七転び八起き両さんの22年秋冬の傑作選<平成こち亀24年度下半期>
「クビになったらなったでこのザマだ。わしがいない間とばかりにこいつらが暴れたんだったら、わしがいっちょ取り締まらなきゃならねえ。どうせわしの責任だ」
-両津勘吉(正義のおまわりさんの巻)
さて今回の平成こち亀は、ある意味秋本先生にも決断の時期だったかもしれない。まず単行本未掲載の星逃田刑事の特殊刑事入りのエピソード、これは結局キャラ性の弱さのせいでいじられキャラに堕してしまったことを述べたい。
しかし肝心なのはその後の富士駅伝の巻、まず足の調子が悪い両津を無理やり富士駅伝に参加させ、団体戦なところを両津独りに押し付け、挙句に優勝を逃したことでクビにするといったお話の流れはファンならずとも非難の的となったことはこれまた述べるとして、編集部としても困惑を隠せなかったのも挙げておきたい。とはいえ高橋氏からマッチ茨木氏、Dr.ヘーシーこと瓶子氏ら歴代編集部の方針上、秋本先生の好きにさせるということもあり、次回以降でうやむやになり自転車や部長の健康食の巻で半ば中和させる意図さえ見られるようになった。
それでも編者なりにクビからの復帰のお話なども考えはしたけれど。
ともあれその後車ディーラーにての結構場を取り仕切ったりなどの活躍を見せるなど悪い話ばかりではないのをまた述べておきたい。
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