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蜘蛛ですが、なにか?のレビュー(その10:おまえ反逆、私、自虐?)

街道を進む馬車、乗っている一人の紳士が流通の停滞を憂う中、そんな中泣く赤子をあやす母親だが、その赤子はどこか妙なところがあると見たが。
一方で彼女。たびたび脳裏のマザーの声を並列意思たちに任せるも、今更一人きりになって寂しく思うのか。
そんな中何者かの襲撃を受ける馬車に出くわし、介入をせんと迷う彼女。とはいえ盗賊なら倒してもいいというのもいかがか、まして人を喰うのもまた然りだが。
そのうちに赤子の泣き声に踏ん切りをつけたちまち片付ける。一方で傷ついた従者をお節介にも治癒してからなぜか母親が彼女に近付いてくる。そこで赤子のステータスを察知し、なんと現世の転生者であり、しかも吸血鬼だという。なぜか自身の境遇を彼女なりに悲嘆にくれつつこの場を去る。
後に件の赤子を狙わんとするエルフのことを知りつつもそれの対処をも気に掛けるが。
やっぱり一連のやり取りは視点の違いで彼女と蜘蛛の魔物とを使い分けているきらいがあるが。
一方シュン。国王のもとに参じたが、なんとスーが魔法を放ち国王を暗殺した。しかもシュンに罪を着せるときた。そこに兄とさらにはユーゴーも乱入し、ことに兄は王位継承の件も絡んでユーゴーとともにシュンを排除せんと企てた。まさにどこもかしこも敵だらけ。反撃に転じんとするも今度は謎の少女、なんと彼女もソフィアだというのだが。
シュンに立ちはだかるソフィア。ユーゴーがとどめを刺さんとするもそれを先生が阻みこの場を切り抜ける。なんとかこの場を脱したシュンたち。もう一人の兄の尽力で危機を脱する。しかし洗脳されたスーのことは後回しにせざるを得ないか。それに関し一連の陰謀に教会が糸を引いているというのだが。
今度はカティア、彼女も洗脳されシュンに襲い掛かる。シュンもなんとか洗脳を解かんとするが、己の自我に抗い自らの身を刺す。深手を負うもなんとか治癒できたが、そこにポディマスの首をひっさげソフィアも参戦。圧倒的な魔力でシュンや先生たちを圧倒する。
しかしそのピンチを救ったのが進化を遂げたフェイだった。こうしてひとまずの危機を脱したが、シュンの行く手には更なる危機が待ち受けているのは言うまでもない。
今回のお話について、あの赤子がソフィアで、長じて今回の事態に陥ったというがそのいきさつは語られるのか。そういえばソフィアの背後には魔王の存在が。それとの関わりが影響しているか、そして彼女自身との関わりもいかに。

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