EPISODE0―時代―<今更ながらルパンレビュー>
さて今回からルパン三世PART6のレビューをお送りする運びとなり、まずは本編の前にある意味一つの時代の終わりを象徴するストーリーをお送りすることと相成りました。
今まで人生について深くは考えなかった次元だが、投獄された今の状況にてそれを考えざるを得なくなった。
その夜も仕事でたんまり儲けいざ不二子と合流といくところ、そちらもドローンに追われ結局ルパンたちを置いて逃げてしまった。
そのドローンについてはルパンたちの動きを読んでこのまま拘束してしまいこのまま確保、投獄されてしまう。
今度ばかりは隔世の念を禁じ得ないかに見えた次元、対していつも通りのルパンがマイペースでいざ脱獄にかかり、活路を拓くため警官から奪った銃を託して次元に任せんとするも、しかしオモチャ同然の銃ということで撃つ気にもなれず、追手が怯んだ隙にそのまま逃走と相成った。
郊外の酒場でウイスキーを片手に佇む次元、ウイスキーの味に違和感を覚える中、もう一人の男が脇の席に座する。ルパン逮捕の報を聞き駆け付けた銭形だった。
別行動を取る真意を質さんとするも、お互いルパンとの腐れ縁を指摘しあい、このままバーを離れていく、件のプラスチックの銃をこの場に置いて。
一方でルパンもまんまと五エ門の斬鉄剣と、次元のマグナムも取り戻していた。その手段についてはあえて問わないとして、後は次元が戻るのを待つだけとルパンは言う。はたして次元は現れ、吹っ切れたのか次の仕事にのぞまんとしていた。
皆が宴に興じ、次元もいつもの調子を取り戻さんとする。呑む酒は違うが酒を酌み交わしつつ、それぞれ今までの付き合いをあらためて問われるが、結局は今を生きるのみで、その際に己の生き方を変えないのが次元という男である。
そこに銭形が捕まえにやってきてひとまず脱出をはからんと、次元がしんがりをつとめ仕掛けたダイナマイトで切り抜ける。こうして次元にとって一つの時代へのけじめをつけることができた。
そして今回で次元役をつとめられた小林清志さんの見納めということでもあった、というわけで小林さん、本当にお疲れさまでした。
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