二人の悪女<今更ながらルパンレビューPART6>
とある店で新しい衣装を試す不二子、一方モニター越しで目か仕込むルパン。次の仕事とばかりに段取りを決めんとするが。そこに一人の女性が不二子のもとに飛び込んでいく。何やら知り合いだというのだが。
そのアメリアと久しぶりの再会の雰囲気のなか、半ば辟易している不二子に対し、かつての仕事のことを語り出す。どこぞのIT企業の社長出資リストの秘密を暴こうとするが、ツメの甘さで見つかってしまい結局逃げだしてしまう。その際に社長のグレイソンは顔に火傷を負ってしまうが。
あれからややああって次の仕事を持ち掛け再び組もうとしてアメリアも無理やり不二子を口説き落として頼み込むが。
そのお目当てのターゲットは新興宗教の教祖のネックレス。教会の塔に隠されているというのだが、潜入の手はずは整っており、さしあたり不二子をエサに作戦を進めんとするのだが。
一方のルパン、不二子にすっぽかされてふてくされつつ自身の作戦を進めんとするが、そのインビジブルという闇サイトのセキュリティに何かとてこずっている中、不二子から連絡が入り、ひとまずの依頼を受けることになるが。
アメリアもルパンのことを気にしつつもしばらく不二子とのツーリングを楽しんだ後、アイオン教の教会を望むホテルで待機することになるが。
しかしその夜、アメリアは昼とは違う思いつめた表情で教会を見やる。子供の頃の写真とともに。
ともかくも教会に潜入する二人、物々しい内部では、裏切り者の制裁が行われその身に教団の焼き印が施される。その紋章はどこかで見たが、もしかすると。
後に二人が教祖のもとに立ち、不二子が法衣を脱いで誘う。しかし拘束された後教祖が素顔を晒す。やはり先に顔を焼かれたグレイソンだったのだ。それと知ってアメリアもグレイソンと通じ不二子を売ろうとするのだがこの真意やいかに。
こうして不二子の処刑を取り行うこととなり、ますは自分と同様に顔に焼き印を施さんとしたその時、なんと裏切ったはずのアメリアが駆けつけてきた、実はかつてグレイソンの人身売買によって売り飛ばされた子供だったのだ。実はアメリアの決意にも不二子は気づいていて一芝居打ったというわけだ。
グレイソンの犠牲となったかつての友だちの恨みを込め銃を向けるアメリア。グレイソンも装置を武器に応戦するも、そこにルパンが現れる。先に不二子の依頼と同じくインビジブルのセキュリティを解いてやってきたのだ。その資金源を盗み出すために。
一足先に脱出する不二子たち、それを追うグレイソンだったが、ハッキングの際の装置の暴走により業火によって葬り去られる。文字通り神の裁きを受けるかのごとくに。未だグレイソンの恨みを捨てきれないアメリアに、実は子供を宿している彼女を諭す不二子。こうして一つの事件、一つの仕事は幕を閉じた。
後に生まれた子供と一緒に不二子との一時を過ごすアメリアの姿があった。母子二人だけあって相手は行きずりの中だったようだが、ひとますは母子の幸せを祈りつつもその子のためにも面倒を見ようという想いも不二子にはあった。
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