« 蜘蛛ですが、何か?のレビュー(その7:次回、決戦?) | トップページ | ドラゴンクエストⅩⅡ、ですか »

エピソード19:力の滓(その17)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイはいよいよ90年代のゲーム史一番の忘れ物たるあの男との、ひいては人間の原罪の一つへのケリを編者なりに付ける運びとします。はたしてその行方はいかにということで、それでは、ごゆっくり。
 
インターミッション
レオ「もうすぐ魔界城だがこのあたりにただならぬ妖気が、ところで何か心当たりがおありかなグレイ卿」
グレイ「その懸念ってやつが確かなら“奴”が近くにいるかもしれない。もちろんこの地も魔物たちが守りを固めているに違いない」
ニーナ(B)「えっ、これは、姉さん・・・・・」
(ニーナ、間違いなくあの人がこの地にいます。私たちの魂をも取り込んで、あの人の望みを果たさんとして・・・・・)
アースラ「それは、間違いないのか」
リュウ(B)「間違いないだろう。多くの魂の力を糧に、魔物の力の源となしているのだから」
グレイ「ああ、今度こそ決着を付けてやる」
 
MAP:魔界村、水晶の腐海
・BOFチームを中心にプレイヤーを選択する。
グレイ「妖気のみなもとをたどってここまで来たが、いったいどこにいるっていうんだ」
レオ「うむ、その前に魔物たちを片付けねばならぬかな」
 
・まずはゴブリン、やらドラゴンヘッドやらの魔物たちが攻めてくる。
グレイ「こいつらは人の魂を喰らって強くなったんだ。ひとつ残らず片付けて取り込まれた魂を解放するか」
 
・続いて炎をまとった巨大なオオカミの群れが現れる。
アーサー「おおこれこそは地獄の番狼ケルベロス。これまた魂の力で強大化しているのか」
ワルキューレ「ここまでの強大化ならひとまずの苦戦は免れないでしょうが」
ガンツ「ここでへたっちゃいられねえぜ。だが守りに入るのは致し方ねえ」
 
・さらに最奥部から巨大な虫が現れ、そこから異形の怪物が現れる。
アーサー「うむ、これこそが腐海の主、王虫(オウム)」
レイス「しかしこれは、まさか生きる屍となって」
アーサー「うむ、胴体の生命核をすべて穿たれているからな。よもやそれをも死霊化するとは」
グレイ「これはやはり、おいでなすったな」
・そこに巨大な魔物が現れる。
サタン「待ちかねたぞ勇者アーサー、そしてフーレンの勇士グレイ。この王虫もまた死してなお強大な魔物としてよみがえった。後はお前たちが推して知るべきこと。そしてその先に・・・・・」
・そして青白い男が現れた。
男「やっ、それくらいでいいでしょうサタン殿。そしてお久しぶりですねえ、皆さん」
グレイ「やはりてめえか、ユンナ」
ニーナ「未だ姉さんの魂がこの王虫の奥にとらわれている。あなたは何をしようとするの」
ユンナ「先に言ったはずですよ、私の望みはうつろわざるものを創り出すこと。それこそは人の望み」
アースラ「それで貴様は新たなる争乱を起こさんとするのか。かつての帝国と同じように」
ユンナ「大いなる事を成すには多少の犠牲もやむを得ないでしょうが」
レオ「ありきたりの詭弁だな。いずれにしてもそなたの野望をこれ以上見過ごすわけにはいかぬな」
ユンナ「さてどうでしょう、いずれわたしもあなた方と決着をつけたいのもまた事実。今こそお見せいたしましょう。我が研究成果の総てを」
 
サタン「ではユンナよ、俺はひとまず失礼する」
アーサー「むう、逃げるのか」
サタン「なに、この先であらためてお相手しよう。くれぐれもこの程度でやられてくれるなよ」
・サタン、一旦姿を消す。
 
・王虫の中から異様な体組織で構成された魔物らしき生物が現れる。
舞「うわっ、何これ、気持ち悪~い」
春麗「悪趣味もここまでくればご立派なものね」
ワルキューレ「これも“神”を創り出すためだといいますが。これほどまでの命の冒涜とは」
グレイ「・・・そうだな、はじめ俺も“奴”に対する憎しみで動いていた。しかしレオ王の助言をはじめ、今までの戦いで、奴もまた人の意思から発した、いわば“力の滓”であると気が付いたんだ・・・・・」
 
・生物群一定数撃破後
グレイ「・・・そんな人の悪意が“奴”を生み出し、多くの争乱を生み出したんだ」
リュウ「そうだ、ちなみにフォウルの召喚もその悪意ゆえのこと。それが“彼”を超える“存在”を生み出さんとした結果そのものが“力の滓”だった」
ニーナ「終わらせましょう、まずは私たちの罪と受け入れて」
 
・そして王虫かそのものが強大な魔物に変異する。
アーサー「ううむ、これこそが奴が求めた魔物ということか」
グレイ「そうだな、これこそ奴が求めた“うつろわざるもの”いや違う。あれも一度滅んだものだ。それに手を加えこんなバケモノになったんだ」
ニーナ「バケモノ、つまりは失敗作なのね、こんなものでも、ザサラメールが言ったように」
リュウ「そうだ。奴は“神”を作るために“失敗作”を作り続けた。その帰結が、これなんだ」
ワルキューレ「止めなければなりません。うつろわざるものを作るために、終わらない駆けっこをするのを」
 
・“魔物”を撃破後
グレイ「・・・ついに、倒したか・・・・・」
タオ「見て、王虫がいた場所に・・・・・」
その場所にはかつて人だったモノが座していた。
リュウ「遠い日の亡骸だ。フォウルが召喚された時とそう変わりはない時のものだろう」
グレイ「ああ、こんな亡霊のために、多くの命と哀しみ、そして魂が呑み込まれたんだ」
グレイたちがそれに近付こうとする、しかし、
ユンナ「やっ、これに近付いてはなりません」
ニーナ「グレイ!」
グレイ「ああ、大丈夫だ、奴の最期のあがきってやつだ」
ユンナ「これに、わたしの、体に、何とします・・・・・」
グレイ「お前の、望みのために、今までむなしく突っ走っていったんだ。それを、終わらせようとするんだ・・・・・」
ユンナ「・・・わたしは、やるべきことが、あるのです・・・・・」
グレイ「そうだ、お前も、苦しみ続けてきたんだな。だからといって、いや、今なら、お前の、哀しみも、また・・・・・」
やがてユンナの本体の攻撃も止みグレイたちがそれを間近に臨む。
グレイ「なるべく、清い、炎がいいな」
途中取り出した小枝に、ワルキューレが発した炎を灯す。
グレイ「それじゃあサヨナラだ、ユンナ。これで悪い夢を見ずに済むんだ」
グレイ、ユンナの“肉体”に火をつけ“肉体”は炎を上げて燃え盛る。
ユンナ「・・・いずれ、人は、神を、うつろわざるものを、欲するものです。あなた方は、それを、ト・メ・ラ・レ・・・マ・ス・カ・・・・・」
グレイ「そんな先のことは、分からない、しかし・・・・・」
ニーナ「はい、姉さん、これで、捕らわれた人々もまた。でもそれには」
アーサー「この先の魔王を倒さねばならぬ、といったところだな」
グレイ「ああ、そうだな。すべては、そこからだ」
ワルキューレ「それでは、行きましょう。すべてはそこからですから」
 
・一同が去った後、かつてユンナが座した跡に、青白い魂が漂い、やがて消えていった。
 
TO BE CONTINUED

| |

« 蜘蛛ですが、何か?のレビュー(その7:次回、決戦?) | トップページ | ドラゴンクエストⅩⅡ、ですか »

ナムカプ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 蜘蛛ですが、何か?のレビュー(その7:次回、決戦?) | トップページ | ドラゴンクエストⅩⅡ、ですか »