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ザ・ドラえもんズオリジナル・怪盗ドラパン編:セリーヌと産業革命(その4)

さてみなさん、今回の大長編ドラえもんは、ドラパンの産業革命編その4をお送りいたします。マイルス男爵のからくり屋敷に閉じ込められ悪戦苦闘するセリーヌたち。それを助けんとするピエールとドランことドラパン。そんな彼らのほか、イギリスから現れた二人の紳士もその屋敷に乗り込まんとする。はたしてどう言った顛末となるのか。ということで二人の紳士は神谷明氏と三ツ矢雄二氏の声でお楽しみください、それでは、ごゆっくり。

なお前回までのお話はこちら

怪盗ドラパン・セリーヌと産業革命

(その1)

(その2)

(その3)

といったところですので、あらためてごゆっくり。

 

前回ひょっこりと現れた二人の紳士、彼らも男爵の屋敷の立ち入ろうとしていたのだ。
「ところでホームズ、まずはどうやって屋敷に入ろうとするのかい」と紳士の一人が問う。
ホームズと呼ばれた紳士「そうだね、僕らも紳士らしく正面の玄関から入ることに・・・・・」
と、ホームズが玄関の扉に手をかけるが、案の定扉には鍵がかかっていたのだ。
ホームズ「やはり鍵がかかっていたのか、ここは一つ正攻法で」
「おいおい、まさかぶち破るのかい」
ホームズ「いやいやワトソン、さいわい単純な鍵穴だからね」
と言って鍵穴にポケットから取り出した針金を差し込み、しばらくしてから鍵が開いた。
ワトソン「相変わらず見事だね」
ホームズ「いやいや、大変なのはこれからさ。とりあえず中に入って、いろいろ調べていこう」
こうして二人の紳士、イギリスからきた名探偵ホームズと友人にして助手のワトソンは男爵の屋敷に潜入するのだった。
まずは屋敷の回廊をただ進むのみだが、そのうち屋敷のおかしさに気付いていく。
ワトソン「どうしたことかな、屋敷のいくつかの扉は開けても行き止まり。どれが本当の扉なんだか」
ホームズ「もしかしたら表の扉の向こうが本当の扉かもしれない。それを開けるスイッチみたいなのがどこかにあるかもしれない。ひとまず調べていこう」
ということで、二人は回廊の扉をひとつづつ調べていくが、どれも壁て閉ざされていた」
ワトソン「だめだ、みんな壁で閉ざされて最後の扉もこうでは結局行き止まりだ」
ホームズ「行き止まりか、僕はそうは思えない、じきに扉も開けてくる。そう思うんだ」
ワトソン「そうかなあ、でも君がそういうなら少し待つとするか」
ということで、二人の紳士は回廊の行き止まりの前で少し待つことにするのだった。

一方扉を抜けたセリーヌたちが目の当たりにしたのは、天井がほぼ頭のすぐ上の、一方で床は何メートルか下のまったく何にもない部屋だった。
セリーヌ「今度は何なの、まるっきり何もないじゃない」
マイア「向かいに別の扉があるけど、下がこんなんじゃ進むにも進めないわね」
ソフィー「それじゃあまるっきり行き止まりじゃないの」
セリーヌ「いいえ、待って」
セリーヌがふと天井を見上げると、向かい扉との間にはしご状のものがある。
セリーヌ「あれって、はしごじゃないの。向かいの扉にはあれで渡っていけるかもしれないわ」
マイア「でも、どうやってって、まさか」
セリーヌ「ええ、ぶら下がりながらあそこまで進んでいくの、そうね、私ならひとまず行けるけれど」
と、まずセリーヌが天井のはしご、雲梯をつかみ、向こうの扉まで進んでいく。
それを見守るソフィーたちだが、
ソフィー「ああ、セリーヌ、みるみる進んでいくけど、もし落ちちゃったらどうしよう」
たしかに天井の雲梯から床まで数メートル。落ちたらただでは済まない。
ソフィー「ちょっとセリーヌう・・・・・!」
マイア「あ、ソフィー!」
たまらずソフィーが、それを追ってマイアが雲梯をつかんでセリーヌを追っていく。しかし、雲梯がマイアのすぐ後ろからへし折れていくではないか。
マイア「え、なにこれ」
セリーヌたちは雲梯をつかんだままそのまま落ちていくのだった。
ソフィー「マイアが重すぎるからよ」
マイア「太ってないわよ」
しかしその雲梯はマイアの足元数センチを残して落ちるのを止める。ちょうど向かいの扉から床まで斜めに伸びるはしごとなっていた。
セリーヌ「ああびっくりした、でもこのはしご、もともとこういった造りになってたんじゃない」
マイア「まったく驚かされるわね、でもこれで向かいの扉まで安全に進めるわね」
セリーヌ「そうね、あとははしごに乗るだけだから」
ソフィー「もしもう一度折れちゃったらどうしよう」
マイア「いちいち変なこと言わないの。折れたのはちょうどあたしの真後ろだけだったから」
セリーヌ「ともかく行ってみましょう、もしかしたらピエールたちにも会えそうだから」
というわけで、向かいの扉まで、今度は一人ずつ進んでから扉を抜けるのだった。

とある部屋にて、突然ダクト(空気を通す四角い管みたいなもの)の一部が床にまで折れさがり、そこからドランとピエールがすべり落ちてきた。
ドラン「いたたた、急にダクトが折れるからすべり落ちちゃった。でもここはどこだろう」
ピエール「どうやら何かの仕掛けが働いてこうなったのかな。これってもしかしてセリーヌたちがやったんじゃないかな」
ドラン「そうだといいんだけど、ともかくセリーヌたちが心配だ。この部屋のどこかに仕掛けのスイッチがありそうだから、それを探してみよう」
ピエール「でもこの部屋、なんだか入り組んだ廊下ばかりだな」
ドラン「うん、まるで迷宮だ。でもどこかにスイッチみたいなのがあるはずだ」
(でもうかつに道具も出せないからなあ。こいつは骨が折れるよ)
とドランが内心ぐちを言いながら部屋の迷宮を進むのだった。

ワトソン「おお、何かの音をたどったら扉の壁が開いてるな」
ホームズ「ここが続いてのからくりの鍵かもしれない。入って調べてみよう」
二人の紳士も開けた部屋に入ることにしたが、そこは何やら入り組んだ廊下で仕切られたいわゆる迷宮の部屋だったのだ。
ホームズ「これはある程度の迷宮だな。しかし屋敷の規模からしてそうそう広いものじゃないと思うから」
ワトソン「相変わらず楽天的(この場合ものごとをいい方向につなげていくこと)だな。でも君がいうなら僕も安心だよ」
ホームズ「ここは進んだ方向や向きを覚えれば、迷宮の全貌(この場合まわりの様子)も分かるものだよ」
ワトソン「ともかく出口なりスイッチなりを探してみよう」
ということでこの二人も部屋の迷宮を進んでいく。

そしてセリーヌたち、部屋を抜けた先には一本の棒が真ん中に立った穴だけの小さな部屋だった。
マイア「何よこの穴、真ん中に棒が立ってて」
セリーヌ「うん、これでまた下に下りろってことね」
ソフィー「えーっ、また下りるの」
マイア「しょうがないじゃない。あたしたちも先に進むしかないから」
と、ますはマイアが「そーれっ!」と棒につかまり下りていく。
セリーヌ「うん、ここは私も」
と、セリーヌも下りていく。
ソフィー「あ、あたしも・・・・・」
そしてソフィーも下りていくが、その穴の棒は下の部分が1メートルくらいなくなっていて。あとはそのまま落ちるのみだが。ちょうどマイアが受け止め、全員が下の部屋に下りていくことができた。
セリーヌ「さてこれからどうしよう、なんかこの部屋、入り組んだ迷宮みたいだから、進んだ先に出口もあるはずよ」
ソフィー「そんなものかなあ」
マイア「ここは進むしかないわね」
ソフィー「そうね、とにかく行きましょう」
というわけで、セリーヌたち、ドランとピエール、そして二人の紳士はくしくも同じ迷宮の部屋を進むことになったのだ。

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