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蜘蛛ですが、なにか?のレビュー(その13:私、なにしてる?)

軍の報告を受けつつ進行上の懸念に対し、問題なしと返す魔王。その傍らには白い少女とその配下のタラテクト群が控えていた。そんな魔王の次の目的はエルフの里というのだが。
一方で突如現れた魔王に頭だけを残して身を砕かれ、海を漂っていた彼女。たしかに半身を削られてもいくらかの条件で再生もしたが、今度ばかりは勝手が違うか。
変わって大迷宮。魔物の群れをかいくぐりつつ進むシュンたちに一旦の休息をとることを提案する。案内役のバスガスが言うには時間の感覚を保つために必要なことだと言うのだが。
夢の中、謎の女性の言葉に目が覚めるシュン。熟練度がどうとか、さらには迷宮の悪夢のこともほのめかすが、それの第一発見者がバスガスだというのだ。それこそが彼女であるのは前々から述べられたことなのだが。その際に責任やら使命よりも自らの生を優先するようにも告げられる。
示された最後のコースには悪夢の残滓なる魔物たちがひしめいているという。しかし張り巡らされた蜘蛛の糸がその危うさをほのめかしているのだが。
結局最短ルートを進むこととなったシュンたち。そこには強力な地竜様々な魔法に耐性を持つ竜には同じ竜たるフェイが攻撃を食い止め、シュンの斬撃でとどめを刺す。こうして新たな力を得たシュンたち。これでもレベルが低い竜だという。しかし本当の敵はすぐそこに。残滓の魔物たち、何やらの声を発する者たちに問いかけるシュンだが、思わせぶりな答えを発しつつ去っていく魔物たち。バスガスの危惧と非難をよそに蜘蛛の群れにコンタクトを取り悪夢の一端を理解をするのだが。
後に再び前世の夢を見るシュン、蜘蛛とともに根岸の姿が映し出される。
迷宮に穿たれた大穴を変身というより、元の姿に戻ったフェイの力を借り抜け出したシュンたち。その先はエルフの里だったが。
戻って彼女、いまだ魔物に襲われては屠りつつ海を漂い続けている中、あの強大な魔王。その脅威をいかに回避するかを思案し続ける時過ごすのみだった。
一方の魔王も並列意思と魂の侵食を行う彼女、先に瞬殺した蜘蛛に危惧を覚えていたのだが。
今回再起を待ちつつ海を漂う彼女をよそに関わらんとする人々が歩みを進めているといったお話だったか。

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