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第5話:氷の瞳に映るもの<機動戦士ガンダム・水星の魔女レビュー>

試験区域にて3機相手に立ち回るMSがいた。爆風と砲火をかき分け相手の3体を撃破するエランだが、そのエランを強化人士と呼び次のフェイズに移行できるとペイル社の代表たち、そこでかのエアリアルを懸念すべきMSか否かをぶつけてみるというのだが。

地球寮にて先の戦闘での損傷を修理をすることとなったエアリアル。改めてエアリアルの設計スペックに驚嘆する中、当のスレッタは占いに興じていた。母親はともかく父親のこと、ことに兄弟のことがなぜか取りざたされるが、そこにエランから連絡が入る。デートに付き合えと言うのだが。
その夜女子を中心にデートの話で盛り上がる一方、エラン自身は常に表情を表さず冷ややかな印象を与えるという評判だ。ついでプロスペラにも連絡を入れるも、こちらは母子らしく応対する一方でペイル社の動向を聞きつけひとまずの対応をするとか。
そのペイル社、女性技術者と先のエアリアルの戦いの記録から、GUNDフォーマットを通じての動きならパイロットそのものの負担は致命的だという。対してスレッタに負担はないことに触れ、彼女を強化人士と述べるエランに赤い配線らしきものが。それはかつての戦いにてGUND使用者にも浮き上がったものだった。それが今に至り強化人士と称するようになるのはいかに、ということだが。その技術者は今一度戦闘データを取りたいと決闘を取り付けるように指示するが。
次の日何故かエアリアルと一緒に出掛けるというが、やはりミオリネは反対のようだが、それでも高揚した女子の見送りでデートに向かうこととなる。
現地に向かった先に、エランが待ち構えていた一方、ジュダーク寮にてグエルの元にスレッタとエランの件が伝えられる。
そのスレッタとエラン、単なるデートで済まないと踏んだが、やはりエアリアルを通じて試験区域の調整も兼ねていたとのこと。
そこでエランとともにエアリアルを動かしつつ、そのエランから自身のことを聞き出されんとする。小さい頃からエアリアルとともにあり、それに対してはむしろ安心できる存在でもあったのだと語るが、そこでエランがエアリアルを操縦してみたいと持ち掛ける。やはりエアリアルが件のガンダムかを調べること、それが本当の目的だったのだ。しかしエラン自身のパーメット~あの赤いコードみたいなものが反応しないことに違和感を覚えるエラン。エアリアルから降り、駆けつけるスレッタに先とは打って変わって冷ややかな表情で返すエラン。
しかしそこにあのグエルが割って入り、事の真相を聞き出さんとするなか、そこからなんと決闘にこぎつけるのだった。

こうして二人の決闘が開かれることとなり、グエルは平たく言えばスレッタを通じての己の意地を、エランはグエルに次いでのスレッタとの決闘権を、それは先述した戦闘データということになるのだが。
地球寮ではスレッタをかけての決闘ということで盛り上がり、ミオリネも御三家同士のつぶし合いと鬱陶しいながらもひとまずに期待を込めている。ともかくも決闘は行われるのだ。ジュターク家の威信をこれ以上傷付けまいと決闘の中止を求める弟のラウダだが、すでに始まったこととそれは受け入れられなかった。
グエルの最新鋭のMSに対し、エランのそれはどこかのMSに通じている感があった。
果敢に攻めるグエル。それに対しファラクトに搭載されたビットを展開し攻勢に転ずるエラン。その縦横無尽に展開する攻勢はまだ援護射撃に過ぎず、ファラクト本体も着実に追い詰めんとする。
そんな中決闘を観戦するプロスペラのもと、あの技術者が近付いてきた。プロスペラを先輩と呼び、対してプロスペラもまた彼女を“魔女”と称するが。
巻き起こす砂塵とともにビットの光をかいくぐりエランに肉薄するグエル。しかしすでにビットの電磁ビームはすでにグエルを捕らえ、その機体の動きを完全に封じたのだ。
こうして勝負はエランの勝利に帰した。「ガンダムを倒すのはガンダムだけ」という言葉とともに。やはりファラクトもまたガンダムだったか。
続いての獲物、というより邪魔者を退けたエランについてスレッタのエアリアルに狙いを定めたエラン。その勝負の行方はともかくエランとその背後のペイル社の目的は一体なんだというのか。

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