それにつけてもおカネのほしさよ:しあわせいっぱいお年玉<本当は怖いドラえもん>
さてみなさん、今年のお正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
やはり今のご時世で三が日中家でのんびりと過ごしていたという方もおられるでしょうが。
一概にお正月といえば、童謡に歌われる「凧あげや羽根つき」などで遊ぶのは今は昔、レジャーや娯楽が多様化するご時世では先立つものはやはりおカネ、正月でおカネといえば何といっても“お年玉”でしょう。今回ドラえもんにおけるお年玉にまつわるお話を紹介してからのまとめ話をお送りしたい。
はじめに挙げるべきは“お年玉ぶくろ”。この道具は何かいいことをしたり、災難に遭ったりとすればそれに準じたおカネが得られるけれど、それらの反対のことにあえばそのお金を失うといった。ある程度の融通が利いた、言ってしまえば割に合わなさそうな道具でもある。その詳しいお話は別の記事に譲るとして、
そのお年玉の使い道で“もしもボックス”で物価を下げて自分がというをするお話や“フエール銀行”で残ったお年玉を殖やそうとしてかえって損をしたお話やらと、これまたお決まりの融通が絡んだお話となっている。これもまた別の記事で述べられたけれど。
それらは結局「おカネが欲しければちゃんと働いてから、その前に勉強をしろ」といったこれまた文句に行きつくのだからある意味始末が悪いともいえるけれど。
お年玉についていえばもうひとつ、“オトシ玉”なる道具があり、これはお年玉をくれそうな人、この場合は親戚の人たちだろうけれど、その人の近くでこの球を引くとお年玉をくれるといった道具で。その玉で金持ちのくせにケチな親戚からお年玉をせしめようとしたが、親戚のケチで頑固なところが反映して玉がすっかり重くなった。そこで怪力ロボットを出して玉を引いたまではよかったが。お年玉はロボットがもらったそうな。
このお話については、お年玉をもらうためにオトシ玉を引っ張るためにロボットを使ったが、自分がもらうならスーパー手袋を使ってもよかっただろう。それでもこれはおカネが絡んだお約束や融通云々よりも初中期のズッコケ話と読んでもいいかもしれない。ちなみに旧アニメ版ではケチなお金持ちから貧乏な若者に変えられて、玉を引いてからのお宝探しのお話に転んだこともウンチクとなっているけれど。
やはりここは素直に、お年玉については一気に使うのではなく、日頃のお小遣いと同様に、本当に欲しいものを見極めながら使うのが一番利口な使い方だと、これもまた大人の意見ながらも述べたいと思うけれど。
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