クリエイターの執念とは:とりいかずよし先生編
さてみなさん、今回も緊急企画並びに追悼企画として、初期の少年ジャンプの礎を築いたとりいかずよし先生のご紹介をばお送りいたします。それでは、ごゆっくり。
とりいかずよし先生といえば、赤塚不二夫先生のアシスタントとしてジャンプにおける赤塚先生の後を受ける形で『トイレット博士』の連載を開始し、それが周囲の避難や反発を受けつつもひとまずのヒットとあいなった。
頓珍漢な博士を中心に、時には人情話を織り交ぜながらも破天荒なギャグを繰り広げ、後に博士に付き合った少年たちが、落ちこぼれ先生と学園愚連隊を結成してこれまた破天荒な活躍を見せるといった、事実上の後連載的なストーリーを繰り広げた。
そのお話が後の落ちこぼれ先生の後日譚的な作品や、小学館のコロコロコミックにて『ロボッ太くん』を連載し、後半でも部活動にあふれた主人公たちが愚連隊を結成して活躍するという、博士後半の影響を引きずりながらもひとまず人気を博したことは今更述べるまでもない。
その一方で先述の人情話を軸にヒューマンドラマ的漫画やビジネス漫画張りのサクセスストーリーやらと多彩な作品を世に送り出し、最近では大学教授として教鞭を握ったことも記憶に新しい。
そんなとりい先生も中堅ながらも日本の漫画界をけん引し、多大なる貢献をしたことに敬意を表して、やはりこの言葉で締めくくりたいと思います。
とりいかずよし先生のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。そしてありがとうございます。
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