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フェイクが噓を呼ぶ(後篇)<今更ながらルパンレビューPART6>

銭形警部、ヘイゼル暗殺の容疑で逮捕される。抗議する八咫を厄介者として追い返そうとする現地警察。まるで話にならぬとアリアンナの説諭で一旦は引き下がるが、実際国内は混乱のただ中にあり混迷の度はいや増すばかり。
凶報はルパンたちのもとにももたらされるも、今はまだ動けない。一方八咫も現場を検証するがすでに現地警察の鑑識の後で証拠の品は何も見つからない。さらに調べを上げんとするもヘイゼルの仲間のチンピラに襲撃されるが、ひとまずは退けることができた。
後にヘイゼルの資料を調べるもらちがあかない、かと思いきやヘイゼルが求めたトモエがなんとアリアンナと同じ名、同じ特徴そして同じ心情だという。思わぬところで接点が見つかった八咫たちだが、秘書からセリムのことを聞きつけ、現在取り調べ中の警察も脅迫の事実をつかんだにとどまるのみだったが。
その一方、セリムからヘイゼルを狙ったパパラッチの居所を聞きつけ情報を聞き出さんと問い詰める。そこで白い服の人物の情報を入手して、晴れて銭形も釈放となるのだが。
今度のことで頭が冷えたのか、今まで以上に八咫たちの力を借りるというのだが、ともかくも銭形の捜査も本格的に再開する。
先に負傷した八咫を気遣いつつ一旦別れた銭形、夕食を共にする八咫とアリアンナ。彼女自身もルパン逮捕に心を砕かんと銭形のもとにつき、同じく彼のもとにつく八咫にも敬慕の念を抱いているという。いつしか二人の間も接近したかに見えるもひとまずは一人の刑事として行動をしたいと我に返るアリアンナだったが。
しかしその夜、白い人影の手首にまかれた見覚えのあるブレスレットを確認したアリアンナだったが。翌朝、一足早くホテルを後にし、アリアンナがコンタクトを取ったのがマティアだった。落ち合う先を八咫たちに告げ、マティアと話をつけんとするアリアンナ。
ブレスレットのことを聞き出しつつ遠回しにヘイゼルとの関連を話すアリアンナ、同じ家庭教師のことについてなぜかマティアも興味を示す。一方メルセデスの件でトモエの名を見知っていた銭形。一方で何故アリアンナがルパンを追うことになったか、彼女もまたトモエに影響されたというのか。いずれにしても話を進めるうちにマティアの様子も穏やかならざるものになりつつある。一方のアリアンナもその穏やかならざる雰囲気に呑み込まれつつあるかに見える。そして肝心の事項に話を移さんとするも、マティア自身自らの疑いをほのめかした後、人が変わったかのごとくアリアンナに襲い掛かる。
銭形たちが駆けつけたがすでにアリアンナは刺された後。こと切れる前にレコーダーをルパンに届けるよう銭形に告げるのだが。
そして出動するルパン、半ばしおれた花を前にルパンは何を想うのか。そしてあの白い人影の正体がマティアだとして、ヘイゼルを刺した目的は一体何なのか、物語はもう一つの謎を秘め一旦閉じるのだが。

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