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嵐の前<今更ながら銀英伝ノイエテーゼレビュー>

ヤンがイゼルローン司令官に就任して間もなく、先の戦闘にて双方が捕虜にした将兵を交換すべく、キルヒアイスが交渉に赴いた。それはきたる貴族連合との戦いにそなえ、後顧の憂いを絶つべくラインハルトが打った策の一端だった。ヤンとしてもこればかりは受け入れざるを得ず、いくらかの懸念を置いてひとまずの会談とともに、捕虜返還は成った。
その際に一人の少年兵と会話を交わすキルヒアイス。それはひとつの行事における一場面に過ぎなかったが、後年においては歴史に刻まれる1ページでもあった。
さておき首都ハイネセンに赴きあまり乗り気がしない式典を切り上げ、一連の懸念を今や信頼すべき上司となったビュコックに捕虜交換に隠れた帝国の思惑を語り善処を求めるべくひそかに要請をするのだった。その際にビュコックはヤンの思惑に見えた思考を半ば読んだのだが、これはヤンが地者であるがゆえのことと踏んでのことでもあった。
しかしその一方とある一室で同盟の状況を憂慮した数人の将兵らしき人物が会合を行った。その傍らには一人の男が佇んでいた。
その男はかつてエル・ファシルにて市民を見捨てて結局は帝国軍に捕われた元同盟軍提督リンチ。
彼は捕虜として悶々とした日々を過ごし、そこにラインハルトが侮蔑をしつつも同盟内でクーデターを指嗾するようにと命ずる。これはラインハルトが武人であるがゆえの心情でもあるが、いずれにしても陰謀のための鉄砲玉に仕立てるということだが、リンチもそれを承知で同盟に舞い戻ったのだ。
こうして様々な人の思惑が交わりかつすれ違い、同盟においては来るべき争乱に向けて、まさに嵐の前の様相を呈していたのだ。

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