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今更ながらサマーウォーズについて語る

さてみなさん、今回は細田守カントクの名作『サマーウォーズ』についてひとまず述べることにしましょう、それでは、ごゆっくり。
コンピューターネットワークが人の生活に密接に関わっている近未来、数学が得意な反面内向的な少年健二は、学校の先輩である夏希に誘われて、信州の旧家に身を寄せることになった。しかしそこで謎のメールの応対から、やがては世界を巻き込んだ争乱に巻き込まれることとなる。
そんな主人公の健二ははじめ先輩の夏希の恋人だと公言されちやほやされていたが、先述の事件に巻き込まれて嘘がばれて一時険悪なムードになるも、次第に自身の居場所を築くにいたり、やがては事件の元凶たるネットワーク世界のOZに巣食うラブマシーンと紆余曲折の末に陣内家を巻き込んで戦うことになる。
続いてひょんなことで顔を合わせた佳主馬、実はネットワーク世界でのゲームチャンプ“キングカズマ”と謳われるほどの有名人でもあり、はじめ健二とは冷淡だったが、先のいきさつを通じて次第に通じ合っていく。
続いて陣内家の面々、時には足を引っ張ることもあるがいざとなれば家族が一致協力して健二とともに敵に立ち向かう。そんな一家の主たる栄ばあちゃんは、かつての教え子で今や政府の中枢に名を連ねている連中を叱咤激励しつつ状況の打開を呼び掛ける。残念ながら途中病で他界してしまったが、その影響が、ことに残した手紙から家族を力づけたことは言うまでもない。そして爺ちゃんの連れ子の侘助はラブマシーンの開発者としてはじめ家からはつまはじきにされるも、幼い頃より慕っていた夏希の説諭で舞い戻り、マシーン打倒の最後の力となる。
こうして健二と陣内家とラブマシーンの幾度かの対戦で、次第に強大化した敵にも最後まで立ち向かい。その熱意が世界中の人々にも伝わり、力になっていきついには敵を倒すに至る。決め手はまず花札勝負で無力化に尽力した夏希と、落下する人工衛星を得意の数学で軌道を曲げ、被害を最小限にとどめた健二だろう。
こうして世界の危機、ひいては陣内家の面目も保たれ、平穏な日々とともに栄婆ちゃんの葬式並びに誕生日に、はれて二人はひとまず結ばれたのだった。
こういったストーリーが昨今人間のつながりが希薄になったご時世に一石を投じてくれればと思い、あらためて勧めたい一本ではあるまいか。

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