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2022年8月

第6話:「こうして俺は見世物小屋の地下にぶち込まれたんだが・・・」<異世界おじさんのレビュー>

件の冒険家たちにつかまり売られてしまったおじさん。しかもその値段が銅貨3枚だという。ついで同じく売りに出されたたわしは銅120枚だと、その格差は問題なのはともかく、異世界にたわしとはこれもまたいかに。それに対するたかふみと藤宮の動揺はいかばかりか。
しかも直後その事実におじさんとたかふみがかつてのイヤな想いを思い起こされ鼻血を出してしまう。そういやイヤなことを忘れる魔法でその事項を封じていたな。あとたかふみもメモを読んでのことで忘れようとしたのもあったか。
ともかくも魔物たちが囚われた牢獄の一つにぶち込まれ、悶々とした思いの中、なんと差し込んだ光をつかみ、それで光の剣を作っちゃった。それに伴ってその間の独り言から精霊との交信を得られたのか。その時の表情たるややはりイっちゃってるにしか見えないなあ。でも精霊交信においても先の翻訳能力のおかげだからどこで役に立つかこれまたわからないものだ。
こうして手に入れた光の剣で地下牢から脱出、しかし同じく解き放った魔物をも解き放ったのだからこれがまた騒動を引き起こしてしまう。解き放たれて本性を現した魔物たちに襲われ、何とか撃退してから小屋の主を安全な場所に吹っ飛ばす。その表情は何とも鬼気迫ってるか。そして倒した魔物の肉を喰らい己の血肉にって、どこかで見たようだがひとまずこれは置いておこう。しかしこれでうまくいった部類とはたしかに序の口といえばうなづけるけれど。

その日の思い出を語り終えるついで語ったのが、竜に襲われたのを助けたのが件のエルフだった。
夕食をキャンセルして続きの話を聞くこととなった藤宮をまじえ、エルフの話をするおじさん。強敵のはずの魔毒竜を一撃で倒したことであっさりとしすぎて失望するも、その前にエルフが攻撃を加えてそこを突いてのことだったそうな。
あられもないエルフを気遣うもオーク顔で警戒するエルフの悪態にいちいち嫌がるおじさん。たしかに動揺して刃を向けられたら誰だって嫌がるよね。でもひとまずなだめて刃を収めるも、その収め方でまたひと悶着が。どこに収めたのかと服の中を調べたのだからさらにあられもない姿にさせられて、もう傍目から見れば完全に襲われているように見えるよね。結局この時点からエルフとの腐れ縁のはじまりとなったのか。
その一方で先にメイベルに凍結封印された後、解凍後の体のダメージに苦しめられるおじさん。それをなんと一肌で解放したエルフとメイベルがいた。先の件で責任を追わんと知るも素直になれないエルフにいまいち受け切れないおじさん。これまたたかふみたちももどかしい気持ちもわかるな。
そんな中メイベルの寝言で何やらただならぬ事態になりそうだが、実は母親のせいで引きこもりとなってしまい結局おじさんのせいで村を追われてしまった。結局己の恥部を明かされ激しく動揺するメイベル。かといって贈られた指輪をうかつに売り飛ばすわけにもいかず、エルフもエルフでこんなお荷物を扱いかねているみたいだし。
というわけでツンデレとダメ人間、あらためて自己紹介を行うも、メイベルはともかく、エルフとおじさんはうかつに名乗れないか。そのあとでとりあえずエルフは指輪を売った街へと向かわんとし、メイベルはおじさんと行動を共にせんとするも夜型ゆえ昼過ぎまで寝て夕方に外を出ることに。
というわけで本日のお話はここまで、その後おじさんのおごりでラーメンをごちそうになったそうな。

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今週の神様22年度39号:人生はケースバイケースの巻

さて今週のジャンプレビューは、

<ONE PIECE>
出向早々とっちめられたルフィ。ジンベエをも畏怖するナミの怒気はともかく、一味の賞金等でその存在感をあらわにする。一方クロスギルドの件であわや乗っ取られそうになるも、海軍の警戒とクロコとミホークの思惑もあってそのまま担ぎ上げられるバギーだったが。そして革命軍、コブラの件は必ずしもドラゴンの本意ではなくその動向を探る一方でその当事者のサボから重大な事項が語られるというのか。

<あかね噺>
可楽杯を制したあかね、一生との対談に臨み父の真意を問わんとするも、やはり芸は己の身一つのもの、しかしその先にあるものやいかに。

<すごいスマホ>
事件の裏にすマホあり、そしてそのすマホこそ人知を越えたるものと認識する政府。一方失意のQのもと、他のスマホ所持者が接近していく。はたして彼らは敵か味方か。

<WITCH WATCH>
小さくなったらなったで不便なこともあるけれど、今回の件はまさにそうだったか。

<高校生家族>
一郎古巣の会社での訓練実習。各自の思惑はともかくこれからの方向を決める機会になったか。

というわけでまた来週。

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三島平八対アリカ系キャラ<CAPCOM VS SNK・namco>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、CSNより三島平八対アリカ系キャラの対戦シナリオをお送りいたします。
カプコンのみならずナムコさんにもゆかりのあるアリカ系キャラ、ある意味ナムコの代表としても君臨する平八といかに立ち回るかをこのシナリオで味わっていただきたいものです。それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>CAPCOM VS SNK・namco>三島平八>CAPCOM・各種ゲーム系キャラ
となっております。

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各誌レビュー22年度8月号(その3)

さて今週の各誌レビューは、

<MAO(サンデー)>
炎使いの少女、男の手から謎の一族へと移っていた。彼らも彼女の力を利用とするのだが。これもどうなるか。

<君は008(サンデー)>
素顔のウサギ先生も自分の顔にコンプレックスを持っていたか。しかし守るべき生徒のためその身を挺して首領に挑むも人ならぬ身の首領に致命傷を負わされてしまう。しかしそこにアララギ校長が。

<浦筋(チャンピオン)>
夏休みに海に旅行に行こうとするも稲川さんのおかげで幽霊旅館に泊まる羽目に。しかし襲う霊もあれば大鉄の守護霊もいたりして一安心か。

<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
縁日で鈴と和香で妹と遊ぶも張り合うことに、大祐も交えてさらに気まずくなったな。

そして<ルパン三世>
タイアットに打ち込まれたミスリルの弾丸をひとかどの知識で摘出したルパン。そこで語られるのはいにしえの勇者の逸話だというが。

といったところでまた来週。

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のび太のおとぎ話:映画ドラえもん・のび太のパラレル西遊記<本当は怖いドラえもん>

さて前回、西遊記のお話、ことにその主人公たる孫悟空にゆかりのあるひみつ道具を中心に述べたけれど、今回は西遊記そのものが絡むお話を述べたい。
それは87年に公開された『のび太のパラレル西遊記』である。その当時藤子F先生が体調を崩したので原作の漫画は存在せず、先生のストーリーボードをもとにアニメ製作スタッフを中心に当作品が製作されたのだ。
その内容は、学芸会の演劇でのび太くんひとりだけ仲間外れにされたので、自分も主役になりきるべくその当時、古代中国・唐の時代のシルクロードで、孫悟空を探そうとするも、もともと孫悟空は物語の登場人物で実在はしなく、さらにはそこでの時間旅行の影響で現代がとんでもない世界に改変された。そこでドラえもんとのび太くんと仲間たちでそれらの問題を解決するべく再びかの時代へと旅立つのだ。
そんな当作品の舞台である、いわゆる西遊記のベースとなったシルクロード。そこで旅をしている玄奘なる旅のお坊さん。この人こそ西遊記の三蔵法師のモデルでもある。ついでに述べれば同じ藤子F作品でもある『TPぼん』にも同じく玄奘法師が登場し、それをベースにしてドラえもんのお話のベースとなっていたのだ。
いずれここでの玄奘法師は壮年の男性だが、やはり夏目雅子女史が扮した三蔵のイメージからしずかちゃんが物語後半にて三蔵のスタイルでの登場と相成ったのだ。
あと彼らに立ち塞がる妖怪たちは、ドラえもんの道具から出てきた存在だったが、何らかの理由で実体化して現代に影響を及ぼしたのだ。
ともあれドラえもんたちが自身の過ちを正すべく繰り広げた活躍が、これまた後の西遊記の物語ができたきっかけになったといったオチとなったそうな。

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第5話:そういや俺、「暗殺」されかけたことあるな<異世界おじさんのレビュー>

ある日プロ野球で稼ぐことを提案する藤宮だったが、野球が性に合わないおじさんはにべもなく突っぱねる。はじめのうちは正論だったがここに来てもセガの話題に転んでしまうのだからたかふみたちもうんざりするのは無理もない。
さておき自身が「暗殺されかけたことを語り出すおじさん。冒険をひとまず終え帰途に就く途中、背後から襲い来る人影が。前々からつけ狙い大いなる刃と氷の魔法でおじさんを襲ったのは、先に訪れた氷使いのメイベルだった。魔炎竜をおじさんが倒したので引きこもる機会と口実を失ったのでなぜか恨みに思ったことだとか。メイベル自身も本気で殺ろうとは思わなかったし、おじさんもおじさんでこれでも修羅場を切り抜けてきた方だったからな。それにしても相変わらず人の扱いがぞんざいだなおじさん。しかし村の大樹が切り開かれたのはいいが、以後の住処が犬小屋と同じとは、メイベルが村を去ったいきさつも合わせて、これらもおじさんの想像だとも思いたいのだが。あとメイベルのメイベルで結構陰険でものぐさな人物だったか。しかしながら会社勤めというのも結構気を遣う場合も多いからな、いずれにしても二人には荷が重かったというべきか。
それでもおじさんなりにこれからメイベルの身の処し方を諭そうとする。それなりの話の進め方で剣の封印も解けていったからこれで良しとしようか。ところでメイベルの指輪の件は何を意味しているかはやはり読めてはいないのか。あと話の進めようも人から見れば結構気まずくなるのも、ましてあのおじさんが言うのだから余計ややこしくなるか。結局剣の封印もまた張ってしまったし、落ち着かせようとしたところエルフにもみられてしまいこれまた修羅場にもつれ込んじゃったか。まああの状況なら仕方がないところだったな。
ちなみに数年前のことだろうけれど、昨今翻訳ソフトも普及しているけど時折あいまいな翻訳でやきもきすることもあるから。まあそれはさておき。
メイベルの口から「異世界のニホン」なる言葉が出てくるがこれまたいかに。エルフがメイベルを気遣っての言葉から返ったくだりだが。聞けばメイベルの先祖がグランバハマルに転生した時、氷の刃の力を授かったとか、ついでその神を斬るとかこれまた穏やかではないな。しかしそれはエルフにも知れ渡ったことで浸っていたメイベルも興ざめしちゃったか。
一方でおじさんは転移ボーナス的なものを授かっていないと失望していたか。そこで転生したころを調べんとするも、途中結構ひどい目に遭ってたな。さておき転移時の頃にたどり着き、冒険者に助けを求めんとするもオークと間違われて襲われ、おじさんもどこかのチーマーと勘違いしてそれなり対応するもさらに襲われる。そこで何かの声が響き、これが神の声かとひとまず調べんとするも何故か中国語、さておきここで願いを告げんとするおじさんだが、ここでたかふみも結構物騒なことを予想する。まあこれもさておき、おじさんは異世界語を話せる能力を授かり、件の冒険者を説得せんとするも、結局見世物小屋に売られてしまった。人語を話すオークの亜種ということで。
まだまだおじさんの苦難は続きそうだから、つづきはコーヒー休憩を挟んでのことで。

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今週の神様22年度37号:高みからの重き手の巻

さて今週のジャンプレビューは、

<ONE PIECE>
永い間連れ添ったルフィたちと別れ、涙ながらに別れを惜しむモモの助、自分を見つめ直すためあえてワノ国に踏み止まるヤマト。それぞれの想いを受け止めつつある意味最後のにしてはじまりの航海に乗り出すルフィたち。新たなるワノ国の歴史を刻みつつ、ワノ国の物語もこれにて終幕となるか。

<すごいスマホ>
巧妙な、あまりにも巧妙な手段で藻浦は斃れ、その死に対する後悔の念で満たされるQ、用無しを始末意意気上がる全一郎。しかしこれは凄絶なる生き残り合戦のはじまりに過ぎない、でいいのかな。

<あかね噺>
空前の盛り上がりで幕を閉じたあかねの噺。しかし一生にとってはあかねは招かれざる客そのものだった。しかし可楽杯を制したのはあかね、そんな彼女に一生はいかなる裁定を下すというのか。

<WITCH WATCH>
モイたちの家を訪れるはずが、ゴツい人たちの集まりに参加することとなったハイド。まあそれなりに楽しんだからいいか。

<高校生家族>
それぞれの夏の残りを満喫した家谷家、それなり楽しんだかに見えたのだが一郎の様子が変だな。

といったところでまた来週。

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第15話:姫君と騎士たち(その1)<機動戦士ガンダム・クレイドルエンド>

さてみなさん、今回のクレイドルエンドは、今やさまよえる難民と化したジオン残党の家族たち。安住の地を求める彼らの安全のために奮戦する者たちの活躍を描く運びとなりました。そして今までの争乱にケリをつけんとする者の想いをここにお送りする運びでもあります。それでは、ごゆっくり。

ちなみに前回までのストーリーはひとまずここに(都合により一部割愛)。

イントロダクション

第1話:ホワイトベース最後の勇者(その1)

第2話:生きるということ(その1)

第3話:継ぐものたち(その1)

第4話:月で待つもの(その1)

第5話:ガンダム、行きます!(その1)

第6話:忘れられた地で(その1)

第7話:古き友来たる(その1)

第8話:老兵は語らず(その1)

第9話:リッド奮戦
(その1)

(その2)

(その3)

第10話:宿敵の刃
(その1)

(その2)

(その3)

第11話:望まれし子
(その1)

(その2)

(その3)

第12話:アルセス・リターンズ
(その1)

(その2)

(その3)

第13話:蠢くものたち
(その1)

(その2)

(その3)

第14話:父と娘と
(その1)

(その2)

(その3)

それでは本編をば、あらためてごゆっくり。

 

オットー=ミダス
独立機動部隊ロンド・ベル所属、ネェル・アーガマ艦長として、ラプラス戦役を戦い抜いた古強者である。
しかし現在、とある理由で軍籍を離れ隠棲している彼が、同じく隠棲生活を送っているミコット少尉を通じて、オデッサ郊外の某所にてキッカと会談を取り付けることとなった。
某所の酒場~連邦軍兵士のなじみの店ながら主人が会談の場を取り繕った~にてキッカがクムとライエルを伴って訪れ、敬礼で迎え入れたミダスにキッカたちも敬礼で応える。
早速ミダスが話題を切りだす。
「やはり、残党狩りと称しての難民狩りなのですか」
「左様です、大佐」
ミダスの出したお茶に口を潤しつつ、彼が提示した問題についてキッカが応える。
ラプラス戦役、地上トリントンの惨劇を受け、蜂起した旧ジオン軍残党の家族子弟が、これ以上の抵抗を断念し、一部の遺族が安住の地を求めてジオン共和国へと移住を決めた矢先、先述の残党狩りと称してのいわゆる人狩りが横行していたのだ。
「まさか、彼らが先の戦役にてネオ・ジオンに加担したのは事実だとしても、その親族にどのような罪が・・・・・」
キッカはふと言を止める。そういえば一年戦争後の情勢〜残党狩りにかこつけての復讐~長じてティターンズの勃興につながったこと〜を考えれば何ら考えられぬことでもなかった。
「まったくですな、歴史は繰り返すといいますが、彼らの帰順についてもいくらか問題もあるとはいえ」
「・・・ここはセイラさんやミネバ姫にも働きかけてはみましたが」
一旦紅茶で潤してから感慨するキッカに、ミダスも同意の言を述べる。
「そうですな、しかしその点に関してはあせることもありますまい。当面はそれら暴徒について注視すればよろしいのですが」
「ミダス艦長は何かお気づきなことがおありですか」
紅茶を含みつつミダスも応える。
「それは大佐もご存知ではないですかな」
ふと、キッカの脳裏にあの不敵な若者と、血気盛んな少女の顔が思い浮かぶ。
「そうですね、我々もできるだけ見守っておきましょう」
「そうですな、先の事件にて我々もいろいろ知りすぎたということて半ば軍を追われている立場ゆえ、表立った行動もままならないのですが、こうしてこの重要な情報をもたらしただけでも肩の荷も降りました」
「それは何よりです。ですがこれからのこともありますのでどうかお気をつけて」
「なんの、我が部隊も備えは怠りありません。ところでどうです、お茶をもう一杯」
「はい、いただきます」
と、差し出されたティーポットに自分のティーカップを差し出す。最後はささやかなティータイムを過ごして。会談は平穏に済ましたのだった。

「やはり、君も赴くのか、ジュドー」
月のグラナダ、財団支部に赴いたカミーユも旧友ジュドーに問いかける。
「ああ、アフリカ当たりで調べをつけたいんだ。知り合いも苦労しているから」
「それはいいんだが、あれが使えない以上、それに準ずる機体も用意できるんだが」
もともと試作機でありかつてジュドーの愛機だったダブルゼータ、戦役終結後にアナハイムに返還され、次世代機の研究開発のために解体されたのだ。
「なに、そうそう大規模な戦闘も行われないようだから、今のやつで事足りるさ」
「そうか、君にもしものことがあれば今後の計画に支障もあるから、くれぐれも気を付けてくれ」
軽くうなづきつつ、ジュドーは支部を後にする。残ったカミーユも本社への帰途、ふと天を見上げつつつぶやく。
「真に必要なのは人が生きるべき処、か、それに比べれば、ニュータイプの件など取るに足らないな、フォウ」
一方のジュドーも、輸送艇が待つ宇宙港に向かう途上、誰かにでもなく語りかける。
「今人々は疲れ切っている。次の歴史のためにやはり休みが必要ってことかな、そのために俺が一肌脱がなきゃ、そうだろう、プル、ハマーン」
おそらくは今までの自身の戦いは無駄になるかもしれない。しかし新たなる時代のためならば、これも望むところだと、カミーユもジュドーも思っているのだったが。
いずれにしてもこれで一つの時代が終わる。それを想えば感慨すら覚え、ひとまずはそれに心を委ねてもいいと思っていた。いずれ続いての行動も起こさねばならないにしても、であるが。

一方某海中の潜水艦にて情報を整理するミコット。そこにはミヒロがひそかにミダスの命を受け現在の状況を伝えに来てそのまま彼女の協力を担っていた。
そもそもが戦役時から仲が良く、ミコットがミネバ側についてもそれは変わらなかった。
「どうかしら、状況は」
「はい、前よりもひどい状況で彼らを金づるにして儲ける人たちも後を絶たないようです」
今までに戦役で人の死を目の当たりにし、今まさに多くの人が危機に陥ろうとしている中でミコットの心も痛む。それをミヒロが、そしてミネバも理解して、彼女をサポートをする形で今回の護衛計画を進めることになる。
加えてミヒロが一つの提案をする。
「いわゆる私兵集団の中でも実力のある人たちに計画の実行を持ち掛けたらどうかしら」
「それは、一体」とミヒロの提案に説明を求める。
「いずれもキッカ大佐も認めた人たちよ。ことに一方のリーダーがかのビスト財団ともつながりがあって、アルベルト氏ともいくらか戦力の提供もあったから」
ミコットも得心する。それらは彼女も知り得ていた者たちだったのだ。
「そうですね、その人たちとコンタクトを取れれば」
「もっともそちらの方も彼を寄越して対策にあたるんでしょう」
「はい、そこはタクヤやジンネマン艦長が当たっていますから」
「いずれにしても一安心だけれど、それだけに作戦は一刻を争うからね」
ミヒロの言葉に頷きつつ、ミコットも今後の動向を見守ることにするのだが。

一方でアルセス一党も、かの人狩り連中の情報を入手していた。
「兄貴、奴さんの情報が届きましたぜ」
レトーの報せに静かに席を立つアルセス。
「そうか、敵の規模は、まず聞くまでもないが確認のためにな」
と、レトーから敵の情報を記された紙片を渡される。
「連邦のマンハンターだったら苦戦は免れないが、この程度なら何とか対することはできる。しかし問題は」
「同じ情報を入手した者たちとの連携ですかな」
「ええ、まず問題はないとは思いますが、実際の作戦にあたるに、まず敵を退けるのはもちろん、避難民の無事を最優先の課題とします」
「まあ前者はいいが後者に至っては少し面倒なのも正直なところ。そこに彼らの連携も求められるからな」
マツナガの懸念にジョアン、アルセスが順に応える。しかし続けてアルセスが、
「だが、それについては問題はないだろう、今回優秀な指揮官が寄越されるというから」
その言にマツナガとジョアン、そしてレトーやリッドも重く頷く。ことにティクバも軽く頷いた後に天井を、その上の空を見上げるかのごとく想いを馳せるのだった。

一方でリンダの一党も同じ情報を入手し、アルセスとの連携についていろいろ話し合い、魅せるところは魅せる、といった作戦進行でまとまり、宇宙にて任務の進行中のガランシェールでも、ミコットから伝えられた情報をもとに一機のMSが出撃にあたるのだった。
こうして三者三様、というより四者四様、五者五様の想いを込め、地上でのささやかな作戦が繰り広げられつつあった。

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スーパー戦隊レビュー『超力戦隊オーレンジャー』『激走戦隊カーレンジャー』

さてみなさん、今回のホームページ更新は、スーパー戦隊レビューとして『超力戦隊オーレンジャー』と『激走戦隊カーレンジャー』をお送りいたします。
この時期戦隊シリーズもようやく20周年、世代を超えて親しまれたと同時に、ここにきて原点回帰をも目指した感もあるこれら作品群。それらを通じてシリーズの歴をに想いを馳せるのもいいかもしれません。
といったところですので、それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの生き方は、ホームページから
ENTER>アニメ・テレビ番組・映画>スーパー戦隊レビュー・その2
となっております。

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各誌レビュー22年度8月号(その2)

さて今週の各誌レビューは、

<MAO(サンデー)>
お次の事件は火事場泥棒、その張本人は操られている炎使いの女の子、その実震災で被災した娘だというのだが。

<君は008(サンデー)>
首領が描いた未来図、荒唐無稽ながらも刺激に満ちているがやはり危険なものには変わりはない。対するウサギ先生も死力を尽くしたのちにその正体を現すか。

<浦筋(チャンピオン)>
フグオん家にてスイカ大特売、しかし買ったら買ったで結構トラブルにあったな。

<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
旭先生と大祐母とで鉢合わせの末にサウナ勝負に巻き込まれちゃったな。こういうのって張り合えるものなのか。

そして<ルパン三世>
悪党の殺気を漂わせ王子に迫るも不利なことには変わりはなく、王女と女騎士の水入りで一旦退却。件の魔方陣まで逃げ延びたのだが。

といったところでまた来週。

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復活SUNSOFT、ですか

さてみなさん、80年代ファミコン等でご存じの方もおられるかと思いますが、かつてのゲームメーカーたるサン電子さんがこのたびゲーム業界に復帰する運びとなりました。
サン電子すなわちSUNSOFTはファミコン時代では『アトランチスの謎』や『マドゥーラの翼』90年代のネオジオにては『ギャラクシーファイト』『わくわく7』等で当時としてはクオリティ性の高い作品を世に送り出したことでも有名でした。しかし時代の流れとともにゲーム業界から撤退し、いまでは電子機器メーカーとして細々と活躍しているとか。そんな中でのゲーム業界復帰ということで否が応でも期待が持てることでしょうが。はたしてどのような展開となるかも見守っていきたいけれど。

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ザ・ドラえもんズオリジナル・怪盗ドラパン編:セリーヌと産業革命(その4)

さてみなさん、今回の大長編ドラえもんは、ドラパンの産業革命編その4をお送りいたします。マイルス男爵のからくり屋敷に閉じ込められ悪戦苦闘するセリーヌたち。それを助けんとするピエールとドランことドラパン。そんな彼らのほか、イギリスから現れた二人の紳士もその屋敷に乗り込まんとする。はたしてどう言った顛末となるのか。ということで二人の紳士は神谷明氏と三ツ矢雄二氏の声でお楽しみください、それでは、ごゆっくり。

なお前回までのお話はこちら

怪盗ドラパン・セリーヌと産業革命

(その1)

(その2)

(その3)

といったところですので、あらためてごゆっくり。

 

前回ひょっこりと現れた二人の紳士、彼らも男爵の屋敷の立ち入ろうとしていたのだ。
「ところでホームズ、まずはどうやって屋敷に入ろうとするのかい」と紳士の一人が問う。
ホームズと呼ばれた紳士「そうだね、僕らも紳士らしく正面の玄関から入ることに・・・・・」
と、ホームズが玄関の扉に手をかけるが、案の定扉には鍵がかかっていたのだ。
ホームズ「やはり鍵がかかっていたのか、ここは一つ正攻法で」
「おいおい、まさかぶち破るのかい」
ホームズ「いやいやワトソン、さいわい単純な鍵穴だからね」
と言って鍵穴にポケットから取り出した針金を差し込み、しばらくしてから鍵が開いた。
ワトソン「相変わらず見事だね」
ホームズ「いやいや、大変なのはこれからさ。とりあえず中に入って、いろいろ調べていこう」
こうして二人の紳士、イギリスからきた名探偵ホームズと友人にして助手のワトソンは男爵の屋敷に潜入するのだった。
まずは屋敷の回廊をただ進むのみだが、そのうち屋敷のおかしさに気付いていく。
ワトソン「どうしたことかな、屋敷のいくつかの扉は開けても行き止まり。どれが本当の扉なんだか」
ホームズ「もしかしたら表の扉の向こうが本当の扉かもしれない。それを開けるスイッチみたいなのがどこかにあるかもしれない。ひとまず調べていこう」
ということで、二人は回廊の扉をひとつづつ調べていくが、どれも壁て閉ざされていた」
ワトソン「だめだ、みんな壁で閉ざされて最後の扉もこうでは結局行き止まりだ」
ホームズ「行き止まりか、僕はそうは思えない、じきに扉も開けてくる。そう思うんだ」
ワトソン「そうかなあ、でも君がそういうなら少し待つとするか」
ということで、二人の紳士は回廊の行き止まりの前で少し待つことにするのだった。

一方扉を抜けたセリーヌたちが目の当たりにしたのは、天井がほぼ頭のすぐ上の、一方で床は何メートルか下のまったく何にもない部屋だった。
セリーヌ「今度は何なの、まるっきり何もないじゃない」
マイア「向かいに別の扉があるけど、下がこんなんじゃ進むにも進めないわね」
ソフィー「それじゃあまるっきり行き止まりじゃないの」
セリーヌ「いいえ、待って」
セリーヌがふと天井を見上げると、向かい扉との間にはしご状のものがある。
セリーヌ「あれって、はしごじゃないの。向かいの扉にはあれで渡っていけるかもしれないわ」
マイア「でも、どうやってって、まさか」
セリーヌ「ええ、ぶら下がりながらあそこまで進んでいくの、そうね、私ならひとまず行けるけれど」
と、まずセリーヌが天井のはしご、雲梯をつかみ、向こうの扉まで進んでいく。
それを見守るソフィーたちだが、
ソフィー「ああ、セリーヌ、みるみる進んでいくけど、もし落ちちゃったらどうしよう」
たしかに天井の雲梯から床まで数メートル。落ちたらただでは済まない。
ソフィー「ちょっとセリーヌう・・・・・!」
マイア「あ、ソフィー!」
たまらずソフィーが、それを追ってマイアが雲梯をつかんでセリーヌを追っていく。しかし、雲梯がマイアのすぐ後ろからへし折れていくではないか。
マイア「え、なにこれ」
セリーヌたちは雲梯をつかんだままそのまま落ちていくのだった。
ソフィー「マイアが重すぎるからよ」
マイア「太ってないわよ」
しかしその雲梯はマイアの足元数センチを残して落ちるのを止める。ちょうど向かいの扉から床まで斜めに伸びるはしごとなっていた。
セリーヌ「ああびっくりした、でもこのはしご、もともとこういった造りになってたんじゃない」
マイア「まったく驚かされるわね、でもこれで向かいの扉まで安全に進めるわね」
セリーヌ「そうね、あとははしごに乗るだけだから」
ソフィー「もしもう一度折れちゃったらどうしよう」
マイア「いちいち変なこと言わないの。折れたのはちょうどあたしの真後ろだけだったから」
セリーヌ「ともかく行ってみましょう、もしかしたらピエールたちにも会えそうだから」
というわけで、向かいの扉まで、今度は一人ずつ進んでから扉を抜けるのだった。

とある部屋にて、突然ダクト(空気を通す四角い管みたいなもの)の一部が床にまで折れさがり、そこからドランとピエールがすべり落ちてきた。
ドラン「いたたた、急にダクトが折れるからすべり落ちちゃった。でもここはどこだろう」
ピエール「どうやら何かの仕掛けが働いてこうなったのかな。これってもしかしてセリーヌたちがやったんじゃないかな」
ドラン「そうだといいんだけど、ともかくセリーヌたちが心配だ。この部屋のどこかに仕掛けのスイッチがありそうだから、それを探してみよう」
ピエール「でもこの部屋、なんだか入り組んだ廊下ばかりだな」
ドラン「うん、まるで迷宮だ。でもどこかにスイッチみたいなのがあるはずだ」
(でもうかつに道具も出せないからなあ。こいつは骨が折れるよ)
とドランが内心ぐちを言いながら部屋の迷宮を進むのだった。

ワトソン「おお、何かの音をたどったら扉の壁が開いてるな」
ホームズ「ここが続いてのからくりの鍵かもしれない。入って調べてみよう」
二人の紳士も開けた部屋に入ることにしたが、そこは何やら入り組んだ廊下で仕切られたいわゆる迷宮の部屋だったのだ。
ホームズ「これはある程度の迷宮だな。しかし屋敷の規模からしてそうそう広いものじゃないと思うから」
ワトソン「相変わらず楽天的(この場合ものごとをいい方向につなげていくこと)だな。でも君がいうなら僕も安心だよ」
ホームズ「ここは進んだ方向や向きを覚えれば、迷宮の全貌(この場合まわりの様子)も分かるものだよ」
ワトソン「ともかく出口なりスイッチなりを探してみよう」
ということでこの二人も部屋の迷宮を進んでいく。

そしてセリーヌたち、部屋を抜けた先には一本の棒が真ん中に立った穴だけの小さな部屋だった。
マイア「何よこの穴、真ん中に棒が立ってて」
セリーヌ「うん、これでまた下に下りろってことね」
ソフィー「えーっ、また下りるの」
マイア「しょうがないじゃない。あたしたちも先に進むしかないから」
と、ますはマイアが「そーれっ!」と棒につかまり下りていく。
セリーヌ「うん、ここは私も」
と、セリーヌも下りていく。
ソフィー「あ、あたしも・・・・・」
そしてソフィーも下りていくが、その穴の棒は下の部分が1メートルくらいなくなっていて。あとはそのまま落ちるのみだが。ちょうどマイアが受け止め、全員が下の部屋に下りていくことができた。
セリーヌ「さてこれからどうしよう、なんかこの部屋、入り組んだ迷宮みたいだから、進んだ先に出口もあるはずよ」
ソフィー「そんなものかなあ」
マイア「ここは進むしかないわね」
ソフィー「そうね、とにかく行きましょう」
というわけで、セリーヌたち、ドランとピエール、そして二人の紳士はくしくも同じ迷宮の部屋を進むことになったのだ。

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ONE PIECE反省会:ワノ国編決着~最終章序章

究極の形と覚醒したルフィの手でカイドウが、キッドとローの手でビッグ・マムがそれぞれ討ち取られ、先に討ち取られたオロチとともに地の底へと叩き込まれ、ワノ国の圧政も解放された。
成長したモモの助が新たな将軍となり平和が戻ったかに見えるが、カイドウ亡きあと脅威が去ったことをいいことに世界政府、海軍が介入する。しかしそれらもワノ国、その頭たるモモの助が退け、ひとまずは後顧の憂いを絶ち、ルフィも最後の旅を始めんとするのだが。
一方、四皇たるシャンクスが、ルフィを懐かしく思いつつも、最後の地に隠された“ひとつなぎの大秘宝:ワンピース”を狙わんとあえてルフィに立ちはだかることを覚悟の上で乗り出すのだ。
いずれにしても最後の地を目指し多くの海賊、そして世界政府:海軍も動き出すのだ。無論ルフィたち麦わらの一味もその中の一つであるのは述べるまでもなかった。

というわけで今回の反省会は、先に述べたがワノ国の決戦を経てついに終章を迎えたONE PIECEの物語。いかなる冒険と激闘が控えているのか、今回もいくらかのファクターに分けて検証してみたい。

・新海賊四皇
カイドウ、ビッグ・マムの敗北により海賊たちの勢力も大きく様変わりとなったのは今更述べるまでもないが、まずは海賊の頂点たる四皇、先の二人が倒れた後にその後釜に立ったのは、我らがルフィとなんとバギーの二人だったのだ。
まずルフィに関しては先に述べた事情もあって四皇昇進は必定だったろうし、これで海賊王へと近づいたのもこれまた述べるまでもない。
続いてバギー、七武海が世界政府と手を切ったことにより彼の地位も危うくなったかと思いきや、なんと四皇にまで昇る形となる。その事情については、先の七武海制度廃止に伴う討伐のどさくさにミホーク、クロコダイルと手を組むことで勢力を拡大し、さしもの海軍も手を出しづらい状態にも足りえたという。さらには彼らを中心にクロスギルドなる組織を持立ち上げ、なんと海軍そのものに賞金を懸ける、つまりは永年追われる身でもある海賊たちと世界政府すなわち海軍と一応対等な立場での構想を激化させる事態になるとも推測される。
それにしてもミホークはともかく永らく安否が懸念されたクロコダイルもここにきて活躍の機会もあろうか。この二人がすんなりバギーの下風に立つタマでもないことに合わせ、今後の趨勢も見守るべきではないか。

あと私見ながらミホークの側についたペローナ、クロコダイル配下のミスGWをはじめバロックワークス残党の動向も気になるところだけれども。

・ワノ国の新将軍と開国の是非
ひとまずの平和が戻ったワノ国、折しも祭りのただ中にあった花の都の住民たち。そこに降り立ったのは桃色の龍、ついでに小紫太夫と狂死郎親分こと日和、傳ジローをはじめ赤鞘の侍たち。彼らを伴って現れたのはしのぶの術にて成長したモモの助であった。
父おでんの面影を受け継いだ彼はワノ国の将軍となり、永らくの圧政に苦しめられたワノ国を良き国とするべく誓いを立てるのだった。

しかしその反面父の悲願だった開国を見送ることとする。それは世界の情勢を鑑みてのことでもあるが、天狗の飛徹ことおでんの父、モモの助の祖父にして前将軍のスキヤキが語る、ワノ国に隠された古代兵器プルトンが隠されているという事情だった。たしかにそれが知られることとなれば世界政府に没収され、そのついでにワノ国も滅ぼされかねない恐れもある。
いずれにしてもいまだ復興のために守りを固めなければならぬが、プルトンの顕現も今後の展開上考えられるかもしれない。

・大将緑牛とモリモリの能力、そして世界政府の野望
解放されたワノ国をまずロビン捕縛を命ぜられ監視の任に当たっていた海軍とCP-0、更にはひそかに潜入していたのが藤虎と並ぶ新大将緑牛であった。
もともとが監視を目的としていたが、独断でルフィを討伐せんとワノ国、花の都に侵攻、しかしそれを阻止せんと立ち塞がる赤鞘の侍たち。しかし当の緑牛:アラマキの能力は体を樹々に変えて攻撃する、モリモリの能力者の森人間であり、まさに自然そのものの力で侍たちを圧倒する。とはいえロギア系にしては実体が顕現していて、炎等の弱点も明確化しているので攻略は容易であると思いきや、一本の苗から樹へと再生する等これまた厄介な存在となり得ている。
それでも同じくワノ国とルフィたちを見守っていたシャンクスの遠隔の覇気にて戦意を殺がれ退くことになった。あと侍たちとモモの助との戦いをルフィが遠目から観戦していたことから、藤虎と同じくルフィとしても攻略は容易であると踏んでいたかもしれない。
それにしても侍たちを圧倒する際の緑牛の物言いから、世界政府への非加盟国に対しては奴隷同然の身分と見下している等、世界政府の中枢そのものと同等であることでもある。当初は侍の強さ、最近ではカイドウの勢力にてうかつに手を出せない状態が続いただけに、それら厄介な障害が取り除かれたことによる今回の侵攻に至ったのだろう。たしかにアラバスタ、ドレスローザ等の海賊間の抗争が一段落しての海軍の介入を考えれば海軍の介入も必然だったろうけれど。それを退けて後、ワノ国の独り立ちも成ったと言えるだろうが。

・革命軍の動向と世界会議後の動乱
四皇バギーの事情から海賊と海軍の抗争が激化すると危惧される中、ここにきて顕現化したのが革命軍である。
先の世界会議にてとらわれの身となった元七武海にして革命軍の幹部であったバーソロミュー・くまを助けるべくマリージョアに乗り込んだ革命軍の幹部にしてルフィの義兄たるサボ。まず彼の死亡が確認されたかと思いきや、一転して彼自身がアラバスタのコブラ王を殺害したという報せがもたらされた。ついでくまが助けられたという報せももたらされるがそれはさておき、これもまた新聞屋モルガンズの情報操作の賜物であると述べることにして、たしかにアラバスタ王家といえば世界政府を築いた一族でありながら彼らとたもとを分かったネフェリタリ家の末裔であり、世界政府の中枢にも連なることから革命軍の敵となり得るが、その事情だけで打倒するのかという疑問がある。
当のネフェリタリ家も件の一族であるが今の体制に疑問を持っていて、それに関して政府も危険視していたのかもしれないし、これも推測ながらネフェリタリ家のアラバスタ王国はルフィたち麦わらの一味に助けられ懇意になっていることは革命軍も知っていたかもしれない。もしそうならこれも先の事情からそろそろネフェリタリ家も危険分子と見なされているかもしれず、そのためのいわゆる反間の計ということでこのような記事をもたらしたかもしれない。いずれにしても革命軍の動向とともにコブラ、ビビらの安否も見守っていきたい。

・世界政府と海軍
海賊四皇となったルフィ、同じく四皇となったバギー率いるクロスギルド、そして革命軍に対抗するべく赤犬、サカズキ元帥をはじめとする海軍も意気上がっているといいたいが、先の七武海廃止に伴う討伐を行うも、バギーはもとよりミホークの件に見られるようにほとんどが返り討ちにあったかもしれない。あとウィーブルはもとよりハンコックに関して対するは我らがコビー、まずはそう易々とやられることはないだろうと思うけれど。ともかくも上層は意気上がっているとはいえいささか困難な状況にあるともいえる。しかしその一方、海軍を統括する存在たる世界政府、緑牛の件でも分かるように彼らを中心に正義の名のもとで人々を支配せんとするのが至上の目的でもあった。その最上層の五老聖、そしてその上に存在する「イム様」なる人物がいずれ顕現することとなれば、世界に対してどのような影響を及ぼすであろうか。それに対する革命軍、そしてルフィたちと激突することになれば文字通り世界は大きく動くのも今更述べるまでもない。

というわけで盆明けからの展開もまた大いに期待をしたいものだが。

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ONE PIECE反省会補完:ワノ国の侍たち(前編)

さてみなさん、今回スケジュールの都合、今までのワンピース、ことに後半の新世界の海にて麦わらの一味と旅を同行したいわゆるワノ国の侍の視点で彼らの物語を追っていきたいと思います。それでは、ごゆっくり。

ルフィたちがパンクハザードにて出くわした顔面バラバラの男、後に同行する最悪の世代の一人にして七武海にまでのし上がったかのトラファルガー・ローによって体と顔面をバラバラにされた侍錦えもんと名乗るその男は、助けられたのを機にその恩義とばかりに研究所解放とそこを支配するシーザー打倒に協力する。
一方研究所内でルフィは奇妙な桃色の龍とも出会う。それこそ侍の子、モモの助であった。紆余曲折の末に悪魔の実を食べ、龍の姿に変わることができ、怯えながらもその能力でルフィを助けた。
そんな二人だが、そもそもワの国を追われ放浪の身を、まずモモの助がさらわれ、それを追っているうちに錦えもんも一時厄介になっていたローによってバラバラにされる。一方とらわれの身のモモの助は武士の子ゆえの意地で与えられた食べ物に手を付けず、かといって空腹は増すのみで、ついには研究施設の(人造)悪魔の実を口にして、今に至ったのだ。
死闘の末にシーザーを倒し、味方となったローとも和解しひとまず麦わらの一味の食客としてシーザーの黒幕たる七武海ドフラミンゴが支配するドレスローザへと船を進めるのだった。

ドフラミンゴが支配するドレスローザ。ローのSMILE工場破壊とともに仲間の一人の救出のために乗り込んだ錦えもん、しかしサニー号で待機していたモモの助は混乱に巻き込まれんと一足早くゾウに向かう。
ウソップの悪戦苦闘でシュガーの呪いは解かれたのを皮切りに、捕らわれた仲間カン十郎と合流することができ、後にルフィがドフラミンゴを撃破してドレスローザも解放されて後、モモの助らが待つゾウに向かうべく彼の地を後にする。

合流したゾウにては今一人の仲間、雷ぞうと合流し、そこの支配者たるイヌアラシ、ネコマムシも錦えもんの仲間であったことが判明する。そしてこの時点で、錦えもんの“息子”であったモモの助が、錦えもんらの主君の息子、ひいては新たな主君であることも判明したのだ。
ともあれ、ゾウの争乱にて四皇ビッグ・マムに捕らわれたサンジを救うべく乗り込むルフィたちと一旦別れ、一路ワの国へと帰還するのだった。

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ローズ=バーンシュタイン対ワールドヒーローズ系キャラ<バトルコロシアムD.A.S>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、ローズ=バーンシュタイン対ワールドヒーローズ系キャラのシナリオをお送りいたします。
ワールドヒーローズのつわものとの対戦もローズの戦闘意欲を掻き立ててくれることでしょう。はたしてどんな展開となるやら、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアムD.A.S>ローズ=バーンシュタイン
となっております。

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鉄血のオルフェンズDAWN・設定資料補完

さてみなさん、今回オルフェンズDAWNのストーリーをお送りする予定ですが、編者のスケジュールの都合と健康状態、しかしなにより現在進行中のウルズハンズのストーリーとの兼ね合いもあり、ひとまずは見合わせる運びとなり。この場を借りて今まで語られなかった設定を述べることといたします。
もともとオルフェンズDAWNの物語はある程度「原作へのリベンジ」の要素も含まれています。たしかに世界の歪みに呑み込まれて終わるも、暁に代表される次代への希望が描かれ、それなら彼が前作(原作)の落とし前をつけてもいいじゃないかということで制作した次第です。
そんな彼を中心とするMSがどのようなものかをあらためてご紹介いたします。それでは、ごゆっくり。

ちなみに今までのストーリーもこの場を借りて紹介したいと思いますので、ご興味があればそれらもお目通し下さい。

第1話:暁に立つ

第2話:汚名

第3話:世界を知れ

第4話:アステロイドの猫

第5話:テイワズの息子

第6話:マクギリスの遺産

第7話:散る命、守る命

第8話:鉄血の志

第9話:クアールのガンダム

第10話:再び赤き星へ

第11話:出会いと再会と

第12話:復讐こそ我がのぞみ

第13話:明日への誓い

第14話:女神再臨

第15話:ラスタル・エリオン

第16話:天のいかづち

以上をもとに今回の設定補完をお送りいたします。あらためてごゆっくり。

 

ガンダムバルバトス・フェンリル:マクギリス・ファリド事件末期の、いわゆる鉄華団殲滅戦において大破したバルバトス・ルプスレクスをギャラルホルンが回収した機体で。両腕部をダウンサイジングしかつ高機動化し、さらに厄災戦にて保存していたハシュマルのテイルブレードを合わせ、背中から両肩部に二基装備することとなりあたかも翼が生えている感さえある。さらに最近研究を進めていた高振動化プログレッシブブレードを装備、さらにバルバトスとともに回収したパイロット、三日月・オーガスの脳を疑似阿頼耶識システムに組み込み、パイロットである暁・ミクスタ・オーガスの操縦補助を担う役目を負う。主な武装は先述のツインテイルブレードに加え、先に暁が回収した大型メイス~鉄華殲滅戦において放置されたもの~がある。

ガンダムグシオン・ミッドガルツ:鉄華殲滅戦において大破したグシオンリベイクをGHが回収した機体で、両腕部のいわゆる隠し腕をリベイクの2基から4基に増設し、更には先述のプログレッシブブレードに加え、後に装備される貫通弾キャノンを装備、攻防一体の戦闘を得意とする。さらにグシオンとともに回収したパイロット、昭弘・アルトランドの脳を組み込み、パイロットであるラッシュ・ミディの操縦補助を担う。

ガンダムフラウロスヘル:事件初期のGH艦隊戦にて大破したガンダムフラウロスをGHが回収した機体で、外見上の装甲こそは先のフラウロスとは変わりはないものの、ある程度の高性能化を施され、さらには同じく回収したパイロットであるノルバ・シノの脳を組み込み。パイロットの菊千代・カッサバの操縦補助を担う。主な武装として二門の高出力発射装置を装備していてほぼ“ダインスレイヴ”と同等に近い威力を誇る。

レギンレイズ・ジュリアカスタム:かつての殲滅戦においてバルバトスを討ち取ったとされる当時新世代型のレギンレイズのカスタム機にさらに改良を加え、さらなる重装甲、高機動化を目指した指揮官用MS。主な武装として蛇腹剣ジュリアンソードを二門装備し、攻防一体の布陣を擁する。当初このカスタム機にパイロットであるアルミリアと名付けようとしたが、当人が固辞しジュリアの名をそのままにまさに動く要塞として敵を圧倒する機体足りえた、はずだった。

クアール・ロディ:正式にはマンロディのカスタム機だが、パイロットのクアール・カデルの趣向により頭部に巨大なセンサーを取り付けており、その姿はまさにネコ型の機体として一部マニアの好感を得ている。主な武装として巨大なメイスも獣の手の衣装を施しているが、これまた一部マニアには“猫の手”とか“肉球”とかの呼称で親しまれているとか。歳星におけるMA攻防戦により大破、そのまま遭難したのをたまたま通りがかったGH艦隊に回収されるも、このまま破棄と相成った。

カッサバ・ファクトリー:かつての“事件”後に発足した、(公式に)事件前に脱退した鉄華団のメカニック、ナディ・雪之丞・カッサバを社長とし、専務のユリウス(ユージン)、常務のリチャード(チャド)、工務部長の山崎(ヤマギ)を中心に、火星圏在住の生活困窮者の救済を目的に発展していき、後にゴルドン商会壊滅を受け、アトモス商会、後に加わるザックが後を継いだロウ社とともに火星圏の発展に大いに貢献する。

桜農園:ビスケットたちの祖母、桜・プレッツェルが営んだ農場を、クッキーたちの留学中、桜の死後にロウ社社長ザックが譲り受け、後にクッキーたちの帰郷とともに拡大した農地とともに彼女たちに引き渡した。以後彼女たちがザックへの恩義でロウ社の傘下に入りながら広大な農地を経営する形となる。

以上先のストーリーでも語られなかったことをこの場を借りて述べました、あらためてDAWNのストーリーも佳境に入り、暁が次代を担う器と認められるかの戦いが繰り広げられる運びとなりますが。その前にウルズのウィスタリオとの関わりもあるのかを見極めたいところですので、もう少し間を開けてからの掲載となりますがその点をご了承ください。それではまた。

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餓狼新作、ですか

さてみなさん、KOFⅩⅤのDRCの追加キャラにて侍魂チームが登場する運びとなり、驚きとともにひとまずの期待をも呼び起こしたことでしょう。
しかし一方でかの名作餓狼の新作が開発するといった報せももたらされたというではありませんか。
かつて餓狼MOWが登場し、ひとまずの期待を抱いた矢先、旧SNKが倒産し、以降プレイモア、新SNKと時代は流れ2002年実に23年ぶりの新作が登場する運びとなりました。が、
その餓狼の新作、私見ながらもかくいう編者もそれについて予想ストーリー等いろいろとアプローチを行っていたこともあり、ある筋で知らされたかつての続編の案とともにいささかの心もとなさも禁じ得ません。まあそれはともかく、
この餓狼の新作もひとまずの期待とともに、編者も編者なりにアプローチを続けたいと思います。

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ガルフォード~犬は友だちイナズマ忍者(後編)<サムライスピリッツ剛>

さてみなさん、今回の侍魂剛は、ガルフォードの後編パートをお送りいたします。
抜け荷事件に隠された巨大な陰謀に、我らがガルフォードも立ち向かうこととなり、やがては強大な敵とも対峙することとなりましょう。はたしてその結末やいかに、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみにベースストーリーはこちら。

また前編パートはこちら。

といったところです、それでは、あらためてごゆっくり。

第七回戦(対半蔵)
・仕合前
ガルフォード「Hey半蔵さん、やはり抜け荷の事件にあたってるのかい」
半蔵「これも公儀の任務なり、ぬしが同じ路を歩まんとするのも承知、なれどあえて仕合うもまた路なり」
ガルフォード「そいつは仕方がない事かもな、だったら俺も全力をもって応えようじゃないか」
半蔵「なればこそ、お主の全身全霊をもってかかってくるがいい」
・仕合後
ガルフォード「どうやら一本取ったな、でもまだ勝った気はしないな」
半蔵「見事なりガルフォード、これもまた精進の賜物なれば、ここは一時お主に譲ろう」
ガルフォード「今回も抜け荷の事件の裏に何やらよからぬことが起きようとしている。こうなれば最後まで付き合っていこう」
半蔵「うむ、抜かるなよ」

第八回戦
・仕合前
領主の城内にて子供たちが働かされている。
「オラァ、働け働け、手を抜いたら今夜のメシは抜きだぞ!」
ガルフォード「そういえば各地からかどわかされた子供たちが、なるほどここで働かされているのか」
すかさずただ中に入っていくガルフォード。
ガルフォード「Hey、これ以上子供たちを苦しめることは、このガルフォードが許さない」
「な、なんだ貴様は、いずれこれを見たからには生かしては帰さんぞ」
そこに巨漢の大男が現れる。
「待てい、こやつはお前たちがかなう相手ではない」
「ああ、ハッサム様」
ガルフォード「お前がこいつらのリーダーなのか」
ハッサム「うむ、俺様がここを預かるハッサムという者だ。奴隷の子供たちを相手にしていたから久しく腕がなまるばかりよ」
ガルフォード「いずれ子供たちを返してもらう、いくぞ悪党」
ハッサム「悪党と呼ぶのも構わぬが、しかしお前ほどの英傑と仕合うなら俺も腕が鳴るというものだな」
・仕合後
ガルフォード「いい仕合だった、しかし事件の裏に何が隠されてるか。これも楽しみだな」

第九回戦
玉座の間に踏み入ったガルフォード。そこには領主と日の本の商人がいた。
領主「な、なんだ貴様は」
商人「おやおや、ここまで参るとは流石ですね」
ガルフォード「やはり抜け荷の事件にはジャパンの商人が絡んでたか。お前たちの野望はここまでだ」
商人「あいにくそういうわけにもいきませんが、しかしあなたの実力を見込んでこの方々と闘っていただきます」
部屋の脇の柱から、商人が雇った用心棒が現れる(以下2組の中から選択で登場)
三九六「おう、泣く子も黙るこの三九六さまと仕合おうってのか。しかしここであったら何とやらだ。いずれにせよおめえもこれまでだぜニンジャマン」
ドラコ「久しぶりだなガルフォード。この日をどれだけ待ったことか、この銃で貴様を撃ち取れることを。さあ、始めようじゃないか、お前の最期の時を」
(ペルシャへの移動時にシャンティと対戦後、以後の仕合後メッセージを飛ばして特別戦その2に移行可能)
・仕合後
ガルフォード「少し手こずって商人たちを逃がしてしまったな。今行けば追い付くはずだ」

特別戦その2(対リスキー=ブーツ)
・仕合前
勝ち残ったガルフォードのもとに青白い女が舞い降りる。
女「おおっと、派手にやってくれるじゃないか」
ガルフォード「君は何者だ、あの商人が差し向けた新しい刺客って奴なのか」
女「ハッ、冗談じゃないね、このリスキー=ブーツ様が、あんなチンケな下風に立つわけないだろう。このペルシャの地にたいそうなお宝があるって聞きつけてわざわざ参上したってわけさ」
ガルフォード「そういえば、先に飛ばされたあのお嬢さんが君のことを言ってたな」
リスキー「そこまで知ってりゃ話が早い、いずれにせよここで邪魔されちゃ元も子もないね、ここは片付けさせてもらうさ。
右手に銘刀“クイーン・オブ・パイレーツ”
左手に銘銃“クイーン・オブ・セブンシーズ”
これさえありゃ怖いものなしだ、さあ始めようか」
・仕合後
ガルフォード「ふう、結構手強いお嬢さんだった、でも今ならまだ間に合うな、急ごう」

第十回戦
・仕合前
地下の神殿にたどり着いたガルフォード。しかし倒れ伏した領主とそれを足元に立つ商人がいた。
ガルフォード「これは、一体どういうことだ」
領主「き、貴様、裏切るのか・・・・・」
商人「ふふ、貴方には随分と働いていただきました。しかし貴方のお役目はここまでです」
ガルフォード「なんてことを、だがお前もただの商人じゃないな、やっぱりお前が相手をするというのか」
商人「ふふ、これも面白き事ですね。しかし貴方がお相手とは光栄なることでしょうが」
商人が顔に手を当て、別の男の姿に代わる。
男「いずれにせよこの俺が直々に相手をせねばならぬ。我が名は由井正雪、貴様と刃を交えるは望外の悦び、さあくたばれや、ガルフォードとやら!」

最終戦
・仕合前
ガルフォード「この地響きは、何が起こるってんだ」
正雪「くくく、もうすぐ来る、この神殿の主にしてかの“ばびろにあ”の神の王が」
ガルフォード「それがお前の目的ってところか」
正雪「いかにお主とて神が相手ではどうかな。せいぜい闘い抜くがいいて」
と、正雪は去っていく。
ガルフォード「くっ逃がしたか、しかしこの気迫も見逃すことができない」
空間が歪み、そこに一人の人物が現れる。それは禍々しさよりも神々しさを感じられる姿だった。
ガルフォード「お前が神の王、今回の凶事の元凶なのか」
男「我を魔物と同様に呼ぶ非礼は目を瞑ろう。我は王の中の王“ギルガメッシュ”今この地より再び世界を席巻すべく顕現したるもの」
ガルフォード「お前が神であろうかはともかく、これ以上好きにさせるわけにはいかない。人々の平和と笑顔のために、全力で闘おう」
ギルガメッシュ「うむ、汝がごときもののふと仕合えるとは、このギルガメッシュ、歓びに打ち震えているわ」
・仕合後
ギルガメッシュ「これほどとはな人の子よ、だがこれで勝ったとは思わぬことだ」
ギルガメッシュ、剣を床に突き刺し、地響きを起こす。
ガルフォード「くっ、この神殿も崩れるのか」
ギルガメッシュ「我、再び眠りにつかん。縁があったらまた会おうぞ」
ガルフォード「ここも危険だ、とうっ」

後に日の本に戻る船上子供たちとともにあるガルフォードの姿があった。
「こうして、“ぺるしあ”並びに“ばびろにあ”の騒乱を収めたガルフォードは、再び正義のニンジャとして各地を旅するのだった。
これもまたガルフォードの伝説の1ページと刻まれることは今更語るまでもなかった。
彼の前には道はなし、彼が進む後に道はあり。それが正義のイナズマ忍者、ガルフォードの生き様である。彼の前に悪がある限り、彼はまた闘い続けるのだ」

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第4話:つらい中お前がいて、支えてくれてよかった<異世界おじさんのレビュー>

子供の頃のたかふみ、読んでいたライトノベルをエロ本とはやされている中、割って入ったのがあの藤宮だったが、これじゃどちらがいじめてるか分かんないな。ことたかふみの認識入りじゃ、あと藤宮本人の失望もいかんばかりか。
そこで中学の頃の写真を見せ、おじさんも自身の携帯で写真を写す。ままならない通信をどうしようかと思案する中、コーヒーの美味しさに感嘆したかと思えば若者のプレゼントに何を贈るかが分からないからとりあえずお金というのもこれまたそっけない。
そこでひそかに水着姿の写真を送りさりげなくアタックをかけるか、たしかに通報されそうになるのも困るけれど。
とっさにコーヒーかかりそうなのを何故か氷結魔法。凍えそうな藤宮はとりあえずシャワー、しかし着替え姿をたかふみに見られちゃったか。
しかしこれを好機と思ったのか、そのまま部屋に乗り込んでいくが、当のたかふみもどこかズレているようだし、旗でおじさんを呼ぶってのもやっぱりズレてるな、しかも危険事態扱いとは。それにしてもいまだ友達付き合いレベルってのももどかしいかな。
とりあえず落ち着いて一杯いったたかふみと藤宮、年齢の話からおじさんが30代のアラサーであると藤宮の言だが、また未知の用語が出てきたか。
一方でおじさんも座右の銘「ピンチはチャンス」なる言葉を贈る。たしかに異世界での悪戦苦闘の末に身に付いたのは分かるが、たしかに実生活でも活かせられるかもしれないが。それにしてもおじさん、全然変わってないな。ていうか17から急にふけこんじゃったか。
さておき回想でぼっちで酒をかっ食らうおじさんのもと、やけに着飾ったエルフが近付いてきた。しかしたかふみにもストーカーと認識されてるのか。
そのエルフ、おじさんの強さについて問い質さんとするも、つまりは独りで戦っていたと言う。やはりゲームの話になっちゃうな。たしかにデレ隠しのエルフにバカ正直なおじさん、それで噛み合うから分かんないものだな。あっちでも現実はゲーム通りにはいかないものだからなあ。しかしそこでもあの言葉を持ち出して諭したりするが、結局これもゲームから来たのかって、わかるかー!
ともかくもこのあと宿屋に誘うおじさん。途上感謝の言葉をたれつつ、ここに来て急展開かと思いきや、グデグデで歩けなかったので本当に支えてほしかったんだな。それにしても翌日付き合わんとしたエルフ、その失望もいかばかりか、気づかぬのはおじさんなのか。
そんなこんなで酒に逃げんとする藤宮、おじさんにも酒を勧めるも一瞬で酔い潰れてしまったか。
こうして一晩じゅう吹き飛ばされ振り回されたたかふみと藤宮だった。

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今秋の神様22年度36・37号:創られる世界と時代の巻

さて今週のジャンプレビューは、

まず久しぶりの<こち亀>から
やはりゲームマスターはあくまで進行役だからねえ。ましてインチキ勝負だとすぐに足がつくからな。

<ONE PIECE>
ワノ国、そしてゾウのモコモもそれぞれ新たな路を歩み出し、ルフィたちもまたルフィになにも告げずに旅立っていく。そしてヤマトもまた旅立つのか。一方ルフィたちも外の動向について検討をする。まさかバギーがミホークとクロコダイルと組んだか。

<あかね噺>
己の存在をも高座を通じて噺の中に溶け込ませ、観客を引き込んでいく。しかし一生の高弟もうすうすあかねの正体に気付いていく、それならばあかねをどう扱うか。

<すごいスマホ>
藻浦の取り調べですマホを使おうとして、そのすマホが消滅した。やはり契約解除だったな。それでもまだ全一郎には程遠いからなあ。

<WITCH WATCH>
休みの日にも気合が入っているモイに対し、他の四人はモモチが緩いのをいいことにだらけちゃったな。

<高校生家族>
さしもの光太郎もイケメンには勝てなかったが、そのイケメンに認められたからこれも成長かもしれないな。

といったところでお盆明けの再来週にまた会いましょう。

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月刊ストロングワーズ新世界編(創作):22年度8月号

さてみなさん、今月のストロングワーズは、新たなる時代に向けてつわものたちが来るべき最終章に向けての強き意志をお送りする運びとなりました。はたしてどのような言葉が紡がれるのか、それでは、ごゆっくり。

・智慧の言葉
「情報操作なんてさせねェ、世界が変わる今は事実が一番面白ェ!!!
たまらねェな!!!このライブ感!!!(モルガンズ)」
第1053話:新しい皇帝たち
ワノ国の動乱が終結し海賊たちの勢力図も大きく様変わりした。そんな中新たなる四皇が選ばれるもその内容はあまりにも機密すべき情報を公開されすぎ世界政府も困惑と混乱のただ中にあった。ニュース・クーの社長のモルガンズもこの時代の変革に向けて己の感性の赴くままに新聞を世界中に流すのだった。

・智慧の言葉
「影響力ってのは、欲しても、得難い力だ・・・(緑牛:アラマキ)」
第1054話:炎帝
カイドウを打ち倒した麦わらのルフィ。当然世界政府:海軍も見逃せない事態となり、ひとまず監視のため乗り込んだ海軍大将緑牛ことアラマキ。
彼もまたルフィが持つ潜在的な能力を認めつつ、ひそかに討ち倒すべく乗り込むのだが。

・悪意の言葉
「お前ら・・・“外”のこと知ってんのか?この世の神は“天竜人”!!世界政府に加盟してねェこの国にゃ!!ねェんだよ!!人権がよォ!!!
憎むなよォ!?これが世界!!
「教えとく!!人類は“下”を作って生きてきた!!お前ら非加盟国を見下す事で!!皆生きていけんのよ!!!
“差別”とは安堵だ!!!
この国で何人死のうが法にゃ触れねェ!!(以上二つ、緑牛:アラマキ)」
第1054話:炎帝
ワノ国に乗り込み、花の都を目指さんとした緑牛ことアラマキ。それに立ち塞がらんとした赤鞘の侍たち。しかし緑牛はモリモリの実の森人間の能力でその強大な力で侍たちを圧倒する。そして彼なりの、ひいては世界政府の支配の論理をひけらかしてワノ国を蹂躙せんとするのだった、すべてはルフィの首ひとつのために。

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キャプテン・キッド、サウスタウン編、龍虎の拳ステージ<バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!より、キャプテン・キッドのサウスタウン、龍虎の拳ステージのシナリオをお送りいたします。
サウスタウンの裏町に乗り込んだ我らがキッド船長、曲者ぞろいのつわものたちとのガチンコ対戦をはじめとする大活躍をここにお送りできたらと思います。はたしてどうなることやら、といったところで、それでは、ごゆっくり。

ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず>キャプテン・キッド編・その3
となっております。

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各誌レビュー22年度8月号(その1)

さて今週の各誌レビューは、

<BLACK TIGER(グラジャン)>
ティガーが語るかつてのリンカーン大統領をめぐっての女狙撃手との攻防、はたして歴史にどう刻んだというのか。

<MAO(サンデー)>
捕えた大五を殺したと幽羅子に偽り、密かにかくまった白眉、彼をめぐり何を企てんとするか。一方で真緒も駆け落ちの若者を人かにかくまって逃がしたのだが、ここはここで一件落着となったか。

<君は008(サンデー)>
潜入したドグラ首領、その圧倒的な実力でエージェントたちを翻弄する。そして対することとなったうさぎ、彼の面が傷つけられた時その本領を発揮するのか。

<バキ道(チャンピオン)>
独歩、ケバヤと互いにウォーミングアップを経て準備万端。後は仕合に臨むのみか。

<浦筋(チャンピオン)>
久しぶりのボギー愛子、自分が幽体離脱をしちゃ世話ないな。

<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
流されて大祐と千晶。ひとまずいい雰囲気だったが、知人のお節介な救助でお開きとなったか。

そして<ルパン三世>
話を進めていくうちに王子、柔らかな口調から贄隠れするゲスの本性。これにはさしものルパンも悪党としての本気を出さざるを得ないか。一方で銭形がエルリールに斃されたというが、そうそうくたばるタマでもないだろうが。

といったところでまた来週。

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機動絶記ガンダムSEQUEL、ですか

さてみなさん、今秋の水星の魔女の放映を楽しみにしている方もおられるでしょうが、同じくWEBコミックにてなんと『機動絶記ガンダムSEQUEL』なる作品が配信されているではありませんか。
主なあらすじとしては、かつての戦乱の時代で活躍したガンダムなる機体、ある程度平和な時代になって無用の長物となり多くが打ち捨てられた。
しかし時が流れ、一人の女性が暗躍し新たな戦乱の時代が引き起こされんとしていた、といったものだけれど。
しかし気になるのは舞台設定はガンダムと冠するだけあっていわゆる近未来的な雰囲気と和裏腹の、これまたいわゆる中世風の、ゲームでもおなじみのファンタジー世界風、主人公もまず炎の魔法を使うまさに魔女風の風体だけれど。ともかくガンダムと冠する作品なだけにこれは一種のオーバーテクノロジーであることは推察される。そんな彼女が失われたガンダムをめぐってどのような展開を繰り広げ、また時代を築くことだろうか。とまあもう一つの魔女の物語にもひとまずの期待をかけてもいいだろうけれど。

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FINAL EPISODE:無限の彼方へ(その4)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは、いよいよ序盤のクライマックスということでプレイヤーにとってはザコ的のオンパレード。この熱き陣容に、これから迎えるであろう激闘を予感させずにはいられないことでしょう。それでは、ごゆっくり。

MAP:天界へと到る路:灼熱の関門

ギルガメス「ここはどちらかというと、ドルアーガの塔かドラクマーの塔みたいだ」
レイス「勝手知ったると言いたいところですが、いかなる敵が待ち構えているか気を付けて」
アーサー「なんの、敵の多様さは今までの闘いで織り込み済み、その都度構えていればいいさ」
ワルキューレ「それだけに油断はできません。みなさんくれぐれもお気をつけて」
クロノア「うん、四人の騎士さんの揃い踏みだね、それだけに頼もしいけど」
レオ「左様、先陣はお任せするが着実なる進軍、それに尽きるかな」
「はっ!」

トロン「しかし何ですの、この熱さは」
コブン「この層のいたるところにマグマの川、というかマグマのプールがあります」
カロル「うわー、それじゃ進むにも気を付けなきゃね」
ジュディス「大丈夫よ、いざとなったらユーリがついてるから」
カロル「ぼ、僕だってやる時はやるんだい」
ユーリ「うん、どうやら来たようだ」
カロル「わっ、ど、どこにいるの」
リタ「まったく、いざという時役に立たないんだから」

・まずはリーバード系の敵が出現する。
ロック「まずはリーバードか、ある程度高温に耐えられる敵だからこちらも注意が必要だね」
ロール「逐一こちらが対処すればいいけれどね」
トロン「こっちも戦力を総動員すればいいだけのことですわ」
ハイデルン「これも頼もしいが、メンテナンスは大丈夫かね」
コブン「はい、毎日のチェックは欠かせませんから」

・続いてレアリエン群も登場する。
シオン「やはりレアリエンね、あの人はどれだけの命を弄べば気が済むというの」
ジュニア「まあこいつは俺たちが一番弄んでいたからな。奴がそれを活用しただけのことだから」
ケイオス「それに、あれと関わりもあるから、いずれは僕たちが」
ジュニア「ああ、分かってるさ」

・さらにはグノーシス、オクティ群も現れる。
ススム「わっ、グノーシス」
あかり「でもおあつらえ向きに実体化しとるよ」
タイゾウ「それにオクティまでも出てきやがったか」
マスヨ「いずれも雑魚ぞろいだけど、ここまでそろわれちゃ骨が折れるわね」
ひろみ「ここはいつも通りかかりましょう。詳しい戦術はその都度立ててもいいかもしれませんから」
ススム、アタル「コ、了解(コピー)」
マスヨ「あらあら・・・・・」

・そしてこの階層を取り仕切るボス、サンダードラゴンが現れる。
クロノア「またまた出てきたよ、バカでかい竜が」
カロル「でもどこかレイスのドラゴンに似てるね」
リタ(カロル!)
イリス「いえ、竜といってもいろいろな種類と属性がありますから、こういった事象もあるかとしれません」
レイス「ともかくすみやかに退けないといけません」

・敵キャラクター紹介
サンダードラゴン:外見はレイスのドラゴンに似ているが、主に口や前脚の翼から発する雷で攻撃する。

覇王丸「しかし、奴さん空を飛んでいるだけあって少し厄介だな」
御剣「空を飛ぶなら対空の業で対すればいいだけのことではないか」
タキ「それだけでは心もとなかろう」
マルコ「なに、我々の飛び道具があればなんとかなるだろうが」
レオ「いずれにしても速やかにかつ着実にだな。これでもまだ序の口だから」

・敵全滅後
クロノア、何とかやっつけられたけど、なんなのかな、この胸騒ぎは」
ガンツ「そういやレオリナがザサラメールのもとにいるのは、哀しみの王って奴を呼び起こすのが目的なんだな」
パコ「それじゃあ、その哀しみの王ってのが近付いているんだね」
クロノア「そうかも、しれない」
ルーティ「胸騒ぎといえば、あなたたちも何か感じているのね」
ジューダス「大したことはない、といいたいが、僕たちの運命を握っている者が待ち構えているかもしれない。かのバルバトスやエルレインもそれの駒に過ぎない」
カイル「でも、それにも対しなければならない。それは俺の、いや多くの人の、未来がかかっているんだから」
スタン「そうだな、すべてはこれからなんだ。どんな奴でもドンとこいだ」
リッド「それだったら俺たちも力になろう」
ロイド「こうなったら乗り掛かった舟だからな」
ユーリ「すべての事象がそこにあるから、みんなでそれに対するとしよう」
レオ「さて話はまとまったところで、次の階層へと進むとしようか」
「おう!」

TO BE CONTINUED

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ブースター両さんの人生幸朗<平成こち亀22年下半期>

さて今回のこち亀はある意味再低迷期からひとまず立ち直ろうとして結局小康状態の末期症状ともいえる時期の、まあいずれにしても「終わりのはじまり」ともいえる作品群である。
全体的には突っ走っているのは認めるところで、自力で走れるならまだしも、他人の力、言うなればドーピングによるブーストを掛けられてのことだったのが気になったところ。これで完走できればよかったのだが、盛大なるズッコケに陥ったことが一番の問題なのだろう。やはり冒頭のギネスの巻にて「わしの人生って何なの」とのくだりが、作者の秋本先生においても一番言いたかったともいえる。これも言い換えれば、その前後での短編から、連載終了を経てのティガーに結びついてのいわば生みの苦しみともいえるだろう。

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今週の神様22年度35号:アカい夏を迎えての巻

さて今週のジャンプレビューは、

<ONE PIECE>
ワノ国の地下、そして海底にポーネクリフ、そしてプルトンが隠されていた。それに伴い開国とはプルトン発動を意味していたか。一方緑牛にはモモの助が、ルフィに頼らず己の力のみで押し返さんとする。最後にはシャンクスの覇気がモノを行ったが。その活躍をルフィもまた見守っていたのだ。

<あかね噺>
あかねの寿限無、そして己の命名の意味を交えて噺を進める、母親が名前を呼んであやそうとする際に赤ん坊が消えたのはいいけれど、噺を進めたあかねの存在も消えるのはこれはいかに。

<すごいスマホ>
助けた藻浦と全一郎との出会いを交え、彼を保護させようとするQだが、全一郎も次の一手を打たんとする。はたしてQと藻浦はどうなるのか。

<WITCH WATCH>
訪れたのはぽっちゃり魔女の人、瞬間移動を得意とするも、結局自分の肉体を酷使するのでそのチャージのための食費もかさむというか。

<高校生家族>
肉体改造を課すテニス部だが、ひとまず光太郎は肉体そのものは強化しているか。はたして試合に活かせられるか。

といったところでまた来週。

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