくる。
ドラえもん「ねえキッド、あれっていったい何なの」
キッド「あれが、今ワールドの悩みのタネの無法者たちさ」
ドラえもん「無法者って、この街をたびたび馬で乗り回して乱暴をはたらくの」
キッド「そうさ、あいつらはカネや食べものを奪ったり気に入らない人に危害を加えたり、時には家々に火をつけて燃やしたりと、もう好き放題さ」
のび太「ひどいことするなあ、でもそんな人たちに僕たちはどうすればいいの」
キッド「だからみんなでやっつけるんだ、きまってんだろ」
マーク「ちょっとキッド」
そこにキッドの相棒のひとり、マークが現れた。
キッド「おっマークか、紹介しよう、こいつがおれの相棒のマークだ」
マーク「でもこの人たちがキッドが呼んだ助っ人なの」
キッド「そうさ、ドラえもんとのび太だ、特にのび太はかのモルグシティを救った英雄なんだよ」
のび太「ええっ、僕ってそれほど有名なの」
マークがおそるおそるのび太くんに近づく。
マーク「うん、たしかにね、まあ名前だけならそうだけど、どうかなあ、あんまりパッとしなさそうどけど」
「まあそいつはマークもおんなじやけどなあ」
と、ウマ型のロボットが近づいてきた。キッド、もう一人(一頭)の相棒エドである。
のび太「わっウマがしゃべった、ってロボットなんだ」
エド「わいがキッドの相棒エドでっせ。まあつもる話もあるけど、もうすぐ夕方やからみんなうちに寄ったってや」
と、ドラえもんとキッドたちをマークの家に連れていった。
しかしその様を建物の物陰からのぞき込む人影があったのだ。
「あいつが英雄ノビータか」
さらに街外れの高台に、白馬に乗る人影が立っていた。
「あの子が英雄ノビータね」
さておきこうしてのび太くんとドラえもんはマークん家で盛大に歓迎を受けるのだった。

次の日、あらためて街の案内を買って出たマークとのび太くんがしばらく街中の散歩をしていると、突然道向こうから何やら土煙が巻き起こる。
のび太「え、あれって、まさか」
マーク「たいへんだ、そのまさかの、無法者たちだ」
誰もが建物の中に隠れんとする中、マークたちも建物の陰に隠れようとした。しかし、
「おっと、そう簡単には逃さねえぜ」
その物陰からひそんでいた悪漢の一人であろう男が、ナイフ片手におどしをかける。
おどろいて表に出るマークたち、しかしそれを待ち構えたかのごとく、二人とも投げ縄に捕まったのだ。
マーク「わっ、捕まっちゃった」
のび太「ええっ、何なのこれ」
その投げ縄の主である悪漢のリーダーが馬上で不敵に見下ろす。
「ふふ、捕まえたぞ、英雄ノビータ。お前を捕まえて売り飛ばせばひとがどの賞金をゲットできるんだ。おとなしくついてきな」
と、馬を走らせて二人を街の郊外まで引きずっていく。
二人「うわっ、たすけてえ!」
その時である。むこう側から駆けつけた一騎のガンマンが、すれ違いざまにリーダーを撃ち、のび太くんたちにのもとにかけ降りる。
「大丈夫、二人とも、ケガはない」
のび太「う、うん、大丈夫だよ」
マーク「でも女の人って、まさか」
そこに仲間の悪漢たちが駆けつける。
「おうおう、ずいぶん勝手なことをしてくれるじゃねえか」
そのガンマンも無法者の男たちに不敵に立ち向かう。
「勝手なことはどちらだい、大の大人がよってたかって子どもを引きずり回すとは情けないんじゃない」
「うるせえ、やっちまえ!」
「まて、この女は」
男の一人が言うが早いか、その女ガンマンは、一瞬で二丁拳銃を撃ち放ち、周りの悪漢たちをふきとびしていった。
「お、おぼえてろ」
と、悪漢たちが退散し、のび太くんたちも投げ縄からとき放たれ、体の自由を取り戻した。
のび太「ああたすかった、でも結構強いお姉さんだね」
「ショックガンのインパクトモード、つまりは相手をふっとばす威力なのよ」
のび太「ショックガン」
マーク「僕らの時代の主流の武器さ。僕のはほんの護身用、つまり身を守るものだけど。彼らのがより実戦用だからね」
「だからこそあいつらに対抗できる奴が必要なのさ」
マーク「すると、まさかあなたは」
「あたしはジェーン、人呼んてカラミティジェーンというしがない賞金稼ぎさ」

ここであらためて彼女の説明をしよう。
カラミティジェーン(声:桑島法子):ウエスタンワールド近隣で活躍する賞金稼ぎのお姉さん。
はたして彼女がどのような活躍をしてくれるのか、乞うご期待、といったところで次回へとつづく。

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