世の中いじめっ子だらけ:剛田・クリスチーネ・ジャイ子(仮名)の場合・改訂<本当は怖いドラえもん>
今回は先の記事の改訂版ということで、まず参照に先の記事を紹介することで、
その今回、ジャイアンの妹のジャイ子について挙げたい。
はじめに述べるにドラえもんがのび太くんを助ける前までは彼の嫁さんになる運命だった。それは本来ののび太くんの不運のひとつであることはまず言うまでもない。何せのび太くん自身その結婚は本意ではなく、背景にはやはりジャイアンが絡んでいるのは容易に理解できる(『ジャイ子の恋人=のび太』から)。それがドラえもんの活躍によって当初の不運は回避できたのだ。
次にジャイ子の性格については、はじめのうちはジャイアンに準じて少し粗暴な性格で、子供っぽいイタズラで多少なりとドラえもんたちを困らせることもしばしばあった。
それが連載中期辺り、いうなれば先の歴史改編が成された後のジャイ子はどうなったのかといえば、何と漫画を描くという趣味ができ、それに準じて性格も繊細になってきたのだ。そのマンガの腕前について、基本は兄のジャイアンと同じく下手の横好きといえるが、見た目の画力についてはまだ子供のことなので微妙なところだが、はた目から見てちょっと見れるかなというのが正直なところ(これは作画を担当したたがや健二氏によるものだけど)。
しかしながら描いているうちに自分の下手さを自覚したりとジャイアンとはちがい謙虚なところもあるので見込みはあるかもしれない。
そういえばジャイ子の本名を明かさなかったのは、その名前の子が学校でいじめられるのを防ぐための配慮だというが、結局は苦し紛れの言い訳にすぎないかも。もしもそれならばキテレツ大百科のブタゴリラ:薫、さらに言ってしまえばジャイアン:タケシの場合はどうか、ついでに小太りの女の子もジャイ子だと言っていじめられることだってあるだろう。その意味でも、当時仕事上の都合で返答に窮してある意味適当な答えを出すも「まあ藤子F先生のことだから」ということで妙に納得して受け入れられたのかもしれない。
まあそんなこんなでジャイ子もひとまずは出木杉くんほどではないが十分に脇を固めたキャラの一人であることも最後述べておきたい。
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