ミンチ肉両さんの細切れ劇場<平成こち亀16年上半期>
今回の平成こち亀は、ここにきて自虐ネタのお話が頻発しだしてきた頃の時期、たしかに使いようによってさまざまな料理に活用できるのがミンチ肉だとすれば、そのミンチ肉とおんなじような扱いとなりつつあるとも思えなくもない。また最後のコマの隅で更なるオチが頻発するようになったのもひとまずのギャグとなしているといえばそうだけど。
ところでこの年冒頭から大阪通天閣書の御堂春が登場し、徐々に活動の幅を広げていったのもこの頃からだろう。その春も大阪っ子として両津を喰うほどの活躍はいいが、時期を進めて徐々にアクは濃くなりつつあり結局はお邪魔虫キャラに堕してしまった。しかし彼女があってこそ後のファインダーの女の子たちやティガーが生まれた事実もまた否定はできないけれど。
しかしながらこの時期だからこその人情話や痛快話も見受けられ、これらのお話が余計に貴重に思えるのも人情ではないだろうか。
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