7月のおしらせ
さてみなさん、ようやく7月。梅雨がやけに早く開けたかと思いきやもうこの暑さ、この分数年来の気候変動からの猛暑が見込まれ大変な夏を過ごすことになるかと思いきや、今月我が西尾市に祇園祭が戻ってくるということで、せめて気分だけでも夏の訪れを喜ぶことができましょう。
さて今月も少しづつではありますが制作のペースを取り戻すことができると思いますので、その分は期待をして下さい。
それでは、7月もごゆっくり。
さてみなさん、ようやく7月。梅雨がやけに早く開けたかと思いきやもうこの暑さ、この分数年来の気候変動からの猛暑が見込まれ大変な夏を過ごすことになるかと思いきや、今月我が西尾市に祇園祭が戻ってくるということで、せめて気分だけでも夏の訪れを喜ぶことができましょう。
さて今月も少しづつではありますが制作のペースを取り戻すことができると思いますので、その分は期待をして下さい。
それでは、7月もごゆっくり。
今回取り上げたいのは、藤子F先生の短編の一つ『自分会議』について、ひとまずドラえもんの2エピソードを織り交ぜてのべることにしましょう。当記事は先の記事をもう少し詳しく記したことをここに記しておきます。さておきまずはこのお話をば。
『ドラえもんだらけ』
ある日のび太くんの宿題の代行を頼まれたドラえもんは、2時間ごとの自分に手伝わせることにする。
ところがその自分たちは何故かボロボロな姿。それは宿題を済ませた後で、後の自分たちにとっちめられた自分の姿だったのだ。しかも時間を追うごとに寝不足で追い詰められつつ、先の自分に引っ張り続けられるはめになったそうな。
『ぼくを止めるのび太』
ある日前から買いたかったプラモデルを買うつもりが、食べたかったカップ麺を買ってしまい後悔したところ、過去に戻ってプラモを買うように説得せんとする。
ところがさらに先の自分がカップ麺を買うよう説得し、そこで口論からの大げんかにもつれ込む。
結局その後のボロボロの自分たちの説得でけんかも収まり、事態の収拾の末、何故かカップ麺のプラモを作ることになったそうな。
まず『ドラえもんだらけ』のエピソードは、ドラえもんに降りかかった問題とそれを解決しようとした結果。どうしてその結果になったのかを描いたものだった。
続いての『ぼくを止めるのび太』はその当時発売されたカップ麺の話題を上げつつ、先のドラえもんだらけのお話のオマージュを込めて、さらに複雑なタイムパラドックスを描いたつもりでお話を組んだものだけれど。たしかに前者よりも後者の方が良くてひねりを利かせ、悪くて話がこんがらがってしまった感さえもある。
さておき本編の『自分会議』では、幼い頃の悪夢を頼りに借りたアパートで、相続した山林をめぐって未来の自分たちが訪れその扱いを話し合うも結局紛糾してしまう。
そこにたまたま連れてこられた過去の自分が、未来の自分たちの姿に絶望してアパートの窓から身を投げ部屋は誰もいなくなってしまったそうな。
これもいろんな時代の自分の言い争いから子供時代の時分の身投げの後でのパラドックスによる自己喪失でのオチ。
これを深く読めば当初の青年の記憶について、たとえ子供の認識の変化がわずかな歴史の改変がなされたとしても、結局青年の記憶に帰結してしまうのではないか。そこでこういったお話のアレンジが自分勝手ながらも、
「身を投げた子供時代の自分が気が付いたら、自分の家で倒れていて、起こそうとした母親に泣きつきつつ。後にあれが自分の姿だと認め、青年時代に至って、時代に流されないように自分自身の意思で生きていこうと決心するのだった」といったオチも考えられる
つまりは子供の件で青年の記憶が活かされ、「いいかげんな」未来の自分が消滅して、残された青年がより良い自分にならんとするか否かが物語における今後の課題といったところか。
とある店で新しい衣装を試す不二子、一方モニター越しで目か仕込むルパン。次の仕事とばかりに段取りを決めんとするが。そこに一人の女性が不二子のもとに飛び込んでいく。何やら知り合いだというのだが。
そのアメリアと久しぶりの再会の雰囲気のなか、半ば辟易している不二子に対し、かつての仕事のことを語り出す。どこぞのIT企業の社長出資リストの秘密を暴こうとするが、ツメの甘さで見つかってしまい結局逃げだしてしまう。その際に社長のグレイソンは顔に火傷を負ってしまうが。
あれからややああって次の仕事を持ち掛け再び組もうとしてアメリアも無理やり不二子を口説き落として頼み込むが。
そのお目当てのターゲットは新興宗教の教祖のネックレス。教会の塔に隠されているというのだが、潜入の手はずは整っており、さしあたり不二子をエサに作戦を進めんとするのだが。
一方のルパン、不二子にすっぽかされてふてくされつつ自身の作戦を進めんとするが、そのインビジブルという闇サイトのセキュリティに何かとてこずっている中、不二子から連絡が入り、ひとまずの依頼を受けることになるが。
アメリアもルパンのことを気にしつつもしばらく不二子とのツーリングを楽しんだ後、アイオン教の教会を望むホテルで待機することになるが。
しかしその夜、アメリアは昼とは違う思いつめた表情で教会を見やる。子供の頃の写真とともに。
ともかくも教会に潜入する二人、物々しい内部では、裏切り者の制裁が行われその身に教団の焼き印が施される。その紋章はどこかで見たが、もしかすると。
後に二人が教祖のもとに立ち、不二子が法衣を脱いで誘う。しかし拘束された後教祖が素顔を晒す。やはり先に顔を焼かれたグレイソンだったのだ。それと知ってアメリアもグレイソンと通じ不二子を売ろうとするのだがこの真意やいかに。
こうして不二子の処刑を取り行うこととなり、ますは自分と同様に顔に焼き印を施さんとしたその時、なんと裏切ったはずのアメリアが駆けつけてきた、実はかつてグレイソンの人身売買によって売り飛ばされた子供だったのだ。実はアメリアの決意にも不二子は気づいていて一芝居打ったというわけだ。
グレイソンの犠牲となったかつての友だちの恨みを込め銃を向けるアメリア。グレイソンも装置を武器に応戦するも、そこにルパンが現れる。先に不二子の依頼と同じくインビジブルのセキュリティを解いてやってきたのだ。その資金源を盗み出すために。
一足先に脱出する不二子たち、それを追うグレイソンだったが、ハッキングの際の装置の暴走により業火によって葬り去られる。文字通り神の裁きを受けるかのごとくに。未だグレイソンの恨みを捨てきれないアメリアに、実は子供を宿している彼女を諭す不二子。こうして一つの事件、一つの仕事は幕を閉じた。
後に生まれた子供と一緒に不二子との一時を過ごすアメリアの姿があった。母子二人だけあって相手は行きずりの中だったようだが、ひとますは母子の幸せを祈りつつもその子のためにも面倒を見ようという想いも不二子にはあった。
さて今週のジャンプレビュー、今回から約一月ワンピがお休みということで、各作品のレビューやいかに。
<あかね噺>
一生門下の噺家もなかなかの顔ぶれ、いずれはあかねも彼らとその噺の業を競うのか。そして目下のライバルたちの噺も始まるか。
<すごいスマホ>
今回の事件が政府をも動かす事態となる一方で全一郎側にも結構重厚な人脈があったか。この強敵にはたしてQはどう出るのか。
<WITCH WATCH>
教師と教え子の漫画家コンビに訪れるは謎のファンとのオフ会。ルックスとのギャップに戸惑うのも見てる方からは可愛かったりして。
<高校生家族>
葵ん家を訪れた春香、そこで勝負師の葵の父と対局。勝負の厳しさを学ばんとするもいかんせん父親はあまり強くなかったか。
といったところでまた来週。
さてみなさん、今回はカプコンが誇るプロレスゲーム、マッスルボマーについて語りたいと思います。それでは、ごゆっくり。
マッスルボマーはストⅡのヒットに続かんと93年頃にカプコンからリリースされた本格的プロレスゲームである。当時ジャンプとのコラボもあり北斗の拳の作者たる原哲夫先生デザインのキャラを売り出してのリリースでもある。
登場するキャラクターは各々の信念と野心を胸にリング内でしのぎを削り、やがてはプロレス界を乗っ取ろうとする闇のプロレス組織と対することになる、というのが主なあらすじである。
その面々はプロレスゲームなだけに全員がプロレスラー。中にはファイナルファイトの闘う市長ハガーも出場したのだ。やはりストⅡの影響もあり投げ技と打撃技にてコマンド入力の必殺技が採用され、従来の格闘ゲームと同じようにゲームが進められ、ひとまずのヒットを得るにいたる。
ここでもう一つ特筆すべきは“チームバトルロイヤルモード”で、早い話が二人同時出場のタッグマッチである。従来のタッグマッチをスピーディーかつスッキリとした展開をめざしていったのだがCPU戦において場合によってはパートナーCPUによって仕合を優位に進めることもあり、これまた興が覚める事態にもなりかねない。
ところが後に、対戦格闘ゲームの大ヒットを受けて、スーパーマッスルボマーがリリースされてしまったのだ。
これは前作よりストⅡのシステムに近く、相手をノックアウトして勝負を決めるやはり格闘ゲームと相成った。これは後にキン肉マン・マッスルグランプリにも影響を及ぼしていったのかもしれないが。ともあれこれも当時の格闘ブームに乗ってのリリースだったが、その影響もあってかこれまたヒットを得るに至ったのだ。
しかしこれもいわゆる「失われた世紀末問題」の影響もあってか、リリースがなされなくなってしまったのも惜しむべきところ。ストリートファイターシリーズでもザンギエフやアレックスやミカ等のレスラーキャラもいるので。その辺の補完も行ってほしいのが正直なところだけれど。
さてみなさん、今回のホームページ更新は、マンガレビューの男塾シリーズの補完をページも新たにお送りする運びです。
先に暁!!男塾の事項をさわりの身お送りしておりましたが、この度前作たる魁!!男塾と合わせて少しレビューを述べさせていただきました。
いずれはこの2作のスピンオフ作品もお送りする予定です。それでは、ごゆっくり。
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>マンガ・ノベルズ>男塾シリーズ
となっております。
さて今週の各誌レビューは、
<MAO(サンデー)>
令嬢の魄の種は除けたが、そのもとの男を訪れるも、彼自身偶然の産物だというがこれもどうなることやら。
<君は008(サンデー)>
都市に仕掛けられた爆弾は野原の機転で爆発を免れるも、いまだアンガストは脅威、しかしエイトが渾身の気力で立ち向かうがこれもまたいかに。
<浦筋(チャンピオン)>
聴診器片手でお医者さんごっこか。子供にはよくあることだな)ないない。
<ジーニアース(チャンピオン)>
カリスマ不在のままジーニアスたちが一斉に放棄する。そんな中トージが仲間を引き連れ妹を取り返しに来たのだが。
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
女装の岡崎くんが大祐ん家を訪れひと騒動、かと思いきや妹が妙に納得して事なきを得たか。
そして<ルパン三世>
一方で五エ門は砂使いイウナンに苦戦中。しかしミスリル仕様の斬鉄剣で活路を見出さんとするのだが。
といったところでまた来週。
さてみなさん、ファイアーエムブレム並びに無双シリーズ両ファン期待の新作『ファイアーエムブレム無双 桜花雪月』が発売される運びとなりました。
今作は先のエムブレム無双のシステムをそのままに、原作桜花雪月のストーリー及びキャラクターをベースに制作された作品である。
これは原作桜花雪月の背景、3つの陣営それぞれのキャラクターの戦いが、単に勧善懲悪にとどまらない本当の意味での戦記が無双の理念と合っていたということだろう。
ともかくこのFE無双も発売の時を待つのみである。と述べておきたい。
さてみなさん、今回はスケジュール調整を兼ねて今秋放映が予定される『機動戦士ガンダム・水星の魔女』の公開された情報をこの場を借りてレビューをしたいと思います。それでは、ごゆっくり。
今回の水星の魔女、世界観は宇宙世紀のガンダムとは別の、やはりいわゆるアナザーガンダム作品として描かれ、太陽系周辺に進出した人類が各地に勢力を張った世界。その中の一つに水星からやってきた主人公スレッタがそこで造られたガンダム・エアリアルを駆って活躍するというのは先に述べたところ。
今回はその主人公の設定をはじめ、彼女に関わる人物とエアリアル以外のMSが紹介された。それに伴う先述の世界設定と合わせて、彼女周りの人々と関わり時にはしのぎを削り、いずれは外の世界に冒険に出るか、あるいは世界観の抗争に巻き込まれつつも戦い抜くか。いずれにしても後にいかに彼女が魔女と呼ばれるのか、といった展開が期待されるとひとまずは踏んでいるが。これらについても来月に公開される動画を中心とした新たな情報を待ちたい。
さて今週のジャンプレビューは、
<ONE PIECE>
ワノ国に平和が訪れルフィたちに寄る盛大な宴が催される中、世界政府の隠し玉、新大将緑牛がカイドウの部下を始末しつつまさにその手を伸ばさんとしている。
一方で実はおでんの父スキヤキだった天狗にロビンが古代兵器の居所を聞き出さんとし、新たに四皇に選ばれたのはルフィとなんどバギーだった。これについてはまた後に語られることもあろうが。
いずれにしてもしばしの休載を経て本当の意味での大詰めへと話を進めんとするのだが。
<あかね噺>
本選に駒を進めたあかね、一方ライバルたちの思惑もまじりあい、そしてあの男も到来し、あかねにとって一つの戦いが幕を上げんとするのだが。
<すごいスマホ>
瀬尾水を交えての駆け引きは、まずQが一本取ったかに見えるが、全一郎もあえて己をさらけ出しQに接近せんとする。果たしてこの展開はどう動くのか。
<WITCH WATCH>
ひとまず魔法を解除せんとニコのもとへと向かうがここでもハプニングまみれ、最後にズッコケがあったがそれでも何とか切り抜けられたから良しとしようか。
<高校生家族>
不良高校生の襲来を家谷家総出での対峙、それぞれのノリで切り抜け、最後は父の貫禄がモノをいったか)ちょっと違う。
まあなにはともあれワンピは一月のお休みを持つということで、またお会いしましょう。
さてみなさん、今回のクレイドルエンドは、いよいよ中南米の組織に、キッカたち特務隊、そして隠された英雄たるコウが当たることになり、その様を娘のミウが見守るに至るいきさつをお送りいたします。それでは、ごゆっくり。
ちなみに前回のストーリーはひとまずここに。
第14話:父と娘と
その1
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。
そもそも南米の裏組織については、前世紀の南北アメリカ大陸の経済の格差から非合法のビジネスを主な生業とした者たちが、いつしか中南米を支配するに至った。しかしそれら諸勢力は宇宙世紀開闢前後における国家間の統合を機として弱体化を余儀なくされた。
ことに宇宙帰りの若者が欧州を中心として裏社会を取り仕切ったかと思えばどこぞの財団に取り入り後の連邦政府と癒着を始めてからそれが一層拍車がかかったのだ。
そんな中後にジャブローの連邦軍基地が建造され、合法非合法を問わず彼らも連邦軍との癒着をはじめ、その勢力を盛り返すに至る。かと思えばグリプス戦役の前哨戦でジャブロー基地が破壊、破棄され再び停滞。それでも新旧ジオン、ティターンズの残党との癒着も続け多少なりの勢力を保ち今に至るも、ここ最近になってそれら軍事勢力がギャング団から離反し、今まさに存亡の危機にも繋がろうとしていた。
かといって彼らとて手をこまねいているわけではなく、ここ数年の戦乱の産物として、裏ルートで払い下げられたMSとその関連の機器をもって自勢力の装備を充実させ、加えて構成員のいくらかもパイロット崩れもはじめ、多少なりと軍事的な訓練を受けた者もいて、現在に至りいくらかがそれなりの勢力となっている。
そんな連中を制圧し、治安を回復させるのが今回キッカたちの任務である。
もちろん先の事情もあり、勢力的には必ずしも脅威ではないのだが、
「旧ジャブローも汚染された地区を除いて結構広大で、マナウス基地が調査しただけでも数知れない。その中でも先述の軍事勢力を抑えることで、この地区の取り締まりを容易にすることが前提でもある」
「どこまで信頼がおけるかは分からないけれど、マナウスが調査した各拠点を抑えるのを前提で作戦を進めます」
トーレスとキッカの意見に合わせ、
「あと今回の作戦を受けて、マナウスから兵員が派遣され、比較的小規模の組織の懐柔にあたるとのことです」
ライエルの報告にオペレーターが基地からの連絡を受ける。
「報告します、比較的中規模の諸組織が合同で訓練にあたるとのことです」
「やはり、私たちを誘おうってことかしら」
「その可能性は十分にある、たとえ罠でもこれに乗じてもいいかもしれない。もちろんくれぐれも気を付けて」
こうしてTWも戦闘配備に入りつつその合流地点へと向かう。
しかしその合流地点にてまさに風雲急を告げる事態が起こるのだ。
話を少し前にさかのぼる。
誰が言い出したかは今となっては不明だが、南米の組織で中規模のものたちが現在の状況を鑑みていわゆる軍事訓練を行おうとしたのだ。
「このまま手をこまねいてちゃ俺たちの破滅だ。こうなったら一旦我々も手を組んで連邦の奴らに目に物言わせてやろうじゃないか」
こうして各組織に2、3機、合計して30数機の集団が一堂に会し、日ごろの訓練の成果を見せる一方、自分たちを討伐せんとする連邦軍にも対するべく行動を起こすのだ。
訓練は順調に行われんとする中、いわゆる哨戒役の人員が、自分たちに近付くMSらしき存在を確認したのだ。
もちろんこれあるを予測したリーダーの一人が、
「よし、そのまま訓練を続けるとして、近付いてくる奴が敵なら袋叩きにしてやろう」
こうして自分たちに近付いてきたそのMSが有効射程に入るや、一斉に銃口を向ける。
しかしいざ発砲するや、それを予測したかのごとくそのMS、ガンダムMk-Ⅲはそれを難なくよけつつ、肉薄した1機の手足をサーベルで切断し動きを封じる。
「まずは、1機か・・・・・」
「な、何者だ、貴様!?」
「待て、この声は、まさか・・・・・」
「元地球連邦軍少尉、コウ=ウラキ。もっとも今はしがないMS乗りだが、今となっては知ってる奴はそうそういるわけじゃないな」
「・・・コウ=ウラキ、デラーズ戦役にての隠れた英雄か・・・・・」
「ほう、知ってる奴はいたんだな、ともかくもお前さんたちには恨みはないが、あの人の、そうあの人たちのために大人しくしてもらおうかな」
と、マークⅢのサーベルを構えるコウだった。
一方でTWの格納庫では、キッカ、ライエルをはじめMS部隊が出撃を控えていた。しかしそんな中、
「戦闘が、始まっている!?」
「はい、組織のMS群に所属不明のMSが戦いを挑んでいるとの情報が」
整備員の一人がキッカに状況の連絡を告げ、それを傍から耳にしたミウが一時の躊躇の末、格納庫を後にし艦内に入っていく。それを見かけたアレン。
「ミウ・・・・・」
「アレン少尉」
「・・・はっ!」
しかしミウの様子をライエルも目撃し、まずアレンをたしなめる一方で、
「先輩・・・・・」
ブリッジ内のノックスに連絡を取り、ノックスもそれを受ける。
「ああ、そちらも大丈夫だ。引き続き任務にあたってくれ」
「了解」
戻ってキッカもそのライエルのやり取りを聞いてから。
「その乱入者はおそらくあの人でしょう。まず陣頭には私が立ちます」
「大佐」
「その上で速やかに現地に向かいます、まずアレンとライエルが援護に回って。あと各員も追って対処して」
「はっ」
「了解」
と、アレンとライエルが応答し、まずキッカのニュープラスがカタパルトに乗る。
「キッカ=コバヤシ、ニュープラス、行きます!」
こうしてTWからニュープラスが出撃するのだった。
「ミウ、コウさんは必ず助けるから・・・・・」
そのTWのブリッジにて、なんと格納庫から飛び出したミウが入ってきた。
「ほう、早かったね」
先にライエルから連絡を受けたノックスもこれあるを予測してか動じず、トーレスもそれに準じた対応をする。
「今は戦闘配備中です。関係者以外の立ち入りは禁止です」
オペレーターが叱りつけるも、
「さしあたり隣の席に座りたまえ」
ノックスが厳かに告げる。
「あ、ええと・・・・・」
「戦闘となればここも全く安全ともいえないからね、さあ急いで」
ノックスに促されるままにミウもキッカの指揮官席に座る。
「お父さん・・・・・」
「まあウラキ少尉も我々はともかくあの人たちにも大事な人材だからね。ああ念のためベルトを締めるといい」
トーレスに促されミウも席のベルトを締め、事の成り行きを見守ることにした。
そしてその現地にて、敵のMSを各個撃破で撃ち倒し、というかほとんどを手足を切断し無力化させ、残るは10数機とあいなったのだが、流石にコウの戦闘力を把握してか、無用な突出は避け各機で包囲する戦法を取るのだった。
「くっ、ここにきて敵も慎重になったか、奴らが一気にかかれば流石に俺も・・・・・」
実際マークⅢの装甲も激闘の末無数の傷が刻まれ、コウ自身も疲労の域に達していた。
「もはや俺たちもここまでだな、こうなったら刺し違えても貴様の首を討ち取ってやるぜ」
「こちらも殺る気まんまんだな、さしもの俺もここまでかもしれないか、いやしかし・・・・・」
マークⅢも武器を構え直し、
「ここでやられるわけにはいかん。俺には、妻や子がいるんだ!」
その時であった。
「よくぞ言ってくれました」
数条のビームが飛び交い、包囲した数機のMSをなぎ倒す。そのせつな、駆け付けたニュープラスが割って入るように姿をあらわし、マークⅢに接近する。
「なんだと、あんたは、まさか・・・・・」
「キッカ=コバヤシです。ミウとの約束のため、助太刀いたします」
本来なら反乱鎮圧の任務ためのついでではあるのだが、本来の目的の如くにキッカが告げる。こうしてコウとキッカの共闘がなし崩し的に始まるのだった。
さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアムD.A.SよりJカーン対アルカナハート枠のシナリオをお送りいたします。
豪傑にしてヒーローズのカーンに対し、見えない力のアルカナに翻弄されつつも、持ち前のド根性で圧倒する様をここに記していきたいと思いますが。
ひとまずはこんなところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアムD.A.S>Jカーン>VS SNK・各種ゲーム系キャラ
となっております。
さて今週の各誌レビューは、
<MAO(サンデー)>
幽羅子と大五の因縁はひとまず置いて、今回は華紋の縁談から発した令状を蝕む呪いの芽の話か。やはり糸を引く男、それに裏があるというのか。
<君は008(サンデー)>
アンガストの怒りを一時鎮めたものは、かつての部下の死をきっかけに怒り以外の感情が芽生えたというのか。
<浦筋(チャンピオン)>
春巻のために買ってあげたビーズクッション、本人が中に入ったのがやはり運の尽きだったか。
<ジーニアース(チャンピオン)>
結局不破勝に敗れ去ったネロ。彼のカリスマが失墜したのを機に組織の不協和音が生じ次第に崩壊に向かっていくか。これも鈴木:アルデバランの手の内なのか。
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
入れ替わりマジックでかえってゴタゴタになっちゃったが、やはり肝心なところで大祐が役に立ったか。
そして<ルパン三世>
ヴァジバラの縦横無尽の攻勢に翻弄されつつも風を読んでのマグナムの跳弾で撃ち取った次元だったか。
というわけ今週はここまでです。
さてみなさん、この度スマホRPGとして『SNK FIGHT!最強への道』がリリースされる運びとなりました。
内容はKOF、侍魂、月華、そしてメタルスラッグのキャラクターが一堂に会して謎のAIとそれに関連する宝物をめぐる争乱に身を投じるというものですが、先にKOF ALL STARSやらメタルスラッグアタックやらとこの手のジャンルがリリースされたいきさつもあり、そもそもこの手の作品は“夢の競演”というのが基本コンセプトなだけにゲーム性等はもとより策の作品を越えるムーブメントを引き起こすことができるかが今後の課題である。
もちろん編者としても一ファンとして今後の展開を期待したい。
さてみなさん、今回の侍魂剛は、覇王丸の後半パートをお送りいたします。
ついに抜け荷をはじめとする凶事の元凶が潜む“ぺるしあ”の地、そして“ばびろにあ”の神に挑まんとする様をここにお送りすることでしょう。それでは、ごゆっくり。
ちなみにベースストーリーはこちら。
また前半パートはこちら。
といったところです、それでは、あらためてごゆっくり。
第七回戦(対幻十郎)
・仕合前
覇王丸「おいでなすったか幻十郎、抜け荷の件にかこつけてやはり俺の首が目当てか」
幻十郎「分かっていようが、俺の目的はお前を殺す。それ以外にないわ」
覇王丸「相変わらずだな、まあお前の気の済むまで付き合ってやろう」
幻十郎「ふん、能書きは終わりか、それではいくぞ」
・仕合後
覇王丸「どうした、これで終わりか幻十郎」
幻十郎「くっ、阿呆が・・・・・」
覇王丸「言えば詮無きことだが、お前と違って俺も目的というものができちまったからな。縁があったらまた会おうぜ」
幻十郎「・・・・・」
第八回戦
・仕合前
領主の城内にて子供たちが働かされている。
「オラァ、働け働け、手を抜いたら今夜のメシは抜きだぞ!」
覇王丸「こいつは、そういえばかどわかされた子供の姿もあるな」
すかさずただなかに入っていく覇王丸。
覇王丸「おう、ずいぶん好き放題やってるじゃねえか、せめて子供たちは返してもらうぜ」
「な、なんだ貴様は、いずれこれを見たからには生かしては帰さんぞ」
そこに巨漢の大男が現れる。
「待てい、こやつはお前たちがかなう相手ではない」
「ああ、ハッサム様」
覇王丸「お前さんがこいつらの親玉かい」
ハッサム「うむ、俺様はここを預かるハッサムという者だ。奴隷の子供たちを相手にしていたから久しく腕が鈍るばかりよ」
覇王丸「ここでお前に勝てれば、子供たちも助かるってわけだ。悪いがこの仕合いただくぜ」
ハッサム「これも面白い、俺としてもお前ほどのつわもの、今から胸が打ち震えておるわ」
・仕合後
覇王丸「さて子供たちの件はこれでいいかもしれねえが、城の王様とやらにご挨拶と洒落込むか」
第九回戦
玉座の間に踏み入った覇王丸。そこには領主と日の本の商人がいた。
領主「な、なんだ貴様は」
商人「おやおや、ここまで参るとは流石ですね」
覇王丸「悪いがこれ以上の抜け荷騒ぎ、ここらでお開きとさせてもらうぜ」
商人「あいにくそういうわけにもいきませんが、しかしあなたの実力を見込んでこの方々と闘っていただきます」
部屋の脇の柱から、商人が雇った用心棒が現れる(以下2組の中から選択で登場)
三九六「おう、泣く子も黙るこの三九六さまと仕合おうってのか。しかしここであったら何とやらだ。いずれにせよおめえもこれまでだぜ覇王丸」
ドラコ「久しぶりだなサムライマン。この日をどれだけ待ったことか、この銃で貴様を撃ち取れることを。さあ、始めようじゃないか、お前の最期の時を」
(ペルシャへの移動時にシャンティと対戦後、以後の仕合後メッセージを飛ばして特別戦その2に移行可能)
・仕合後
覇王丸「おっと、王様と商人は逃がしちまったようだな、しかしそう遠くへは行っていないはずだ」
特別戦その2(対リスキー=ブーツ)
・仕合前
勝ち残った覇王丸のもとに青白い女が舞い降りる。
女「おおっと、派手にやってくれるじゃないか」
覇王丸「おお、また新手が出て生きたか、お前さんもあの王様の手下ってところか」
女「ハッ、冗談じゃないね、このリスキー=ブーツ様が、あんなチンケな下風に立つわけないだろう。このペルシャの地にたいそうなお宝があるって聞きつけてわざわざ参上したってわけさ」
覇王丸「そういや、先にぶっ飛ばされたお嬢さんがあんたのことを言ってたな」
リスキー「そこまで知ってりゃ話が早い、いずれにせよここで邪魔されちゃ元も子もないね、ここは片付けさせてもらうさ。
右手に銘刀“クイーン・オブ・パイレーツ”
左手に銘銃“クイーン・オブ・セブンシーズ”
これさえありゃ怖いものなしだ、さあ始めようか」
・仕合後
覇王丸「さあてだいぶ手こずっちまったが、今からでもまだ間に合うはずだからな、急ごうか」
第十回戦
・仕合前
地下の神殿のたどり着いた覇王丸。しかし倒れ伏した領主とそれを足元に立つ商人がいた。
覇王丸「おい、これはどういうことだ」
領主「き、貴様、裏切るのか・・・・・」
商人「ふふ、貴方には随分と泳いでいただきました。しかし貴方のお役目はここまでです」
覇王丸「こいつも哀れだな、しかしお前さんの野望もここまでだ。あんたがやるってえなら致し方がねえがやらせてもらうぜ」
商人「ふふ、これも面白き事ですね。しかしお相手がかの覇王丸とは光栄なることでしょうが」
商人が顔に手を当て、別の男の姿に代わる。
男「いずれにせよこの俺が直々に相手をせねばならぬ。我が名は由井正雪、貴様と刃を交えるは望外の悦び、さあくたばれや、覇王丸よ!」
最終戦
・仕合前
覇王丸「なんだ、この地響きは」
正雪「くくく、もうすぐ来る、この神殿の主にしてかの“ばびろにあ”の神の王が」
覇王丸「神の王たあ、それがお前さんの真の目的か」
正雪「いかにお主とて神が相手ではどうかな。せいぜい闘い抜くがいいて」
と、正雪は去っていく。
覇王丸「うむ、逃がしたな、しかしこの気迫はただものじゃあねえな」
空間が歪み、そこに一人の人物が現れる。それは禍々しさよりも神々しさを感じられる姿だった。
覇王丸「お前さんが今回の凶事の親玉ってところか」
男「我を魔物と同様に呼ぶ非礼は目を瞑ろう。我は王の中の王“ギルガメッシュ”今この地より再び世界を席巻すべく顕現したるもの」
覇王丸「こうなってしまったら致し方がねえな。ここであんたに好き勝手やられちゃどんな禍が訪れるか分からねえ。悪いが討ち取らせてもらうぜ」
ギルガメッシュ「うむ、汝がごときもののふと仕合えるとは、このギルガメッシュ、歓びに打ち震えているわ」
・仕合後
ギルガメッシュ「これほどとはな人の子よ、だがこれで勝ったとは思わぬことだ」
ギルガメッシュ、剣を床に突き刺し、地響きを起こす」
覇王丸「何、神殿が崩れていくのか」
ギルガメッシュ「我、再び眠りにつかん。縁があったらまた会おうぞ」
覇王丸「どうやらここまでのようだな」
後に日の本に戻る船上子供たちとともにある覇王丸の姿があった。
「こうして、“ぺるしあ”並びに“ばびろにあ”の騒乱を収めた覇王丸は、再び修行の旅に出るのであった。
彼の前に敵はなし、ただ闘うべき、そして己が剣を極めるべき相手がいるのみ。
ここに剣豪覇王丸の伝説の一頁が記されたことは述べるまでもなかった」
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銭形警部、ヘイゼル暗殺の容疑で逮捕される。抗議する八咫を厄介者として追い返そうとする現地警察。まるで話にならぬとアリアンナの説諭で一旦は引き下がるが、実際国内は混乱のただ中にあり混迷の度はいや増すばかり。
凶報はルパンたちのもとにももたらされるも、今はまだ動けない。一方八咫も現場を検証するがすでに現地警察の鑑識の後で証拠の品は何も見つからない。さらに調べを上げんとするもヘイゼルの仲間のチンピラに襲撃されるが、ひとまずは退けることができた。
後にヘイゼルの資料を調べるもらちがあかない、かと思いきやヘイゼルが求めたトモエがなんとアリアンナと同じ名、同じ特徴そして同じ心情だという。思わぬところで接点が見つかった八咫たちだが、秘書からセリムのことを聞きつけ、現在取り調べ中の警察も脅迫の事実をつかんだにとどまるのみだったが。
その一方、セリムからヘイゼルを狙ったパパラッチの居所を聞きつけ情報を聞き出さんと問い詰める。そこで白い服の人物の情報を入手して、晴れて銭形も釈放となるのだが。
今度のことで頭が冷えたのか、今まで以上に八咫たちの力を借りるというのだが、ともかくも銭形の捜査も本格的に再開する。
先に負傷した八咫を気遣いつつ一旦別れた銭形、夕食を共にする八咫とアリアンナ。彼女自身もルパン逮捕に心を砕かんと銭形のもとにつき、同じく彼のもとにつく八咫にも敬慕の念を抱いているという。いつしか二人の間も接近したかに見えるもひとまずは一人の刑事として行動をしたいと我に返るアリアンナだったが。
しかしその夜、白い人影の手首にまかれた見覚えのあるブレスレットを確認したアリアンナだったが。翌朝、一足早くホテルを後にし、アリアンナがコンタクトを取ったのがマティアだった。落ち合う先を八咫たちに告げ、マティアと話をつけんとするアリアンナ。
ブレスレットのことを聞き出しつつ遠回しにヘイゼルとの関連を話すアリアンナ、同じ家庭教師のことについてなぜかマティアも興味を示す。一方メルセデスの件でトモエの名を見知っていた銭形。一方で何故アリアンナがルパンを追うことになったか、彼女もまたトモエに影響されたというのか。いずれにしても話を進めるうちにマティアの様子も穏やかならざるものになりつつある。一方のアリアンナもその穏やかならざる雰囲気に呑み込まれつつあるかに見える。そして肝心の事項に話を移さんとするも、マティア自身自らの疑いをほのめかした後、人が変わったかのごとくアリアンナに襲い掛かる。
銭形たちが駆けつけたがすでにアリアンナは刺された後。こと切れる前にレコーダーをルパンに届けるよう銭形に告げるのだが。
そして出動するルパン、半ばしおれた花を前にルパンは何を想うのか。そしてあの白い人影の正体がマティアだとして、ヘイゼルを刺した目的は一体何なのか、物語はもう一つの謎を秘め一旦閉じるのだが。
さて今週のジャンプレビューは、
<ONE PIECE>
戦いを終え、ワノ国に平穏が戻り、ルフィたちもつかの間の休息を過ごすことになる。しかしカイドウ敗北の報せを受け世界政府も事態を憂慮していた。そして海軍も大将緑牛が動き出し、事態はさらに激しく動き出すのだった。
<あかね噺>
寿限無の本質を読み、一気呵成に噺を進めるあかね。首尾よく予選を突破したが、様々なライバルの思惑をからみいよいよ決勝に駒をすすめるのだが。
<すごいスマホ>
全一郎に立ち向かうべくQが使う駒は瀬尾水刑事。こうして彼女を交えての論戦が始まろうとするがはたしてうまくいくのか。
<WITCH WATCH>
生徒会を巻き込んでニコの魔法でまたまた珍妙な事態に。モイたちはこのまま無事に帰れるのだろうか。
<高校生家族>
ヤンキーどもの抗争に学校、というよりゴメスたちが巻きもまれる事態になるが、これを収めるカギは意外なところになると踏んではいるものの。
といったところでまた来週。
さてみなさん、今回は休日を利用して三ヶ根山に赴く運びとなりました。本格的は梅雨時を控える前にドライブと洒落込もうということでの企画でしたが。
三ヶ根山は西尾・幡豆に鎮座する名山で、かつては一大観光地としてにぎわっておりましたがそれも今は昔。今でも行楽地としてひとまずの賑わいを保っておりますが。
今回車で山頂に上り、三河湾の雄大な景色とあじさいの花々に移しながらの散策にも興じました。そしてその日はあじさい祭ということで数多くの出店が立ち並び、これまた多くのイベントににぎわったものです(写真はお隣の幸田町のご当地ヒーローさんです)。
編者としてもそう長くの滞在ではなかったのですが、やはり日頃の喧騒を忘れ、山の空気と花々の色彩、そして海の雄大さをその身に受けて自分なりの行楽を楽しむことができました。
さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!よりジャンヌ・セカンドサウス編のシナリオをお送りいたします。
セカンドサウスの暴動にテリーたちと身を投じるジャンヌ、彼の地で活躍する格闘家たちにいかに協力を取り付けられるか、といったところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず>ジャンヌ編・その3
となっております。
さて今週の各誌レビューは、
<MAO(サンデー)>
御降家の呪いを一身に受け続ける生を受けた幽羅子、しかし大五、紗那の死を受け、特に彼女の生と呪詛をも受け今に至ったということか。
<君は008(サンデー)>
エイト渾身の一撃も結局アンガストには通じず、否彼の闘志をひとまずくじくことができたか。しかしそれからどうするというのか。
<浦筋(チャンピオン)>
タイガー軍団の凛、チューリップの縁で何故か仁とじっこんに。でもまだ駆けだしたばかりか。
<ジーニアース(チャンピオン)>
狂乱の不破勝についにネロが立ちはだかる。しかし不破勝の中には鈴木の影響がはたしてこれらの帰結するものは。
そして<ルパン三世>
風使いの殺し屋の着実なる攻めに翻弄される次元。追い詰められ窮地に立たされる中、勝機を見出したというのだが。
といったところで、また来週までお楽しみに。
さてみなさん、先ごろ情報公開されたストリートファイター6、その最新映像が公開される運びとなり、その中で新キャラのルーク、さらに中国拳法を主体としたダンス格闘技を繰り出すジェミーなるキャラ。そしてリニューアルされたリュウと春麗もご登場と相成りその活躍もまた期待ができる。その上で他の従来キャラ並びに新キャラともども期待もまた持ちたい。
また肝心のゲームシステムとしては、従来の格ゲーシステムをベースはそのままに、キャラクターが街中を動き回る様が描かれていたが、それが実際のゲーム進行にどのような影響を及ぼすのか、これにも期待を持ちたいと思うけれど。
ともかくもこのスト6、というよりも、今までのストシリーズのキャラ、そして世界観が許す限りどれほどのキャラが登場するか、これが一番の関心事だろうとは思いけれど、これもじっくりと見守っていきたいとは思うけれど。
さてみなさん、今回のナムカプケイは、幻想界の世界をも引きこんだ天界へと到る路。その第2層の攻防をお送りする運びです。今回テイルズ系の魔物をメインにプレイヤーたちを待ち受けることでしょう。はたしてどう切り抜けられることか、といったところで、それでは、ごゆっくり。
MAP:天界へと到る路:虚空の回廊
塔の出口、そこは一面の野原だった。
リッド「しかしこの大地はまるでうちのインファリアだな、いやロイドのシンフォニア、ユーリのテリカかな」
ユーリ「いずれにしても、幻想界の要素も取り入れているな」
ロイド「しかし物騒なことだな、そんな大仰な魔力、どう取り入れていったんだ」
ヴァルドール「原理としてはそう複雑なものではない。元来魔力とは自然の力を制御する力、それを行使するにまずは人の力とそれを補助する道具器具があればな」
レオ「繰り返すがここも速やかに攻略せねばならぬな」
スタン「まあ、やるだけやってみるさ」
・テイルズ系のチームを中心にプレイヤー選択後、戦闘開始
・まずはテイルズ系の魔物を中心に攻めてくる。
ルーティ「やっぱりうちにゆかりの魔物たちも取り入れているのね」
ファラ「数が多いから、すべてにあたるのは骨が折れるけれどね」
ハロルド「まとめて倒すに越したことはないけれどね」
コレット「それでも、先に行かなきゃいけませんので、一つずつ当たっていきましょう」
エステル「まずは私たちが先陣をお任せできれば」
ルーティ「まあまあ、ここはみんなで当たっていきましょう」
・一定数の敵を撃破後、リーバード系の敵の群れが出現する。
トロン「何ですの、どうしてこんなところにリーバードが」
ロール「おそらくあのセラが寄越したものじゃないの、ほら、あのジュノをよみがえらせたのも彼女だろうし」
ロック「いずれにしてもここを切り抜けて先に行かなきゃいけない。僕自身の真実のために」
ロール、トロン「・・・・・うん」
・続いてドルアーガ系の魔物とそれらを率いるナイトや魔術師が登場する。
ガンツ「これは勝手知ったるドルアーガの魔物たちだな。それからまた見かけない奴もちらほらいるな」
タバサ「ふむ、物体浮遊移動は魔道の初歩ですが、これほど高度に使いこなすとは」
カイ「あとその周りにいるのは、やはり死霊の類ですか。それもかなり厄介な」
イリス「気を付けて下さい、彼らも近付くものの精気を吸い取る魔物です」
景清「早々に斬り伏せればよい」
ギルガメス「ともかくすみやかに、そして着実に片づけなければならないな」
・さらにはレアリエン、グノーシスの一群までも現れる。
シオン「なにこれ、まさかレアリエンやグノーシスまでも」
ジュニア「しかも実体化してやがるな。MOMOやあかりの力を借りるまでもなかったな」
あかり「今さらあのおっちゃんの手回しがいいのは分かりきってるから、ここはすみやかにやっつけよ」
・そして巨大な岩人形が形成され現れる。
楓「な、なんだ・・・・・」
「大地に眠る精霊たちよ、これなる土くれに宿りて姿を現したまえ」
やがて岩が集まり人型に形成される。
「命、授けよ・・・・・!」
嘉神「これは、まさに土人形だな、これほどの巨体に物々しき武装、ここまで来れば油断ならざる敵には間違いないな」
レオ「強大なる敵ほどその守りの隙を突くべきだな。ひとまず掴めればよいのだが」
タバサ「いっそのことかかってみせましょう。どうやらこの回想の奥が揺らぎ始めておりますから」
ヴァルドール「そういえばそうだな、下手をすればこの地もなくなるやもしれぬ。その前に敵を殲滅せねばならぬな」
クロノア「う、うん、なんとかがんばってみる」
・敵キャラクター紹介
ストーンゴーレム:土くれから形成された土人形。その強力と機動力、両手を飛ばしての攻撃を得意とする。
・敵全滅後
ガンツ「何とかやっつけられたな」
ギルガメス「ところで奥の鳴動が徐々に大きくなってくるな」
パコ「わっ、なんか地面が揺れている」
レオ「うむ、どうやらこの層が崩壊を始めたかな」
リッド「こいつはまずいんじゃないのか」
ロイド「早く塔を上った方がいいんじゃないか。もちろん慌てずに」
ユーリ「地面の崩壊そのものはそんなに早くないと思うから、ゆっくりと入っていこう」
トロン「大丈夫ですわ、もし崩壊が早ければ船が拾って差し上げますわ」
クロノア「これも少し不安なんだけどね」
レオ「うむ、ここはわたしが殿を務めよう」
プレイヤー、一組ずつ塔内に入り上層に昇っていく。やがて誰もいない台地は崩壊をはじめ、あとは上層に宙づりとなっていた塔が残ったが、これもやがて崩壊を始めていくのだった。
TO BE CONTINUED
さて今回の平成こち亀はまさに再低迷期のただなかにいるともいえ、ある意味最後の光彩をも放った時期ともいえる時期でした。
内容はともかくとしてはじめ部長の呪詛から始まり、その部長や春、特殊刑事たちから通りすがりのモブキャラまでも叩かれまくれば両津ならずともヘコんでしまうのはやはり必定。それでも秋本先生も流石にやりすぎたと思ったか夏春都ばーさんの一言で立ち直り自らの道楽人生を想いおこしてまた歩み出すといった感もあった。たしかに独りよがりで姑息なところもあるが自らの信念を持てればそれに越したことはないと思うけれど。
またこの時期は香取慎吾主演のこち亀ドラマが放映されひとまずの人気を博したものの、やはり原作のバックアップもままならなかったか1クール弱しか続かなかった。そこの点は惜しむべきところだと思うけれども。
さて今週のジャンプレビューは、
<ONE PIECE>
火祭りのさなかの都の民に現れたのは、まさに成長し、おでんと生き写しのモモの助。オロチ、カイドウ打倒とワノ国解放、そして将軍就任を宣言する。かつての想いを重ね合わせ感極まるたまをはじめ多くの民が歓喜をもって迎え入れるのだった。
<あかね噺>
始まった可楽杯、ライバルは多々あれど己の噺を進めるのみ、というわけであかねの寿限無が幕を開けるか。
<すごいスマホ>
もう一人のすマホ使いの全一郎。圧倒的なカリスマとそこはかとなき空恐ろしさで己の会社を取り仕切る。そんな彼がQの宿敵というわけだが。
<WITCH WATCH>
モイたちの動画配信だが、それぞれの持ち味を生かしながらもなかなかあやしい進行で結局羽目を外しちゃったか。
<高校生家族>
今回はみんなでドッジボール大会。しかし張り切りすぎて羽目を外して負けちゃった。しかし全力を出したから悔いはないか。
というわけでまた来週。
さてみなさん、今回のストロングワーズは、永年ワノ国を悪意と力で支配してきたカイドウ一党、その支配を己の能力を覚醒して、ついには討ち倒していくルフィ。その攻防の様をお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。
・悪意の言葉
「“能力”が世界を制することはない!!!
世の中はうまくできてる。ロジャーが能力者じゃなかったように・・・!!!
覇気だけが!!!すべてを凌駕する!!!(カイドウ)」
第1047話:都の空
ニカに覚醒し四たびカイドウに挑むルフィ。それに対し己の実力、そして覇気を誇りルフィに対しようとするカイドウ。その中で能力よりも覇気をと吐き捨てるカイドウ、すなわちロジャーの偉業を合わせて能力を補助として覇気こそ真の力だと信じて発した言なのだが。
・戦う言葉
「修羅場でござる・・・(傳ジロー)」
第1048話:二十年
おでんが討たれ、オロチ、そしてカイドウの支配に落ちたワノ国、その支配はオロチの怨念に根差したまさに地獄そのものであった。
その地獄で苦しみのたうち回り、否それすらも許されずに偽りの笑いで封じられ更なる苦しみを強いられていく。それを嘲り笑い続けたオロチ。しかし人々の怒りを込めた業炎にその身を焦がされつつも最後の執念で日和に襲い掛からんとするも、これまた人々の思いと己の無念を込めた最後の一閃でオロチ最後の首が斬り落とされる。
ここにワノ国二十年の怨恨の一つは斬り落とされるのであった。
・戦う言葉
「「貴族」として生まれただけの!!平和ボケした権力者たちを戦場へ引きずり降ろせ!!!
それが「自由」だ「平等」だ!!!「戦争」だけが人間の価値を決める!!!(カイドウ)」
第1049話:目指すべき世界
幼き頃より己の力を頼りに時代を渡り歩いたカイドウ、国を追われロックス海賊団に見切りをつけ己の海賊団を旗揚げした彼が、己が築き上げた武力をもっていずれ世界に挑戦せんとここに宣言をした。しかしいつしかその力による支配は権力者たる世界貴族:天竜人ではなくワノ国の民に及ばんとしたのは当然の成り行きだというのか。
・智慧の言葉
カイドウ「お前は一体どんな世界を、作れる!!?麦わらァ~!!!」
ルフィ「おれは・・・友達(ダチ)が・・・!!!
腹いっぱい!!!メシを、食える~!!!世界!!!!」
第1049話:目指すべき世界
最後の一撃を叩きこまんとするルフィに、最後の抵抗を仕掛け、そして今度こそ仕留めんとするカイドウの吐き捨てた問いの言葉に、ルフィも渾身の力と意志を込めて応え、カイドウにありったけの拳を叩きつける。それはまさにカイドウらに虐げ続けられた、ルフィたちと知り合い、友達と認めた人々の思いを込めた最後の一撃でもあったのだ。
さてみなさん、今回のホームページ更新は、CSNよりローズ=バーンシュタイン対餓狼伝説系キャラのシナリオをお送りいたします。
ローズとしても父親ルガールとも因縁が深いテリーたち餓狼のキャラとの対戦も彼女自身昂ってくるだろうと踏んではいますが。といったところで、それでは、ごゆっくり。
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>CAPCOM VS SNK・namco>アムリタ>CAPCOM・ストリートファイター系キャラ
となっております。
さて今週の各誌レビューは、
<BLACK TIGER>
いつの間にやら義賊ザウアーと悪漢警官隊との抗争に転ぶと思いきや、自然の猛威がすべてを洗い流すといったオチもちょっと強引か。
<MAO(サンデー)>
手負いの幽羅子の身の上が語られ、その中でやはり紗那と双子の姉妹とも語られるのだが。
<君は008(サンデー)>
校長のアドバイスの中で父の渾身の一撃をエイトがアンガストに使わんとするが、はたしてこれも大丈夫なのか。
<浦筋(チャンピオン)>
完全試合に挑戦する涙。しかしピッチングそのものが弱すぎなのは討たれてしまうのはやはり必定か。
<ジーニアース(チャンピオン)>
討ち捨てられた不破勝に仲間の罵声が飛んで覚醒。その牙が仲間に炸裂するのだが。
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
ランドリーで来ていた服をも乾燥させて自分は素っ裸というシチュエーションもあるかな)そんなにない。
そして<ルパン三世>
ついにはルパンも城に潜入する。そこに謎の暗殺者が現れ、次元と五エ門が対峙することになるのだが。
ということでまた来週のお楽しみということで。
さてみなさん、今回のKOFⅩⅤ反省会はいわゆるアッシュ編の2003(Ⅹ)からⅩⅢまでのいきさつを述べながら、多少の非難を承知でお送りしたいと思います。それでは、ごゆっくり。
そもそもアッシュ編は、謎の青年アッシュの暗躍を中心に、歴史の陰で蠢いていたもう一つの地球意志の体現たる“遥けし彼の地のもの”の侵食に立ち向かうといったストーリーである。
その主人公格のアッシュは彼の地のものと対抗する一族と、彼の地のもの両方の血を引く若者で、炎とも妖気とも見られる業を繰り出し、そのミステリアスさがひとまずの人気を博したことだろう。
ネタバレ覚悟でいうなればその後彼の地のものの長を身を挺して封じ、ついには自らの存在をも消去してしまうといった衝撃的なラストを飾ったことでも有名だったが。今回のⅩⅤにてひょっこりと出場してしまう。これは歴史の改変があったものの巡り廻ってⅩⅤの世界に顕現したということか。
まだ出場枠的な制約があるだろうけれど、これは先のシリーズにも当てはまりながらアッシュとエリザベートの他にもシェンウーたちアッシュ編のキャラの出場の機会も欲しかったのも正直な気持ちがある。特にルガールの子供たるアーデルハイドとローズ。アッシュ編の陰の存在ともうたわれる彼らも、ことにⅩⅢにては結局出場の機会がなかっただけに惜しむ者も少なくはなかったはず。それらの事情を踏まえ、今後の補完も期待はしたいところでもある。
ということでまだまだ述べたいこともあるけれど、これ以上は怒られそうなのでこの辺でしめたいと思う。
ドラえもんのお話の中では時おりママあたりが『地球製造法(コミックス5巻)』然り『温泉ロープ(22巻)』然りと、のび太くんの部屋のものを窓から投げ捨てるくだりがある。一見「それは乱暴な」という方もおられるだろうが、いっつも部屋の中を散らかしっぱなしなのにママも辟易してのことだから、無理もないという意見もあるにはある。
これもいわゆるズッコケオチにいたるハプニングの一環でもあるけれど、今の情勢ならいざ知らず、当時としてはギャグマンガのシチュエーションととらえても差し支えはない、かもしれない。たとえば『ムシャクシャカーッとしたら(44巻)』のお話にてその“ムシャクシャタイマー”の道具の効能を試すため、机のイスを窓ガラスごとぶん投げるのがまさにそれである。
とはいえ実際窓からの投げ捨てはいろいろな被害をこうむることは述べるまでもなく、『季節カンヅメ(44巻)』のお話はいろんな季節のかんづめを投げ捨てた結果、お隣の庭がいろんな季節でパニックになったり、『すなおなロボットがほし~い(大全集9巻)』のお話では、何気なく投げ捨てたオモチャが交通事故を引き起こした。こればかりは昔も今も大ごとである。
あと少しパターンを変えながらも『オールシーズンバッジ(16巻)』のお話にてはひと通り季節のレジャーを楽しんだ後で、タケコプターで家に帰ろうとした時に、わざわざポケットから予備のバッジがいくらかこぼれ落ちて落ちた辺りが異常気象さながらにいろんな季節に変化してしまった。これもいささか強引ながらもズッコケオチとしては有効だったなと今となっては言えるけれど。
そんなこんなで、こういう一見乱暴なシチュエーションも先に述べたとおりに純粋なギャグと受け止めてもいいのかもしれない。たしかにのび太くんには最後災難でもあるのだが。
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