帝都は泥棒の夢を見る 後篇<今更ながらルパンレビューPART6>
おそらく先代の五エ門の斬撃をかわしつつ先へと急ぐルパン。その際剣を折ったことから持っている剣が斬鉄剣ではないことをほのめかす。これもまた後代に影響を及ぼしているのか。
胸に件の鍵を下げ時計の前に立ちサラントヤ。そこに大道寺が現れ鍵と秘宝を渡すよう迫る。そこに瑠璃子とルパン、そして黒蜥蜴が阻むも、波越までも現れ、ここは一旦退散と相成るルパン。脱出した先には拘束された運転手が。そうとは知らず五エ門を残し車でホテルに向かわんとする瑠璃子たちだが、自分の冗談がまさか本当になるとは夢にも思わなかったか。
一方で瑠璃子たちが連れ去られたことを知った波越だが、後に現れた明智の推理で場所を特定できた。しかし当の明智は一休みをかこつけるが。
一方の次元似の少佐は五エ門と対峙する。いくつかの問答の末の対戦でお互い傷付きながらの痛み分けと相成ったのだが。
とある屋敷に監禁された瑠璃子たち。かの時計を戦火から逃すために日本に移したのだが、かえって騒乱に巻き込まれたことを悔やむサラントヤ。
食事を差し入れた老人をのけて大道寺が時計を渡すように取り引きを持ち掛けんとするが、そこに明智まで現れ、時計の秘宝が内蒙古の権力にありと見抜く。更にはサラントヤこそ元朝王家の末裔とも述べていき、まんまと大道寺を出し抜くが、そこにもう一人の明智が現れるのだった。
先の明智はルパンの変装で、当然ながら大道寺を放っておいてひとまず脱出を図る一行。飛行機で飛んできた黒蜥蜴の出迎えかと思いきや、謎のガラス板に襲われ一行は閉じ込められてしまう。しかしこれは当時のテクノロジーではないな。しかしながら明智が言い放った虚像の世界。そこから何かを想い致したルパンが、同じく現れた端末を操作し、はたして壁の扉が開き、進んだ先は重富の展示室。同じく現れた五エ門と次元、何故か現れた大道寺はサラントヤが、そして次元こと本郷少佐が退けた。
しかしルパンが呼び掛けた先は現代のいずこかの研究室。暴走する装置にうろたえる主任らしき男。ルパンをこの時代から解放し、明智たちともお別れと相成った。しかし様子が変化した瑠璃子の言葉とともに、装置が作動し、ルパンは元の世界に帰る。
帰還したルパンと五エ門、暴走する装置を鎮め、おそらくは開発を指示しただろう中枢の瑠璃子の想いをも受け止める。
そして現代の東京、ルパンが現れた証が人知れず現れ、そして忘れ去られたのだった。
はたしてルパンはともかく、本郷や黒蜥蜴、そして波越らは本当にそれぞれの先祖なのかという疑問は残るけれど、これはひとまず心にとどめておいて次回はまた本編か。
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