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蜘蛛ですが何か?のレビュー(その1)

さて今回からお送りする『蜘蛛ですが何か?』のレビュー。
当作も異世界転生もののライトノベルとしてひとまずのヒットを受けてこのたびのアニメ化と相成って、かくいう編者もひとまずはまり、さしあたってレビューをしたためんとキーを叩いた次第です。当記事も断続的ながら逐次あらすじを追ってのレビューをお送りいたします。それでは、ごゆっくり。
 
転生、異世界?
本作の主人公“私”が目覚めたら自分が1匹の蜘蛛ということでこの物語が始まる。
目覚めた“彼女”がはじめ目にしたのは同じく生まれた蜘蛛たちが共食いをはじめ、続いて自分たちを産んだ親までもが子供を喰い始めるのだ。これも生物学上あり得ない話ではないが、ともかくたまらず逃げ出した彼女。逃げ延びた先に自分がここが異世界であり、いわゆるどこかRPGゲームみたいな世界観でもあり、ひとまずはそこでの生活になじもうとしていた。それでも命がけなのは変わりはないが。
そのうちに自分も仲間の死骸を喰らい、ひとまず造った巣に捕まった毒ガエルを傷つきながらも喰らうのだった。
その一方でおそらく同じ世界の人間界そこでの宴に興ずる若者たち。やはり彼女と同じく転生した友だちらしき者たちがお互いの近況を語り合いつつも、それでいて彼女のことは一顧だにしていなかったが、その宴の料理とともにひとまずの談笑に興ずる。
対して不味い屍肉を喰らいつつ生き抜かんとする彼女。はたしてどのような苦難、そして結末が待っていることやら。
 
マイホーム、炎上?
話は前世の頃にさかのぼり、何故かいじめを受けてる様子。これは彼女なのか。その後人間界の主人公と竜の子主人公の兄は英雄と謳われ、その意思を継いで修行と勉学にいそしんでいるという。後に転生者が一堂に会し近況を語り合うが、蜘蛛となった彼女のことは歯牙にもかけなかったか。ところでその龍の子は前世の罪で今の姿になったかとか「若葉」という娘をいじめていたというが、これももしやといっておいて、
その彼女は相変わらず雑魚のカエルやトカゲと戦闘と捕食に明け暮れ着実にレベルアップしていた。それでも未だ自分の弱さを自覚しておりひとまず強くならんと志すもそれでも相変わらずの苦戦ぶり。安住の地である自身の糸での巣もマイホームと洒落込んで今となっては無駄な設備も造りながら結構楽しんだりもする。
そんな彼女もある日人間の冒険者から卵を奪い取り、いざ食べんとするもその卵は固くて食えず、後に地竜の卵と判明する。しかし先の冒険者の逆襲を受けて巣を追われて逃げ延びる。
こうして再び逃亡の日々に戻った彼女。そこに巨大なヘビに襲撃され、死闘の末なんとか倒してレベルアップの末進化の機会を得るのだが。

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