手詰まり両さんの投げ回し人生<平成こち亀19年上半期>
さて今回の平成こち亀、いよいよある意味再低迷期の入口ともいえる平成19年に差し掛かることになりました。はじめの京都聖夜やら球技大会、さらにはバーチャルゴルフの冒頭とオチでのちょっと投げやりな展開、いろいろ引っ張った将棋ネタやら着ぐるみネタ。まあ言い換えればある程度の手抜きともいえる。
それからこれは今に始まったことでもなく、他作品にもちらほら見受けられたシチュエーションでもあるけれど、ストーリーにおいて両津が業をいろいろと押し付けられた感も強いがこの時期で顕著になってきた感さえあった。あと転職の巻ではやはりいつも通りのスタイルが一番と言っているが、これもごもっともながらその当時(今でもそうだが)からの妥協につながっているのだともうと、少しやりきれないと思うのは編者だけだろうか。
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