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2022年2月

3月のおしらせ

さてみなさん、ようやく3月ようやく冬の寒さからも、今少しでコロナも落ち着いてくるとは思いますが、やはり国際情勢が何やらきな臭い雰囲気になっていく中でキーを叩いていますので、多少は心苦しい所があります。
今月の記事についてもひとまずはお送りできるとは思いますが、たしかに最近ではTwitterでのイラスト記事に力を注いでいてどうもブログの記事をおろそかになっていると反省はしております。それでもなるべくブログの方も形にしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。ひとまずはこういったところで、それでは、3月もごゆっくり。

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今週の神様22年度13号:戦う時はいつも一人の巻

さて今週のジャンプレビューは、
 
<ONE PIECE>
海賊四皇の一角、ビッグ・マムが斃れ、激昂するカイドウにルフィが最後の攻勢をかける。その一方で各地でもそれぞれの決着をつけんとする中、政府の五老聖もルフィ抹殺の司令を与え、そしてモモの助はルフィの勝利とともにワノ国開国をなぜか危惧するのだが。
 
今回からレビュー開始の<あかね噺>
大いなるプレッシャーの中あかねの高座が始まった。それを見ていた支配人の吉乃はただすごいと感想を述べるが、それだけではあまり意味を持たず、大いなる野望を秘めたあかねを、吉乃はどう導くのか。
 
<WITCH WATCH>
文化祭の臨むニコたちだが、何かしらの陰謀が秘められているということでモイたち使い魔衆が陰ながら支えんとするのだが。
 
<あやかしトライアングル>
お出かけの祭里とすずとメイ、やはり妖具の力で愛の修羅場と化したか。
 
<高校生家族>
真夜中のお泊りでやはり家中一家と共闘母子が衝突したのか。
 
といったところでまた来週。

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クリエイターの執念とは:とりいかずよし先生編

さてみなさん、今回も緊急企画並びに追悼企画として、初期の少年ジャンプの礎を築いたとりいかずよし先生のご紹介をばお送りいたします。それでは、ごゆっくり。
とりいかずよし先生といえば、赤塚不二夫先生のアシスタントとしてジャンプにおける赤塚先生の後を受ける形で『トイレット博士』の連載を開始し、それが周囲の避難や反発を受けつつもひとまずのヒットとあいなった。
頓珍漢な博士を中心に、時には人情話を織り交ぜながらも破天荒なギャグを繰り広げ、後に博士に付き合った少年たちが、落ちこぼれ先生と学園愚連隊を結成してこれまた破天荒な活躍を見せるといった、事実上の後連載的なストーリーを繰り広げた。
そのお話が後の落ちこぼれ先生の後日譚的な作品や、小学館のコロコロコミックにて『ロボッ太くん』を連載し、後半でも部活動にあふれた主人公たちが愚連隊を結成して活躍するという、博士後半の影響を引きずりながらもひとまず人気を博したことは今更述べるまでもない。
その一方で先述の人情話を軸にヒューマンドラマ的漫画やビジネス漫画張りのサクセスストーリーやらと多彩な作品を世に送り出し、最近では大学教授として教鞭を握ったことも記憶に新しい。
そんなとりい先生も中堅ながらも日本の漫画界をけん引し、多大なる貢献をしたことに敬意を表して、やはりこの言葉で締めくくりたいと思います。
とりいかずよし先生のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。そしてありがとうございます。

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クラウン対KOF系キャラ前編<バトルコロシアムD.A.S>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアムD.A.Sよりクラウン対KOF系キャラの前編パートのシナリオをお送りいたします。
今や格闘技の祭典たるKOF、DECO系の一応実力者たるクラウンもじっくりと顔を見せて引っ掻き回す様をお送りできればと思います。それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアムD.A.S>クラウン>VS SNK・KOF系キャラ
となっております。

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各誌レビュー22年度2月号(その4)

さて今週の各誌レビューは、
 
<MAO(サンデー)>
菜花を気遣い井戸の底へと乗り込む真緒だが、その隙に菜花に襲い掛かる祟り神、しかし夏野の土鈴が鳴り、それが血地丸に反応するのだが。
 
<君は008(サンデー)>
街中を襲いかかるドローン群、それに立ち向かうはエイトたちエージェント。ことにエイトは愛する家族を守るために奔走するのだが。
 
<浦筋(チャンピオン)>
ウイッグをみつけていろいろいたずらを仕掛ける仁、結構効果があったようだったな。
 
<ジーニアース(チャンピオン)>
多大な被害を出しつつまんまとフォルセティの少年たちに逃げられた特捜、そんな中、改めてネロの恐ろしさに思いをいたす。一方他のメンバーもネロに見捨てられたことを懸念し、鈴木はなぜか馬と化した九十九で脱出を図るがこれはいかに。
 
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
今回護身術の練習にかかるが、いつも通り大祐がイジられちゃったか。
 
そして連載再開の<ルパン三世>
とらわれの姫君を救うべく次元とともに城に乗り込むルパン。様々な仕掛けやら魔術やらを持ち前の感と度胸で見事切り抜けていくのだが。
 
といったところでまた来週。

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ストリートファイター6、ですか

さてみなさん、カプコンが誇る人気格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの最新作、その名も『ストリートファイター6』が公開される運びとなりました。
トレイラーでは若き格闘家ルークがおそらく成長したリュウに戦いを挑む様が描かれていますが。これはかつてのストⅢにてアレックスがリュウに戦いを挑む様とひとまずは似ています。やはりこの作品は外伝的な要素が強いⅣ、ⅤからⅡ、Ⅲより正当な続編的要素が強い作品となることでしょう。
あと時代設定もⅢよりはそんなにたっていないことだから一安心した碑とも少なくないはず。まあこれはともかく、
ともかくもこのスト6にてゲーム業界に新たな風を引かせてくれることを期待してひとまずキーを叩いた次第ですが。

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シャルロット~お高くも頼もしいお姉さま(前編)<サムライスピリッツ剛>

さてみなさん、今回の侍魂剛は、フランスの剣士シャルロットの前編パートをお送りいたします。キャッチフレーズどおり少しお高いながらも信念の剣を振るう彼女の闘いぶりをここにお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。
ちなみにグランドオープニングはこちら
 
ベースストーリー・オープニング
仏蘭西にて民衆のために日夜闘っていた彼女も、ひと段落して穏やかな日を送らんとすると思えば、ペルシャの凶事の噂がもたらされた。ひとまず傍観を決め込むもそこにジパングの者が関わると聞いて興味がわき、ひとまず顔を出さんとするのだが。
 
第一~第三・第五・第六回戦(抜粋)
・対ナコルル
シャルロット「久しぶりだなナコルルよ、其方も剣と心が高まっているとは思うが、なればこそ私が挑ませてもらう」
ナコルル「ああシャルロットさん、たしかに闘わなければならないとしても、お互いの心を高めることができれば」
「まだ互いの心は高まったとはいえぬな、しかし其方の剣と心はこのシャルロットに刻み込まれたぞ」
 
・対ズィーガー
シャルロット「お互い軽からぬ使命を背負うているが、こういう機会でなければ貴殿の実力を愉しむこともかなわぬからな」
ズィーガー「うむシャルロット殿、貴女との仕合なれば拒む由はないな、わたしとしても存分に闘うとしよう」
「いまいち手応えが足りぬのだが、やはり騎士同士の仕合程胸躍るものはないというものだな」
 
・対色
シャルロット「たしか色とかいったな、未だたゆたうているようだが、私と仕合うならばそれなりに構えてもよかろう」
色「・・・貴女も、無駄に、血を流すの、その目は、まっすぐ前を、向いているというのに・・・・・」
「何かに縛られるほど無意味なものはない、しがらみを捨てたのならば己の生を今一度思い起こすがいい」
 
・対瑞香
シャルロット「其方また迷うておるのか、そういう締まりのない事では張り合いがない、我が仕合で吹っ切れるがよかろう」
瑞香「別に迷っているわけではないのですが、本当は好きではないですが仕合なら受けますよ」
「いまだに風水とやらに振り回されているか、己の足もおぼつかぬなら私と仕合うも心もとないな」
 
対紅椿のお遊:本作のオリジナルキャラクターの一人。街道の女親分さんです。
シャルロット「其方もひとかどのもののふと見た、たしかに私と通じるものあらばここは仕合ってもらおうかな」
お遊「おやおや西洋のお侍さんかい、このお遊さん目当てに仕合を挑まんとは光栄な事だねえ」
「やはり其方も真の女であったか、こういった有意義な仕合ならば次に預けても惜しくはなかろう」
 
第四回戦(対ダーリィ)
・仕合前
シャルロット「其方はいつぞやの船大工か、先の闘いでは大いに心躍った」
ダーリィ「そういうあんたはいつぞやの女剣士さんか、また大仰な闘いっぷりが楽しめるねえ」
シャルロット「ここはお互いの強さをぶつけ合うのも悪くはない、ここは最後まで付き合ってもらおうか」
ダーリィ「ああ、こちらも楽しませてもらうさ、どっからでもおいで」
・仕合後
シャルロット「いまだに闘い足りぬがひとまずは満足だな」
ダーリィ「ああ、あたしとしてもしてやられたよ、しかしあんたも凶事をたどってきた口のようだね」
シャルロット「こうなれば其方の分まで闘わねばならぬな、こうなれば最後まで闘うを誓おう」
ダーリィ「ああ、期待させてもらうよ」
 
第四回戦終了後
(ここまでストレート勝ち、もしくは武器破壊技もしくは秘奥義でフィニッシュ3回以上で特別戦に移行可能)
シャルロットのもとに1枚の大型じゅうたんが舞い降りる
シャロルット「はてこれは、なにゆえにじゅうたんが舞い降りるのか」
シャルロット、じゅうたんに乗り、そのまま空を飛ぶ。
シャルロット「何、やはり飛んでいくのか、まるでおとぎ話か、しかし」
(条件未達成時:そのまま共通パターンに移行)
シャルロット「ほう、私の他にも乗り込んでくるものがいるか。いずれ手合わせねばならぬか」
(条件達成時)
突然、天空から何者かが落ちてくる。
「うわああああ!」
それは頭からじゅうたんにめり込み、それから起き上がる。
「いたたたた、もうリスキーったら、有無を言わさずぶっ飛ばすんだから」
シャルロット「ハッ、其方、何者か」
「あれ、ええと、私はシャンティ。歌って踊れるガーディアンジニーでーす」
シャルロット「いずれにしてもこの私の前に来たのだ、少し付き合うてもよかろう」
シャンティ「やっぱり闘わなきゃいけないのね、こうなったら正々堂々お願いしますね」
特別戦(対シャンティ)
・仕合後
シャルロット「精霊ながらもその散り際は見事、私としてもそなたには敬意を表さん」
(共通パターン)
魔法のじゅうたんはやがてペルシャにたどり着く。
シャルロット「ついに来たかペルシャの地よ、そしてまだ見ぬつわものよ。このシャルロットの剣、是非とも受けてみるがいい」
 
つづく

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ラスト・ブレッド<今更ながらルパンレビューPART6>

深夜の銃撃戦に臨む次元、先だって愛銃の疲弊を指摘され、修復に伴って威力の少ない弾しか使えない。それでも敵の殺し屋を機転で倒したのだが。
ところ変わってイギリス郊外の小学校、とある少年が見とれているのはリリィ。そんな彼らのやはりルパンが見守っていた。
しかし美術館の見学にてリリィが何者かにさらわれてしまう。それを少年が、そしてルパンが阻む。その際に自身のことを伏せるようケニー少年に言い付けるのだが。
誘拐未遂のことはホームズ、そしてヤードにも知らされる。そのころからもレイブンのことが懸念されているか。
警部との相談の末リリィをロンドンに戻すことになりケニーともお別れとなる。その際伏せておいた足長おじさんの話を切り出すのだが。
ダイナーで食事を取る二人の男、彼らが警部がよこした移送役の刑事たちだが、謎の男たちに拘束され再び誘拐計画が実行されんとする。
しかしその計画もまたルパンには筒抜けで、移送の途上には次元が待ち構えていた。しかしもう一人、冒頭の殺し屋も立ちはだかっていたのだ。しかもリリィ抹殺の指令を受けて。
その殺し屋ロークと男たちが対峙し、リリィに銃口を向けるも、すかさず遠方から次元の狙撃で阻んでいく。ロークは脱出し、残されて怯えるリリィ自身は次元が助け出した。
しかしその先の苦難をほのめかしつつ、敵の追跡を振り切って己の生き方をも語る次元。
ついには最も厄介なロークとの追撃にあい、リリィをかばいつつ踏みこたえる。傷付いたマグナムを案じるリリィだが、いまだ立ちはだかるロークの前に、リリィが正体を現す。なんと自ら身代わりを引き受けたケニーだった。本物はすでにルパンの手引きで先生によって安全に移送されたのだ。
ともかくロークとの決戦も繰り広げられ、ケニーに男の生きざまを胸に刻ませつつ、最後の弾丸を込めてついにはロークを撃ち抜くのだった。
一つの戦いが終わり、次元も新たに新調した銃で再び戦いのただ中に踏み入れるのだった。少年の心に強き男の意思を込めつつ。

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今週の神様22年度12号:

さて今週のジャンプ、まずはジャンプがお休みということで。
前回新連載の落語に青春を描ける一人の少女。あの作品の落語版と思いきや、落語界から追放された父の後を受け継ぎ、追放した師匠への復讐を仕掛けんと思いきや、堂々と落語界へとのし上がる様が描かれ、手始めに励みとなる兄弟子との出会いということだが、はたしてどうなるか。
 
<WITCH WATCH>
文字通り風雨に耐えてのデニム道を極めることとなったモイ。今回はお話から離れていったような。
 
<あやかしトライアングル>
筋肉先生もまた人妖の一人だったが、可愛いもの好きが玉にキズだった。よりによってシロガネとは。そして纏にも思いを寄せているようでこれまた手に負いそうにもないか。
 
<高校生家族>
大雪の日に大半の生徒の中でお泊り会を刊行することとなったが、当然ながら家族そろって参加することになるのだが。
 
といったところでまた来週。
 

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第13話:蠢くものたち(その1)<機動戦士ガンダム・クレイドルエンド>

さてみなさん、今回のクレイドルエンドは、次回の作戦に先立ちギルダスの身に降りかかった災難と、それを切り抜ける彼の様をお送りする運びです。なおその前にアレンとミウの中をひとまずは取り持つ様もお送りする運びとなります。それでは、ごゆっくり。

ちなみに前回までのストーリーはひとまずここに(都合により一部割愛)。

イントロダクション
第1話:ホワイトベース最後の勇者(その1)
第2話:生きるということ(その1)
第3話:継ぐものたち(その1)
第4話:月で待つもの(その1)
第5話:ガンダム、行きます!(その1)
第6話:忘れられた地で(その1)
第7話:古き友来たる
(その1)
(その2)
(その3)
第8話:老兵は語らず
(その1)
(その2)
(その3)
第9話:リッド奮戦
(その1)
(その2)
(その3)
第10話:宿敵の刃
(その1)
(その2)
(その3)
第11話:望まれし子
(その1)
(その2)
(その3)
第12話:アルセス・リターンズ
(その1)
(その2)
(その3)
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。

「そうだったんですか、いろいろ面倒をかけて申し訳・・・・・」
「うん、みんながちょっと気になったんで機会を見て話そうと思ったけどね」
シャワールームで体を清めた後、少し火照った身を冷ましながら、クムとミウが話し合う機会を得たのだ。
「いろいろと心配はこともあるけど、まずは任務というのがあるからね。それをこなしながらでいいなら、むしろ見守っていきたいのよ」
「はい」
「ちょっと失礼になるけど、聞いた話だとアレンたちも戦災孤児だから自身に責任を取ればいいけれど。でもミウはまだご両親のことがあるからね」
「そう、ですね」

「ま、基本的にはお前のことは大佐も中佐も、それに俺たちも異存はないんだ。問題はミウの親御さん、ウラキ博士とコウさんだな」
同じ頃食堂でギルダスがアレンと話し合っていた。
「ウラキ博士と、コウさんですか」
「そうだな、もっともウラキ博士はミウをお目付け役によこしたくらいだから、俺たちに関しても全幅の、とまではいかないまでも信頼を置いているからな」
「でも彼女自身への仲についてはそうそう許しちゃいけなさそうだから」
「それもお前自身の問題だな、これはコウさんにも言えることだ」
と、サラダパスタを口にしつつギルダスが応え、アレンもまたボイルドポテトを口にして重く返す。
「どっちにしても僕もあまり楽をしすぎたかな。大佐もクム少尉も総裁と姫殿下の対応で大変だったから」
「まあな、まあ俺としても危険なことには変わりなかったが、過ぎてしまえばそう大したことじゃなかったんだ」
ギルダスはふと天井を見上げ物思いにふける。

それは南仏にてキッカたちが先の会談の調整に赴く少し前、ギルダスがブリッジに赴き一つの要請を告げる。
「そういえば君が育った孤児院が近くにあったな。どうかなトーレスさん、ここでは補給以外行うことはないだろうし」
ノックスとの相談の末、トーレスも許可を下ろす。
「そうだな、それなら行って安心させてやるといい。特に連絡がなければ2、3日ゆっくりとしてくれ」
「はっ、ありがとうございます」
その時ふとオペレーターと打ち合わせをてしているウィルにも声を掛ける。
「ところでウィル、ギルダスのお供というのもどうだが、どうせなら君も一度羽を伸ばしていくといい」
「あっ、はい・・・・・!」
ウィルも敬礼で了承の意を伝える。こうしてキッカの交渉に合わせ、彼女の出立に続きギルダスも故郷の街へと車を走らせる。
途中自分のポケットマネーからデパートで孤児院で要りようになろう物資を購入する。これもアナハイム系列のデパートだったので、そのつてでいろいろ便宜を図ろうとも考えたが、それはあまりにもフェアではないとも思いなるべく正式な取引での購入を心得た。
こうして車いっぱいの物資を積み込んでそのデパートを後にし、郊外の孤児院へと車を進めんとした。
しかし一方で、そのデパートの一角、とある男たちがさりげない雑談のついでに何枚かの紙片を交換し合い。少しぎこちない挨拶をかわして店を後にするのだった。

そしてさらに一方、ベルファスト郊外の住宅の一室にて、何やらの通信を受ける一人の人物がいた。
「・・・それで、あと半月でよくなると、それはよかった。是非ともよろしく言ってください。あと、それから、そうですか、こちらもなるべく対処いたします、それでは・・・・・」
通信を切り、その人物は早速記したメモとともに入手した情報の整理を始める。
「今基地にはあのキッカ大佐がいるか。来るべき時代のためにこの情報を届けなければならない。それが僕らが、そして姉さんが望んだ時代につながるんだ」
その人物はふと傍らの写真に目を移す。それは幼い頃の時分とその姉妹との写真であった。
「それじゃあいくよ、ミハル姉さん・・・・・」
新たな決意とともにその人物は部屋を後にするのだった。

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キャプテン・キッド・餓狼伝説編<バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、ADKうお~ず!よりキャプテン・キッドの餓狼伝説編のシナリオをお送りいたします。
いよいよサウスタウンに乗り込んだ我らがキッド船長。並みいる強敵もなんのその、ただ突き進むのみである。はたしてテリーたちと力を合わせ困難にも切り抜けられるか、といったところで、それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>キャプテン・キッド編・その3
となっております。

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各誌レビュー22年度2月号(その3)

さて今週の各誌レビューは、
 
<BLACK TIGER(グラジャン)>
幻の青いバラととともに、ティガーの過去にも相棒のウエキにもついに触れられることととなるが、この時点からもティガーもいつも通りにふるまっているのだが。
 
<MAO(サンデー)>
災厄の根幹たる祟り神、真緒の剣と術は効かず、頼りになるのは唯一効果がある菜花の血地丸のみ、しかしそれでは菜花の命が持たず、はたして勝ち目があるのか。
 
<君は008(サンデー)>
ついにドグラの軍勢が東京を襲う。校長も拘束され、頼りになるのはエイトたち学生エージェントのみ。そのうちにエイトの家族にも危機が迫るのだが。
 
<浦筋(チャンピオン)>
雨の日のタイガー軍団、昨今新入りの凜にタケシが尻に敷かれつつあるな。
 
<ジーニアース(チャンピオン)>
フォルセティと公安、一歩も引くに引けない状況の中、ついに甲斐とネロが対面する。そして一面が火の玉に包まれるのだが。
 
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
寒い日の催眠術、防寒という概念において一番やっちゃいけないことだろうけれど。
 
といったところでまた来週。

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ゼノブレイド3、ですか

さてみなさん、ネットで入手した情報からながらも、今年9月ごろに『ゼノブレイド3』がNintendo―Switchより発売される運びとなしました。
ゼノブレイドとはかつてプレステ1で発売された、はるかな未来、とある兵器に翻弄された人類の運命を描いたゼノギアス、プレステ2で発売された宇宙の運命に立ち向かう人々の物語たるゼノサーガに連なる、巨大な機械兵器に翻弄されながらも自らの運命に立ち向かう人々の物語を描いた作品でもあった。
そして今回の3は先の二本の集大成として描かれた作品ということで、やはり国家間の戦争からやがては世界の命運と自らの運命に立ち向かう物語ということでもある。
あとは気になる要素として、RPGの花形ともいえる戦闘システムだけれど、前作に連なりながらも趣向を凝らしたシステムであることは疑いようはない、あとは多くのプレイヤーにとっつきやすいものであることを期待するのみか、まあそれはさておき。
今回のゼノブレイド3も今までのシリーズにも負けないシステムをひっさげてプレイヤーに衝撃と感動を与えてくれることを期待したい。

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エピソード19:力の滓(その26)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは、常世の使者とキャリバーの刺客を交えての攻防をお送りいたします。いずれ劣らぬ強敵と、編者が予想した月華の宿敵を交えてお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

MAP:無限屋敷・胎動の間
覇王丸「奴らの中枢にしては何もなさそうだな、いや天井にある冥いう渦らしきものが気になるな」
楓「あれはまさか“地獄門”現世と常世をつなぐ入口だ、しかしどうしてこんな処に」
嘉神「おそらく、ここが我らがいう常世に近き処だろうが」
守矢「おそらくは、ここに雪も」
「さあ、どうかねえ」
・まずはティラがシャレードたちを引き連れて現れる。
アイヴィー「やはりそなたらか、常世、魍魎界の力まで借りて、今度は何を企むことやら」
ソフィー「ここで決着をつける時です。まずはあなたたちから」
タキ「うむ、ここは彼女らをたしなめつつ進まなければならぬな、もちろん四神の歴々も」
あかり「まあ、力合わせりゃ大丈夫やで」
・プレイヤー選択後、戦闘開始

・まずはシャレード及びインフェルノ、コロッサス群が攻めてくる。

・一定以上の敵を撃破後、まずはヴォルドが増援に現れる。
ヴォルド(我が主の悲願のため、お前たちを、倒す)
アイヴィー「そうたやすく我らに敵うかな、もはやそなたの動きもひとまずは見きれているが」
ヴォルド(甘く見るな、我が力前よりも疾くなった)

・次はアスタロスが姿を現す
アスタロス「今度こそお前たちの血肉をもって俺の力と成してくれよう」
ソフィー「ここであなたたちの思惑に乗るわけにはいきません」
アスタロス「忘れたか、ここは魍魎界、俺たち闇の眷属にとっては力の礎たらん処だということを」

・続いてラファエルとエイミが現れる
ラファエル「我らの行く手を阻むものはやはりお前たち、なればここでケリをつけるも悪くはない」
エイミ「・・・すべては、私たちの仕合わせのため・・・・・」
御剣「お前たちの望みがなんであるかは分からんが、こちらにも退けぬ理由があるからな」
ラファエル「やはり、立ちはだかるか、我が命をかけても」

・さらに漆黒の騎士が現れる
御剣「なんだと、お主“内藤”か」
ソフィー「・・・ジーク・・・・・」
アイヴィー「ふふ、其方も来たか、ナイトメア」
ナイトメア「奴らの煩わしい気が入り続けていく、この場を収めねばならない。その、ためには・・・・・」
タキ「“内藤”いやさ“じーく”よ、お主も苦しんでいようが、ここで一思いに斬り捨てれば・・・・・」
ソフィー「待ってタキ、彼の苦しみなら貴女も分かってるはず。もしも斬ってしまえば彼の怨念のみが残るのみ。それでは何も解決はしない」
アイヴィー「斬らずに救うことができるかな、それがいかに難き事かは分かるはずだが、やってみる価値はあるかもしれないが」
御剣「いずれにしても面倒くさいが、ここは付き合ってやろう」

・そして刹那も増援として乱入。
楓「やはり来たか、刹那」
刹那「そうだ、今こそ貴様たちの最後の刻、すべては世のあるべき姿に帰するだけ」
あかり「早々あんたの思惑に乗ってたまるかいな」
刹那「ふふ、そう言っていられるのも今のうち。いずれ本当の恐怖と絶望を覚えよう」
楓「何、一体どういうことだ」
・刹那の懐から数枚の人形(ひとかた)を取り出し、それが数体の黄龍に姿を変える。
楓「あれは、まさか、お師さん」
あかり「これって、人形の術やない」
刹那「その通りだ一条の娘、お前たちの陰陽道と同じ、我が呪力で創り出した最強の四神、黄龍だ。いかに貴様らとてこれら相手にどうする」
嘉神「・・・これも我が罪の成せる業ということか。なればこそ」
楓「お師さん・・・・・」
守矢「ためらうな、楓、これは師匠の姿をした単なる傀儡に過ぎぬ」
楓「ああ、分かっているよ。いくよ、お師さん」

・さらに数体の敵を撃破後、漆黒の衣の女が現れた。
楓「・・・なに、まさか・・・・・」
守矢「これは、まさか」
刹那「そう、そのまさかだ。常世の思念が集い生み出されたもの、その名は“黄泉”」
嘉神「そういえば老師に聞いたことがある、あの刹那が常世の意思を阻むものを狩るいわば“イノチヲカルモノ”ならば、彼の女(もの)は常世の負の思念が集い、おそらくは門の巫女たる雪の身に憑りついたもの。この世を混沌に帰すのみのために」
楓「それでは、雪姉さんは」
刹那「そうだ、地獄門をひととき封じるために命を落とした雪の肉体に宿った我らの意思、それがこの黄泉だ」
嘉神「ううむ、老師が一番懸念したことが顕現してしまったか」
黄泉「我は、常世の意思、我が名は、黄泉。今こそ、この世の生きとし生けるもの、すべてを在るべき処に帰さん」
守矢「雪・・・・・」
楓「姉さん・・・・・」
刹那「ふふ、貴様らにこの黄泉を斬れるか。もっともこの黄泉は、常世そのものの力を得、もはや俺ですら及びもつかぬがな」
あかり「ここは、うちが、やってみる・・・・・」
嘉神「うむ、やはりそなたが出るか。心もとないが我らもできうる限りの力を尽くそう」

・ソフィーティア、ナイトメアに接近する
ナイトメア「何だ、お前は・・・・・」
ソフィー「ジーク、私の声を聞いて。かつてあなたはお父様を手にかけ、その苦しみで剣を振り続けた」
ナイトメア「・・・・・」
ソフィー「あなたが求める力の果て、かつてセルバンテスが手にしたソウルエッジが破壊され、その一部があなたの手にうちに渡り、今のあなたが顕現した」
ナイトメア「・・・ぐう」
ソフィー「その影響で各地のイヴィルズバームが吹き上がり、あなたをはじめ魔の眷属が幅を利かせている。くしくもその中心にいたのは常にあなただった。それをあのザサラメールが利用して今に至っているわ」
ナイトメア「・・・お、俺は・・・・・」
ソフィージーク、あなたは自分が思っているほど弱くはないはずよ。どうか自分を信じて内なる弱さに打ち勝って」
ナイトメア「俺は・・・と、父さん・・・・・」
・そこにシャレードの一人が近付き、一人の騎士の姿を形どる。
騎士「ジークよ、お前の苦しみはよく知っている。あの時の出来事はひとえにわたしの身勝手が引き起こしたること。これも当然の報いであろう。だがその苦しみが故にお前が人々に災いを引き起こすなら、わたしがすべて受け入れよう。そしてお前は、己の行いを省みこれより正道を歩むのだ」
ナイトメア、騎士と対戦した後に騎士を貫く。騎士は姿を消し、そこには一本の大剣が突き刺さっていた。
ナイトメア「とうさん、父さん・・・・・」
ナイトメア、己をまとう鎧が外れ、もとのジークの姿に戻る。
ジーク、突き刺さっていた大剣を手に取る。
ジーク「俺は、永い夢にうなされていた。父さんを手にかけ、ぞの幻を振り払うためにずっと剣を振り、今に至ったんだ」
タキ「ふふ、やっと目が覚めたようだな“じーく”よ、されど今のお主は手負い、足手まといにならぬうち今はさがるがいいさ」
ジーク「ああ、そうさせてもらう」
ジーク、一時撤退する。

・あかり、黄泉に接近する
黄泉「何者ぞ、よもや、汝は・・・・・」
あかり、後ろ髪の束ねがほどかれ、髪が青白く光る。
あかり「雪姉ちゃん、どうかうちの声を聞いて・・・・・」
嘉神「なんと一条の娘よ、そなたがそうであったか」
楓「どういうことだ」
嘉神「先に老師が“門の巫女”を探し求めると言ったが、陰陽の理からすれば、巫女はふたり。なればもう一人の巫女こそが一条の娘であったのだ」
あかり「先に姉ちゃんが地獄門を封じる巫女だとうちも玄武のじいちゃんの話で知ったけど、うちも四神の束ねと知ってから、もしかしたらと思ったんよ」
楓「あかり・・・・・」
あかり「うちもそのことが怖くないわけやなかったけど、ずっとそのことをうちなりに考えてたんよ」
黄泉「・・・・・」
あかり「先の闘いで姉ちゃんが地獄門封印したけど、その後で姉ちゃんが今の姿になって分かったんよ、嘉神の兄ちゃんが言うように、封印は完全じゃなかったって」
黄泉「・・・私は・・・・・」
あかり「うちの覚醒もまだ完全やない。どこまで持つか分からんけど、せめて姉ちゃんを抑えてもとの姉ちゃんに戻す手助けができれば」
黄泉「あかりさん、私は・・・・・」
刹那「そうはいくか、小娘よ、貴様さえいなければ」
刹那、あかりに襲い掛かるも、あかりから発する気ではじき返される。
刹那「くっ、なん、だと・・・・・」
刹那、このまま後方に飛ばされる。
楓「あかり!」
あかり「うん、うちも大丈夫。でも力は少し小さくなってきたわ」
黄泉「・・・ええ、私も、大丈夫。今は、常世の闇を、抑えるだけで、精一杯だけど。いずれは、本当の意味での、封印の儀が、成されるわ」
黄泉、姿を消していく。
雪「その時まで、自分の力と心を、高めていって。そして、楓を、よろしくね・・・・・」
あかり「姉ちゃん・・・・・」
あかりも元の姿に戻っていき、そのまま気を失う。
楓「姉さん・・・・・」
守矢「雪・・・・・」
嘉神「案ずることはない。彼女の心が確かならば、いかに黄泉が再び顕現しようとも、必ずや雪の心を取り戻そう」
楓「ああ、分かっている」
楓、あかりとともに一時撤退していく。

・ヴォルド撃破
ヴォルド(主よ、申し訳ありませぬ)

・アスタロス撃破
アスタロス「この俺が、また貴様らごときに」

・ラファエル撃破
ラファエル「わたしも、これで終わったわけではない」

・エイミ撃破
エイミ「私も、まだ負けていない」

・ティラ撃破
ティラ「あいも変わらずおまえたち、ことごとくあたしの邪魔をしてくれるね」
ソフィー「もうあなたの、あなたたちに邪魔はさせない」
ティラ「これであたしがあきらめたと思ったら大間違いだ、いつの日か、あたしも・・・・・」

・刹那撃破
楓「そこまでだ、これ以上はお前の好きにはさせない」
刹那「ふっ、してやられたわ、しかし俺と、そして黄泉を退けても、常世の闇は着実にこの世を覆い尽くそう。その時にいかに貴様らとて」
刹那、そのまま姿を消す。
嘉神「常世の闇か、何としても封じなければならぬ。今更ではあるが、これが四神の勤めなれば」

・敵全滅後
嘉神「終わったな・・・・・」
御剣「こっちはうまくいったが、そっちはそうもいっていられんな」
楓「いや、姉さんの心はまだ生きている。そしてあかりと僕たちの力が確かならば」
ソフィー「そうです、人の心こそ力の源、私たちはそう信じます」
アイヴィー「ここの敵も一掃できたゆえ、次に参ろうか」

MAPクリア

・インターミッション
御剣「おうお嬢さん“じーく”の容体はどうだ」
イリス「はい、傷は思ったよりも浅く、適切な治療で今は寝入っております」
御剣「そいつはよかったな」

ソフィー「体の方はもういいのですか」
ジーク「ああ、少し経てば満足に戦える。その時はいくらか力になろう。しかし・・・・・」
タキ「まだ何かあるのか」
ジーク「うむ、あの時ソウルエッジとともに俺の体にまとわりついたあの鎧、前にも言ったがイヴィルを取り込み続けることで己をより強大化したというのは前にも言ったが」
ソフィー「いまだ強くなり続けていると」
ジーク「おそらくそうだろう。こればかりは俺自身もあらためてケリをつけなければならない。今までの件もあるが、俺に償い切れるかも分からない。だがやらねばならない」
ソフィー「ジーク・・・・・」
ジーク「もちろん、俺を救ったあんたたちの力にもなりたい」
ソフィー「ええ、ありがとう」
御剣「どうやらこちらも大丈夫みたいだな」

TO BE CONTINUED

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語られざる事件<今更ながらルパンレビューPART6>

ようやく本編に戻って舞台は再びロンドン、ではなくてフランス。ここ最近のホームズの活躍にと、彼を付け狙わんとする一人の男の情報を入手するアルベール。しかしその情報を渡した男が何者かに狙撃され、アルベールもこの場を去らざるを得なくなった。
ある男の写真を手にボロ船でロンドンに舞い戻ったルパンと次元、しかし件の男はひとまずルパンが直接引き受けることになるのだが。
一方リリィは警部の出迎えを受け家路につく。リリィも人が変わったというより本来の姿に戻ったホームズを感じ入りつつ寂しさを募らせる。しかし突然リリィはまたもや頭痛に襲、なんとか家路に戻すも、未だ不安を隠せない警部なのだが。
一方のホームズも、とある男の友人の自殺について、その友人の遺品を取り出し、そこに薬物を混入しての自殺に追い込んだと推理し、事件を解決する。
一方でとあるダイナーで警部と銭形が出くわし、警部の方も捜査状況が芳しくなく、ひとまずは酒におぼれる時を過ごすも、銭形はルパン再来の予感を禁じ得ないでいた。一方でリリィも傍らの父の写真を目にしつつ寝床につき、戻ってきたホームズも寝入ったリリィを気にかけつつも、盟友ワトソンとの想いを秘め、ハドソン夫人にとある頼みごとをする。
そこにホームズの動向を探らんとするルパンに銭形が駆けつけ、ワトソン殺害の嫌疑を問い質す。答えをはぐらかすルパンだが、そこにとある男がホームズを狙わんとする。それを阻止しつつ追いかける銭形とルパン。特殊な空気銃を用いて狙撃するその殺し屋モランの狙いがホームズなら、彼もまたかと思いきや、別の組織にやとわれたとか。しかしその組織もどこか引っ掛かる節ありと見たのだが。連絡を受けたルパンはひとまず次元の救援を断り、ある意味頼りになる奴との共闘に持ち込められればいいのだが。
そもそもルパンとホームズとの因縁が10年以上前、レイブンの秘宝をめぐってルパンが調べんとした時に、ホームズが関わった事件で、犯人の一人を逃がしたことでルパンも追わざるを得ず、追い詰めた先に撃たれた犯人とその狙撃手を止めんとした男ワトソン、そしてリリィの声とともにもみ合いの末狙撃手に撃たれて斃れてしまう。狙撃手は逃げ出し残されたのは撃たれたワトソンとその傍らのルパン。その様を幼いリリィが目撃して気を失う。そこに駆け付けたのはホームズだった。
そのようないきさつから、リリィのためにホームズも一線を退く現在に至るも、今になって現役復帰と相成った、だがリリィの記憶が甦れば彼女もまたレイブンに狙われる。彼女もまた事件を乗り越えなければならないと、ルパンもまたリリィのことを思っていたのだ。
そうこうとしているうち、そのモランとも決着をつけねばならぬと乗り出す。ある意味絶妙な連係プレーでモランを追い詰め、その背後を問い質さんとするも、レイブンを過去の遺物と吐き捨ててまんまと逃げおおせる。しかし銭形はなんとホームズの変装だった。本物はダイナーで酔いつぶれていたのだ。
ホームズもまた再び事件を乗り越えんと心に決め、後にリリィと朝食を共にする。ホームズもまたレイブンと立ち向かう決心をしていた。何よりリリィの笑顔、そして幸福のために。
こうして事件が一つ解決したが、しかし次元にとってもリリィは知らぬ間柄ではなかったのだが。

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今週の神様22年度11号:丸くは収まらない人たちの巻

さて今週のジャンプレビューは、
 
<ONE PIECE>
最後の抵抗を仕掛けるビッグ・マムに対し、ローがおそらく刀にこもったコラソンの能力でマムの能力を封じ、最後のとどめを仕掛ける。最後の問いかけも発することなく落ちていくマム。一方モモの助は800年前のズニーシャのことを語らんとするのだが。
 
<WITCH WATCH>
カサを盗まれネガティブなミハルなのだが、常にネガティブにいなければならないのもやはり考えものだな。
 
<あやかしトライアングル>
接吻のあやかしを使って再び祭里を落とさんとするカゲメイだが、ここはすずに阻まれてしまう。これで丸くは収まるわけはやはり行かないか。
 
<高校生家族>
一郎が抜けひとまず勝利を収めたが、続いての決勝で優勝を逃したか。でも最後まで戦い抜いたので悔いはないはず。
 
といったところでまた来週。

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おためし紀行・ちょこっとグルメ:冬のピリラニ

さて今回のおためし紀行、ちょっとスケジュールの都合と編者自身の健康状況を鑑みて、市内の界隈のおいしいものを遅ればせながら再びお送りしたいと思います。
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さて今回挙げるのは昨年夏に訪れたピリラニさん。そこでかき氷を味わいましたが、シーズン外ということで冬季の今は手焼きのドーナッツを販売していました。
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ということで今回はチョコドーナッツとマサラダドーナッツを3品、買い求めた後で家族一緒に味わいました。
今度は他のドーナッツ、できれば夏のかき氷も再び楽しみたいものです。

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セリス=ハワード対ストⅣ、Ⅴ系キャラ<CAPCOM VS SNK・namco>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、CSNよりセリス対ストⅣ、Ⅴ系のキャラのシナリオをお送りいたします。
新たなストリートファイターたちと、若きファイターの一人たるセリス。いずれもものおじするには及ばない戦いが繰り広げられるであろうその先には本当の強敵も立ちはだかることでしょう。これも乞うご期待といったところで、それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>CAPCOM VS SNK・namco>セリス=ハワード>CAPCOM・ストリートファイター系キャラ
となっております。

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各誌レビュー22年度2月号(その2)

さて今週の各誌レビューは、
 
<MAO(サンデー)>
呪いの洋館を訪れた真緒たち。ひとまず巣食った怨霊は片付けたが、その根幹たる封じられた古井戸に本命の怨霊が居るのか。
 
<君は008(サンデー)>
怒りのアンガストの指示により空中戦間で東京に攻め込むこととなった。一方中野では穏やかな日々の中、ドクラ襲撃の報せが届き一気に緊張も高まっていくのだが。
 
<バキ道(チャンピオン)>
ジャックのだけ気により一気に追い詰められるスクネ。しかし彼にとってはこれも想定内のことだった。はたして仕合はどう転ぶのか。
 
<浦筋(チャンピオン)>
すり替わってのチョコのリサーチだが、ただ小鉄だけはどこかすれ違ったようだったが。
 
<ジーニアース(チャンピオン)>
ひとまず鈴木と甲斐を保護し、撤退せんとするフォルセティ。一方押し返したはずの特捜もこのままでは済まなさそうだが。
 
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
今度は女装してのチョコの勧誘だが、それなりに追い込まれた大祐だったな。
 
といったところでまた来週。

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テレビアニメBASTARD、ですか

さてみなさん、近日80年代後半より連載されたダークファンタジー『BASTARD』がアニメ化される運びとなりました。
舞台は近未来に世界が滅び去り、魔物等の怪生物が跋扈する世界にて、狂猛かつ破天荒な魔導士ダークシュナイダーが、かつての仲間との闘争から、復活した破壊神との死闘を経て、やがては天界魔界を股にかけての争乱にも飛び込んでいくというのがひとまずのあらすじということで。
この作品もかのベルセルクと肩を並べるほどの作画力がウリであるだけに、その進行も遅れがちになっていた。ともすればベルセルクと同じようなことになるのかとの心配もちらほらを語られていくが。
そんな中での今回のアニメ化、90年代にOVA化したいきさつもあるのだが、はたして原作の破天荒さとセクシーはどこまで表現できるのかというのはこれまた心にとめておいて、往年のファン、またそれならずとも、ひとまずの期待はしてもいいかもしれないけれど。

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ドラえもんとゆかいな仲間たち:ミノタウロスの皿<本当は怖いドラえもん>

この作品はサブタイトル記載とは裏腹に、藤子F不二雄先生の短編集で一、二をあらそう問題作として認知される方もおられることもおられるかもしれない。1969年ごろに発表された作品である。
時は未来の宇宙、古代ギリシャを模したような、人間とウシ人間が共存する惑星に不時着した青年は、そこに住むミノアという少女と知り合う。
しかしそこの人間はウシ人間の食用として飼われていた存在で、当のミノアも最高の栄誉をもって食用に供されるのだった。青年はなんとか彼女を救い出そうとするも、結局ままならずに彼女はそのまま供されることになったそうな。
とまあ、このお話は牛と人間の立場が逆転された世界を描き、かつそれなりの倫理観を形成したものでもあり、そこに紛れ込んだ形の地球人の青年がその世界観と倫理観を受け入れかねる悲喜劇を描いたものでもある。
はじめに人間(ウス族)とウシ人間(ズン類族)のネーミングは当時の田舎観からヒントに得たものでもあるとまずは述べておいて、これもひとかどのギャグと受け入れてもいいけれど。
次に倫理観についてはたしかにウス族とズン類とは会話が成立し、互いの立場もそれなり受け入れているのは日本のブシドウ等にも通じるものがあるかもしれないけれど、やはり地球人にとっては異質なものでもあり、そこで繰り広げられた意思がかみ合わない悲喜劇にもつながり、ある意味怖いとも感じられるだろう。
ちなみに編者としてはその怖さよりも最後当たりミノアが供されるシーンにいわゆる青春の甘酸っぱさを覚え、それは今でも引きずっていることをここに述べていきたい。
つまりはあまり深く考えずに多少の娯楽性を含めた読みものとし受け入れてもいいかもしれないけれど。

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帝都は泥棒の夢を見る 後篇<今更ながらルパンレビューPART6>

おそらく先代の五エ門の斬撃をかわしつつ先へと急ぐルパン。その際剣を折ったことから持っている剣が斬鉄剣ではないことをほのめかす。これもまた後代に影響を及ぼしているのか。
胸に件の鍵を下げ時計の前に立ちサラントヤ。そこに大道寺が現れ鍵と秘宝を渡すよう迫る。そこに瑠璃子とルパン、そして黒蜥蜴が阻むも、波越までも現れ、ここは一旦退散と相成るルパン。脱出した先には拘束された運転手が。そうとは知らず五エ門を残し車でホテルに向かわんとする瑠璃子たちだが、自分の冗談がまさか本当になるとは夢にも思わなかったか。
一方で瑠璃子たちが連れ去られたことを知った波越だが、後に現れた明智の推理で場所を特定できた。しかし当の明智は一休みをかこつけるが。
一方の次元似の少佐は五エ門と対峙する。いくつかの問答の末の対戦でお互い傷付きながらの痛み分けと相成ったのだが。
とある屋敷に監禁された瑠璃子たち。かの時計を戦火から逃すために日本に移したのだが、かえって騒乱に巻き込まれたことを悔やむサラントヤ。
食事を差し入れた老人をのけて大道寺が時計を渡すように取り引きを持ち掛けんとするが、そこに明智まで現れ、時計の秘宝が内蒙古の権力にありと見抜く。更にはサラントヤこそ元朝王家の末裔とも述べていき、まんまと大道寺を出し抜くが、そこにもう一人の明智が現れるのだった。
先の明智はルパンの変装で、当然ながら大道寺を放っておいてひとまず脱出を図る一行。飛行機で飛んできた黒蜥蜴の出迎えかと思いきや、謎のガラス板に襲われ一行は閉じ込められてしまう。しかしこれは当時のテクノロジーではないな。しかしながら明智が言い放った虚像の世界。そこから何かを想い致したルパンが、同じく現れた端末を操作し、はたして壁の扉が開き、進んだ先は重富の展示室。同じく現れた五エ門と次元、何故か現れた大道寺はサラントヤが、そして次元こと本郷少佐が退けた。
しかしルパンが呼び掛けた先は現代のいずこかの研究室。暴走する装置にうろたえる主任らしき男。ルパンをこの時代から解放し、明智たちともお別れと相成った。しかし様子が変化した瑠璃子の言葉とともに、装置が作動し、ルパンは元の世界に帰る。
帰還したルパンと五エ門、暴走する装置を鎮め、おそらくは開発を指示しただろう中枢の瑠璃子の想いをも受け止める。
そして現代の東京、ルパンが現れた証が人知れず現れ、そして忘れ去られたのだった。
はたしてルパンはともかく、本郷や黒蜥蜴、そして波越らは本当にそれぞれの先祖なのかという疑問は残るけれど、これはひとまず心にとどめておいて次回はまた本編か。

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今週の神様22年度10号:喉元からの熱き炎の巻

さて今週のジャンプレビューは、
 
<ONE PIECE>
お互いに張り合いながらもそれぞれの奥義を駆使しマムを徐々に追い詰めるキッドとロー、しかしマムも己の伝統を背負いつつ踏み止まらんとする。しかしキッドたちも己の矜持にかけ、そしてきたるべき新たなる時代に己の意地と誇りをかけて、天をも貫く奥義を込めてついにはマムにとどめの一撃を放つのだが。
 
<WITCH WATCH>
今回は漫画家志望の学生と先生の作品つまりは劇中劇だが、シリアスな展開におとぼけの台詞回したしかにいつものウィッチらしいのだが。これまた期待をしてもいけれど。
 
<あやかしトライアングル>
突然熱を出して倒れたすず。そんな時にもすかさずアタックをかけるが、祭里も祭里ですずを大切にしてこそ受けて立つか。
 
<高校生家族>
若さを取り戻し今こそ全盛期とばかりにプレイを楽しむ一郎。しかし全盛も終わりをつげ、結局選手交代を告げられる。はたして一郎なくして試合に勝てるのか。
 
といったところでまた来週。

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月刊ストロングワーズ新世界編(創作):22年2月号

さてみなさん、今月のストロングワーズも、やはり決戦に臨んでの覚悟と意地を込めての意志の言葉をお送りいたします。それでは、ごゆっくり。
 
・生きる言葉
「何が潔しだ!!何が責任取ってハラキリだ、お前らの文化おれは好きじゃねェな!!
おれは鼻水たらしても“生”にしがみつく!!!
見苦しくても!!生きて!!生きて!!生き延びてきたから今生きてんだ!!
討ち入って満足してんじゃねェバカ共!!(ウソップ)」
第1036話:武士道と云うは死ぬことと見つけたり
百獣海賊団との決戦にてウソップもまた大群を相手に苦戦を強いられていた。しかも手負いの菊の丞たちをかばいつつ。菊たちもまた自分を放っていけと告げるも、ウソップも臆病心を押して、否臆病であるがゆえ生き延びてきたからこそ自らの生にこだわるとともに仲間の死を潔しとせずに守り抜くことを告げるのだった。
 
・戦う言葉
ルフィ「楽しくなってきた!!」
カイドウ「おれもだ!!!」
第1036話:武士道と云うは死ぬことと見つけたり
いよいよカイドウとの最終決戦に臨み、一度ならずもカイドウの実力に圧倒されつつも、徐々に追い込んでいくルフィ。カイドウもまた一度ならずも倒したはずのルフィに追い込まれつつ、お互いの闘争心が高揚していくのを感じていた。もはや勝負の帰趨などどうでもいいかのごとくに。

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スーパー戦隊レビュー『五星戦隊ダイレンジャー』『忍者戦隊カクレンジャー』

さてみなさん、今回のホームページ更新は、スーパー戦隊レビューから『五星戦隊ダイレンジャー』及び『忍者戦隊カクレンジャー』をお送りいたします。
先の『ジュウレンジャー』に続いて新たなる時代を築いたこの2作品の魅力をひとまずお送りする運びとなりますが。
ひとまずはこんなとろですので、それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>アニメ・テレビ番組・映画>スーパー戦隊シリーズ・その2
となっております。

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各誌レビュー22年度2月号(その1)

さて今週の各誌レビューは、
 
<MAO(サンデー)>
ひとまずの復讐を果たした芽生だったが、何とか彼女を救わんと華紋のもとを訪れるのだが、一方で水使い流石も不知火についたか。
 
<君は008(サンデー)>
集結するドグラの幹部たち、いずれも一触即発の曲者たちだったか。そんな中中野のエージェントたるサマエルの潜入を許し幹部の怒りも心頭に達し、さらなる死闘が繰り広げられるよ感すら漂わせられるのだが。
 
<浦筋(チャンピオン)>
寒くてちぢこまっているうちに小さくなった春巻、でも春になれば元通りになるからいいか。
 
<ジーニアース(チャンピオン)>
幼き日から能力の顕現が成された鉄子。ひとまず特捜のエージェントを翻弄するが、他の男たちは自身が捨て駒だという疑念を持ち始めるが。
 
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
大祐に贈った千晶の渾身のマフラー、たしかに翻弄しつつも一生分の思いがこもったマフラーなだけに。
 
といったところで今週はここまでで。

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ソルクレスタ、ですか

さてみなさん、今春あたりにnintendo Switchにて『ソルクレスタ』なるシューティングゲームが発売される運びとなりました。
そのソルクレスタ、昔からのゲームファンのかたなら名前にピンと来られた方もおられるでしょうが、それは往年のシューティング『テラクレスタ』並びに『ムーンクレスタ』に連なる合体変形シューティングシリーズの集大成として製作されたものです。
ムーンクレスタにて初期のゲームながらも、自機の合体によるパワーアップにて敵に立ち向かい、テラクレスタにては合体した機体パーツでのフォーメーションによる攻撃のバリエーションで敵を撃ち倒すといったひとまず痛快なゲーム進行がウリでした。
そしてソルクレスタ。先の2作のシステムに加えて、合体やフォーメーションのバリエーションにおける更なるパワーアップがはかられ、当時のシューティングのノリを愉しめながらも現代でも通用するゲーム性で現代並びに往年のゲーマーに勝負を挑まんとしています。
とにもかくにもこのソルクレスタもプレイする価値がありでしょう。

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ザ・ドラえもんズオリジナル・トラえもん編:こーちゃんとダメな子奮戦記(その2)

さてみなさん、今回のザ・ドラえもんズオリジナル小説は、大阪のトラえもんにて、ドラえもんでもおなじみの多目くんとこーちゃんが張り合う中で頑張る姿をお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

ちなみに前回の記事はこちらです。
トラえもん編:こーちゃんとダメな子奮戦記(その1)
それでは、あらためてごゆっくり。

えらく不機嫌で学校から帰ったこーちゃんは、めずらしくトラえもんに文句をたれる。
こーちゃん「まったくおもろないわ、僕だっていろいろがんばったけど、なんで多目くんばっかチヤホヤされるんや」
トラえもん「まあまあこーちゃん、こういうの目立ったもんの勝ちやで、ほな、これで機嫌直してや」
と、ポケットからまた道具を取り出す。
こーちゃん「今度は何なのトラえもん」
トラえもん「この前東京のドラえもんから借りた“配役いれかえビデオ”や。これで今日のこーちゃんと多目くんの活躍をこうして入れ替えて、と」
こーちゃん「またドラえもんから無断で借りてんの、あんまり迷惑かけちゃダメだよ」
こーちゃんにたしなめられつつトラえもんがビデオのスイッチを入れる。ビデオには今日のこーちゃんと多目くんの活躍を、多目くんをこーちゃんに、こーちゃんをゆうちゃんにと入れ替えて映し出される。
トラえもん「どうこーちゃん」
こーちゃん「どうって、見とるうちなんだか自分がさらに情けなくなっちゃうなあ」
トラえもん「そうかなあ、ほなこれなんかはどうかな・・・・・」
と、さらに画面を切り替えようとした時、
こーちゃん「あれ、何これ、多目くんと、あれって東京ののび太くんやなあ」
トラえもん「ああ、昔記録したもんやな」
もちろんこの映像もオリジナルが記録されていて、それをもとにのび太くんとスネ夫を入れ替えた映像を編集したのだ。
こーちゃん「トラえもん、他にものび太くんの映像ない、そのままのやつでいいから」
トラえもん「うん、いいけど」
こうしてのび太くんと多目くんがいろいろ活躍した映像をみて、さっきまでの不機嫌さから次第に心苦しさを覚えていく。
こーちゃん「こうして見とると、なんだか僕の方が恥ずかしくなってきたなあ。あれ、これは・・・・・」
そしてジャイアンとスネ夫に責められる多目くんをかばうのび太くんの映像が映し出される。
こーちゃん「そうか、多目くんががんばれたのはのび太くんのおかげだったのか、それに引き換え僕はほんと情けないなあ」
トラえもん「まあまあこーちゃん、次がんばればええよ」
こーちゃん「いや、僕の方がいままで少し怠けてたんや。その次に備えてもっともっとがんばらなきゃ」
トラえもん「えらい、さっすがこーちゃんや」
というわけで、こーちゃんも元気を取り戻したのだった。

次の日体育の授業、ドッジボールの練習試合が行われる運びとなった。
くしくもこーちゃんはいさむとゆうちゃんの味方チーム、多目くんは相手側のチームに分けられていた。
先生「それじゃあ、みんなで元気にドッジボールいきましょ、あとやりすぎないように気を付けて」
とみんなでドッジボールの試合に取り組むことになった。
はじめこーちゃんと多目くんは投げられたボールをまずまずよけ続けたが、やがて少し甘めに投げられたボールを多目くんが受け止め、それをなぜかこーちゃんに投げつけ、自分に向かって投げられたボールをこーちゃん胸で受け止める。
こーちゃん「やったな、多目くん」
こーちゃんも半ば本気で多目くんに投げつける。はたして投げたボールが多目くんの顔面に当たり、その後で転げ落ちたボールを両手で受け止める。
顔面にあたったショックでしばらく止まっていたが、気を取り戻してからやはりこーちゃんに投げつける。
これもこーちゃんの体にあたるもなんとか受け止め、こーちゃんも多目くんに、多目くんもこーちゃんにボールをぶつけ続ける。
そんなやり取りをトラえもんが見守り、というよりも前もって仕掛けた人間コントローラーで二人をあやつっていたのだ。
トラえもん「昨日のことで分かったけど、こーちゃんも多目くんも頑張っとるから、僕もこうやって背中を押して」
しかしそんなトラえもんをなぜかこーちゃんのお父ちゃんが現れた。
お父ちゃん「おいトラ、いくら頑張っとるといって、いらんことしたらあかんで」
と、コントローラーのスイッチを切るようたしなめるのだった。
しかしこーちゃんも多目くんもコントローラーを切ったにもかかわらずボールを投げるのを終業のベルが鳴るまでやめなかった。そのベルが鳴るのを機に、
「お、終わったぁ・・・・・」
と、二人ともその場に倒れこむのだった。
ちーちゃん「大丈夫、こーちゃんも多目くんも」
いさむ「ようがんばったなあ、功太のくせに」
これにはちーちゃんはともかく、ゆうちゃんといさむも感服せざるを得なかったのだ。

こーちゃん「た、多目くんもがんばっとるから、僕ももっとがんばらなあかんと思うて・・・・・」
多目「う、うん、先の学校でのび太くんが親身になって僕のこと見守ってくれたから、僕もがんばらなきゃって思って・・・・・」
こうしてお互いの健闘をたたえ合い、二人の仲も一層深まった。
しかし一月後多目くんはお父さんの都合でまた広島の方に引っ越さなければならなくなったのだ。
多目「この一か月こーちゃんたちと一緒にいて本当に楽しかったよ。思えばトラえもんが東京のドラえもんとお友だちだこともあって、のび太くんと同じく付き合えたのはよかったよ。さようなら、きみのことも忘れないよ」
こうしてこーちゃんたちの見送りで大阪を後にするの多目くんだった。
しばらく見送った後でこーちゃんも多目くんと過ごした日々をしばらく思い起こす。
「こうやって思い起こすと、多目くんもようがんばったんだな。今になって僕も顔から火い出るくらい恥ずかしくなったわ」
その時、こーちゃんの顔面が勢いよく燃え出したのだった。
こーちゃん「わっ、何、なに・・・・・!」
ちーちゃん「ど、どうしたのこーちゃん。あ、トラちゃん、またなにかやったの」
トラえもん「またこーちゃんが元気なかったからこの“ソーナル錠”を飲ませたんや」
こーちゃん「ええっ、ちょっとトラえもん、なんとかしてえな」
トラえもん「ええからええから、最後は楽しくしたほうがいいんよ」
ちーちゃん「もう、トラちゃんたら」
こうして最後も大騒ぎの大阪の下町だった。

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ズラされ両さんの問題提起能力<平成こち亀17年度下半期>

さて今回の平成こち亀、先に低迷期と言われつつもお話にはバラエティに富んでいるとひとまずは言える。
まずはスタッフ間ではやりの将棋ネタの集大成たる『将棋刑事の巻』コーヒーをめぐっての騒動を描き二部作にまで発展した『セレブコーヒーの巻』など、今になっては傑作といっても差し支えはない。とはいえ編者なりに下記のアレンジもさせてもらったけれど。
王将刑事登場・将棋人生待ったなしの巻
両津プランテーションの巻(一番下あたりです)
あと工場などのマニアックなお話も最後のズッコケもあったがひとまずの共感を覚えたものだった。まあそんなこんなでひと通りの活躍も最後スッコケないと締まりがないだろうといったギャグマンガならではの悪癖が次回思わぬ帰結をもたらしたのは次回に述べることにするのだが。

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