« 蜘蛛ですが何か?のレビュー(その3) | トップページ | 悪魔くん新作、ですか »

KOFヒドゥンストーリーMI:大門五郎編

さてみなさん、今回のヒドゥンストーリーは、おなじみ京の相棒の一人たる大門のストーリーをお送りする運びとなりました。文字通り縁の下の力持ちたる彼がどういった仕合運びとなるか、このシナリオで垣間見えましょうが、といったところで、それでは、ごゆっくり。
 
オープニング
日本柔道の主力として、また日本チームの大黒柱として活躍した大門も、今回のメフィストフェレスの争乱を受け、京、紅丸を追う形でサウスタウンへと身を投じる。はたして彼の活躍の末にどのような展開が待ち受けるのか。
 
第5会戦(対クラーク)
・仕合前
大門「うむ、クラーク殿か。貴殿の体術をご教授頂くのも悪くない」
クラーク「ああ大門さんか、こっちもあんたの柔道を楽しみたいところだ」
大門「ここはひとつ、お互いお手合わせ願おう」
クラーク「ああ、いい仕合ができそうだな」
・仕合後
大門「なかなかのお手前。自分も手加減はしなんだが、任務に支障は出ないはず」
クラーク「未だ体のきしみは残っているが、いい仕合だったぜ」
大門「しかしながら、今回の争乱はただのギャング騒ぎにとどまらぬはず。まずは自分が露払いしよう」
クラーク「すまないな、俺も後から行こう」
 
第8回戦(対ルイーゼ)
・仕合前
大門「貴女の体の運び、神楽どのに近いと見たがいかが」
ルイーゼ「そうね、でも彼女とは違うものよ。ことに私が扱う体の運びは」
大門「それを力でぶつけるのもまた無粋なれど、これも武道のならいなれば」
ルイーゼ「そうね、私を武道や格闘技の枠にはくくれないわ。いずれにしても、ここから先は負けた方があなた自身の為よ」
・仕合後
大門「やはり侮れなんだか、されど貴女にも使命ありと見た、ここはお節介になるかな」
ルイーゼ「こうなってしまったら致し方がないわ、あなたを見込んでお願いがあるのだけど、次の仕合、絶対に負けないで」
と、ルイーゼは姿を消す。
大門「やはり只者ではなかったか」
 
第9回戦
・仕合前
屋敷の扉の前に立つ大門
大門「これほどの闘気は、この扉の先にある者こそが・・・・・」
扉が開き、デュークが現れる。
デューク「ふふ、“奴”に挑まんとするのは貴様か、ほうお前が来たとはやはり面白い」
大門「お主がデュークとやらか、京や紅丸と比べ役不足かもしれぬが、お手合せ願おう」
デューク「お前ならじっくり味あわせてもらおう。しかしあえて言うがここで引いても多少は長く生きられるであろうが」
大門「我が武道の誇りにかけ、貴殿に後ろは見せられぬ。いざ」
・仕合後
大門「やはりこれほどとは、貴殿も志ある者。たしかにギャングの器のみでは語れ得まい」
デューク「たしかに今はこの程度の器、しかし俺もあえて引き、次なる闘いにて貴様たちと相まみえよう」
そう言ってデューク、去っていく。
大門「この先が本当の闘いか、今更ながら腕が成るか」
 
最終戦(対ジヴァートマ)
・仕合前
中央広間にたどり着いた大門。
大門「ここが最後の間か、しかしこれほどの妖気は」
柱の間から長身の男が現れる。
「ようこそ、ここが最後の舞台。君の闘いもここで終わるだろう」
大門「やはりお主が主催者とやらか」
「その通り、君の対戦相手であると同時に、今大会の主催者でもある、クシエルを統べる闇の爪、ジヴァートマと見知り置いて頂こう」
大門「うむ、お主がメフィストフェレスの真の黒幕か」
ジヴァートマ「この星の闇を支配する、秘密結社“アデス”その“アデス”が持つ無数のペルソナの一つと思って貰いたい」
大門「いずれにしても、お主の目的について教えてもらおう」
ジヴァートマ「強靭な肉体を持つ格闘家を集めるため、と言っておこう。さあ、その肉体を“我々”に委ねたまえ」
大門「ううむ、この大門、よこしまなる目的のために力を貸すわけにはいかぬ。全力で向かわせてもらおう」
・仕合後
ジヴァートマ「・・・流石だな、まさか、この星の人間に敗れるとは、思わなかったよ・・・・・」
大門「このワシも流石に手こずったが、何とか食いつけたか。しかしながらお主らの目的はいったい何なのだ」
ジヴァートマ「フッ、いずれ君もその事実に恐怖することになるだろう、“我々”は、不滅なのだよ・・・・・」
と言って姿を消すジヴァートマ。
大門「やはり逃げたか、しかしいずれにしても」
その後屋敷が音を立てて崩れ始める。
大門「ここは出直すとするか」
 
エンディング
なんとか屋敷から抜け出せた大門、ここに今日と紅丸、そしてちづるが駆けつける。
京「大丈夫か、大門」
紅丸「ま、あんたのことだから大丈夫だと思ったが」
ちづる「また異邦の者の介入と聞きましたが」
京「ああ、それに関しては面倒ごとだからな」
ちづる「そうね、詳しいことはハイデルンにまかせて、その上で力添えもできましょうか」
大門「そうだな、しかしワシも少し張り切りすぎた。ここは腹ごしらえしようか」
ちづる「そう言うと思いました。月並みながらパオパオカフェで夕食としましょう」
と、一同この場を後にする。
 
(スタッフロールへ)

| |

« 蜘蛛ですが何か?のレビュー(その3) | トップページ | 悪魔くん新作、ですか »

KOF」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 蜘蛛ですが何か?のレビュー(その3) | トップページ | 悪魔くん新作、ですか »