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橘右京<サムライスピリッツ・天下一剣客伝2>

さてみなさん、今回の剣サム2は、流浪の剣客橘右京の記事をお送りいたします。
実は右京の記事制作には編者自身も二の足を踏んでいたきらいがありましたが、ここは肩ひじを張らずにと多少の開き直りがあれこのたびの制作にこぎつけたものですが。
はたして彼の悲願はまた達せられるか、そんなところで、それでは、ごゆっくり。
 
オープニング、ベースストーリー
神夢想一刀流の門下として冷厳ながら繊細なる剣技を誇る彼、橘右京。
しかし近年胸をさいなむ病と、流派の度重なる不幸から流転の日々を送るもその剣の腕前はますます冴えわたっていった。
そんな彼が唯一望むもの、それは想い人に捧げる究極の華であり、それを求めるためにあてどもない旅を続けるのだった。
そして今回の武道会にてその華のありかを突き止め、それに到る路を歩まんとするのだが。
 
第一ライバル戦(対狂死郎)
・仕合前
右京「・・・狂死郎どのか、まずは貴殿とのお手合せをしなければならない・・・・・」
狂死郎「うむう、少しやせたがその覇気はいささか衰えていないと見た」
右京「そういうあなたの剣技、我が心をも研ぎ澄ませればいいが」
狂死郎「少し手荒となるが、わしの舞いがぬしの心を高めればよいが」
・仕合後
右京「命脈を、保ちてわが身も、美かんかな」
狂死郎「うむ、見事じゃ右京どの。しかし病も進んでいるとはいえ、これならばわしも口を出す余地もないか」
右京「・・・かたじけない、なれど次の仕合が控えているゆえ、これにて、御免」
右京、この場を後にする。
狂死郎「互いに己の路を歩まんとする。不器用なる生き方よのう」
 
第二ライバル戦(対破沙羅)
・仕合前
右京「やはり君なのか、現世の恨みつらみを未だ引きずって」
破沙羅「・・・足りない、まだ足りない。未ださまよっている魂、すべて集めなきゃ・・・・・」
右京「これ以上この地を乱させるわけには、我が剣で鎮めさせれば、しからば参る」
破沙羅「ああ、君も来るんだね、だったら存分に楽しもうよ」
・仕合後
右京「ひとまずの、手応えは、あったか・・・・・」
破沙羅「君も、まだ苦しそうだね、でも君が求めるものは、そう遠くないよ」
右京「・・・そう、なのか・・・・・」
破沙羅「今の戯れも楽しかったよ、また会えるといいね・・・・・」
破沙羅、そのまま姿を消す。
右京「この先に、あると、いうのか」
咳き込みとともに右京もこの場を後にする。
 
対中ボス戦(以下4組の中から2組と対戦)
・萬三九六編
三九六「相変わらずシケた野郎だな、金目のものはなさそうだから、軽くあしらってからブッ殺してやるか」
右京「欲のために人を傷つけるは美しくない、無駄な血を流さねばならぬがやらねばならぬか」
三九六「まさか俺様を倒すつもりじゃねえだろうなあ、そんなヒョロ長の身で俺様の肉体を斬れるたあ大間違いだぜ」
 
・黒河内夢路編
夢路「やはり右京どのですね、互いに命をかけねばならぬ身なれど己の選んだ路なれば」
右京「残り少なき命なればこそ、路を歩むもまたさだめ。なればどこからでも参られよ」
夢路「互いに不器用なる生き方もまたよしでしょうね。せめてこの仕合楽しむことにしましょう」
 
・ドラコ編
ドラコ「今まで剣で意気がってきた奴をあまた撃ち殺してきたが、死にぞこないの貴様ごときが俺の銃から逃れんとするのは気に入らんな」
右京「たしかに貴殿の銃は脅威に値うが、ここで倒れるわけにいかない」
ドラコ「やはり苦しそうじゃねえか、なに、そのつまらん生き方、今終わらせてやろう」
 
・アスラ編
アスラ「ここから先は現世の者が来るところではない。それをあえて進まんとするのは何の酔狂だ」
右京「ただ一輪の華を、それを酔狂と言うならそれもまたよしかもしれない」
アスラ「ならばこの俺との仕合も酔狂というか、しかし貴様の生き方は嫌いではないがな」

対歴代ボス戦
右京「まがつ神、足元に咲く、華一凛・・・・・」
・プレイヤー、異界へと引きずり込まれる。
「魔界への門は、今開かれた。汝の正なる気、我らの目覚めの礎とならん。まずはこの者ども我が手駒との仕合、愉しもうではないか」
・プレイヤー、各ボスと対戦。各員1本取れば勝ち抜け。すべての敵に勝ち抜ければクリア。対して2本連続で敗れた場合にゲームオーバー。

対強力ボス戦(下記5組から1組を選択)
・共通:倒されたボスの気が一人に凝縮し、パワーアップして立ち上がる。
 
・闇天草編
天草「忌まわしき封印は消え去った。今再び、大いなる主の御力により、我、目覚めたり!!!」
右京「やはり貴殿も惑うているのか、我が仕合にてその魂が鎮まればいいのだが」
 
・鬼斬紅郎編
斬紅郎「我は禍(わざわい)、我は鬼、そして我は壬無月、否、我こそは、鬼、斬紅郎なり!!!」
右京「貴殿の無限流と我が神無想流、競わんがために命をかけるもまた愚劣なれど」
 
・真ゴルバ編
ゴルバ「やはり我が命をかけねば汝は討ち取れぬか、それもよかろう、今こそ決戦の刻!!!」
右京「たしかに現世の欲にとらわれている貴殿だ、その執念こそ断ち切らなければならないか」
 
・魔界我旺編
我旺「國の哭く声、それに応えんがため、我今こそ魔界の気をも取り込み、國を制せん!!!」
右京「想えば貴殿も國を愛するがゆえのこと、しかし心を持たずして想いもまた果たされぬもの」
 
・羅将神ミヅキ編
ミヅキ「ラキ、ラキキキキ、我が力戻ったり、今こそ世を魔界に呑みこんでくれん!!!」
右京「たしかに貴女も求めるべき華だった。しかしここはその先の華のため貴女を越えさせていただく」
 
最終戦(対壊帝ユガ)
「正と負の気のぶつありあいより我が糧なる神魔の気、今ここに高まった。今こそ我が復活の刻(とき)。
我が名は、壊帝ユガ
今、人の世は終焉を迎えん。我が意によって・・・・・」
右京「私が求めるは足元の華一輪。そのため貴殿を鎮めさせて頂こう」
 
エンディング
その後、右京を見た者は誰一人としていなかった。
たしかなことは、彼の想い人のもとには絶えず華一輪が添えられていた。
月日がたち彼女のもとには贈られた華とともに、花の絵とともに彼女がしたためた歌があった。
それこそ彼女が右京ととともに生きた証であり、今でもまた華を求め続ける右京の生き様そのものであった。
 
(スタッフロールへ)

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