第2話:呪いのモビルスーツ<機動戦士ガンダム・水星の魔女レビュー>
今回の決闘にてグエルを退け、ミオリネの婚約者に選ばれたスレッタ。しかしあくまでも形式上で、やはり本音はグエルはもとより父デリングからの解放、そして地球へと向かうためでもあった。
しかし決闘が終わるや否や、突然のジャミングとともにカテドラル管理局のMSに包囲され、そのままエアリアルとスレッタは拘束されてしまう。誰もがかのMSエアリアルを差して呼ぶ、GUND-ARM:ガンダムと。
エアリアルとスレッタに対する憶測が流れると合わせるかのごとく、スレッタ自身にも執拗な尋問が執り行われていた。この事態に上層、そして総裁のデリングが動き出す。
後日無効となった決闘を通じ、スレッタに対する批判や同情も流れ、ジャディクら決闘委員会もひとまず動向を見守ることにするのだが。
一方ミオリネが温室を修繕中に弟のラウダたちが顔を出し、取り巻きがスレッタの処遇について言い出してきた、その言葉に鬱陶しく思いつつこの場を離れる。
そんな中ニカたちアーシアンすなわち地球出身者は水星のシン・セー社について調べているうち、他の生徒に爪弾きにされていく。ニカとしても余計な争いは避けたいが仲間のチュチュは納得していないのだか。
戻ってミオリネもスレッタに面会を求めるもにべなく拒絶され、さらには父から学校の退学と新たな結婚相手を決める旨を知らされ激昂し飛び出していく。そこに通りすがりの婦人が引きこもるミオリネに顔を出し、以前果たせなかった地球への脱出の便宜を図らんとするのだが。
ひとまず輸送艇で脱出をはかるミオリネ、デリングもその対処を言い渡しつつ審問会の準備にかからんとする。
その一方でグエルは父ヴィムの叱責を受けていた。そのヴィムのもと、シン・セーのプロスペラ代表が訪れる。その仮面の彼女はたしかにどこか面影があるのだが。さておき彼女、先の審問会に関連ありでヴィムに交渉を持ち掛けるというのだが。
逗留されたスレッタに食事を差し入れたのはエランだった。よほどおなかがすいていたか、度重なる尋問がこたえたのか、涙ながらに食べ続ける。そんな彼女に興味があると告げるエランの真意やいかに。
その審問会にて、座長のデリングはプロスペラにかつての魔女なのかと問う。対するプロスペラもあくまで魔女の機体:ガンダムではないと主張するのだが。
先の決闘にてのデータからそれに近いデータを検出されるも、これも技術的に違うと主張していく彼女。
あくまで嫌疑をかける幹部たちに自らの義体をひけらかし水星の過酷な環境での必要な技術でもあると主張するも、デリングの判断でかのMSをガンダムと見なされる。たしかに彼ならずとも見え透いていた主張と思うのだが。
いずれにしてもエアリアルの処分が決まろうとしたとき現れたのは、娘のミオリネだった。地球行きの途上貸しを作る形で立ち寄らせたというのだが。
そのミオリネが父デリングが余りに身勝手にルールを変えると抗議するも、自らの力をひけらかし娘の意見を遮らんとする。この時点なら単なる権力志向者に見えるがこれもいかに。
そんな重圧にミオリネも父に決闘を挑まんとする。そこにヴィムとプロスペラがそれぞれの機体、すなわちエアリアルとの再戦を提案する。
ややあってスレッタのもとになんとミオリネが飛び込んできた。結局決闘は承諾されることになり、スレッタ、そしてエアリアルの進退をかけた闘いが始まろうとするのだ。
宇宙空間にて敵を屠り去る赤い機体それがエアリアル、スレッタの敵となり得るのか。
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