ONE PIECE反省会:エッグヘッド編その2
CP-0の介入を受け図らずもルッチたちのリターンマッチを受けることになったルフィたち。しかし同じCP-0のステューシーの裏切りによって一旦は難を逃れるも、今度は本来ベガパンクの支配下にあったセラフィムの攻撃を受ける。
一方でくまの真実を知ろうとするボニーも行方をくらまし、ベガパンク本人もなんと分身の一人“欲(ヨーク)”裏切りにあう。
そして海軍の中には本来マリージョアにて世界政府の最高権力たる五老星の一人サターン聖が乗り込み、否が応にも急展開の様を挺していく。
その一方で海賊島ハチノスにては拉致されたコビー救出のため海軍の精鋭部隊SWORD、そして英雄ガープが乗り込み、また一方で黒ひげ本隊の攻勢によりローのハートの海賊団は壊滅の憂き目にあう。
同じ頃四皇赤髪海賊団を襲撃せんとしたキッドもシャンクスの余地と覇気の力でこれまた壊滅の憂き目にあってしまう。
というわけで今期のストーリーは先に述べた通り一気に急展開の様を呈した感もあるが、これもまた一つずつ検証していきたい。
・ステューシーの裏切りとCP-0との共闘
ルフィとの激闘の中、同じメンバーのステューシーがルッチを裏切りその攻勢を掣肘する形となる。そのステューシー、なんとかつてのロックス海賊団のクルーの一人で現七武海ウィーブルの母バッキンのクローンでもあり、そしてベガパンクの間者でもあったのだ。その因果に関してもいずれ語られることもあろうか。
一方で本来自分たちの味方となりえるセラフィムたちの襲撃を受け、ルフィたちの共闘を余儀なくされるルッチたち。しかしルフィたちとしてもいつ裏切るかもしれない危険な奴らなのでこれも予断は許されない。しかしこれからが本当に予断が許されない事態にもなっていたのだが。
・“欲(ヨーク)”の裏切りとくまの真実、そして五老星
当のベガパンク本体は島内の一角にてなんと調査にあたったCP要員とともに監禁されていて彼のもとにたどり着いた分身の一人“正(シャカ)”をいきなり倒したのは、本来欲のままに行動し一見人畜無害の感もしていた“欲(ヨーク)”だったのだ。なるほどたしかに欲のままに行動するとなれば権力欲にも無縁というわけではなかった。そのヨークの最終目的が、他のベガパンクを排除した上で自らも世界政府の支配階級たる天竜人にものし上がることでもある。しかしそれに立ちはだかる形となるのが、包囲した海軍の中にある五老星サターン聖でもある。はたしてその邂逅の末に何があるのかが今後の展開上気になるところなのだが。
一方でくまの真実を求めんとするボニー。ベガパンクの危惧通りその真実を知るにはボニーには負担が多すぎた。それでも立ち止まることなく突き進んでいき、彼女もまたいずこかへと姿を消していく。同じくくま本人もマリージョアに近付かんとしていたのだ。
・四皇の侵攻:コビー編
そんなルフィたちの激闘とは別に他の四皇の侵攻に対する人々の対応について述べたい。
七武海の称号を破棄されたハンコックの攻略を担いつつ乱入した黒ひげに拉致されたコビー。海軍の一将校、しかも頂上戦争において赤犬に逆らい、後ににらまれながらも功績を上げ、今ではクロスギルドにても本来中将クラスに付けられる星五つが付けられるほどの逸材として敵味方から海軍の英雄の一人とも目される。本人は自らがそれだけの逸材だとは思っていないきらいがあるものの、それがゆえに黒ひげにさらわれたのだろう。ところがそんなコビーが所属した海軍の特務部隊SWORDは同時に海軍のはみ出し者部隊として海軍本部のコントロールから外れ、同じく人質の価値なしともみなされていた。それでも英雄たる面を見込んでそのまま駆け引きの道具にしようとしたのだ。
それがはたして、あれだけ難色を示したSWORD本体、そして英雄にしてコビーの師たるガープの救出を受けることになる。ついであのペローナの協力も得たことも偶然ではないだろうけれど。それでも後に述べるクザンの妨害に遭い足止めを喰らってしまうが、これをどう切り抜けられるかが今後の課題でもある。
・四皇の侵攻:クザン編
ガープたちのコビー救出を阻んだのが今や黒ひげの幹部となった、元大将の青キジ:クザンだった。コビーを救出したひばりを凍らせ足止めをくらわせガープらに立ちはだかる。
そもそも彼は先の決闘で赤犬に敗れ流浪の日々を過ごし、ティーチらにスカウトされる。当初拒絶した彼だったが、ティーチが述べる海賊の流儀、彼自身の利害の一致ゆえに黒ひげの傘下に入ったのだ。はたして彼の利害が何なのかも気になるが、いざガープとの対峙において、彼を敵とみなしたガープの強き意志が放った一撃で一旦は倒されたが、その決着はもとよりはたしてその後にそれらも語られる時が来るのだろうか。
・四皇の侵攻:キッド編
一方ルフィと同盟を組みながらも最後の手がかりを求めるべく同じく四皇の一人赤髪のシャンクスが逗留したエルハブに侵攻した最悪の世代キッド。
彼の傘下に入った海賊団が守りを担おうとするも、シャンクス自身の予見により多大なる被害を危惧し、彼自らがキッドに立ちはだかり、その覇気を込めた一撃でまずはキッドを撃破。後に海賊の流儀ゆえに戦意を喪失したキッドの部下たちをシャンクスと同盟したドリーとブロギーによって屠り去っていく。これでキッドの争奪戦の脱落が一応決まったのだが、これで彼が朽ち果ててしまうのか。
・四皇の侵攻:ロー編
コビー救出におけるガープとクザンの死闘と並び、ティーチ本体はローたちハートの海賊団を襲撃していく。そもそもハチノスのロッキーポート襲撃の落とし前を建前とし、その狙いはローのオペオペの実の能力でもある不老不死の能力が目当てなのは明白で、いずれ彼の特異性と合わせてその真意も語られるだろう。
さておきローの潜水艦を沈め、残るはロー本人と行くところ、同じく倒されたペポがチョッパーの作ったランブルボールの力で無理やりスーロン化して戦地を離脱する。一敗地にまみれた彼もこの先どこへと向かおうとするのか。
・まとめ
エッグへっと内外にての激闘により、何度も繰り返しながらも急展開の様を呈する中、いずれ立ちはだかるであろうティーチ、そしてシャンクス、ひいては世界政府にどう立ち向かうのかがルフィたちの今後の課題なのだが、まず島の脱出からが話が再び始まるのがのべるまでもない。これについても今夏の反省会にて詳しく述べられることだろう。
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