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クリエイターの執念とは:古谷三敏先生編

さてみなさん、今回はスケジュールの都合により各誌レビューはお休みということで、折しも古谷三敏先生の訃報を受け、不謹慎ながらも先生の作品を数々をご紹介いたします。それでは、ごゆっくり。
古谷三敏先生はかつて赤塚不二夫先生のアシスタントとして下積みを重ねた後に独立し、高度経済成長期の陰でのサラリーマンの悲哀を描いた『ダメおやじ』で一躍人気作家の仲間入りを果たした。その傍らで『どくだみ先生』や『ぐうたらママ』などの学校や家庭のギャグを描き、それもまたのちのマンガにも影響を及ぼすことにもなる。
戻ってダメオヤジ、家庭や職場でいじめられつつもある日失業中に出会った一人の女性からある企業の社長になってくれと頼まれて、そこでの活躍を経てひとまずの大団円を迎える。その後期のお話が後の『barレモン・ハート』にもいかされたことは記憶に新しい事だろう。
ともかくも古谷先生も、赤塚先生をははじめとする多くの漫画家さんに多大なる影響を与え一時代を気付いたことだろう。
ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。
そしてありがとうございます。

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