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クリエイターの執念とは:松本零士先生編

さてみなさん、今回はこの場を借りて先日亡くなられた松本零士先生の作品群を中心にその世界観とその憧憬等を述べたいと思います。それでは、ごゆっくり。

もはや編者がとやかく述べるまでもなく、松本零士先生といえば『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』などの宇宙を舞台としたSF作品がテレビ放映を経て劇場版が公開され、当時のアニメファンをはじめとして日本に浪漫あふれるスペースオペラを根付かせたことでしょう。ことに999については当時SLを見立てて再現し、はたして現在に通じる観光用SLへの礎ともなり得たことで。
その一方ヤマトについては劇場作品を中心として展開し、一旦は完結したものの、後の派生作品もあれ最近ではリブート作品もリリースされた。
そんな2作品を中心としたSF作品群はもとより松本先生の世界観に外せないものが『男おいどん』
下宿宿に寝泊まりする男の群像を描いたもので、まさに下積み時代の先生をモデルにしたものなのはいうまでもなく、まさにかつて先生が暮らした4畳一間から大宇宙への憧れをふくらませ、それらSF作品が作られたという感慨さえ感じられる。
そして今、まさに大宇宙へとその魂を昇華させただろう松本零士先生に想いを馳せ、先生が描いた大宇宙への憧れを今度は我々が膨らませようではないかと述べておいて。
松本零士先生、本当にお疲れさまでした。
本当にありがとうございます。

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