« マンガレビュー:サイレントナイト翔、そして | トップページ | 今週の神様23年度26号:敵もさるものだらけの巻 »

今更ながらけろっこデメタンについて語る

さてみなさん、今回は懐かしのアニメ『けろっこデメタン』についてひとまず語ることにしましょう。
けろっこデメタンは昭和48年頃に放映されたタツノコプロ制作のアニメ番組である。
主なあらすじは、虹の池の村に移り住んだアマガエルの子デメタンが、村の実力者ギヤ太の娘ラナタンと出会い以後仲良くなるも、それを快く思わないギヤ太たち、村のガキ大将イボ吉一味のいじめや嫌がらせを受けながらも、周りの人々との出会いと別れ等の関わりを通じ成長していき、やがてはこの村の裏の事情を知り、力を合わせて村の平和のために戦い抜くといったお話であった。
はじめは貧しい家柄ゆえ周囲から爪弾きにされ、気が弱く泣き虫なデメタンをラナタンが励ましつつ支えていき、それを父親たちが障害になる。これをかの名作『ロミオとジュリエット』に重ねていったけど、その作品の事情とはちょっと違うかもしれない。かの作品の方がデメタンよりはもっとドロドロとした人間模様が描かれているし、デメタンもまだ子供ゆえそれなりの心情で行動しているのだから。
そういえば虹の池の村も水の世界もあれ、カエルたちや魚や虫たちが共生し、時には陸の動物や獰猛なイモリたちなどが襲ってくるが、たしかにアニメだと言えばそれまでだがどこか人間の村に近い営みを送っている。
こうして様々な経験を経て成長したデメタンに、村を陰から支配していた存在を知り、村の平和のためにはそれに立ち向かわねばならず、やがては村中が力を合わせ、それらを退けて本当の平和を勝ち取った。
こうした苦難の果てのサクセスストーリーもある意味タツノコの醍醐味ともいえるかもしれないし、日頃の生活に疲れた人はデメタンを見て元気を、そして生きる希望を取り戻しレくれればとも思う、かもしれない。

| |

« マンガレビュー:サイレントナイト翔、そして | トップページ | 今週の神様23年度26号:敵もさるものだらけの巻 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« マンガレビュー:サイレントナイト翔、そして | トップページ | 今週の神様23年度26号:敵もさるものだらけの巻 »